【嫉妬が抑えられない】嫉妬の気持ちを抑える方法を心理的なアプローチから解説します

【嫉妬が抑えられない】嫉妬の気持ちを抑える方法を心理的なアプローチから解説します

嫉妬、羨望、ヤキモチ、ジェラシー。自分のものが取られてしまうかもしれないという焦りや、自分に無いものを持っている誰かを羨む気持ちは、時には頑張る気持ちにつながります。しかし、多くの場合は人間関係を破壊する可能性を秘めた、危険な感情。

片思いの相手が自分以外の人と仲良くしているところを見たり、自分の恋人やパートナーが別の異性と仲良くしていると、場合によっては殺意のようなどす黒い感情が芽生えることもあるでしょう。

嫉妬の感情は、それほど強いものであり、かつ自分を醜くさせてしまうものでもあります。

恋人やパートナーとの信頼関係も揺らがすかもしれない嫉妬の気持ち。どうしたら、うまく抑えることができるのでしょうか。

今回は、主に恋愛における嫉妬の感情について解剖してみましょう。まずはどうして嫉妬という感情が生まれるのか、そのメカニズムから説明していきます。

嫉妬の感情が生まれる理由とは

緑の目の女性

他人を羨んだり、悔しくなったり。嫉妬をすると、ほとんどの人は大きなストレスを感じることと思われます。物事が自分の思いのままにならないだけでなく、時には自分の存在価値に関わるほどの危機に感じることもあるでしょう。

嫉妬の感情は、見ず知らずの他人に対して生まれることもあれば、家族や友達、恋人のような、仲の良い、大切な相手に対しても生まれることもあります。そして基本的に嫉妬は攻撃的な感情、またはネガティブな感情になるので、人間関係が悪化するのは必然的。

嫌いになりたくない相手も嫌いにさせてしまう強力な感情のため、できることなら誰にも嫉妬せずにいたいですよね。もやもやとした、嫌な気持ちでいるより、穏やかな心で毎日過ごしたいはず。

物事の解決のためにはまず原因を突き止めるように、嫉妬の感情を抑えるためには、まず「なぜ自分が嫉妬を感じているのか」を明らかにする必要があります。

自分の感情をコントロールするためにも、まずは嫉妬心が生まれる心のメカニズムを理解しつつ、自分の心と向き合ってみましょう。

そもそも嫉妬って何?

「嫉妬」とは、

  1. 他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこと。 「兄弟分の出世に―する」
  2. 自分の愛する者の愛情が他に向くのを恨み憎むこと。 「愛人が妻に―する」

参照:Google 検索 / Oxford Langage より

と、辞書で定義されている言葉です。言い直すと、「自分より優れて見える人が憎いと感じること」「恋人やパートナーが自分以外の人を好きになることへの恨み」となります。

つまりは、いずれにせよ「憎い」「恨めしい」という、呪いにも近い感情を抱くこと。劣等感や独占欲が暴走した、全く嬉しくない気持ちですよね。

恋愛がみんな幸せな出来事ばかりでないのは、嫉妬の感情が原因であるといっても過言では無いかもしれません。自分より可愛く/カッコよく見え、モテる人のことを妬ましく感じたり、好きな人を取られてしまう焦りを感じると、どうしても嫌な人になっていってしまいます。

世の中には嫉妬深い人、反対にさほど嫉妬心を感じない人と、それぞれ傾向があるかと思われますが、嫉妬深い人にとっては嫉妬深くない人さえ羨ましく感じられるかも。

嫉妬深いタイプの人は、たとえ好きな人と両思いになっても、心配が解消されて心の平穏を得がたいもの。恋人が誰か他の異性と話しているだけでも、LINEで連絡を取り合っているだけでもモヤモヤするという人もいるでしょう。

すると、恋愛で得られる幸せはかなり限られてしまいます。嫉妬の感情は他人に対して悪意を生むこともあるので、本当は優しい人でありたくても、意地悪になったり攻撃的になったりと、人間関係がうまくいかない原因になるのです。

「嫉妬」と「羨望」の違い

日本語の嫉妬に近い言葉として、「羨望(せんぼう)」というものがありますね。辞書の説明では、

・うらやましく思うこと。

参照:Google 検索 / Oxford Langage より

と定義されている言葉です。

「妬み」と「羨望」の違いについて、とある心理学研究では、

近年の日本語での論文・研究を参照する限りこれらはひとまとめに「他人のすぐれた点をうらやむこと」を指す意味として用いられることが多い。「羨望」は「妬み」と比べられる場合においては, 妬みに比べ対象への悪意や敵意が薄いものとして弁別されることが多いように見受けられる。

