【セックスレスを解決する】夫婦・カップルの心が折れる前に試すべき5つの対策

【セックスレスを解決する】夫婦・カップルの心が折れる前に試すべき5つの対策

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夫婦、カップルの上に重くのしかかる問題、セックスレス

「それでもお互いのことを尊敬しているし、愛情があるから大丈夫だよ」とたとえ思っていたとしても、本音では「本当に大丈夫だろうか…」と不安になるものです。

一般的に、結婚生活が長いほどセックスレスに陥ると考えられていますが、実のところ最低でも新婚カップルを含めた夫婦の20%がセックスレスであるという現実があります。

なぜセックスレスが起こるのでしょうか。今回は、老若男女あらゆるカップルの存続の危機をもたらすこの問題と解消法について、紐解いていきましょう。

目次

そもそも「セックスレス」とは?定義と原因

意見の不一致

さて、夫婦やカップルがセックスレスになる原因には、どのような理由が考えられるでしょうか。

妻と夫のどちらかによって、セックスレスの主な原因は異なります。特に、妊活、妊娠、子育て中の女性のホルモン変化にともなう心情や、男性の「妻を妊娠させなければいけない」「家族をもつ、養っていく」という責任に対するプレッシャーなど、夫婦間で「子供をもつ」ということに対するあらゆる不安が要因となることは多いようです。

また、未婚のカップルでも、数年同棲を続けていると「お互いを異性として意識できなくなった」などの性的な距離感からセックスレスにおちいるようです。近年増加中の「草食系男子」と呼ばれた性欲の無い、もしくは至って少ない男子と付き合っても、のっけからセックスレスということもあるといいます。

それでは、以下から詳しく解説していきましょう。

レスとされる期間は~ヶ月から?

セックスレスは、一般的に「特別な事情もなく1ヶ月以上性交渉がない」ということと定義されています。

特に女性は、年齢を重ねるごとに、積極的にセックスに臨むことが恥であるかのような風潮がありますが、実は30代を皮切りに性欲が高まっていくのが女性の身体的な特徴でもあります。

男性は性機能は落ちていくものの、それでも性欲も落ちていくという訳ではありません。男性はいずれ閉経を迎える女性と異なり、生殖機能を失う訳ではありませんから、まれに60代、70代でも子供を作ることが可能です。

ですから、セックスレスの理由として必ずしも「性欲がないから」妻、夫の求めに応じず、セックスレスにおちいるというわけではないのです。ですから、けっしてあなたに魅力が無いからという訳には限りません。

セックスレスの理由は男女により、その個人の状況により、確実に「このパターン」と断定することは難しいですが、特に女性の妊娠から子育てを経てのホルモン変化や、男性の性機能とプライドの関係から、よくあるシチュエーションというものを解説することができます。

妻と夫、彼氏と彼女のセックスレスについて考えていきましょう。

妻がセックスに応じないとき

妻にセックスを断られると、自分の欲求を満たせない上、人として拒絶されたような気になるものです。

古来から「夫の望みを満たすことが妻の役目である」というようなことも言われていますが、セックスは誰にでもいつでも断る権利があります。そのなかで、なぜ愛するゆえに結婚した夫の求めを断るのかというと、これらの理由を主に挙げることができるでしょう。

  • 夫を男として見られない
  • セックスが面倒くさい、苦痛である
  • 仕事または子育て、家事で疲れている

以上などの理由は必ずしも1つだけではなく、複数の理由が折り重なってじわりじわりとセックスレスになる、ということもあるようです。

特に夫婦ともに家で仕事をする、同じ職場に出勤するスタイルなどは、毎日四六時中顔を合わせることになります。そのような場合や、そうではなくても、お互いの存在に慣れすぎてしまうと、相手を異性として意識できなくなる、ということもよく耳にします。

また、女性側の理由としてセックスレスにおちいる時期としては、出産後が最も多いと予想されます。

産後の心理

女性は産後にセックスレスになることが最も多いと言われます。

その理由は、主なものとしては「母親としての意識や仕事」によるもの。

出産を経験すると、それまで増加していた女性ホルモンが大幅に減少して生理前のようなイライラが起こりやすくなり、また母親として子供のことを守ることばかり考えてしまうようになりがちです。

出産するまでとても仲の良い夫婦で、子育ての分担についてよく話し合いもしていたのにも関わらず、出産後に子育てが妻のワンオペになる、という事態も、夫に対する尊敬を失い、セックスレスに近づきます。最悪の場合、夫を「敵」としてみなすことにもなってしまうようです。

また特に初産のときは、出産後の体の変化を夫に見せたくないということや、慣れない子育てや夜泣きの面倒などでヘトヘトになることで、セックスを拒むことに繋がるようです。

母親になった妻との距離が離れることで、セックスレスになるといっても良いでしょう。

夫がセックスに応じないとき

反対に夫がセックスを拒む時はどのような理由が予想されるでしょうか。

考えられる心理としては、まずは上記の出産後の妻の変化についていけない、耐えられないというもの。

女性は出産を経験すると、次は「母親」としての体が出来上がるので、男性が思っていた以上に体の状態が変化します。また妊娠線など、妻としても望んでない体の変化が満載です。最低のパターンですが、母親になった妻に性欲が湧かなくなるということは多いようです。

また、妊娠中にセックスできなかったからこそ、産後に「待っていました」と言わんばかりに誘っても、妻が母親になったことでの心や体の変化で拒まれると、男としてのプライドが傷つく場合も。

