「今この時を、大事にしよう。Tinderはただの出会い系アプリではありません。それはカルチャームーブメントです。」
というコピーライトのマッチングアプリ、Tinder。シンプル洗練されたデザインに、使い勝手も良さもあり、数多くある恋愛、婚活の出会いアプリのなかでも、世界中でユーザー数の多さを誇ります。「位置情報を使い、近くのユーザーとマッチングする」ということが特徴の一つでもありますが、ほかにどんなトレードマークがあるアプリなのでしょうか。
そして、どんな人が登録しているアプリなのかも気になります。「外国人とも出会える」との噂ですが、日本でTinderを使用してもそのチャンスはあるのかどうか、実際の結果が知りたいところ。
また、安全性がどれほどなのか、登録に料金がかかるのかメリットやデメリットも含めて、この記事では細やかに解説します。また実際に使用してみた流れや感想もまるっと公開。どんな使い方をすれば良い出会いをつかめるのか、ノウハウもアドバイスしていきます。
まずは、アプリの基本情報から追っていきましょう。
目次
Tinderの基本情報

運営会社 | MatchGroup, LLC |
---|---|
サービス開始日 | 2012年9月12日 |
会員料金 | 男女ともに無料 |
Tinderはアメリカはカリフォルニア州、ロサンゼルスで誕生したマッチングアプリです。
画面に表示された他のユーザーの写真を、気になった人は「右にスワイプ」、飛ばして次のユーザーの写真を見るときは「左にスワイプ」するというシンプルな操作方法でも有名なTinder。2019年現在は190カ国以上で利用されており、また2012年にサービス開始してからこれまで300億件以上のマッチングがありました。
また、Tinderはマッチングアプリの中では「マッチドットコム」と並ぶほどメジャーな出会いツールです。Tinder出会いを探す相手の多くはデートをする相手ですが、「恋人」だけではなく、友達など同性の相手、またはカップル単位でも検索ができる総合的に出会いを探せます。このシステムが、世界的に有名なマッチングアプリとなった所以のひとつであるかもしれません。
そして、Tinderのもう一つの特徴は、他のユーザーを探すのにスマートフォンの「位置情報サービス」を使うということ。Tinderに表示される他のユーザーは、お互いにTinderに登録した場所より半径2kmから160km圏内の人になります。
遠距離恋愛をしたくない人にとっては、近くにいる人との出会いを探せるので好都合。引っ越しや旅行先で出会いを探したいと思った時は、有料プランに加入することで位置情報を変更することができます。
Tinderの課金システムはどうなってる?
日本生まれのほとんどの出会いアプリの基本料が「女性無料、男性有料」であるのに対し、Tinderの基本料は男女ともに無料です。登録も使用も、追加料金を支払わずに完全無料で利用することもできます。
ただし、無料会員の状態では、他のユーザーに送れる「Like」の数に制限があり、誰が自分に「Like」を送ったかも見ることができないので、マッチ率はなかなか上がらないかもしれません。Tinderで真剣に出会いを探そう、と思った時には、追加機能をフル活用してアプリを使い切りたいところです。
Tinderには月額制の有料会員である「Tinder Plus」と「Tinder GOLD」という二つの会員システムが用意されています。最もベーシックな有料会員である「Tinder Plus」の恩恵はというと、
- 自分の位置情報の更新ができ、旅行先などでも使える
- 自分がLikeを送った相手にだけプロフィールを表示する
- 「Super Like」という特別なLikeを送ることができる
など。「Like」も無制限で送ることができるようになるなど、課金することで出会いの範囲を大きく広げたり、プライバシーについても強化を測れます。
加えて、「Tinder GOLD」というもう一つ上の月額会員では、「自分にLikeを送った人を優先的に表示する」という機能が追加されます。Tinderは基本的に誰が自分にLikeを送ったのかが見れないので、マッチングはかなり偶然に頼られます。
「追いかけるよりも追いかけてくる人を選びたい」「手っ取り早くマッチしたい」という人には、「Tinder GOLD」の会員システムがおすすめです。
それでは以下、Tinderの会員料金(2019年現在)と、それぞれの会員システムで出来ることをまとめます。用語の解説は次の項目にていたします。
月額・機能 | 無料会員 | Tinder Plus | Tinder GOLD |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 無料 | ¥2,200 | ¥3,400 |
6ヶ月 | 無料 | ¥8,800 | ¥12,600 |
12ヶ月 | 無料 | ¥11,800 | ¥16,800 |