参照:「嫉妬研究の概観と展望」神野 雄, 『神戸大学発達・臨床心理学研究14;18-28』2015.03

という区別が考えられており、つまり「羨望」の感情は嫉妬と比べてもネガティブな方向性ではないと考えても良いでしょう。

どちらも「うらやましい」と思うことですが、その感情がプラスに向くかマイナスに向くかは自分次第。たとえば「いいな」と感じる他人について、

  • いいなあ。自分もそのうち同じかそれ以上になりたい。
  • いいなあ。この人が失敗すれば自分も同じラインに立つのに。

これらふたつの方向性では、上記が「羨望」でとどまる感情。下記は恨みの感情がこもった「嫉妬」になります。

どちらの考え方が素敵かは明らかですよね。ただ、そうはわかっていても、感情は簡単にコントロールできるものではありません。

ですが、日頃から意識をすることによって、考え方をできる限りプラスの方向性に持っていかせることはできます。ここから、より嫉妬の感情について学んでいきましょう。

人はどうして嫉妬するの?

嫉妬心をコントロールするために、どうして嫉妬の感情が生まれるのか、というそもそもの理由から考えてみます。

辞書の定義に振り返りつつ、嫉妬の感情の根源が何ものかと想定してみると、

  1. 自分と他人を比較すること
  2. 自分のものや恋人、パートナーが別の人のものになるのではという不安

という思考からくるものではないかと考えられます。

まず、「他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこと。」という嫉妬の言葉の定義の1番目の原因となるのは、「自分と他人を比べること」です。

たとえば、「100m走のタイムが自分よりもAさんの方が優れていた」といったように、具体的なスコアが数値化されているとわかりやすいですよね。ここには明確に「Aさんに負けた」という結果があり、悔しがったりするわけです。

次に、「自分の愛する者の愛情が他に向くのを恨み憎むこと。」の原因は、主に恋愛関係や結婚関係がある時に生まれる感情です。

自分だけを愛するという誓いがあったはずなのに、他の人に愛情を向けている、という、いわば「契約違反」のようなものともいえますが、注意したいのはこの時「事実であるか否か」に関わらず、嫉妬の感情が生まれるケースがあること。

自分の恋人、またはパートナーが浮気をしている「かもしれない」という、事実と照らし合わせていない想定や妄想だけで嫉妬の感情が生まれてしまうのです。

具体的な嫉妬の心理的メカニズム

より具体的に、嫉妬の感情を心理学的に紐解いてみましょう。

アメリカの心理学者によると、嫉妬の感情は「恥」から派生したものだといいます。

他の人に負けること、プライドを傷つけられることによる「恥ずかしい」という感情から自分の精神を守る防衛反応として、回避行動や他者への攻撃行動などの反応から嫉妬が生まれるということ。

相手に負けたくないから、相手の失敗を望む。相手に恋人を取られたくないから、恋人をコントロールしようとする。嫉妬からくる行動は、恥をかくのを避けるためなのです。

参照:What Jealousy Is Trying to Tell You | Psychology Today

特定の他人と比べて自分が劣って見えたり、恋人やパートナーが他の誰かに愛情を向けることが、人間としても生物的にも「負け」であると強く思えば思うほど、嫉妬の感情も強くなっていくのかもしれません。

嫉妬は時に判断力を狂わせ、不安になったりネガティブになったり、時には他人に対して攻撃的になることで、人間関係をおびやかすもの。自分と他人を比べがちであったり、恥をかくことを避けようとするほど、嫉妬心も強くなっていくでしょう。

「嫉妬とは緑色の目をした怪物である」

世界的に有名なイギリスの劇作家、シェイクスピアの作品「オセロ」に、「green eyed monster」という言葉があります。これは、「嫉妬深い人」を言い表す有名な言葉。イギリス英語で同意義の「green-eyed」という口語に由来しています。

なぜ嫉妬深い人の目の色を緑色であると表現しているのかは、イギリスの民俗学に関わることですが、調べてもその理由に言及している資料はあまり出てこないのです。

おそらくは何らかの古語が転じたか、局地的に発生した言い回しが広まった、など考えられますが、ここではあまり触れないで良いでしょう。

もちろん、「生まれ持って緑色の目をした人は嫉妬深い!」なんて差別的な用語なわけではありません。日本語で「トマトが赤くなれば医者が青くなる」くらいのライトな使われ方です。

確かに、欧米のアニメ作品なんかではヴィラン(悪役)のテーマカラーは緑色が用いられることが多いですよね。主に西洋圏では、「嫉妬」はキリスト教における七つの大罪の一つにも数えられる、人を狂わせる悪の感情とされているのです。

