「女の色気」とは、ある意味では「女の武器」の総称とも言えます。
世の中のありとあらゆる男性を悩殺できそうな色気を身につけられたら、きっと女としての自信もつきますし、男選びにも困らなさそうです。
ただ、それは色気を「もし身につけられたら」の話。実際は、一朝一夕で手に入るようないい女の色気はありません。
この記事では、女の色気について徹底的に考察します。そもそも「色気」とは何かということ、また色気を身につける方法として、外見の身だしなみから内面の振る舞いまで、今日から実践できることを解説していきます。
では、まずはじめに「女の色気」の定義や条件についてお話ししていきましょう。
女の色気ってどんなもの?その特徴とは

「色」とは、昔の風俗街を「色街」と言ったように、平たく言えばセックスを示唆する語です。要するに、「女の色気」とは「思わず求めたくなるような雰囲気」といえます。
「色気のある女性」といえば、ルパン三世のキャラクターである峰不二子や、今や日本を代表するシンガーソングライターである椎名林檎などを思い浮かべるでしょうか。
その真に「色っぽい女」に共通するのは、成熟した大人の女性であること、そして個性と強さを持った自立した女性であることです。
グラビアアイドルのセクシーな水着姿はムラムラっとしますが、そのようなエロティックだけを真似てセックスアピールをするのは「色気」とは少し違う気がします。肌やバストの露出をしなくても、女の色気は出せるでしょう。
何より「追いかけ続けたい」ような女性のイメージがありますから、決して簡単には手に入らないような存在感があるのではないでしょうか。いくら外見上が色っぽくても、(言葉が悪いですが)簡単にヤらせてくれそうな女性に大人の女性としての品があるとは思えません。
色街の遊女も、上位になると教養も兼ね備えた美女であったと言います。セクシーさに、上品さと清潔感と知性が加わってこその「色気」なのです。
「女らしさ」という型
現代では、ジェンダーに関する考え方がとても寛容で自由になりました。
男性が女性のように振舞ったり女性の服装を着てもいいし、反対に女性が男性のようになっても良いのです。
誰がなんと言おうと、「男性らしい」「女性らしい」という世間体の型に自分を当てはめる必要はありません。自分なりの個性で、なりたい自分を表現していいと思います。
日本はまだまだ、残念ながら他人の性自認に関して遅れていて、ジェンダーフリー社会にはまだ程遠い。というのは置いておいて、今回の「女の色気」という話題は、一部で徹底して大昔から言われる「いい女」という型にハマったクラシックな女性らしさを持つ色気を指していそうです。
日本の昔からの「男らしさ」のイメージとは、一般的に「力強く、逞しく、潔い」などでしょうか。それに対して「女らしさ」の理想のイメージは、「しおらしく、細やかで、愛情豊か」などの、可愛らしい感じのもの。
これらのイメージも確かに優しい女性らしさを示していますし、合コンなどで人気のある女の子の振る舞いに似ています。しかし、あまり現代的ではありません。
美しく、優しくて気配りもでき、かつ自分の主張もしっかり通せるような人物像が、働く女性が活躍する現代の「いい女」なのではないでしょうか。男性にモテるけど「男なんていなくても生きていける」という強さのある大人の女性がそうです。
異性にモテようとして媚びへつらう様子は、見ていてさわやかな気持ちになるものではありませんし、あまりカッコ良くもないですよね。現代的な「いい女」の型には、人間としての芯の強さというのも付け加わっていると思います。
「強い女」「弱い女」の2つの色気
とはいえ、時に男性にとっては「黙って側にいて支えてくれる」ような包容力のある、ある意味で自己主張のない女性像が必要とされる時があります。
社会の中で、心の弱みを見せることが許されないようなシーンに置かれることも多い働く現代人の、クッションとなるような優しさが求められます。
また、男性は基本的に頼られることが好きです。「かよわいオンナ」に頼りにされることで男として自信がついて優しい男になれることもあるので、パワーウーマン的なタフな女性でもたまには「おねがい」をすることも有効な手段です。
まだまだ型にはまったジェンダーの概念に囚われている社会では特に、男性は弱くあることが許されないのに対して、女性は強さと弱さを兼ね備えることが許されています。
そして、その「強い女の色気」と「かよわい女の色気」を使い分けることで、変化に富んだ放って置けない女性になれるかもしれません。
普段は男性と肩を並べて社会の中で闘う強い女性でも、自分が認めた好きな男性の前だけなら弱いところを見せられる。そのギャップに、きっと男性のハートは徹底的に撃ちぬかれてメロメロになってしまうのではないでしょうか。
女の色気が出てくるのは何歳から?