世界中でスワイプ | × | ○ | ○ | 他人に表示するプロフィールの限定 | × | ○ | ○ | Likeした人にのみ自分を表示する | × | ○ | ○ | 無限にリワインドできる | × | ○ | ○ | 1ヶ月に一度無料でブースト | × | ○ | ○ | 好きなだけ右スワイプ(Likeを送る) | × | ○ | ○ | 1日5回Super Likeを送れる | × | ○ | ○ | 広告の非表示 | × | ○ | ○ | 自分にLikeした人を表示する | × | × | ○ |
他にも、その都度の課金で「ブースト」と「Super Like」を個別で購入できます。
ブースト | Super Like |
---|---|
ブースト1回 ¥480 | Super Like5回パック¥600 | ブースト5回パック ¥1,800 | Super Like25回パック¥2,400 |
ブースト10回パック ¥3,000 | Super Like60回パック¥4,800 |
Tinderの用語解説
ここで、Tinderに出てくる用語について解説をしておきます。
- スワイプ
- Tinder特有の「いいね」の送り方。スマホ操作の「フリック」と同じ。右スワイプで「Like(いいね)」、左スワイプで「Nope(パス)」
- リワインド
- 「Nope」を送ってしまったひとをもう一度見直せる
- ブースト
- 他のユーザーに自分のプロフィールを優先的に表示する
- Super Like
- 特別な「Like」。ただの「Like」よりも少数しか送れないため、相手を気になっていることをより意思表示できる
Tinderは他のサイトやアプリと何が違う?
現在、マッチングサイト、アプリという出会いの形も増えました。あらゆるアプリが台頭していますが、マッチングアプリ黎明期からあるTinderは、今でもその最前線にあるアプリといえます。
Tinderは他のマッチングアプリとはどう違うのでしょうか。まず、一番大きなメリットとして「基本料無料」というところが挙げられます。
また、アメリカで開発され、世界190カ国以上で利用されているアプリであることもあり、外国人の登録者数も他のアプリと比べて多い印象もあります。
そして、出会いの相手を「異性」に限定しないことで、恋愛以外の出会いや同性との出会いも期待できます。
詳しく、これらのTinderの特徴について紐解いていきましょう。
男女ともに基本料無料
今は多くの恋愛マッチングアプリが、男性のみ基本料が有料であるものが多くなっています。
そのようなシステムのアプリの多くは日本で開発されたもので、日本の男性と女性の給料の差や、アプリの需要や使い方、男女の利用者数の差でそのような料金設定になっているところが予想できます。
しかし、Tinderはアメリカ発のアプリ。男女平等の意識の高い国で生まれたアプリであることも、基本料金に差がないことの一つの理由になるでしょう。
Tinderは位置情報サービスを利用したマッチングアプリで、登録した時の位置情報によってマッチするユーザーが決まります。有料会員になるとその縛りを解くこともできますが、都市部に住んでいるなら無料会員でも十分マッチングできるといいます。
よって、マッチングアプリで料金設定の男女差に違和感を覚える人は、Tinderは納得できるアプリになるのではないでしょうか。
外国人とも出会える
いまやマッチングアプリの出会いがあたりまえの世界であるアメリカをはじめとした諸外国で、Tinderは多くの利用者を誇るアプリです。
位置情報サービスを使用するため、遠くにいる外国人との出会いは望めないものの、日本に住んでいる外国人の登録者も多く、Tinderを開くと10人に1人の割合で外国人のユーザーを見つけることができます。
他のアプリよりも外国人のユーザーがみられますし、もし有料会員になると旅行先や出張先でもマッチングできます。外国人との気軽な出会いを探している人は、Tinderはいい出会いのツールになるでしょう。
「異性」だけに限定しなくていい
Tinderはただの恋愛マッチングアプリではありません。初期設定により、出会う他のユーザーの性別や、どのような出会いを望んでいるのかを決めることができます。
主に恋愛の相手を気軽に探している、というユーザーが一番多く見えますが、「友達募集」や「夫婦で登録して気晴らしの相手を探している」というユーザーもいます。
また、設定を変えることで、いつでも探す出会いの対象を変更できます。左上の人のアイコンをタップし、歯車のアイコンから設定のページへ。そこで表示対象を変更できます。
性別のほかに、年齢の範囲や離れている距離の範囲(2km〜16km)まで探すことができますから、自分が出会いたいと思う相手の人物像や相手と会うことになる場所の範囲を想定しながら、Tinderを上手く使いこなせるといいのではないかと思います。
Tinderのネット上の口コミは?
無料で出会える、出会いの範囲が広い、などのメリットを持つTinder。無料ですからまずは試してみることがおすすめですが、実際の利用者の口コミはどのようなものになっているか、このアプリを使いこなしていい出会いを得るためにも、人の意見を参考にしてみたいですよね。
そこで、Tinderについてのネット上の口コミを集めてみました。良い口コミと悪い口コミと、照らし合わせてみましょう。
まずは良い評価の口コミについて、いくつか見てみたいと思います。
Tinderのネット上の良い口コミ