自分の嫉妬心が抑えられない状態とは、映画やドラマの中で見られる悪役にも等しいものだと客観視できれば、少しは嫉妬からくる怒りの気持ちも落ち着くでしょうか。

嫉妬によって起こり得る悪いこと

嫉妬心は、「羨望」の感情と違って悪い影響を引き起こします。

羨望は、ただ「いいなあ」と思うだけの感情。それだけなら、「自分も頑張ろう」「いつか自分も」と、前向きになる原動力にもなれます。

しかし、それが嫉妬になってしまうと、嫉妬の対象の失敗や不幸を願うようになったり、攻撃的な感情を向けるようになってしまいます。まさに悪役の行動といったところ。

たとえその攻撃的な感情を相手に向けないとしても、自分自身に失望したり、自信をより無くしてしまったり、ネガティブな気持ちになるのは避けられません。

そこでとどまればまだ良いですが、相手に攻撃をし始めると問題行動になってしまいます。

嫉妬の対象をいじめたり、ネガティブキャンペーン(周囲にその人の悪い印象を植え付けること)をするなどの精神的な攻撃から、階段上から突き落とすといったような身体的な攻撃まで考えられるでしょう。

これらの攻撃行動は犯罪です。「自分よりできるから」「自分の好きな人が好きだから」という理由で相手を痛めつけるのは、100%自分の悪さなので、言い逃れはできません。

具体的な例をあげてみましょう。たとえば自分の恋人が浮気をしている可能性があるのではないか、と疑ったとします。

「恋人の愛情が自分ではない他の人に向いてしまうのではないか」という不安な気持ちは、やがて「恋人と仲良くしている相手が憎い」という嫉妬の感情へと変わりますね。

すると、恋人のSNSアカウントの繋がりを漁ったり、周囲の人間関係を勘ぐったりして、その相手を突き止めようとする人もいるかと思われます。

決定的な証拠があるなら、浮気は相手の落ち度でもあるかもしれません。しかし、それが完全な妄想である可能性はないでしょうか。

恋人の浮気相手を誰かに仮定して、匿名でメッセージを送りつけたり、家の近くに行くなどのストーカー行為のような攻撃行動は、頭に思い描くだけならまだセーフでしょう。ただ実行してしまえば、恋人関係が壊れるほか、刑事罰を受ける可能性もあるでしょう。

嫉妬が起こす攻撃は、他人に悪影響を与え、結局は自分にしっぺ返しがきます。社会的に喜ばしいことでなければ、自分にとってプラスでもないのです。

片思いの嫉妬と恋人同士の嫉妬の違い

恋愛関係における嫉妬の感情は、片思いの場合と両思いの場合でもやや異なるでしょう。

どのような点が異なるかといえば、「相手が自分に属しているかどうか」です。恋人関係、または夫婦関係として、お互いを認めているかどうかで、嫉妬の形が変わります。

まず、両思いの場合、恋人や夫婦同士の場合の嫉妬がどのような形になるかというと、「相手が他の誰かに思いを寄せてしまうこと」に対する焦りや不安です。簡潔にいえば「浮気・不倫相手に対する嫉妬」。

たとえば同棲している場合でも、相手の帰りが遅かったり、LINEに知らない異性の着信があるなど、不安になる要素は時々出てくるでしょう。しかし、相手が基本的には不誠実な人物でない場合、多くの不安はただの「杞憂」、つまりは勘違いに終わります。

単純に「どうして遅くなったの?」「この人は誰?」「浮気してる?」などと質問することで誤解が解けることもあるでしょう。

しかし、問題は「ラブホテルのレシートが見つかった」「LINEで他の異性とデートの約束をしている文面が見つかった」など、浮気や不倫の決定的な証拠が見つかった時。

すると、「浮気相手に敗北した」という方向性の嫉妬の感情が生まれます。プライドが傷つけられ、激しい怒りや悲しみから、恨みの感情につながるでしょう。

ここで、片思いの中で生まれる嫉妬について考えてみます。片思いの状態とは、自分がその相手を好きな気持ちを伝えていないこと、または恋をしていることを知られているにかかわらず両思いではないこと、恋人同士や夫婦関係でなく、一方的に相手を思っている状態です。

片思いの中で生まれる嫉妬は、「好きな相手に他の異性や恋愛対象が自分よりも近づくこと、また恋人関係になってしまうこと」に対する恐れや不安、焦りからくるものでしょう。

しかし、両思いの状態と違うことは、相手が自分に属していないことです。自分のものではないということ。

すると、「誰か他の人に取られてしまう」という焦りがあったとしても、そもそも相手は現時点で自分のものではないので、ある意味では妄想に近い感情でもあるのです。

または、「相手に恋をしている数名の同じ立場の人たちとの競争に敗れる」ことの恥に対する恐れや逃避行動、ということになります。

中には、そのようなギリギリのチキンレースを楽しめる人もいるでしょう。しかし、平穏でいたい人にとっては、片想いをすることって結構苦しいんですよね。

両思いの状態であれば、嫉妬心からある程度開放されます。ただし、それはお互いの間に信頼関係があってこその話。

信頼関係があれば嫉妬しない?