「女の色気」とは、男性の本能を刺激する、成熟した大人の女性の魅力と言えます。
ですから、個人差はあるでしょうが、成長過程でもある学生時代を終え、仕事が安定し始めた25歳前後ではないでしょうか。
心の余裕があることが落ち着いた女の色気の1つの条件でもあるので、学業に仕事に必死な姿は、色気というより健気さや可愛らしさのほうが際立ちます。
自分のやるべきことをきっちりとこなして、かつ他人を助けられるほどの余裕がある人こそが「大人の女」です。
また、身体的にも女性ホルモンのバランスが整うのも平均して20代半ばごろ。
思春期の肌トラブルも落ち着き、お肌のコンディションも最高潮。張りのある肌に、体力もある健康的な肉体が完成する年頃です。
25歳頃は、心身ともに女性として成長した、人生で一番キラキラと輝くはずの時期です。結婚に焦る必要もないので、自分に自信を持って今を楽しめます。
余裕と自信を持って人生を謳歌する大人の女性こそ、色気を出すことができるのではないでしょうか。たまには男性をソツなくリードできるようなら完璧。「甘えさせてくれるおねえさん」という一面も、「女の色気」としてプラスのポイントとなるでしょう。
焦っても手に入らない魅力
「女の色気」は、手に入れようともがいても手に入るものではありません。
前述したように、身体が成熟する25歳ごろ以降から、人としての心の成長を伴ってこそ得られる「大人の女の魅力」なのです。
ですから、10代の女性がいくら大人っぽく振舞っても、女の色気というより、「大人になろうと背伸びしている可愛い女の子」の魅力になり、大人の色気とはすこし違ったものになってしまいます。
大人の女の色気とは、むしろ30代以降が本番です。20代にいわゆる「女磨き」というものをサボっていると、その結果がダイレクトに響くのが30代。仕事もスキンケアも趣味も恋愛も、全ての結果が30代の「人となり」に影響するのです。
10代は心も体もまだまだ成長過程です。色気を出そうと「大人の女のフリ」をしてもあまり意味がないので、若い時代は将来に向けてまじめにに勉強したり、純粋に好きなものを追いかけたり、純粋に「人のことを好きになること」を学んでいっていいでしょう。
若い頃に積んだ経験や学んできたことが、大人の女になった時に生きてきます。女性の魅力がみんな年相応でなくてはいけないというわけではありませんが、自分を取り繕ったりせず、その時のありのままの自分の魅力というのを引き出していきましょう。
アイテムで大人の女の色気を出す方法

ここから、どうすれば女の色気を出せるのか、という話題に移っていきます。
まずは、誰でも今すぐ実践できる外見の「女らしい色気」を出す方法についてです。
中身はともかく、メイクやファッションなどを変えるだけでグンと色気は出ます。
ネイルについては賛否両論別れるところですが、男性目線からすると爪は短い方が清潔感があり、好まれるようです。
もちろん自分に合ったものを選ぶのが大切なことですが、どのようなアイテムを選べば「女の色気」というものを出すことができるのか、ご紹介していきましょう。
くびれとデコルテを強調!セクシーなファッションとは