そして、出産、子育てに突入する前に「妊活」という夫側へのセックスまた妊娠の能力への期待に責任感を感じすぎてセックスレスになるという場合もあります。

妊活のプレッシャーというもの

子供を作ろうと夫婦で決めたとき、または妻から「どうしても子供がほしい」と訴えられ子供を作ると決めたときには、「自然に妊娠した」というサプライズではなく「意図的に子供を作る」ということで、夫婦ともに様々な準備をすることになるでしょう。

とりわけ、男性には「妻を妊娠させる」という大きな責任がのしかかります。

2015年の調査では、不妊で悩んでいる夫婦は人口の35%にのぼり、またその人口は増加の傾向にあるようです。そして「不妊」というと今までは女性側の問題かのように見られていましたが、徐々に「男性の不妊」の存在も知られるようになってきました。

ただ、夫婦どちらの体調にしろ、不妊治療を受けながらのセックスは、夫にとってはどんな心理状況になるかというと、「セックスの義務化」という意識につながることが多いようです。

どんな理由でも、男性としては「射精しないといけない」と意識をしてしまうと、緊張してなかなか思うようにはいかないそうです。セクシーなムードもなにもありませんからね。

単なる「愛を育むコミュニケーション」ではなく「生産的」な目的のセックスは、男性を次第に「妻に対してだけED」という状態にさせやすいそう。

それだけ「不妊治療のためのセックスレス」という現状は、厳しいものとなっている模様です。

参照:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」

彼氏、彼女がセックスに応じないとき

セックスレスの問題は、ただ夫婦だけに限りません。未婚のカップルの間でも、セックスの頻度が1ヶ月に一回以下になると「セックスレス」という状態に名付けられています。

お互い忙しかったり、「別に月一でセックスしなくてもいい」と考えていて、浮気などの問題も何もなく仲良しでいるなら良いのだと思いますが、そこでどちらか一方が本当は不満に感じていたりすると、実際問題「カップルの危機」と言えるのではないでしょうか。

特に、喧嘩の後などカップルの仲が険悪になったり、会話がなくなったりなど、連絡が途絶えた後にセックスレスになると、そのまま別れにつながるケースもありえます。

また、お互い実家暮らしやシェアハウス、ルームシェアでプライベートな空間を持っていない場合は特に、カップルの二人だけの時間と空間でセックスをすること自体が難しくなります。ラブホテルの利用が増えると、コストもかかるので根本的にセックスレスになりやすいのです。

同棲生活の長さとレスの関係

彼氏と、彼女と同棲をするのはとても楽しく素晴らしいことです。毎朝起きた時に好きな人の顔をみられるだけでも幸せを感じられます。

ただ、その同棲生活が5年、6年と夫婦並みに長くなり、変化のない日常と化してしまうと、セックスレス問題に繋がることもあるようです。

「その生活に慣れる」というのは、安定して人生を送っていることとも言えるので一見幸せなようですが、性生活にとっては「刺激のない状態」とも言えます。特にお互い、または片方に、少しもフェチやアブノーマルな要求が無い、性欲がもともと少ないといったパターンの時は、セックスのマンネリ化が起こりやすいよう。

また、

  • お互いの裸を見慣れる、恥じらいがなくなる
  • 恋人というより家族のような存在になる
  • 「いつでもセックスできる」という意識が欲求を減らす

などの原因から、レスにおちいるようです。

特に上記の理由を持ってなおかつ性欲がある状態の時には、悪い場合には浮気願望も生まれることもあります。

これらのことから、お互いを「恋人として」または「夫婦、パートナーとして」大切に思っているとしても、「異性として」意識しなくなるということが、根本的なセックスレスの原因と考えることができるでしょう。

セックスなしでも関係は成り立つ?

人の話を見聞きしていると、「夫婦仲は良いけどセックスレスである」というケースは思いのほか少なくありません。

セックスレスという問題はあくまでもその夫婦個人間の問題なので外部から判断できるものはありませんから、そのような状態で夫婦として継続できるかどうか、自分たちで考えなければいけません。

そこで自分たちのセックスの頻度が月に一度以下であることを問題にするかどうか、我慢をしてはいけません。「お互いセックスなしでも上手くやってるよね」と話し合ったとしても、本当に二人とも本心から合意しているとは限らないのです。

それに「セックスレス状態でも仲良し」というシチュエーションは永久に続かないと思ったほうがいいでしょう。いずれはその問題が浮気の原因になる可能性は高いのです。

もしセックスレス問題について満足に話し合いができなかったり、パートナーがセックスに応じてくれず、自分の異性としてのプライドを傷つけ続けて落ち込ませ続けるのなら、きっぱりと離婚を視野に入れても構わないでしょう。

性生活の不満は、場合によっては離婚の理由として相当するのです。

挿入だけがセックスではない?