使い勝手がいいよくデザインもかわいい
「出会い系アプリ」って感じがしなくておしゃれな感じ。暇つぶしに使っていて、変な人もいたけどこれで出会って彼氏ができたのでやめます。

ブースト使ったらマッチできた
ブースト一回使ってみたらマッチした。月額で料金払うのはきついけど500円程度なら余裕。アプリでマッチできないとか言ってる人は工夫が足りないだけでは?LineID晒してる人がスパムだってこともサクラのプロフィールもだいたいわかるだろ
無料で使用できることや有料コンテンツの料金設定の良さ、デザインや操作性が人気でした。また、気軽な出会いができるとはいえ、Tinderで出会って恋人ができたり結婚をしたという報告もあります。
男性ユーザーの口コミではほかに「何人とヤレた」などの下世話な報告もありましたが、対して友情関係の出会いの報告は少なめ。やはり、マッチングアプリを使った友達作りは、そういった意思の人口が少ないこともあり、例があまりないようです。
続いては、悪い評価の口コミについてみてみましょう。
Tinderのネット上の悪い口コミ

バグが多い
このアプリだけ接続できないことが何度かありました。また、マッチが消えるバグもあって、せっかくマッチしてメッセージを続けてた男性からメッセージが来なくなったと思ったら、相手の画面から私が消えてたようでした。Lineを交換していたからよかったけど、そうじゃなかったら悔しかっただろうな。他のユーザーさんもそういうことがあったかもしれないし、早く治ってほしい。

課金のシステムが良くない
課金しないとマッチしないという噂を耳にしたので、1ヶ月Tinder Plusの会員に加入しました。たしかにマッチの確率が明らかに上がった。しかし、会員システムが自動で延長されるらしく、頼んでもないのに勝手に6ヶ月会員になっていた。このような料金システムや執拗な課金への誘導が信用を無くしている要因ではないのか。

意味なかった
田舎でやるんじゃなかった。全然出会えない。他のやつを使います。
Tinderの低評価の口コミの中で最も多い意見が、「バグの多さ」と「課金システムの姑息さ」についてでした。また、他のマッチングアプリと同様、サクラや業者の多さも否めません。「ヤリモクが多すぎ」などの「マッチングアプリあるある」の意見もありました。
そして、自分の活動範囲の人口が少ない人にとってはあまり魅力的ではないアプリであるようです。都市部以外に住んでいる人にとっては出会いの幅が狭く、そもそも出会える相手の総数が自分の住所によって変動するので、地方に住んでいる人にとっては良い出会いが期待できないそうです。
実際にTinderに登録して体験レポート!どんな人に出会える?
これまでの基本情報や口コミを踏まえて、実際に筆者もTinderを体験し、そのレポートをしてみたいと思います。
まずは、登録のやり方から実際の使用方法を細かに解説し、オススメの使用法についてご紹介します。
また、女性ユーザーとして無料で使用してみて、一週間で何人とマッチすることができたのか統計をとりました。
そして、海外で有名であるため、外国人の登録者が多いというTinderですから、
- 100人中何人の外国人ユーザーがいるのか
- 30人の外国人にLikeを送ったら何人とマッチするのか
というものを検証してみたいと思います。そして、Tinderで外国人のパートナーを見つけた人にインタビューを行い、実際にマッチングから付き合うに至ったところまでを詳しく聞いてみたいと思います。
それでは、登録の流れからご説明していきます。
登録の流れ
アプリをダウンロードして起動したら、まずはFacebook経由で「ログイン」しましょう。新規登録もそこから始まります。

Facebookに登録していれば、すぐにログインして使用できます。Facebookのアカウントがなければログインができないので、あらかじめ登録しておきましょう。
次に、性別と出身校を選択します。そうして10秒ほどで登録が完了し、他ユーザーの写真を選択できる画面に移れます。

Tinderは登録時の場所から半径2~160kmまでのユーザーが表示されますが、登録するとしばらく相手のユーザーを検索して表示するまでに時間がかかることがあります。そこで、このタイミングでプロフィールの設定をしましょう。上の画面の左上の人のアイコンをタップ、もしくは画面をスマホの端から右へとスワイプします。

すると、このような画面に移ります。
他のユーザーに表示されるプロフィールは、顔写真と性別、出身校と職業、勤め先、自己紹介メッセージですが、一番工夫するべきはプロフィール画像と自己紹介文です。編集するには、名前と年齢の下、一番右の鉛筆マークの「情報を編集」をタップします。まずはプロフィール写真を設定しましょう。