セクシーな雰囲気を目指すからといって、露出をしすぎたり、体のラインを出しすぎるのはNGです。男性は否応なく魅了されますが、下品な印象になってしまうので、内面を知るよりも「とにかくセックスしたい」という性的欲求しか向けられなくなってしまいます。
欧米諸国などでは胸の谷間が見えたり下着が透けるようなセクシーなファッションも健康的に扱われますが、日本ではちょっとでも谷間が見えると悪い意味でも注目されがち。TPOを考えたファッションとするなら、国内では控えめにするべきです。
胸元のボタンを開けるとしても、谷間が見えるか見えないか、くらいのギリギリの線がいいでしょう。あまり派手に露出をせず、曲線美を出しましょう。
セクシーかつ爽やかに、大人の女の色気を感じさせるファッションのコツとしては、胸よりも首、鎖骨まわりのデコルテを魅せること、また、ほっそりしたくびれを強調することです。
実は、鎖骨の骨は10代後半でもまだ未完成である場合が多く、20代前半で骨組織が完全に形成されます。なので、くっきりとした鎖骨というのは、大人の女を象徴するパーツの1つでもあるのです。
うなじや細い首筋も含めて、デコルテは「女の色気」の武器が集結した部位です。「女の色気」に気をつかうなら、顔のスキンケアと同時に、デコルテ周りのケアも忘れずにしましょう。首元のゆったりした服装をすることで、色気のある大人っぽい雰囲気を演出できるでしょう。
また、「色気」を目指すファッションにおいて、くびれのラインを見せないのは野暮です。ストンとしたラインのワンピースなど、くびれのないタイプの服装は子供っぽい印象や、中性的な印象に寄ります。
普段から毎日「色気」を意識しなくても、リラックスできる服装でもちろん良いですが、デートやお出かけの時くらいは、ベルトを使うなど、くびれを強調した「女性の体らしいシルエット」のファッションを心がけてみてください。
小柄な女性が「大人の女の色気」を演出する方法
ところで、身長の高い人は大人っぽい雰囲気をファッションで演出しやすいですが、身長150センチ前後の小柄な女性が色気を出すのは難しく思われがちです。
しかし、前記のデコルテ、くびれ強調でも十分色気のある感じは出すことができます。
ただ、それでも比較的子供っぽく見えがちなので、ちょっと色気の種類を「方向転換」させても良いかもしれません。
テーマとしては、「少女がそのまま大人になってしまったようなコケティッシュな色気」という感じでしょうか。
平均身長よりも背が低い女性は、「小柄なゆえの可愛らしさ」というものを武器として使えるので、これをそのまま継続しつつ、くびれとデコルテの強調、また加えてかかとの高めのハイヒールを履き、色気に身長もプラスしましょう。
また、厳しい道ではありますが、小柄な女性が大人の色気を意識する時は、人一倍ダイエットに励むといいでしょう。ガリガリなほどまで痩せる必要はありませんが、華奢さをもつことで、儚げな魅力も加わり、より「コケティッシュな色気」を出すことができます。
自分に合った「色気の出し方」を研究し、選んでいきましょう。
ブラやショーツも色気を意識?