セックスレスの原因の中で、男女ともに「特定の体位」や「特定のプレイ」でないとオーガズムに達することができない、ということがあり、このようなタイプのひとは思った以上に多いものです。

そこを夫婦間、カップルの間でお互いへの認識や配慮が足りなかったりすると、それもセックスレスの原因となることがあります。

しかし、はたして射精や絶頂に達することがセックスの目的かというと、そうではない、ともいえますよね。ただ夫婦間での体のコミュニケーションが必要なだけとも考えることができます。

たとえ、もし「挿入では絶頂できない」という状況にあるときは、お互いを愛しているという自認があるのなら、決して諦めずにお互いの理想を打ち明けたり話し合いを続けるべきです。ただ裸で抱き合ったり、愛撫したり、お互いのマスターベーションをサポートするだけでも満足感は得られます。

もしそこで満足できないなら、夫婦の解消、要するに離婚も視野に入れていいのではないかと思います。その相手と幸せな性生活、および結婚生活が望めない場合は、一人で生きていく覚悟をするか、別のパートナーを見つけることも悪いことではありません。

問題なのは、パートナーに対して嘘をついたり隠し事をしたり、不要な我慢を続けることなのです。

セックスレスが原因で起こりうること

妻に怯える夫

セックスレスは、たとえ一時期はお互い不満ではなかったとしても、ある日突然、あるいは徐々に、夫婦間に亀裂を生んでいくものと予想することができます。

セックスレスを起因として特に想定できる最悪の事態といえば、そう、不倫や浮気という問題です。

実は、結婚をした夫婦には、パートナーからのセックスの要求に応える義務というものがあります。そして、特別な理由なくそれを断ることは、場合によっては離婚原因につながります。

パートナーに性交を求められても応じることのできない特別な理由とは、たとえば妻が妊娠中であったり、夫が怪我をしていて動くことができない、など、「セックスを断らなければ自分あるいは胎児の命に関わる場合」などを指します。基本的に妻、夫の欲求に応えることは、法的に定められた夫婦の務めとなっているのです。

今後、現代的な動向に合わせて法律が変化するかどうかわかりませんが、少なくとも結婚する前にこのことを頭に入れておくべきですね。

では、これから結婚からのセックスレス、また未婚の状態のセックスレスから起こりうる問題について、より詳しく解説していきましょう。

一番起こってほしくない不倫、浮気という問題

セックスレスが原因でも、ほかのどんな理由があったとしても、パートナーや恋人に浮気されることは、人生の中で起こりうるひとつの地獄といえます。

浮気、不倫は裏切りの行為です。特に結婚した相手がいるのに不倫をするということは、自分たち夫婦だけではなく、ほかの家族をも巻き込む参事となりえます。

そのような事態を避けるためにも、原因のひとつとなるセックスレス問題は無視できません。できる限り解決すべきでしょう。

もしパートナーが主なセックスレスの理由を持っている場合、相手に、セックスレスが自分たち夫婦にとってどれだけ深刻な問題か、分かってもらわなければなりません。セックスレスのせいで自分が大きなストレスを抱えている場合、思い切って離婚届を見せてみてもいいでしょう。

また、もし自分が原因でセックスレスになっているのなら、自分が思っている以上に事態を重く捉えた方がいいと思われます。

浮気が起こる前に、仮面夫婦になる前に、離婚する前に、セックスレスという大きな問題に対処しましょう。

ちなみに、浮気、不倫についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

【どこからが浮気?】浮気のボーダーラインは遊びと本気で違うもの?

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2018年5月31日

夫婦の不倫の場合

もし、セックスレスが不倫に至った場合ですが、どのような理由にしろ不倫が発覚した場合には、相手を許さず離婚するか、今すぐにではなくても相手を許し、そのまま夫婦を続行するか、選択しなければいけません。

ただセックスレスが根本的な原因での場合、不倫相手に入れ込んでの不倫というよりは、ただ性欲を家の外で解消した、というパターンを想定することができます。

依然としてパートナーを愛しているのに、夫婦仲が良いにも関わらずセックスレスであり、片方もしくは両方が不倫に臨んだという時に、何を優先的に話し合わなければいけないかというと、相手の不倫を責めるよりも「自分たちがセックスレスであったその原因」についてではないでしょうか。

結婚相手を心から愛しているのに、欲求が満たされないことに我慢ができず、ほかの相手としてしまったという時、相手はおそらくかなりの罪悪感に苛まれていることでしょう。もしそのような状況での不倫を自ら打ち明けたとしたら、不倫によって自分がパートナーの名誉を傷つけたことを許せないでいるためかもしれません。

何が原因にせよ不倫は許しがたいものです。そして、不倫から夫婦が立ち直るには長い時間を要します。セックスレスを解消することも困難を極めるかもしれませんが、色々と工夫をしながら、解決に向かって前向きに進んでいきたいところです。

未婚のカップルの浮気の場合

もし未婚のカップルで、相手が原因のセックスレスを経ての浮気が発覚した場合は、はっきりと別れることをおすすめします。

この場合は、もはや恋人関係が破綻していると考えて正しいでしょう。婚約などでお互い将来を誓い合っていたり、事実婚などではない限り、お互いの存在に責任を取る必要のない関係です。恋人という状態でセックスレスから浮気をするということは、そもそもその相手に恋人関係を継続する気が見られません。

また、恋人の関係の時点で浮気をするタイプは、たとえ今回許したとしても、また同じ状況になった時にはまたおなじように浮気をする可能性があります。

特に、お互いのセックスレスについて何も話し合いがない、話す気もないような場合は、あなたや自分たちの関係を重く捉えていないのかもしれません。将来の相手をその人に決める前に、相手のセックスレスが原因で浮気をされてしまった場合は、今後の関係を前向きに望めないと思いましょう。

そして、自分が原因のセックスレスからの相手の浮気の場合ですが、セックスレスがあなたの責任だとしても、恋人関係の時点で浮気をしたということは、残念ながら相手はこちらにそれほど恋人としての存在感を期待していないと考えられます。お互い他の人に縁があると考えたほうが、これ以上ストレスを抱えずに済むのではないでしょうか。