プラス「+」のマークをタップし、自分の顔の映った写真を選びます。よく料理や風景、ペットの画像をプロフィールアイコンにしている人がいますが、マッチ率が低いのは当然ですね。堂々と、自分の一番かっこいい、かわいい顔を載せましょう。自撮りよりも、友達など第三者に撮ってもらった写真がおススメです。
「写真オプション」の「スマートフォト」のタブを有効にすると、Facebookに投稿した自分の写真からマッチ率が高そうな写真をAIが自動で選択してくれるので、特にこだわりのない場合はひとまずこちらをオンにしてみましょう。
次に、自己紹介文や職業などを入力します。自己紹介文は具体的に、趣味や好きなものを書きましょう。長すぎず短すぎず、簡潔にがベストです。職業、勤め先、学歴も、詐称することないように、正直に書きましょう。ここで秘密を増やしても、いい結果には繋がりません。安全面が気になる場合は、勤め先は空欄でもOK。

そして次に、Instagramのアカウントのリンク、性別の設定、フィードの設定をします。「プロフィールをより自由に設定」の欄は有料会員のみ操作できますが、年齢などを表示したくない場合は加入してみましょう。

Instagramのアカウントをリンクし、フィードを共有すると、マッチ率がアップするようです。
これで自分のプロフィールの設定は終了です。「情報の編集」を完了すると、相手から自分のプロフィールがどんな風に見えるのかがわかります。
次に、どんな人とマッチしたいかを絞り込みましょう。ピンクの「↓」マークをタップして前の画面に戻ったら、今度は名前の下の歯車のマーク、「設定」をタップしてください。

有料コンテンツの紹介の下のアカウント設定では、電話番号とメールアドレスを登録すると、アカウントの保護やログインを簡略化することができます。確認したら、下の項目へスワイプして移動します。

「ディスカバリー」の項目では、自分の「位置」とマッチしたい相手の「最長距離」「性別」「年齢の範囲」を決められます。「位置」は初めのログインの時点で固定されますが、変更したい場合は有料会員の「Tinder Plus」に加入しましょう。
「最長距離」は、自分の「位置」からマッチしたい相手の位置までの最大距離です。ここは、どこまで遠く離れた人とマッチしたいかを決められます。最大では160km(東京〜名古屋間程度)離れた相手とマッチングできる可能性がありますが、身近な人と出会いたい時は10〜20km程度に設定しておくといいでしょう。
「性別」は、出会う相手を男性にするか女性にするか、もしくは両方にするかを選択できます。恋人探しをするにも同性の友達探しをするにもTinderは自由なので、自分の目的に合わせて選択しましょう。
「年齢」は、マッチしたい相手の年齢を18歳から100歳越えまで選択できるので、こちらも自分の好みで設定してください。これらを選択し終えれば、基本的な設定はできましたから、右上の「完了」をタップし、さらに同じ位置の炎のマークをタップして、他ユーザーの一覧へ進みます。
Tinderは「スワイプ」でマッチング!アプリの使い方を説明
プロフィールの設定が終わったら、実際にTinder特有の「スワイプ」をやって、マッチングをはかってみましょう。こちらが他のユーザーの画面になります。

写真を右に向かってスワイプ(フリック)すると「Like」、つまり「いいね」を送れます。お互いに「Like」を送ればマッチング成立ということ。左にスワイプすると「Nope」となり、次のユーザーを表示します。Tinderでは無料会員も1日に100人のユーザーにいいねを送ることができます。
写真の右下の「i」のマークをタップすると、そのユーザーのプロフィールを確認できます。

写真を数枚載せている人は、プロフィール画面の画像を左にフリックすると他の写真を見ることができます。
また、この画面の下に、「×」「☆」「♡」のマークがあり、それぞれ左から「Nope」「Super Like」「Like」の順になっています。
通常の「Like」は相手が同じように「Like」をするまでわからないようになっていますが、「Super Like」を送ると、相手がスワイプする前に自分が「Super Like」を送ったことが表示されるので、マッチの確率が上がるという仕組みになっています。特に気になるユーザーには、この「Super Like」を送ってみましょう。
プロフィールから元の画面に戻る時は、写真左下のピンクの「↓」マークをタップします。
さて、ユーザーの画面の写真の上に、ダイヤモンドのようなマークがあるのが見えると思います。それは「Top Picks」というもので、自分好みのプロフィール画像の人をAIが自動で判別してオススメしてくれる、という機能になっています。

ただ、ここで紹介されているユーザーは、こちらに「Like」を送ったというわけではないので注意しましょう。
そして、画面左上の金の丸マークは自分に「Like」を送った人数が表示されていますが、一覧は「Tinder Gold」の会員のみができるようになっています。
無料でも十分に使えるという噂のTinderですが、恋愛アプリとしてみると他のものと同様、やはり女性ユーザー側からのマッチング率は高いようです。
Tinderでマッチしてメッセして実際に出会うまで
晴れてマッチングしたら、吹き出しマークをタップした先の画面で、マッチングした相手の一覧に移動しましょう。