せっかく大人の女らしい服を着ているのに、小学生みたいな下着やおばさんみたいなモッサリした下着を着るのはもったいないですよね。
とはいえ、休みの日でずっと家にこもっているような日にまで勝負下着を着ているのはどうなんでしょう。
「女の色気」には「リラックスすること」が不可欠。TPOを分けまえることができるというのも「大人」の力です。無理をして着心地の悪いセクシー下着にこだわるのはNG。
それにデート相手にとっても、いつも同じようなセクシー下着ばかりでは飽きてきてしまうかもしれません。時にはリラックスできるような着心地のいい綿の下着、時にはパンツスタイルの時に下着のラインが出ないような下着、特別な日にはシルクのセクシーな下着、など、時と場合に合わせて下着を選びましょう。
エロい下着を着ているからといって、セクシーになれるかといったら実はそうではないのです。「下品」と「色っぽい」は紙一重で、「色っぽい」には上品さが必要です。
また、自分が色気を出すのも全ては男性のためではなく、自分のためです。自分を磨いて「私は色気のある大人の女だ」と思える自信をつけ、毎日を楽しく過ごすためにも、自分にとって最適な下着やアイテムを見極めて、選びましょう。
ショート?ロング?色っぽい髪型は…
続いて、色気のある髪型についてです。
大人の女性として憧れる髪型といえば、サラサラのストレートロングか、潔のよいショートヘア。
ロングヘアーはとても女性らしく、またロングヘアーで質の良い髪を保つのはケアがとても大変なので、綺麗なロングヘアーはなかなかお目にかかれない珍しいものです。
歳を重ねる程、生えてくる髪の艶が落ちてくるので、毎日のトリートメントやブラッシングが欠かせません。それでもサラツヤヘアーを保っているということは、手入れを欠かさない身だしなみの整った女性という存在感を見せることができます。
また、バッサリと切ったショートヘアは、自立した女性の象徴ともいえます。短い髪は乾かす時間も短縮でき、毎日のヘアケアの時間をほかのことに割けるので、全身のスキンケアなどにも専念できそうです。
ロングもショートも、極端な長さは不思議と色気を感じさせますが、ボブやセミロングの長さでも色気を出すことはもちろんできます。
ボブなら「前下がりショート」が色気のある髪型として人気。ミディアムにするなら、前髪を後ろの髪と同じくらいの長さにするかワンレングスにして、少し顔にかかるくらいにすると、気だるげな色気を醸し出せます。
また、髪をかきあげるしぐさは男女ともに色気があり、人気があります。
ただ、やり過ぎたり、フォーマルな場でやるのは下品とされていますが、顔に掛かった長い前髪を避けるしぐさはとてもセクシーです。髪を耳にかける仕草も、色気のあるパーツである耳や首筋を強調するのでとても良いですね。
ただし、どんな髪型にするにせよ、自分に似合うものを選ぶことを忘れずに。自分に合うヘアスタイルの選び方は、こちらをご参考ください。
ヘアメイクは「濡れ感」を意識してみよう
大人の女性の色気を感じさせるには、髪の質感は大事なものです。
10代はキューティクルがきめ細かく整っているので、特に何もケアを意識していなくてもツヤツヤサラサラ、天使の輪っかが見えますが、20代の半ばくらいの年齢からは、きちんと毎日のヘアケアを心がけたいところ。
乾燥したパサパサの髪でいると10歳老けて見えるともいわれますし、髪の質感はそれほど人の印象を左右するものなのです。
ふわふわとした質感は可愛らしさや柔らかさを感じさせますが、セクシーな印象をみせたかったら艶のあるしっとりとした質感がおススメ。
ヘアオイルや、ツヤ感を出せるワックスを使って、毛先中心に髪全体をタイトにまとめると、大人っぽい印象を醸し出せます。
ワックスの中でオススメできるのは、プロダクトのヘアワックス。
こちらは天然由来成分だけで作られているので、髪や頭皮にも優しいことで人気のワックスです。手のひらに取ると溶けるのでつけやすく、しっとりしたナチュラルな質感を作れます。ロングヘアの人は、ヘアオイルやココナッツオイルを足して使うと、髪全体がまとまりやすく、且つ束感が減って使いやすくなります。