セックスレスは離婚の原因にも

再三お話ししますが、セックスレスは離婚の原因になりえます

なぜか、という理由は言わずもがなですが、夫婦で同じ寝室で寝起きするにも関わらず、月に一度もセックスをしない、ということは、少なからずお互いを男女として意識していないということになります。

共同生活者として、居心地よく暮らせるようにお互い協力し合えていて、なおかつお互いに愛し合っているならば、セックスレスについて改善の余地があるでしょう。セックスレスは、今は大丈夫に思えてもいずれ問題となってくるので、最低でも月に一度はお互いの体に触れ合いたいところです。

しかし、経済や家事などの生活の負担が夫婦どちらかに偏っていたり、どちらか一方がセックスレスについて悩んでいるとすれば、不倫問題や離婚に発展するのは時間の問題だと言えます。

「特別な理由なしにパートナーのセックスを拒む」ということは、結婚の条件を違えていることになるのです。

法的なセックスレスの位置

セックスレスが、それだけでは直接的な離婚の原因となりづらい理由としては、セックスレスその夫婦単独のとてもデリケートな問題であり、どちらに責任があるのか証明しづらいためといわれています。

セックスレスが離婚の原因として認められないパターンは、たとえば50代以降と高齢で自然とセックスをしなくなった場合や、お互いがセックスを望んでいない場合など、セックスがお互いの不仲の主な原因ではない場合。

そしてセックスレスを原因として離婚できるケースというと、お互い20代、30代で若く精力もあり、セックスを拒むべき理由が特にないにも関わらず故意にセックスを断っている状態など。

離婚調停は家庭裁判所で扱われますが、相手の故意でセックスレスとなりこちらがそれを苦痛と感じている場合、民法770条の1項五号にある「婚姻を継続し難い重大な事由」に当てはまります。

そして、意外なことかもしれませんが、法律は性生活のいとなみを婚姻における重要な事項とみなしているのです。ですから、ただ面倒であるから、わけもなく相手を性的に見られなくなったから、などの理由で配偶者のセックス拒むことは、婚姻関係を破綻させる十分な理由だとされています。

ただ、裁判の実例でもセックスレスのみを原因として離婚が成立したケースはあまり多くないようです。セックスレスはあくまでも他の理由に「プラス」した時に、離婚が成立しやすくなる、と考えた方がいいでしょう。

「仮面夫婦」になる可能性

セックスレスだとしても、お互いの助け合いがなければ平穏な生活が成り立たないという場合や、自分たちよりも両家の結びつきを優先しなければいけない場合、ただ合理的な共同生活者として「仮面夫婦」のようになってしまうかもしれません。

仮面夫婦とは、表面上は夫婦を装っていても内情は婚姻が破綻している状態です。仮面の下はほぼ他人ということです。

もはやお互いに男女としてどころか、人としても相手のことがどうでもよくなっているということも予想されます。なので、お互い浮気していても見て見ぬ振り、をすることになるかもしれません。

それでお互いの生活がうまく成り立っていれば良いかもしれませんが、家に帰った時が苦痛かもしれません。最もリラックスしていたい自宅が心から安心できない環境になってしまうと、生活は地獄と化してしまいそうです。

また、すでに子供のいる夫婦の場合も、たとえ不仲になっても子供のために夫婦を続けるというシチュエーションもあります。でも親権の奪い合いでさらにお互いの関係性が泥沼化、ということも。

親の離婚は、小さな子供にとってはとても厳しいことで、両親の喧嘩がトラウマと化したり、一生その辛い思い出がつきまとうこともあります。未来を想像してみて、「この相手とは一緒に暮らせない」と感じることがあったなら、子供が物心つく前に離婚した方がいいかもしれません。

決断は早ければ早いほど、その後の苦しみも少なくて済むものです。夫婦の状況に耐えられずに、離婚前に出会い系サイトやアプリに手を出してさらなる嵐を呼ぶ前に、仮面夫婦という状況に対処しましょう。

身体的に影響はある?

セックスレスという状況は、健康への害や、体調不良を引き起こしたりするでしょうか?

科学的、医学的には、パートナーとセックスしていなくても身体に影響はありません。男性は日常的に射精をしている人は、射精をしなくなると睾丸が痛くなるという人もいますが、射精の回数を減らしていけばいずれ一週間、1ヶ月と何もなくても身体に影響しないようです。

ただ、セックスをすることで得られるメリットがなくなるということを考えると、セックスレスにより今まで得ていたプラス効果がなくなるので、総合的にマイナスであると言えるかもしれません。

セックスをすることで得られる身体的なメリットとは男女別に、

女性のメリット
オーガズムに達することで、オキシトシンやセロトニンなどの幸福感にかかわるホルモンが分泌され「女としてきれいに」なる。またパートナーと触れ合うことで、乳がんの早期発見につながることも。
男性のメリット
定期的に射精することで前立腺がんのリスクを下げるという報告がある。また、精子の質を上げ妊娠に繋がりやすくなる。

など。また男女ともに、睡眠の質を上げたり、定期的に激しい運動で心臓に良い負担をかけることで心臓病のリスク低下、アンチエイジングホルモンの分泌など、私たちが思っていた以上のメリットがあることがわかっています。

それらのメリットを享受できなくなると考えると、セックスレスが身体にもたらす影響は大きいと思えますね。心と体の健康のためにも、婚姻関係を持っているなら定期的なセックスを試みていたいものです。