ここでは自分に「Like」が送られた件数、新しくマッチングした相手や、マッチングした相手が写真を追加したりなどのアクティビティが表示されます。左上の「メッセージ」を選択すると、メッセージアプリのように、マッチした相手とのメッセージのやり取りを一覧表示します。

この中から連絡を取りたい相手の写真をタップすると、メッセージ画面に移ります。

ここの使い方はLINEと同じように、テキストを入力したら送信するだけ。スタンプやGIF画像、音楽も送ることができます。
メッセージのやり取りのコツは、まずは「はじめまして」と挨拶することですが、相手が男性ユーザーを探す女性の場合はおそらく競争率が高いですから、少しでも差異をつけたいと思うのではないでしょうか。しかし、そこで焦らず地道にしばらく雑談する気持ちでいましょう。返信は、昼休憩や仕事以外で時間がある時にはすぐに返したほうがいいと思われます。
話題を作ろうと質問ばかりするのはNG。自分の話を交えながら、お互いにゆっくり知り合っていきましょう。話が盛り上がったら、「会って話してみたいね」と誘ってみるといいのではないでしょうか。
マッチしてすぐに会おうとしたり、LINEのIDを交換しようとするユーザーには注意です。勧誘目的や、いわゆる「ヤリモク」の可能性が高いですし、逆に相手にそう思われたくなければ、このようなことはしないように。少なくとも、一週間以上はメッセージのみでやり取りをしましょう。
女性ユーザーが男女を対象に一週間使用してマッチしたのは〇〇人!

ここで筆者が女性ユーザーとして、登録してから1ヶ月経った頃、「友達募集」の目的で一週間使用してみて、Likeを送った人数とマッチした人数を照らし合わせてみたいと思います。
対象は男女両方にし、1日にそれぞれ20Likeずつ送りました。それぞれ東京都内から160km県内、20才から40才がターゲットで、男性は第三者が撮影した写真のビジネスマン風の人、女性は自撮り中心の勧誘目的ではなさそう…な自己紹介文で「女性の友達が欲しい」という人を選んでいます。なお、使用した筆者のプロフィールは、友達が撮った写真を数枚載せ、自己紹介文は「友達募集、いかがわしいのは無し。」としました。
Tinderでは通常の「Like」を送っても相手に通知されず、有料会員の「Tinder Gold」でのみ送られた「Like」を確認したうえで「Like」を返すことができます。よって、その場で全ての人とマッチするとは限らないのですが、合計280「Like」も送っているので後から追加でマッチしたかどうか確認するのは至難の技でした。そのため、こちらがLikeを送った時点でマッチした人数を数えています。
では、この検証を行った7日間のうち、1日に男女それぞれに送った20の「Like」の数に対し、その場で「Match!」した数を統計がこちらです。
- 1日目
- その場でMatch!した数:男性12名 女性3名
- 2日目
- その場でMatch!した数:男性10名 女性2名
- 3日目
- その場でMatch!した数:男性16名 女性1名
- 4日目
- その場でMatch!した数:男性10名 女性4名
- 5日目
- その場でMatch!した数:男性12名 女性3名
- 6日目
- その場でMatch!した数:男性9名 女性0名
- 7日目
- その場でMatch!した数:男性14名 女性0名
男女それぞれ140Likeを送ったうち、その日のうちにMatchしたのは合計、男性83名、女性は13名です。
やはり、どこのマッチングアプリでも同じですが、女性同士のマッチングはあまり望めなさそう。母数としても、スワイプしていて女性のユーザーに当たる数も男性と比べて少数で、今回マッチング後に相手からメッセージが送られてきたケースはありませんでした。
対して、女性ユーザーとして男性ユーザーを探した場合、半数以上とマッチングすることができました。マッチ後に相手からメッセージがあった件数は、30件ほどです。コピペっぽいメッセージも多かったので、多くの男性ユーザーが「数打ちゃ当たる」戦法を行なっていることが垣間見えました。
ちなみに今回は通常のLikeを使用し、「Super Like」は使用していません。Tinderはとても使用感の良いアプリですが、異性との出会い目的で利用している人が大半であり、また互いに気軽な恋愛をしたい時には有用なのかもしれません。
外国人と出会いを探す人必見!都内で使うと毎日100中〇〇人の外国人ユーザーがいる
Tinderは「国内で外国人と出会えるアプリ」としても有名です。アメリカ発のアプリであることもあり、日本初のマッチングアプリより外国人の知名度が高いことが由来しているのでしょう。よって、外国人との出会いを探している人にとっては、Tinderはとても有用なアプリです。
しかし、実際に外国人利用者をどのくらいTinderで見つけることができるのかは、ぼんやりと「いるらしい」という情報だけでは足りません。実際に数えてみないとわからないのではないかと思い、100人のユーザーのうち何人が外国人ユーザーであるか、カウントしてみました。
今回は東京都内から半径160km以内で、年齢は20才から40才の欧米系の男性ユーザーに絞りました。結果は、
14人/100人
の方が外国人男性ユーザーでした。実に、都内在住の女性ユーザーは10人に一人の確率で日本国内で出会いを探す外国人男性を見つけられるようです。
ただ、本当に外国人ユーザーが日本人女性との出会いを探しているのかも気になります。そちらも、以下で検証してみました。
30人の外国人に「Like」を送ったら何人とマッチしたか
今度は、日本人女性ユーザーとして、上記の項目と同じ条件で探した30人の外国人男性ユーザーに「Like」を送ってみました。そのうち何人とマッチングできるでしょうか?
「Match!」するということは、相手も日本人女性との出会いを探しているということです。日本国内で外国人男性と交際したいという女性にとって、かなりいいチャンスになりそうですね。
この結果として、30人中14人の外国人ユーザーとマッチングすることができました。
この検証で見つけた外国人男性ユーザーの多くは日本の外資系の企業に勤めているようですが、中には位置が1万km以上離れた場所となっている人もいます。おそらくは日本に旅行に来た上でTinderの有料オプションを使い、位置情報を更新して国内で利用している人であろうユーザーもいました。
Tinderを使って日本国内でマッチングしても、すべての外国人ユーザーが日本に住んでいるというわけではないので、せっかくマッチした相手でも遠距離恋愛をしたくない場合には、相手がどこに住んでいるのかをプロフィールでよく確認しましょう。
Tinderで出会い交際に発展した日米カップルにインタビューしてみた
ここで実際に筆者がTinderでマッチした人と実際にデートしてみました!…と言いたいところですが、パートナーを怒らせたくないので、今回は友人つてに知り合うことのできた、Tinderで出会い交際に発展したカップルに話を聞いてみることにしました。
二十代後半の日本人女性と三十代前半のアメリカ人男性の交際歴半年のカップルですが、仮名としてまゆみさんとジャスティンさんとここでは表記します。まゆみさんは事務職、ジャスティンさんは日本在住歴一年半で、現在は都内のバーで働きながら転職活動中とのこと。ジャスティンさんはたまに英語交を交えながら基本的には日本語を話しますが、ここでは、全て日本語に翻訳してあります。
お二人は日本酒好きということで、都内の居酒屋でお酒を交えながらのインタビューということに。ほろ酔いということもあり、なかなかリアルな内容を掘り出せたのではないかと思います。
それでは、インタビューの様子です。