ただし、整髪料をつけ過ぎてベッタリした印象や、重たすぎる印象にならないように気を付けましょう。
女はメイクで変わる!化粧で色気をだすコツ

お次はメイクについて。
化粧1つで人の印象はかなり変わります。メイクのコツがわかれば、キュートもセクシーも自由自在。また服装に合わせてカラーを変えるなど、女性のファッションの楽しみの1つでもあります。
大人の女としての色っぽいメイクのコツとしては、なによりも肌の質感を凝ること。すっぴんの状態で綺麗な肌を保つためのスキンケアは、まず必要不可欠です。
色気を作るメイクとしてはナチュラルメイクがオススメですが、その中でも肌の質感にメリハリをつけるといいでしょう。
濡れ感コントロールで色気のあるベースメイク
最近流行りのクッションファンデはちょうどいい濡れたようなツヤ感とカバー力を併せ持っているのでオススメです。ただし、平坦な日本人の顔つきなら、艶は控えめにしないとツヤツヤすぎてむき卵みたいになってしまいます。
そこで、無駄な艶を消すためのフェイスパウダーと、さらに上質なツヤ感をプラスするハイライターを合わせて使いましょう。
ファンデーションやBBクリームなどのベースメイクに、コンシーラーなどで隠してから、全体をフェイスパウダーで艶をやや抑えます。フェイスパウダーとして、ベビーパウダーは、肌に負担をかけず、油分のコントロールと保湿に効果があるので意外にも重宝します。
その上に、頬骨の上(目の下外側辺り)とおでこの中心あたり、鼻筋、顎先にハイライターを載せましょう。すると、立体感のあるメリハリのある感じを出すことができるのです。
全体をマットな肌質に仕上げるととても清楚な印象になりますが、濡れた感じを少しでもプラスすることでとても色っぽくなります。チークを載せる場所も、だいたい頰骨の下あたり、自分が本当に紅潮した時に赤くなる場所に載せると、色気が増します。
チークは乗せすぎると子供っぽくなるので、控えめがいいでしょう。
濡れ感艶まぶたの視線で悩殺?アイシャドウ選びのポイント
参照:TOUGH LOVE FALL 2015 | ADDICTION BEAUTY
アイシャドウも、ツヤ感をプラスする事で一層色っぽさが出ます。
ラメの細かいタイプのシャドウを使う事でより自然な艶が出るのですが、一番はベースにリキッドやクリームタイプのアイシャドウを使うこと。
まぶたの真ん中を中心に、濡れた質感を置くことで、目を伏せた時の色気がグンと上がるのです。
色は、あまり派手すぎないヌードカラーを使うのもコツです。ピンクのシャドウは人気ですが、あまりピンクが濃すぎると子供っぽくなってしまうので、ベージュピンクやピンクブラウンを目のキワなどの締め色でとして使うのがオススメです。
プチプラで買うならレブロンのクリームアイシャドウ、もう少し手が伸びるならアディクションのアイシャドウが良いでしょう。
アディクションのシャドウはパウダータイプですが発色が良く、自然な艶が出せますし、一色2000円とそこまで高額ではありません。
濡れ感まぶたで、色っぽい視線を演出しましょう。
その時によって何色か使い分けるのがベター!リップカラー選びのコツ
参照:ヴォリュプテ ティントインバーム – イヴ・サンローラン・ボーテ公式通販サイト
色っぽいイメージのリップカラーは「コレ」と特定することができません。
なぜかというと、リップの色はトレンドにとても左右されやすく、短い期間で流行が変わることと、その時来ているファッションにも似合うものが分かれるので、「この色を選べばセクシーになる」というものではないのです。流行りに乗れば良いというわけではないのですが、最低限は知っておいた方が良いでしょう。
ただ、傾向としては季節感を感じさせることが色気を出すコツと言えます。
野暮ったい印象になるのが一番避けたいところ。季節に合わせて、春夏は艶やかなピンクやコーラルなどのブライトカラーをグロスでツヤをプラスしてみずみずしく、秋冬はベージュ寄りの落ち着いたマットカラーを選ぶなど、季節を楽しみながらその時々で変化することがベターです。