両思いである、お互いに恋人関係、または夫婦関係であることを認め合う間柄なのに、嫉妬心が生まれるという環境は、なかなか不健全な状態です。

恋人や夫婦関係は、基本として「お互いを独占すること」の約束。「他の誰でもなく、あなただけと関係を持ちます」という約束であり、恋人関係の場合は口約束ですが、夫婦の場合は法的な約束になり、破るとペナルティがあります。

なかには「ポリアモリー(合意の上で複数人と同時に恋愛すること)」の形を取る関係の人もいますが、一対一以外の恋愛の形式はとてもマイナー。恋人を一人だけに定めたくない人は、そもそも恋人関係を持たないものです。

一般的な恋人・夫婦関係の場合、「あなた以外の人のことは愛しません」という約束があるので、誠実な人同士なら、嫉妬心が生まれるようなシチュエーションはあまり起こらないはず。あるとすれば、「相手が他の異性と話をしていた」などの非常に些細なやきもちくらいでしょう。

些細な嫉妬でも、お互いに対する信頼関係があれば、「くだらないやきもち」だと流せるものです。「相手が絶対に浮気をしない」という確信を持つことで、恋人や夫婦関係は堅い絆で結ばれます。

婚姻関係ならば、浮気や不倫があれば法律上のエラーとなり、離婚調停・慰謝料の発生などの罰則がある、公認の関係性。結婚相手に嫉妬心を抱かせるような行動は、恋人関係の時よりもしにくくなるので、より不安のない安定した関係でいられるでしょう。

ただし、恋人関係ではたとえ浮気があってもお互いの自己責任です。嫉妬心や不安要素がある場合でも、お互いに対する法的拘束力がないので、相手を嫉妬させるなど関係性を不安定にさせてしまえば、「別れ」の選択肢を持つのも比較的簡単です。

恋人関係を持つ中で嫉妬心がよく芽生えてしまうという場合は、嫉妬をする側だけでなく「恋人を不安にさせて嫉妬をさせる」方にも問題があるもの。誠実な人間なら恋人を不安にさせるようなことはしませんし、少なくとも気を使うものです。

そこで、相手を安心させる、信頼してもらえるような努力をしないのに「嫉妬とかめんどくさいからやめてほしい」という態度があった場合は、そもそも相手を大切に思っていない証拠。

あまりにも被害妄想の激しい嫉妬の場合は考えものですが、恋人関係の中で嫉妬の感情がある時、その対処の仕方で相手の愛情も測れるかもしれません。

恋心に溺れると正常な判断ができず、別れるべき相手となかなか別れられないことがあります。しかし、恋人に対してあまりに嫉妬を感じる場面が多いときには、「相手にとって恋人はさほど大事な存在じゃないんだな」と区切りをつけることも大事。自分の方から離れていき、もっと誠実な恋愛を探すことも選択肢として持っていてください。

嫉妬の感情を抑える方法

藁人形の急所を狙い撃ち

ここからは、「嫉妬の感情の抑え方」についてお話ししていきましょう。

これまで、嫉妬のメカニズムについて少し解説しました。どうして嫉妬の感情が生まれるのかをある程度把握したので、より冷静に自己分析ができるようになったかと思われます。

嫉妬の解消法としては、

  1. 自分が嫉妬している原因を探る
  2. 解決方法を考える
  3. 解決方法をもとに嫉妬心を抑える

という流れになるでしょう。さらに、普段から自分の中に嫉妬心を生まれさせないような心構えについても知っておきたいところですね。

世間では、難しい「嫉妬の抑え方」において、パワーストーンのような「おまじない」を頼るという解決法も紹介されてたりしますが、おまじないは所詮「気休め」です。

根本的な解決のためには、基本的にお金を使う必要はなく、ただ自分の心と向き合う時間と静かな場所があれば良いだけ。ノートに自分の気持ちを書き出してみるのも、自分の心理を客観的に判断するために役立ちます。

では、まずは自分の中にある嫉妬の理由を解析することから始めましょう。

まず嫉妬の理由を明らかにする

嫉妬をしたくない、嫉妬の気持ちをなくしたい、と思った時。まず今から始めるべきは、「どうして自分に嫉妬心があるんだろう」という、嫉妬の理由を自己分析することです。

ここで、基本としてなぜ人が嫉妬をするのかというところに立ち戻ってみましょう。

ひとつは、自分が他人より劣っていると感じた時。もうひとつは、自分の好きな人が誰かに取られてしまうと感じた時です。

人に勝負で負けること、恋愛関係が脅かされることが、主な嫉妬の原因。学校や職場で成績の近い人や、好きな人の周囲の人間関係の中で、脅威に感じる人に対して嫉妬を感じます。

ここで気をつけたいのが、嫉妬の原因を嫉妬の対象にあると考えてしまうことです。

確かに、嫉妬心を感じる相手が悪いことにしてしまえば、それ以上考える必要がないので気が楽でしょう。しかし、嫉妬の感情で悩んでいるということは、本当は嫉妬の対象ではなく、自分の心にも原因があることはわかっているのですよね。