セックスレスを克服するために今からできること

さて、ここまででセックスレスというものに多大なる悪影響があることがわかりましたね。

では、ここからは「どのようにしてセックスレスを回避するか、克服するか」という解決法に焦点を当てていきます。

すでにセックスレスにおちいり悩んでいるひとも、これからセックスレスになったらどうしよう、と不安なひとも、男女で違う体のつくりについて知識を得たり、今まで以上に開放的な気持ちで積極的にセックスに臨んでみるなど、前向きにセックスレスの改善について考えていきましょう。

出産後の女性側の変化について予め把握しておく

出産の前後で、女性ホルモンの変化により女性の心理状態が変化するということは、記事の最初のあたりでお話ししました。

女性の気持ちの変化は、生理や妊娠、出産、子育て中などさまざまなステージで変化する「ホルモン」というものに支配されます。その知識が無いと、ホルモン変化でイライラしている妻に対して「こいつは100%自分の意思で俺に攻撃しているんだ」と感じ、夫婦仲が悪化していく原因に気がつくことができません。

また、女性側もこれらのようなホルモン変化による気分の変動をあらかじめ知っていれば、「自分は今{生理中/妊娠中/子育て中}でホルモンが出ているからイライラしているんだ」と自覚することで心のコントロールを図ることができます。

ですから、男女ともに、喧嘩をしてセックスレスになる前に、本人でも扱いづらい女性の心と体の変化をあらかじめ学んでおくことがベストです。

それらのことは性教育でも触れることもありますが、日本の性教育の現状をみると、残念ながらここまで具体的な学びをする前にセックスそのものを勉強できること自体が望み薄なので、ネットや書籍で自分から知識を学び取っていくことが大切といえます。

もしすでに、子育てまでの段階で妻側の不機嫌をキッカケにセックスレスになってしまっているとしても、これらのことを知れば「妻がイラついていたのはホルモンのせいでもあるんだな」と理解し、仲直りに臨めるかもしれません。

人の心は単独で動くことは出来ず、思っている以上に体に左右されるものです。女性の体のことを勉強して、感情の嵐に備え、対策しましょう。

妻が不機嫌でも子育て、家事には絶対に参加すること

たとえ妻が最高潮にイライラしていても、絶対に子育てや家事に参加、または協力する姿勢を見せましょう。

その努力が見られないと何が起こるかというと、「この夫は家族を助ける気がないから、もやは家族とは認めない」と「他人」に認定されてしまう可能性すらあるのです。

妻がイラつく原因は、ホルモン変化に加え、夫が家事、子育てにまじめに参加しないことが上位を占めます。育児や家事が妻のワンオペになると、次第に家のことを何も手伝わない夫を「敵」とみなし始めるのです。

夫が家事や育児を手伝わない理由には「仕事で疲れている」「そもそもやり方がわからない」「家事や育児は女の仕事だと考えている」などがあると思われます。それらをひとつずつ論破していくとすると、

仕事で疲れている
妻も家事と育児で疲れ切っています。家政婦が家事で給料を得ているように、家事は立派な仕事です。プラス育児というものが加わると、子供が幼いほど家に安らぎの場所はないのです。

夫が職場から家に帰って休めても、妻が家という「職場」から離れられることはありません。ですから、せめて仕事から帰ったら子供の世話や相手をし、妻を職務から解放してあげましょう。ワンオペの家庭とは何よりもブラック労働なのです。

やり方がわからない
ググりましょう。

妻は家事と育児に加えて旦那さんに教育を施している暇はありません。今はスマホ一台でどんな知識でも得ることのできる時代です。

家事や育児は女の仕事だと考えている
時代錯誤もいいところです。現代は男女共働きの時代です。女性が働きに出て生活費を稼ぎ、男性が育児にあたるパターンだってありますし、別段新しいことでもありません。家事や育児に参加しなければ、八割は奥さんから恨まれます。

もしくは、絶対に家事にも育児にも関われないというなら、家政婦を雇うなどして妻の負担を軽減させるところまでが男の仕事だと思いましょう。

と、いったところとなります。

たとえ、子供の相手も料理洗濯掃除も全てが苦手だとしても、その中のひとつだけでもこなし、スキルを磨いてもいいでしょう。または妻にご褒美を買っていくなど、甘やかしてあげることで夫婦仲が避けることを防げます。

セックスレスの原因は妻のイラつきであるかもしれませんが、そのイラつきはもしかするとあなたが原因かもしれません。とにかく、お互いに一歩ずつ相手に歩み寄り、家族を持つことに協力してみましょう。

不妊治療をするときに気をつけるべきこと

不妊治療をはじめてからセックスレスにおちいる、というケースもありえます。

特に男性にとっていわゆる「妊活」というものは、セックスを「子供を作るための義務」に変えることにも似ているかもしれません。

たとえば、「タイミング法」といわれる、女性の排卵日を予測し、その前後にセックスをすることで自然妊娠をはかるというもの。

この方法をとると、「◯日が排卵日だからその日にセックスして!それ以外の日にはしないで!」と、セックスのタイミングを妻側から指定することになりがち。適したタイミング以外で射精を行うと精子の質が落ちるといって、予想される排卵日に集中することで妊娠の可能性を上げようと考える人もいます。

そうすると何が起こるかというと、男性が自分が「種馬」になったような気分になることもあるといいます。また、そこまでではなくとも、妊娠を目的とした実務的なセックスが男性の気持ちを萎えさせ、セックスレスに至ってしまうということに。

セックスにセックス以上の目的があることで、男性にストレスを与えることがあるようです。そこからセックスレスになり、妊活が根本的に不可能になってしまう前に、夫婦仲が悪くなる前に、何のために子供を授かりたいのか、夫婦の相手の気持ちと自分たちの未来を見直してみたほうがいいでしょう。