女性として化粧をすることを楽しめるのが大人の女です。ティントのカラーは落ちにくいので使いやすいのですが、カラーバリエーションがあまり多くないのと、唇が派手になりがちなので、通常のバームタイプのリップカラーがおススメです。ティントとリップカラーを合わせて使用するのも良いでしょう。
イヴ・サンローランのティントインバームは、普通の口紅のスティックにティントが入ったもので、バームの発色のとティントの落ちにくさを両立した優れたアイテムで、大人の女性におススメです。
セクシーな香りでイチコロ?色気を意識した香水選び
参考:shiro サボン オードパルファン|shiroオンラインストア
香りは、大人の色気のある女の武器として、場合によってはふと香るだけでバーの隣に座った男が「惚れてまうやろー」と叫びたくなるほどの威力を持っています。
それほど、嗅覚というものと性欲は関わり深いものです。色気の演出には欠かせません。
とはいえ、同じ電車に乗っているひとの気分が悪くなるほどの香水はNGですね。程よい量をつけなくてはいけません。
大人の女としての正しい香水のつけ方とは二種類あり、1つ目はとても簡単で、頭上にシュッと香水を噴いて、そのミストをくぐるだけ。髪にほのかに香りが付くので、ふんわりと自然に香ります。オードパルファムのような、香りのつよい香水はミストの量に気をつけたほうが良いので、噴いてから1〜2秒ほど経ってからくぐるとベター。
2つ目は、両手首に香水をつけてからうなじにつける方法。この時、香水を肌に擦り付けてはいけません。熱でトップノートが揮発してしまうので、香りを長続きさせるためにはトントンと軽く肌を叩くように付けましょう。
香水の種類としては、練り香水は量を調整しやすく、ほのかに香らせることが比較的簡単なので、初心者にもオススメです。持ち運びにも便利なので、揮発しやすい香りでも付け直しやすいところが良いですね。
香りの選び方としては、ベリー系などの甘すぎる香りは少々可愛らしくなりがち。ムスク系とフローラル系では、ムスクのほうが大人の雰囲気、フローラルは清楚な雰囲気になります。
なにを選ぶか迷った時は、セクシーもキュートも清楚も全てを兼ね備えることができるサボン系の香りを選びましょう。
せっけんの香りは昔から香水の中でも男女ともに人気のもの。香水が苦手な人でも抵抗感のないものもあるので、選択としてベストかもしれません。
shiroのサボンの香水は、とても自然で爽やかに香って、香水らしいいやらしさがなく、とてもオススメ。
香水は大人の女をさらに磨き上げますが、食事の際は料理の香りを邪魔してしまうので、落とすのがマナーです。
今すぐ実践できる!女の色気のある仕草

さて、ここからは内面の大人の女磨きにはいります。とはいえ、性格については言及できません。言葉遣いに気をつけてください、とだけにしておき、今回は動作についてのみお話しします。
いくらファッションなど見た目を磨き上げても、しぐさや振る舞いがガサツなようでは、色気のある女とは認められません。
しかし、女らしい色っぽくかつ上品なしぐさとは、一朝一夕で身につかないものです。その場限りで取り繕って、背筋を伸ばしてみても、気がついたらまた丸まっているのが常でしょう。また、無理をすると緊張するので、リラックスしてこそ醸し出せる、余裕ある優雅な色気は消え去ります。
ですから、常日頃から心がけていないといけません。仕草は習慣化するので、悪い姿勢や座り方が染み付いていてはなかなか改善されません。
ただ、姿勢に関しては今から気をつけることで、日頃から使っていなかった筋肉を刺激するので、ボディラインのシェイプアップにも繋がります。体幹をまっすぐにすることは良いことだらけなので、ぜひ心がけていたいところ。
それでは、大人の女の色気のある仕草や振る舞い方について、考察していきましょう。
姿勢が大切!色気のある歩き方とは
現代人は常にスマホをいじりがちで、猫背やストレートネックなど、悪い姿勢になりがちです。しかし、悪い姿勢は健康に悪い上に、立ち振る舞いとして美しくありません。
色気の前に、正しい姿勢を心がけていないと、だんだんと背骨の歪みにも繋がっていってしまいますから、プロポーションを保つためにも姿勢を正すことは不可欠なこと。片足重心で立つことも左右の骨格と筋肉のバランスを崩すので、できるかぎり重心を両足にかけて立ってください。