まゆみさん、ジャスティンさん、今日は来ていただいてありがとうございます。早速質問させていただきますね。お二人はTinderを使って出会ったとのことですが、出会った当初のお互いへの印象や、初デートまでの流れがどんな風だったか、覚えていますか?

僕はね、最初は彼女の写真が面白いなと思いました。日本人の女の子もみんな可愛く撮ろうとするけど、彼女はかなり引きでとった写真でバンザイみたいなポーズで変だなと思って気に入りました(笑)

あんまりガチで出会い探そうと思ってなかったので(笑)
彼がいいねを送ってきたので、私も気まぐれでいいねを返したんだったと思う。

ジャスティンさんが「Super Like」を送ったということ?

そうなるね。この人(まゆみ)は恥ずかしがり屋だから「気まぐれ」とか言ってるけど、彼女の方が僕に惚れてます。

そうなの?そっか(笑)そうだと思うよ(笑)

(温度差が…笑)

(彼女は)照れ屋ですね。初めてのデートは、まゆみさんが教えてくれた日本酒バーに行きました。

二人とも飲兵衛なんです(笑)それから何度か居酒屋巡りをしたり映画を見るとか普通のデートをしてたら、いつのまにか彼のなかでは付き合ってることになってたみたいでした。アメリカ人ってそういうところがあるとは聞いていたけど、お互いの部屋に行く前に付き合うとかもあるんだな〜って、最初は不思議に思いましたね。

アメリカは「付き合おう」って宣言してから付き合う風習はないし、いわゆる「ステディな関係」になる前に、つまりは寝ることもよくあるけど、僕は彼女を大事にしたかったので。アメリカ人じゃなくて日本人の女の子だから。

なるほど、ラブラブですね。ジャスティンさんは日本でTinderを使い始めたんですか?日本人の彼女を探していた?