「ED」はプライドを根こそぎ削る

EDとはErectile Dysfunctionの略であり、日本語では「勃起不全」または「勃起障害」と言います。陰茎に性的刺激がうまく伝わらなかったり、血流がうまく流れないことで、性交時に挿入可能な硬さを保てないことを指しています。

男性は、女性が知っている以上に自分の男性器を気にしています。大きさや形の良し悪しで、その人の性格やプライドの高さまで決定づけることもあるほど、男性の体のパーツの中で最も重要な部分と捉えられています。身近なものでは古神道など、世界各地の古代の宗教では男根が神聖視されていたほどです。

その神聖なる男根が機能不全であるということは、「男としてしっかりと存在できていない」という気持ちにさせることもあるそうです。「ED」という文字も見たくないほど、勃起不全は男性のプライドを折ってしまうのです。

もし、自分の夫がEDである可能性があり、そのせいでセックスレスに至ってしまっているとしても、妻側が解決しようと露骨にセクシーなイメージチェンジを図るなどすると、気を使われていると感じて余計に悲しくなることもあるそう。

男として立派に勃起することができず、妻を満足させることができないと感じると、「自分がこの妻の夫である価値なんてないんじゃないか」などと考え始めることも。

EDという問題は大変にデリケートなものです。ですから、もしも夫がEDになってしまったとしたら、妻側からあれこれと治療を勧めたり世話を焼いたりせず、相手のペースに合わせて解決策を考えましょう。

妻として、自分が知らないうちに何か夫に悪い影響を与えているかもしれないという可能性を考え、まずは夫抜きでカウンセリングに通って、専門家に相談してみてもいいかもしれませんね。

EDの原因とタイプ|ED(勃起不全)とは|EDネットクリニック|バイエル薬品

性病治療も恥ずかしがらずに

セックスレスの原因で、もし相手が不自然にセックスを拒んだり、セックスしたい気持ちがあるのにSTI、性感染症にかかってしまっているから断らざるを得ない、という状況の時は、すぐに泌尿器科や産婦人科での治療を受けましょう。

浮気の心当たりがないのに性病になってしまう、ということも稀にありえます。公衆浴場や環境の悪い性病科などで感染してしまったというケースもあるそうです。

ヘルペスやクラミジアなどの性病は、セックスを介さなくても発病することがある一般的な疾患であり、たとえ無自覚だとしても誰もが一生に一度はなんらかの性病にかかると言われています。

そのように以外と身近な存在ではありますが、放置すると不妊症につながる重篤な疾患にもなる可能性があるので、医療機関での治療や定期的な健診はとても大切なことです。

もし性病にかかってしまい、パートナーにそのことを打ち明けると、嫌がられたり浮気を疑われたりすることが不安だとしても、順調なセックスライフや夫婦生活のために、正直に話し、一緒に治療に向かいましょう。

病気の種類によっては完治に数ヶ月かかる

性感染症、STIは誰もがかかる可能性があり、病気によっては一週間ほどで完治するものから、完治までに数ヶ月以上かかるものもあります。

性病が完治していない、ということは、セックスの相手を感染させる可能性を持っているということです。おそろしいことですね。

ものによってはレーザーメスで切除したりなど手術を要するなど、治療が困難で手間がかかるものもありますから、相手に移す前に治療を受けたいところです。

また、もしパートナーと自分との両者が完治していない状態、どちらかがまだ症状のある場合にセックスすると、また同じ性病を移し合うイタチごっこになってしまうかもしれません。

性交により性器が傷つくことで、性感染症のリスクは増します。特に女性器の膣内は痛みに鈍い面があるので、実感がなくても注意が必要です。

性病を予防するためにも、どれほど定期検診が重要であるか見えてきたかと思います。性感染症のせいでお互いに触れ合う時間が遠のき、セックスレスなるよりは、できるだけ時間を割いて、パートナーと一緒に健診に臨んでください。

夫婦で、カップルで、お互い健康な状態で性生活を楽しみましょう。

セックスのバリエーションを増やしてみる

iroha
画像引用:iroha | iroha(イロハ)ブランド公式サイト

もしパートナーとのセックスに飽きてしまったことでセックスレスとなっているのなら、セックスの「方法」を色々とアレンジしてみてもいいかもしれません。

たとえば、いわゆる「言葉責め」で相手の好きなシチュエーションを演出してみたり、コスプレをしてみたり。今や、知りたい情報や欲しいグッズのほとんどはオンライン上で手に入れることができますから、気になったものは全て一度検索し、探してみましょう。

ただ相手にどんなフェチがあるのか、ということを話題にすることでもセクシーな雰囲気になってくるかもしれません。二人でセクシーな映画やポルノを鑑賞することもアリです。

とにかく、セックスやエロスに対しては、せっかくの夫婦なのですからお互いの前でだけは開放的になりましょう。性の話をするのは、TPOをわきまえてセクハラにならない限り、決して恥ずかしいことではありません。

新しい体位を試したり、性感帯を探したり、二人で妄想してみたり。ぜひとも前向きにさまざまなセックスに挑戦してもらいたいものです。いまや若者の性教育について話題ですが、セックスの研究という「大人の性教育/再教育」というものも、必要かもしれませんね。

いわゆる「おもちゃ」を試す

秋葉原など都心のディープスポットやオンラインショップのさまざまな店舗には、いわゆる「大人のおもちゃ」が満載です。Amazonですら扱っているほどメジャーな商品ラインです。