「自分が」他人に嫉妬をするのはなぜか。それは、「自分が」相手の能力に届いていないと感じるから。「自分が」好きな人の気を引くことができないと感じるからです。

その上で、自分の状況を具体的に振り返ってみましょう。

「勝ち負け」を考えること

たとえば、自分と同い年で同じような背格好でも、自分よりも成績が良く、なおかつ自分の好きな人と仲がいい人がいるとします。嫉妬の対象は、こうした「自分と近い存在でも、自分よりも優れている相手」に感じやすいですよね。

もしくは、自分より下だと思って見下していた人が自分よりも良い成績を収めていたり、自分の好きな人と付き合った場合などにはより強く感じるでしょう。

まずはこの時点で問題があります。それは、他人と自分を比べて勝ち負けを決めてしまっていることです。

何かお互いの間で競争をしている場合は当然かもしれませんが、多くの場合、嫉妬の感情が生まれるときの競争は、自分の中だけで考えてしまっているのではないでしょうか。

ライバル関係とは、お互いがそうであると認めて初めて健全な関係になりますが、一方的にライバル視されるのは非常に居心地が悪いですよね。

時には「ライバル相手には悪意を向けるもの」と考える人もいますが、される側にとっては単純に迷惑なものです。他人に対して自慢をしたりマウンティングを取りがちだったりする人は、無意識的に他人と自分を比較して焦ってしまっているのかも。

そこで、まずは自分が嫉妬を向けている対象に、どのような部分で自分が競争しているのかを考えてみましょう。勝ちたいと思う、負かしたいと思う相手、同じ人のことを好きな人には、どのような場面で「負けているかも」と感じるでしょうか。

見た目、知識、収入、職種、住んでいる家、生まれの違いなど、競り合う点はいくつかあるはず。または、自分の理想とするものや欲しいものを相手がすでに(努力することなく)持っている場合なども嫉妬の対象になるでしょう。

これらのように、相手と同じかもっと低いレベルのはずなのに、比較的に自分が劣っている、負けていると感じる時、嫉妬の感情が生まれます。

勝ち負けに厳しい価値観は、虚栄心や嫉妬を作り出しやすいのです。自分の性格や実際の状況と照らし合わせてみてください。

単なる思い込みの可能性も

嫉妬の感情の厄介なところは、それがたとえ自分の妄想でも暴走してしまうところ。もし、嫉妬心の出どころが単なる自分の思い込みの場合、ただ単に我に帰るだけで解消できるかもしれません。

たとえば、「自分の好きなが他の人を好きになってしまう」時に感じる嫉妬心について。もしそれが片思いの場合は、そもそも好きな相手が自分のことを好きかどうかわからないので、焦ったところで意味がないのが現実です。

嫉妬し続けるよりは、相手に告白してしまった方が良いかもしれません。恋が叶えば「相手にとっては自分が一番」なので嫉妬も解消されますし、叶わなければ、悲しいですが諦めもつくでしょう。

自分の恋人や結婚相手が他の人に目移りしているのではないか、というケースの嫉妬の場合は、もしかすると単なる勘違いであることも考えられます。

「他の人と浮気していたのではないか」という、ただの憶測の時点で嫉妬に心を狂わされるのは割りに合わないですよね。まずは事実を明らかにすることが重要です。

もし本当に浮気していた場合は、浮気相手に嫉妬するよりも、自分を裏切った恋人や結婚相手に愛想を尽かす方が優先事項ではないでしょうか。恋人同士や夫婦であるなら、浮気や不倫で嫉妬をさせる側が悪いのですから、浮気・不倫相手よりもパートナーを責めましょう。

他にも、思い込みで嫉妬が生まれるパターンはいくつかあります。たとえば、「そもそも比較対象にならない相手」に嫉妬をすることです。

明らかに実力が離れている、努力の量が違う相手に嫉妬をしたところで、まずスタート地点が違うのですから、叶わないのは当たり前。

たとえば、自分の好きなアイドルの交際相手に嫉妬しても、そもそもアイドルを追いかける一般人では、交際相手と違って知り合いですらないのですから、羨望ではあるとしても嫉妬にすらならないはず。

相手と自分の差を測り違えて、明らかに叶わない相手に嫉妬してしまうのは、ただ一方的に相手と自分が同レベルだと思い込んでしまう「一人相撲」ということです。悲しい「ピエロ」ともいえます。

そうならないためにも、まずは嫉妬の対象が今までどのような努力をしてきたのか、または自分の好きな人との間にこれまでどんな関係性があったのかを想像してみると良いでしょう。

努力の量がかけ離れているという時なども、まずは嫉妬の感情を「羨望」にかえすこと、羨ましいと思う気持ちを認めることだけでも、嫉妬のどす黒い感情が解消されるかもしれません。