うん、そう。日本に引っ越すことを決めた時に、前の彼女とは別れましたから。日本に来てからルームシェアをする人を探すのにもTinder使おうかなと思ったけど、彼女を見つけました。

なるほど。
すこし突っ込んだ質問をさせてもらおうと思うのですが、正直、お互いにマッチングアプリの出会いということに不安はありますか?ほかにも、お付き合いをする前にデートした人はいる?

僕は日本人の女の子とデートしてみたかったから、まゆみの前にご飯を食べに行った子がいますけど、あんまり気が合いませんでした。アメリカではオンラインでーティングは普通ですよ。
あと、僕は特に不安とかはないです。僕はカッコいいですから(笑)

私はTinder使い始めてからすぐジャスティンと会ったから、ほかにデートした人はいないかな。マッチングアプリの出会いは、正直、あんまり期待してない。

えっ、僕に期待してないってこと?

冗談です(笑)でも心配はあるよ。
ジャスティンはちょっとナルシストだし。それにこの人、まだTinderやめてないんですよ。

びっくりしたよ!やめてください(笑)僕にはまゆみさんだけだよ。本当に。
えっ僕のスマホ見たんですか?別に惰性で消してなかっただけです。今消しますか?

アカウント削除しようか

(まゆみさんにスマホを奪われソワソワとしている)

(ヤバイところに突っ込んでしまった…)
まゆみさんは今までほかにマッチングアプリを使ったことはあるんですか?

ないですね。前に友達が他のアプリで会った人と二人きりは嫌だからって頼まれてデートに着いて行ったことがあるんですけど、なんだか気まずかったし、そもそも合コンとかも好きじゃないから、私には合わないと思う。

日本ではまだまだ出会い方としてメジャーではないですよね。アメリカではマッチングアプリの出会いは一般的のようですが、アメリカ人はマッチングアプリについて、どういう使い方をしているのでしょうか?

そうですね、バーとかパーティーとかで出会うのと気持ちもあんまり変わらないかもしれません。あまり細かいことは気にしないかな。あと、アメリカ人の女の子は日本人の女の子よりすごくドライだと思う。まゆみさんはクールだけど、とっても優しいよね

おだて始めた(笑)面白いでしょ、この人(笑)