現代ではirohaなど女性向けのアダルトグッズも多く開発されており、その外見も極度に性的でえげつないものばかりではなく、インテリアと見紛うばかりの可愛らしいものも増えています。

人によってはおもちゃは苦手だ、という人もいますが、試したことのないカップルは一度使ってみるといいと思います。また、セックスレス中でも、パートナーの妊娠中や怪我をしている時など、セックスができない期間もアダルトグッズを使えば、相手を楽しませたり自分一人でも満足することができそうです。

また、中にはパートナーの性器を型取りしてオリジナルのアダルトグッズを作るキットさえ販売されています。そのように、試してみることに抵抗があるものもありますが、なんでもチャレンジすることが大切。とにかく「楽しむ」ということが性生活を盛り上げる秘訣です。

自分たちの体だけでは得られない快感を与えてくれるアダルトグッズは、夜の生活を盛り上げ、セックスレスを解消することにもきっと一役買ってくれるのではないでしょうか。

セクシーランジェリーは効果ある?

よく、夫の「やる気」を後押しするためにセクシーな下着を着て誘惑してみる、という挑戦を聞きます。しかし、それが功をなすかどうか、確約はできないものです。

まず、一般的に「セクシー」とジャンル分けされる下着が、自分の夫の趣味にハマるかどうか。フェチを見誤っては逆に冷めさせてしまうかもしれません。人によっては、ひとがセクシーと呼んでいるようなものより、清楚な綿の下着のほうがグッとくるという人もいます。

また、もし夫の精神状態が追い込まれていたり強いストレスを抱えていたり、「セックスどころじゃない」状態など、セックスレスよりも優先的に解決するべき事項がある時には、セックスをしない期間をあえて設けることも必要です。

そのようなタイミングでセクシーランジェリーで登場されても、たとえこちらが真面目だったとしても、切羽詰まっている相手にとってはふざけているとしか思われないかもしれません。

そして、万が一夫が不倫に走りそうな時、いくらセクシーな下着を着たところで、不倫の刺激的な誘惑には敵わないかもしれません。一度は愛し合った夫婦であれば、妻とのセックスは刺激よりも安定や安心を求めるべきなのでしょう。不倫の原因は妻がセクシーかどうかという問題よりも、家庭内でのストレスから逃れたいという願望も原因となり得ます。

ですが、どうしても同じパターンのセックスばかりでは飽きがくるものですから、たまにはいつもと違うことをするのは有効です。場合によっては旦那さんの気持ちを考えながら行動すべきですが、エロティックな下着で夫を誘惑することは、セックスライフを盛り上げセックスレスを予防することに一役買うでしょう。

精力剤を試す価値はある?

精力剤として昔から有名な「青い錠剤」、いわゆるバイアグラを始めとした精力剤は、もともとEDの治療薬ですが、セックスを盛り上げるためや、男性が自信を持つために、こっそり使う人もいるようです。

精力剤はセックスレスの解消には役に立つのでしょうか?ネット上のレビューをいくつか見てみましょう。

30代/男性

バイアグラの効果

妻を驚かせようとこっそりバイアグラを購入し、内緒で服用しました。

その効果にはビックリです。持続力がすごい。いつもと硬さも大きさも違う、と妻も実感があったようです。

いつもは一回で疲れてしまうのですが、そのときは二回戦も余裕でした。

ただ効果が強すぎることと、副作用で心臓に負担がかかっている感じが心地悪いので、今は使用していません。でもあれはすごかったです。

30代/男性

あらゆるサプリを試してみた

バイアグラは副作用が心配なので、亜鉛をはじめとして色々な飲むタイプの精力剤に手を出しました。

亜鉛はドラッグストアに売っているし安価で手が出やすいですが、効果は「?」なので、次第にネット通販で物色。

精力増大サプリとして、それぞれ勃起の持続やムラムラさせるものなどバランスの違いがあるが、個人的にはアルギニンが多く含まれているものが効果を感じやすかった。

自分はムラムラしにくいほうだったので妻とセックスするときにたまにギクシャクしていたが、サプリで改善されたと思う。

ただ値段が張るので継続して使用するのは少々きつい。

精力増大サプリとは「強壮剤」のことで、継続して飲むことで効果を得られる漢方やアミノ酸成分のものであり、バイアグラなどの勃起薬と比べ副作用の心配が少なく、安心して使用できるようです。

ただし一箱(90〜120粒)一万円前後と高額であるため、継続して服用しなければならないサプリメントタイプはやや負担が大きいようです。

すぐに効果が出るが副作用もあるバイアグラと、継続して服用することで日常的に効果が持続するが高額な強壮剤とどちらを選ぶかは人それぞれですが、体の健康を考えると、あまり負担をかけすぎるバイアグラを使い続けるのは心配ですね。

EDの心配や男性としての自信をつけるためにも精力剤は効果的のようですが、セックスレスを改善しようとしても無理をしすぎないようにしましょう。

女性用の精力剤も?