解決方法を考えてみよう

嫉妬の原因は解明されたでしょうか。誰に対して、どんな理由で嫉妬を感じているのか明らかになったら、それをもとに嫉妬の感情の解消法を考えてみましょう。

まず第一に考えられるのは、嫉妬の対象から離れること。物理的にも心理的にも距離を置くことです。

自分が勝手に、一方的にライバル視している相手に対する嫉妬を抑えるには、その相手から離れることが一番です。普段は友達として接している相手に嫉妬してしまう時は、少しの間でも一緒に行動するのをやめてみたり、一緒に過ごさないようにすることで、冷静になることができます。

それが表面的には仲の良い相手だった場合、自分が急に離れることで困惑させてしまうかもしれません。しかし、理不尽に攻撃するよりはましである場合もあるはず。

冷静さを取り戻し、自分が抱いていた嫉妬の感情を客観的に見ることができれば、気持ちも落ち着いてまた友達に戻れるでしょう。

恋人関係の中で嫉妬をしすぎてしまう場合も、恋人と少し距離をおいた方が冷静になれます。あまりに嫉妬深くなっている時は、恋人に依存している可能性もありますし、とにかく距離を置いて他のことに目を向けてみましょう。

嫉妬の相手と自分から距離を置くのは「逃げ」だ、と思う人もいるかもしれません。しかし、そもそも勝負をしていると思っているのは自分だけの場合もあるでしょう。それに、もし相手から逃げたと思われていたとしても、離れている間に努力をして相手を追い越すこともできます。

嫉妬の感情を自分の努力のための原動力に変えることもおすすめ。自分が負けたくないと思う相手を越えて、満足できるまで努力するのです。

勉強や仕事の中で実績が劣っていると感じたなら、自分も相手以上に実績を作ることができるように頑張りましょう。いくら頑張っても届かない、と感じる時には、そもそも努力をするポイントや向いている物事が、自分と相手では異なるのかもしれません。

その場合は、別の分野で相手に勝てばいいのです。「国語では叶わないけど英語は自分の方が上」というふうに、自分の得意分野を他に開拓することで、嫉妬の気持ちもいつの間にか忘れられるかも。

このように、嫉妬で「相手を憎む気持ち」ではなく、「努力して相手を超える」というプラスに働くように考え方を変えれば、やきもちも自分の力に変わります。

嫉妬のどす黒い感情は、そのままでは他人も自分の名誉も傷つける悪い感情になりますから、いかにして自分の気持ちを落ち着かせ、前向きになるかが大事なのです。

スピリチュアルに頼るのは「逃げ」?

ときには、嫉妬の気持ちを落ち着かせるのはとても難しいことでしょう。たとえ嫉妬の対象から距離を置いたとしても、遠くから相手の不幸を願い続けるのでは意味がありません。

すると、コントロールの効かない感情を抑えるために、占いやパワーストーン、「ヒーリング」のような非科学的なおまじないに頼りたくなることもあるかも。

実際、ネットで「嫉妬の抑え方」と調べれば、スピリチュアルな解決方法を提案するサイトがいくつか出てくることでしょう。

しかし、自分が誰かに嫉妬をする理由や、解決方法を自分で考えるよりも前に、それらの「おまじない」を頼るのはちょっと危険かも。

逆に考えてみれば、もし自分の力で自分の嫉妬を根本的に解消することができれば、スピリチュアルな物事に頼らなくて済むのです。何かや誰かにお金を払う必要もないでしょう。

時には、どうしようもない不安を持つ人に対し、科学的に証明されていないもの、つまりは「本当に効果があるかどうかわからないもの」を有料で売ろうとしてくる人やウェブサイトが近づいてくるかもしれません。

嫉妬の感情をコントロールするのは難しいかもしれませんが、自分で考えて解決することができるところを、おまじないに頼れば、それ以上の解決方法を考えなくなってしまうでしょう。

ただし、自分で原因も解決方法も導き出したけど、嫉妬の気持ち自体を落ち着かせることが難しいという場合には、お守りとしてパワーストーンのようなグッズを持つのも気休めになるかもしれません。

しかし、スピリチュアルな商売が自分の問題を「解決してくれる」ことはまずありえないということは覚えておいてください。嫉妬を解消するのは苦しいことですが、自分の力で悩みを乗り越えなければ解決しないのです。

嫉妬を「無くす」のではなく「抑える」こと

嫉妬の原因、また解決方法を自分なりに考えたら、まずはそれを実行してみましょう。

ただ、そうするなかでも、嫉妬の感情がすぐさま消えてなくなるということはありませんよね。感情を自分の思うままにコントロールできれば、そもそも嫉妬に悩まされることもないのですから。

嫉妬の感情は、嫉妬の対象と離れるなどしてしばらく経てば、綺麗さっぱりなくなっていきます。しかし、短くても数週間はかかるかも。嫉妬を解消したいと考えている時からすると、長く感じることもあるでしょう。

そういう時には、嫉妬の感情は「無くそう」と考えるのではなく、「抑えよう」という意識を持つことです。

嫉妬は、完璧主義やプライドの高い人ほど、自分と他人を比べてしまい、強く感じるでしょう。すると、自分にプレッシャーをかけすぎる傾向もあるかもしれません。

しかし、嫉妬はしないようにしよう、と思っていてもしてしまうものです。学校や会社など、人間社会にいれば自然と比較され競争が生まれるので、自分一人きりで他人と関わらず生きていない限りは、嫉妬心を根本から無くすのは無理なこと。