はい(笑)
最後に、これからTinderを始める人に、アドバイスなどあったら教えてください。

そうですね、日本人はもっと積極的になったほうがいいと思います。特に、男の人は、女の子にもっと優しくしないといけない。

なせばなる。

ありがとうございました!
クールなまゆみさんと色男のジャスティンさんでした。
Tinderはこんな人におすすめ!気軽な知り合い作りと外国人との出会いに

これまでTinderについて詳しく解説してきましたが、ほかのマッチングアプリと同様、Tinderにも長所と短所があります。
Tinderの売りとしては、アプリの機能的でかつシンプルなデザイン性の良さや、マッチングからチャット、デートまでの気軽さ。また、恋愛対象に限らない出会いを見つけるツールとしても重宝されます。
ただし、それらの人気のポイントに対して、マッチング率が高いこともあり、真剣な出会いを探す人にはすこし気軽すぎるところもあるかもしれません。マッチングアプリのユーザーの中には、一定数の「ヤリモク」「勧誘目的」「おごり目当て」がいて、それらの層はTinderだけに限らないとはいえ、沢山のひとと出会うきっかけのあるTinderでは男女ともに「恋人」を探すというよりも「遊び相手を探す」という気軽な目的のほうがあっているのかもしれません。
そして、外国人とも国内で気軽に知り合えるというのがTinderの大きな魅力のひとつ。インタビューをした二人のように、ステキなカップルになれる可能性もあるでしょう。
これらTinderの長所短所について踏まえ、Tinderがどんな人にオススメできるアプリなのか、また反対に、Tinderを使用するのに向いていないのはどんな人なのか、具体的に提案してみようと思います。
Tinderをおすすめ出来るのは「気軽に色々な出会いを求めている人」
Tinderをおすすめできるのは、こんな人です。
- 気軽に話せる相手がほしい人
- 好みの外見の人を探したい人
- 外国人との出会いを探している人
- マッチングアプリをこれから始める人
まずTinderはとにかく「気軽」。プロフィールも簡素なので、写真の好みやなんとなくの直感で「Like」の右側方にスイスイっとスワイプして、マッチングしたらすぐにチャットできるようになっています。
また、スワイプを何度か続けていると、自分の好みの傾向をアプリが把握してくれ「Top Picks」に表示されます。好みの外見の人を中心に探すことができるので、タイプではない人の写真をずっと眺めているよりストレスがありません。
そして、使用していて外国人との出会いもとても身近に感じました。旅行や出張、仕事のために日本に来る外国人も増えていますから、これからもっと出会うきっかけも増えそうです。Tinderは特に世界中でメジャーなアプリなので、他より群を抜いて外国人と出会える確率も高いでしょう。「外国語を勉強したい」という人にも、Tinderでは練習相手になってくれる人がたくさん見つかりそうです。
インタビューをしたジャスティンさんのように、「ルームシェアの相手を探す」などの恋愛以外の出会いを求めて使うこともできます。Tinderは気軽に使えるアプリということもあり、出会う相手も気さくな人が多い印象ですし、そういった意味ではいわゆる「陽キャ」向きです。まゆみさんのようにクールでおとなしいタイプは珍しいかもしれません。
「マッチングアプリをやってみたいけど何から始めたらいいのかわからない」という人にも、Tinderはおすすめできます。操作のしやすさ、マッチングの簡単さ、それになにより男女ともに無料で使用できるので、マッチングアプリ初心者にとってはとてもベーシックなものとなりそうです。
真剣な交際を希望する人にTinderはおすすめできない
反対に、Tinderをおすすめできない人とはどんな人でしょうか。それは、これらのようなタイプの人であるといえます。
- 真剣に日本人の恋人を探している人
- 相手のプロフィールをじっくり見てから決めたい人
- 合コンなどフランクな出会いが苦手な人
まず、Tinderで真剣な恋を探すのは難しいと思います。「気軽さ」を売りにして、なおかつ無料で登録、使用ができるということは、長所であるとともに「軽い気持ちでサクッと寝れる相手を探してみる」という人も多いのが現実です。女性は特に、出会ってデートする時には、お酒の席では十分に注意してください。
Tinderでは職種や働く会社をプロフィールに表示できますが、それも任意であって認証があるわけでもないので、本当の情報を載せているのかどうかわかりません。登録時に特に審査があるわけでもないので、どういった人物なのかグレーゾーンがとても多いです。それに、家族構成や既婚歴、収入などの具体的なプロフィールの掲載も任意ですからわからない場合がほとんどで、真剣な恋人探しや結婚を前提とした交際を目的とするにはTinderでは力不足と言えるでしょう。
また人見知りの人や、合コン、ナンパなどの軽いノリの出会いに抵抗がある人には特に向いていないアプリと言えます。同性の友達も探せるようになってはいますが、実際に探してみたところなかなか出会うことはできなかったので、友達作りも難しそう。
真面目な人には、Tinderはやや軽すぎるきらいがあるので、マッチングアプリを利用する時には、自分の目的に合ったものをダウンロードするといいかもしれませんね。
Tinderは気さくな出会いを求めるなら使ってみる価値あり!交際に発展することも無くはない!
これまでの検証から、Tinderはインターナショナルに遊び相手を探すのにはもってこいのアプリということがわかります。
遊び相手を探すといっても、マナーや割り切りなど大人の対応が必要ですから、使い道としてはじつはあんまり若い人向けのアプリではないのかもしれない、とも筆者個人的には思いました。登録に審査なども特にないので、セキュリティ上の問題もある程度自己責任です。
中には、インタビューを行ったまゆみさんとジャスティンさんのカップルのように、真面目な交際に発展するケースもあります。アプリといっても生身の人との出会いですし、気楽な気持ちで探し出した相手とはいえ、世界にただ一人の個性ある人です。「一期一会」という現象を理解している大人同士でなら、バーや合コンなどでの出会いと変わらずに受け止められるのではないかと思います。
また、外国人ともすぐ知り合うことができますから、外国語を勉強したい人にとっても有用なアプリです。たとえば英会話を習得するには、英語圏の人と交際して日常的に英語でコミュニケーションをとることで格段にレベルアップしますから、いい機会なのではないでしょうか。
どのような出会いの形でも、気があう人は合うし合わない人は合いません。そうして出会った人を無意識にもふるいにかけて、友達になったり恋人になったりするものです。Tinderは気軽に、出会える人の母数を大きく増やすことができるので、まずはたくさんマッチングできれば、自然に気の合う人が残っていくでしょう。
まだまだ国内ではオンラインデーティングという形の出会いに対して批判が付きまといますが、一つの現代的なコミュニケーションツールと捉えると、Tinderは優れたアプリなのではないかと思います。利用する時は、載せる写真をただのセックスアピールだけではなく、自分の個性を表現するような写真にすると、より面白い出会いが望めるかもしれません。
無料でも出会える
1日に100人もの女性にLikeを送ることができるので、課金しないでも何人かと知り合うことができ、実際に会ってみた人も何人か。普通の女の子が多い。有料会員の値段がたまに変わるようだが、トークもずっと無料で使い続けられるなら嬉しい。しばらく続けてみる。