よくモデルやバレエをしている人が言うことですが、美しい立ち方をイメージする方法として、「天井から頭のてっぺんを糸で吊られているように」意識することで、不思議と背筋をまっすぐ伸ばすことができます。
猫背が習慣化している方は、こうして背筋を伸ばして立つだけでも少し疲れますよね。
また、そうして背筋を伸ばしたまま、地面に引いた一本線の上を歩くようにすると、とても美しい歩き方になります。腰から脚を動かすことを意識して、摺り足にならないように気をつけて。
いわゆる「モデルウォーク」のようなものなので、普段歩くときはそれほどきっちり足を揃えて歩かなくても良いですが、心の片隅に覚えておくと良いかもしれません。
歩くときは自然に左右の腕を軽く振りますが、このときに腕を腰より後ろに振るようにすると、とても女性らしい色っぽい歩き方になります。
あまり過剰にすると却って不自然になってしまうので、ほどほどにしたほうがいいとは思います。たとえ冬の寒い日でも縮こまることなく、寒さに負けず背筋をピンと伸ばして凛と歩く、カッコよくかつ色っぽい女性でありたいですね。
いい歩き方をしようと力むと色気は出せないので、リラックスした状態で歩けるまで、日頃から綺麗な歩き方を心がけて、体を慣れさせましょう。
フットケアも忘れないで
日本人の肌はメラニン色素が定着しやすく、日焼けやシミやアザ、傷跡も残りやすいのが特徴。
し日常的に脚をどこかにぶつけがちでよくアザやキズを作ったり、虫刺されの跡が残ったりなどすると、小学生のような冒険家のわんぱくな脚になってしまい、ストッキングなしではスカートが履けません。
色気のある女を目指すなら、生足で颯爽と歩けることが理想ですが、意識をしていないとなかなか綺麗な脚を保つことは難しいもの。色っぽい艶のある脚はストッキングではなかなか演出できないので、生足でいられることは色気を出すことにとってはかなりのプラスになるのです。
ですから、姿勢や仕草と合わせて、体全体のスキンケアにも気をつけましょう。特に下半身は、脚とかかとで肌質が異なるので、ケアの仕方も沢山あって手間がかかります。ミュールやサンダルを履いた時に、カサカサのかかとだととても恥ずかしいものですから、特にかかとはクリームを塗るなど、ケアを心がけましょう。
足先を意識した座り方で気をつける
まず、椅子や座席に座る時に、太ももを広げて座るのは絶対にNGです。
電車の向かいの席に座る女性でたまに大股開きで座る方を見かけますが、本人が思っている以上にスカートで座ると下着が見えやすいので、大変はしたないので絶対にやめましょう。
両膝をくっつけて座ると、普段そうしていない場合だと太ももの内側の筋肉が疲れてプルプルするほどだと思いますが、これも太ももの筋肉の引き締めにもつながるので、座るときは両膝を閉じて座ることを心がけてください。
また、足の向きにも気をつけましょう。かかとを広げて内股にするのも、つま先を広げて外股にするのもどちらも格好悪いです。足も揃えて座りましょう。これらをする事で色気を見せられるというわけではないのですが、下品に見えてしまうことを防いでいます。
また、脚を組んで座るときは、できるだけ両ふくらはぎをくっつけて、並行に揃えるようにしましょう。脚を組むときはスラリとした脚を揃えて座ると、とても色っぽく見えます。広げてしまうと、色気がなくなるので注意。
座るときに、脚を広げているのは色気のある女とは程遠いものです。脚の振る舞いには気をつけましょう。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という、美人の振る舞いを美しい花に例えることわざがありますが、これらの花のように匂い立つ色気のある女性になりたいものですね。
思わず目を惹く女らしい手元の仕草
ほっそりとした長い綺麗な指はそれだけでも色気を感じさせますが、もともと手が小さくても、どんな形でも、振る舞い次第で女の色気を醸し出すことは可能です。