嫉妬心を感じなくなるのは、普通はできないことだと思いましょう。嫉妬を感じたときに、冷静にその原因を突き止められ、解決法を考えることができるなら、まずはそれで十分です。

解決方法を試しているのに嫉妬心がなくならなくても、自分を責めてはいけません。昨日よりも嫉妬心が抑えられているなら、成功していると思いましょう。

「自分は嫉妬心をなくすことができない」など、「自分はできない」と考えてしまうと、より感じる嫉妬心も大きくなっていきます。それよりも、自分が達成できたことに目を向けて、前向きな考え方をしてみてください。

嫉妬心がない人っているの?

たまに「私あまり嫉妬とかしないんだよね」という人がいますが、他人から見る限り、それは「嫉妬するような状況に立ち入らないようにしている」ことがほとんどです。

他人と競争をしないこと、特定の恋人を作らないことなど、ある意味悟りを開いたかのような態度でもあるかもしれません。

ただ、その実情としては「負けるのが怖いから戦いに参加しない」という、臆病な側面を持ち合わせている場合も。あまりにも他人の評価を気にしていたり、心を乱されたくないという心理も感じられます。

社会で生きるということは、競争を余儀なくされるということでもありますが、そうした風潮に疲れた人にはよくみられる傾向です。

しかし、嫉妬を抱くような環境、つまり社会生活から完全に逃れることは難しいですよね。むしろ、嫉妬をする経験、そして嫉妬を解消する経験は、繰り返していくことでより感情的な衝動を抑えられるようになります。

そのため、嫉妬する状況から逃げるということは、嫉妬の感情を抑える訓練ができないということも意味しているのです。4、50代の大人世代なら、競争社会から逃れることもありだと思われますが、まだ10代20代の若いころから競争から逃げるのは、まだまだ時期尚早といえるでしょう。

「嫉妬を抱かない人」というのは、人間である限りは非常に限られてくるものです。生きていれば普通に感じられることであり、乗り越えていけるものだと考えて、嫉妬を感じることも恐れないでいいのです。

普段から気をつけたいこと

嫉妬をすることは、学業や仕事など、頑張る人が避けられない通り道だと考えたとしても、そのままの荒削りの感情を野放しにしたくはないものですよね。

「誰に対しても嫉妬を感じない環境に逃げる」というのは、場合によっては「自分が努力をやめる」ことにもつながりますから、その選択肢も選ばないようにしたいところ。

それでも、普段から気をつけていることで、これから感じられる嫉妬心も、ある程度あらかじめ抑えることができそうです。

まずは、「自分と他人を同一視しないこと」。自分と嫉妬の対象を「同じ」だと思うことから、対象が自分より優れたことをしたように見えるときに嫉妬の感情が湧いてきます。

「双子に生まれたきょうだいばかりが褒めそやされて、自分は落ちこぼれ」というような状況であれば考え方を変えるのは難しいかもしれませんが、そうでない場合は自分と相手の根本的な違いはすぐに見つかるはず。

嫉妬を感じたら、「自分と相手は別物」だと考え、相手が持っていない自分の良いところを探してみましょう。あまり相手を羨ましがったり、悔しい気持ちに集中し過ぎないようにすることです。

恋人関係の嫉妬の場合は、まず自分に嫉妬をさせたり不安にさせる相手は選ばないようにしたいところ。または、嫉妬を感じた場合、「相手の本気度をはかる時」と思うと良いでしょう。

恋人や結婚相手に他の異性の影がある時、はっきりと口に出して「その人はどういう関係なの?」と聞かないといけません。そこで相手が逆上したり、意味不明な言い訳をして言いくるめようとしているなら、その相手、もしくはその関係性は、「その程度」のレベルということです。

嫉妬深い恋人も面倒に見えますが、あまり恋人に嫉妬をさせるのも良くないこと。常に不安が付き纏うような関係性は健康的ではないですし、安心させてくれない相手とは離れた方が良いのです。ただし、間違っても嫉妬を理由に相手を束縛しないように。

つまりは、総合していえば「プライドを持つこと」「自信を持つこと」が大事です。プライドを持つというと、より嫉妬深くなるような気がするかもしれませんが、ここでは決して「負けず嫌いになること」ではありません。

「他の人と比較対象にならない、絶対的な自分」を手に入れることです。もちろん、そのためには努力が必要不可欠です。しかし、生まれつき与えられたものより、自分が努力して手に入れた知識や財産は、他の人には得られないもの。