女性に対して「精力」を高める、ということは意味を成さないかもしれませんが、「性欲を強める」という意味では「媚薬」というジャンルで検索すると色々と見つかります。

一番有名なものはというと、バイアグラの女性版といわれる「ラブグラ」と呼ばれるもの。もっと妻の乱れる姿が見たい、という男性や、もっと夫や彼氏とセックスを楽しみたい、という女性に人気があります。最近は女性向けの雑誌でも特集されたようです。

不感症を改善するために開発されたそうで、効果は性感の感度の改善や、性器の分泌液が増すことでの性交痛の軽減など、セックスをよりスムーズにはこび、パートナーとより楽しめるといいます。

パートナーとセックスするときどうしても感度が低い、潤滑剤が不可欠である、という女性は試してみてもいいかもしれません。ただし、ラブグラをはじめとし媚薬、催淫剤を使用する時は、副作用などに十分気をつけて利用しましょう。

普段の食事に精力、性欲を高める食材を取り入れてみよう

古来から、新婚の夫婦や子供の欲しい夫婦に食べさせる食材というものが世界各国にあります。

たとえば「ハネムーン」という言葉は、もともと「Honey Moon」という英語で、新婚のカップルがベッドで過ごす時に精力を保つため、ハチミツのワイン(ミード)を沢山飲んだことから由来されています。

そして、男性にとって精力をあげる食材といえば、亜鉛をたっぷりと含むカキが有名です。

また、スーパーのナッツのコーナーに売っているかぼちゃの種も亜鉛を含み、また男性ホルモンのテストステロンを増強する効果があるといいます。

テストステロンは女性にとっても性欲を上げる物質です。赤ぶどうは、テストステロンと女性ホルモンのエストロゲンの男女のホルモンの両方の分泌を助けると言われるため、セックスに前向きに臨む時には是非摂取したいフルーツです。

また、チョコレートには催淫効果があるといわれ、トウガラシも体の体温を上げるため、質の良いセックスに向いた食事といえます。

ただし、どの食材も効果を発揮できるのはビタミンやミネラル、タンパク質、炭水化物、脂肪など、バランスの良い食事を心がけているとき。偏食は体質を崩し、セックスレスどころではなくしてしまいます。あらゆる栄養素がバランスよく整ってこそのプラス効果として、食事から得られるセクシーな効果を期待しましょう。

「ポリアモリー」という選択肢

「ポリアモリー」という言葉をご存じでしょうか。

省略して「ポリ」とも呼ばれる、主に西洋で流行し始めている恋愛関係のスタイルです。それは、全員の合意のもと、夫婦を含むカップル関わらずあらゆる人と性的関係を結ぶことができるというもの。

全員が合意していて、なおかつ誰にも嫉妬したり差別化せずに愛し合うことを理想とする関係性だそうで、これによりたった一人のパートナーだけでは満たすことができないあらゆる性的欲求を叶えることができます。

夫婦間ではセックスレスでも、「妻、夫に対してのみ」のセックスレスであるケースも少なくありません。お互いに人として尊敬しあい、心から愛し合っていたとしてもです。

そこでポリアモリーという形態を取ることで、夫婦間の愛は変わらず、ただセックスだけを他の人とも共有し、夫婦お互いのセックスに対する不満を解消する、という方法になります。

この関係を選択するにはあらゆる難しい問題がつきまといますよね。嫉妬、浮気、妬み、など、パートナーをほかのポリアモリーの恋人に取られないか、焦りを感じることもあるかもしれません。大変合理的な関係性に見えますが、この関係を作り上げるのはとても困難なことだと思います。

また、ポリアモリーということで多数の人と性的関係を持つことは性病にかかるリスクを増やし、また経済的にもそれぞれが自立していることが条件かもしれません。ただし、これらの難題をクリアすれば、欲求不満から来るセックスレスという問題は乗り越えられるかもしれません。

人によっては馬鹿馬鹿しい選択肢に思えるかもしれませんが、このような解決法があり、ポリアモリーという関係が世界的に知名度が上がりつつあることは頭に入れておいてもいいでしょう。

愛とセックスの関係。夫婦の幸せとは?

夫婦とは、法的には定期的なセックスを約束された関係とも言い換えられます。多少ドライすぎる解釈かもしれませんが、たしかに性的欲求を満足できるかどうかという問題は、夫婦、パートナー同士にとって大変重要な問題なのです。

「どうしてこの人じゃなきゃいけないのか?」という問いに、具体的に答えられることができないということは、純粋に性的に生物的に惹かれているから、とも捉えることができます。遺伝子的にぴったりだから、かもしれません。

それでも、人の生活にはそれぞれのスタイルがあり、それぞれの考え方があり、誰にも全てをコントロールすることは不可能です。体の相性がバッチリだとしても、心の相性がバラバラだと、だんだん相手のことが嫌いにさえなってくるかもしれません。

ですが、それでも、セックスの相性は恋人、夫婦に重要なのです。体の相性が良く、経済的に家庭環境が成り立ち、生活共同者として上手くやっていけさえすれば、不思議なほど夫婦関係は持続可能なのです。

でも「恋愛の本当の幸せ」というのは、どんな条件があるにしろ「大好きな相手と毎日寝起きを共にできること」ではないでしょうか。そこには、体の相性やら価値観やらの天秤はなく、相手を愛しているからこそ自分を変えられる、信用できる、かけがえのない関係になるのです。

たとえセックスレスの期間があったとしても、双方に不満がなければ夫婦もカップルも十分に成り立つことができます。

体の欲求と心の欲求と、どちらが自分を支配しているのか、今一度ゆっくりと考えてみてもいいのではないでしょうか。

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Lovatomyの記事を読んでいただき嬉しく思います。執筆を担当しております中条です。外見を盛りに盛って中の上くらいのレベルと覚えてください。悲惨な恋愛から幸せな恋愛までおもしろおかしく経験してきました。愛はギブアンドテイク。女よ強くあれ。よろしくお願いいたします。