コツは、極力手の力を抜くこと、また、ものを掴むときに親指、人差し指、中指の三本の指を使うこと。また、あまり小指を立てないことです。
手に力が入っていると、指がこわばってしまい、優雅さも色気もなくなります。できれば手先もリラックスして、なにかを指差したり掴んだりする時は、最低限指先だけに力を込めましょう。
また、上記の三本指でペンや書類などなにかを持つとき、ほかの指も軽く揃えましょう。ほかの持ち方をするより断然美しく見え、色気もあります。
あまり指をバラバラに動かさないことが全体のポイントです。特に小指をピンと伸ばすのは下品なので、気をつけましょう。
タバコも持ち方、吸い方次第で色気を出せる
タバコは美容と健康に悪いことは悪いですし、髪や服に匂いもつきやすいのであまりオススメはできませんが、喫煙者の方はせめて色気のある吸い方を心がけると良いでしょう。
煙に顔をしかめたり、鼻から煙を吐いたり、非喫煙者の前で吸ったりポイ捨てなどマナーを守れないのはダメです。煙が顔にかかるとシケた顔になりますし、鼻から煙が出てる女性に色気があるようにはまず見えません。マナーが悪く、人に嫌われる吸い方をするのはいけません。
タバコを吸う時に色気を出すコツは、持ち方、吸い方、煙の吐き方にあります。
まず、持ち方は前述の親指、人差し指、中指の三本指を使うことと変わりません。人差し指と中指でタバコを挟み、軽く親指で支えます。最低限の力で手に持つことで、優雅さと気だるさから色気を醸し出せます。人差し指と親指でタバコをつまむように吸うのはあまり品が良いと言えませんし、色気もないので、やめておきましょう。
吸うときは、煙が目に入らないようにやや上を向いて吸います。根元の近くまで吸うと煙が顔の近くに来てけむたくなるので、ほどほどまで吸いましょう。唇の端にくわえると、とても男らしいイメージになるので、唇の真ん中で吸いましょう。くわえタバコはNG。リップクリームやグロスなど、乾燥のケアも忘れずに。
そして、煙を吐くときは口からフーッと細く吐き出します。ブハーッと吐かないように。また、人に向かって吐くのはマナーとしても良くないので、誰もいないスペースに煙を吐くように。
また、喫煙が絶対ダメとは言いませんが、できるだけ吸う量を抑えて、多くても1日1〜2本ほどにしておきましょう。普段吸っているところを見かけないのに、たまに品良く吸っているという姿はギャップもありとても色っぽいものです。
マナーを守り、吸う量を減らし、綺麗な振る舞いを心がけつつ「女」を意識していれば、自然と色気は出てきます。
色気のある立ち振る舞いのすべてに共通することは、上品でかつリラックスした「脱力感」があること。力まず、無理せず品のある仕草をこなせることが、色気のある女の振る舞いに繋がるのです。
ドラァグ・クイーンから学べる「女らしさ」
参照:ル・ポールのドラァグ・レース | Netflix (ネットフリックス)
色気のある女とは、ある意味「女の世界の女王」とも言えます。美しさと立ち振る舞い、心の余裕など、バランスよく揃ってこそ演出できるものが女の色気なのではないでしょうか。
しかし、ファッションと振る舞いで「女らしさ」というものを最大限表現しているのがドラァグ・クイーンの世界のように思えます。
「女」というものの外見と身のこなしを120%に強調させたドラァグ・クイーンを見ていると、女性から学ぶところはかなりあるのではないでしょうか。
その中でも特に輝かしいのが、「どんな見た目に生まれても自分は綺麗になれるし、誰がなんと言おうと自分のやりたいことをやめない」という姿勢です。オーディエンスがどんなヤジを飛ばそうと、胸を張って言い返すくらいの気前の良い、精神の逞しい姿をみると、とても励みになります。
ただ女性特有の政治的汚さのようなものも120%増しの場合もありますが、それでも「誰にも負けないでいようとする心の強さ」は尊敬に値します。
強調した女性らしい振る舞いを普段からする必要はありませんが、人前で色気のある綺麗な人で居ることを心がけるときは、「自分は女だ」と強く意識すると良いでしょう。
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