自身や正しいプライドを手に入れるためには、「誰かにしてもらう」のではなく、自分が行動して勝ち取るのです。

努力の中でも、誰かに叶わないで嫉妬をすることがあるでしょう。それでも努力をやめず乗り越えていくのを繰り返していくと、自分に自信がつき、「誰かに負けて(負けそうで)悔しいから妨害をする」というような嫉妬深さからくる醜い行動も決してしないで済むようになります。

絶対と相対の肯定感

近年、よくSNSなどで「承認欲求」という言葉を目にすることがあったかと思われます。

「自己顕示欲」と似ていますが、人に認めてもらいたい、褒めてもらいたいという欲求のことを表した、InstagramやYouTubeが広まってから顕著になった心理ではないでしょうか。その「承認欲求」から「いいね」や「フォロワー」を獲得するために、時には肌の露出や突飛な行動など、大胆すぎることをする人も出てきました。

このような現代社会は、ある意味「狭い世界で不特定多数の人に批判されやすい」ともいえるでしょう。

たとえば、SNSに自分の顔が映った投稿をすると、それを見た人が「イケメン」「綺麗」などと見た目についてとやかくコメントしたりなど、頼んでもいない他人から評価を下されることも一般的です。

また、普段過ごしている環境ではいじめられたり、認めてもらえないとしても、外の世界では人気者で、高く評価されるというケースがありますが、SNSで簡単に色々な人と繋がれるようになった今では、自分を認めてくれる「同志」を見つけるのも容易になりました。

そうしたプラスの面もありますが、同時に「人に“いいね”をしてもらえないといけない」という焦りも感じやすくなったのではないでしょうか。TwitterやInstagramでフォロワーが増えじ始めると顕著になる心理かもしれません。

「自分と同じ時期に同じことを始めたアカウントが、自分よりもフォロワーが多くて嫉妬する」というケースも増えているのではないかと思われます。

そうして、特にネット上の世界では、自分に対する「相対的な評価」を目にすることが多くなってきました。すると、「他人と自分を比べないと自信が得られない」という状態が生まれるでしょう。

しかし、人と比較する中で得る自信は、揺らぎやすいものです。物事は常にアップデートしていくので、たとえば自分が打ち立てた記録を破る人が現れるのは時間の問題。つまり、相対的に得た自信が崩れるのも、時間の問題ということ。

そこで、自分自身の心の中で、自分に対する「絶対的な評価」について考えてみましょう。言いかえれば、「他の人やものとは比べられない、自己評価による自信」をつけるということです。

「昨日の自分より今日の自分がイケてる」というように、自分に自分から「いいね」をするのです。嫉妬の対象をも自分自身にしてしまうともいえます。

つまるところ、「根拠のない自信」になるので、他人の目からしたらうっとうしく映るかもしれません。しかし、「特に理由はないけど、私は最高です」という自己満足は、何かと他人と比較されがちな社会で、嫉妬心に打ち勝てるほど強く生きるには、必要不可欠な考え方ともいえるでしょう。

「承認欲求」と同時期ぐらいに「自己肯定感」というミームが現れたのも、こうして考えると表裏一体のようですね。ある意味、自己肯定感を自分で伸ばすことは、情報化社会のサバイバルで生き残る秘訣なのかもしれません。

実際の成績ではなく、とにかく自身のある人の勝ち

「自信を持つこと」と「自慢をすること」は、少し違います。どちらも自分自身のことを褒めることではありますが、「他人に賛同を求めるかどうか」の点で異なっているもの。

人に自慢をされると、それが羨ましければ嫉妬してしまうこともあるでしょう。たとえば「テストで100点を取りました」という話を友達から聞いたとして、「100点取りました。努力が実りました。」という報告と、「100点取りました。すごいだろう!」という自慢とでは大きな差がありますよね。

前者の、「努力が実りました」という話ぶりは「内省」であり、他者に向けたものではありません。しかし、「すごいだろう!」という他者に向けた「自慢」は、他者にさらに評価を求めています。

テストで100点を取ったという実績を作ったのに、自分の中で満足できず、さらに他人にも褒めてもらおうとするのは、自分に自信がないことの表れかもしれません。心の底で「100点を取ったくらいでは自分は認めてもらえない」と考えてしまう不安があるのでしょう。

自己肯定感がなく、漠然とした不安があると、もし他者に成績で「負けた」場合、嫉妬も感じやすくなります。つまりは、他人を嫉妬させるような言動をするのは、自分自身が嫉妬深い状態なのかも。

それに引き換え、他人に意見を求めなくても、自分の中で満足できることがあれば、自分が他人に嫉妬をすることも、他人を嫉妬させることも少なくなるでしょう。何か小さなことでも目標を掲げて、それを達成できたとき、自分一人だけでも満足できるようになれれば平和なものです。

嬉しい出来事を一緒に喜んでくれる人がいるとさらにハッピーなのですが、そのためにも自慢をして他人を嫉妬させる言動は抑えたいところ。自分の嫉妬心を抑え、他者に自慢を向けないようにするには、まずは自信をつけることから始めてみましょう。

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