付き合っている彼女とケンカした経験のある人は少なくないと思われます。
ただ、こちらが約束を破ったり失言をするなどの落ち度があって、うまく仲直りできずに関係が冷えてしまったり、別れることになってしまった人も少なからずなのではないでしょうか。
その喧嘩のレベルや状態、頻度にもよりますが、原因が深刻なほど仲直りは難しいもの。でも、取り留めのないことが原因だとしても、意地を張ったり話し合いから逃げたりなど、ちゃんと話し合いができないと、どんな軽い原因でも彼女を怒らせたままにしてしまうかも。
どうしたら、ケンカの後にスムーズに仲直りができるようになるでしょうか?
この記事では、ケンカにまつわる男女の考え方、デリケートなケンカ中の彼女とのコミュニケーションの取り方や、遠距離恋愛中の仲直り、プレゼントをあげて仲直りを潤滑にする方法、また仲直りできない場合の原因究明など、ケンカ後に取るべき態度について考察していきます。
目次
仲直りのために取るべきコミュニケーションとは

彼女とケンカして怒らせてしまった時、それを無かったことにしたいと思っても、そのまま何も行動しないと何も状況は変わりません。たとえ彼女の態度が面倒に思えても、きちんと誠実に向き合って話をしなければいけません。
もし彼女と別れたくないと思った時、大事なのは決して「どちらが悪いのか」を明らかにすることではありません。
女性と男性との価値観や心理は異なり、女性は平均的に、「とにかく自分の気持ちを聞いてもらいたい」生き物だと言われています。仲直りの基本としては、こちらのどんなところが不満だったのか、どんな気持ちだったのかを、途中で話を挟んだりせずに最後まで言わせてあげることです。
ですから、「原因究明、これからどちらが何をどんな風に改めるべきか」という合理的な解決は後回しのほうがいいかもしれません。
態度の取り方を間違えたらお別れは近い?
男性は比較的に、何か問題が起こった時、「その原因をとにかく突き詰め、言語化することで解決したい」という方向の思考になりやすい特徴があります。
しかし、比較的に「問題と答え」よりも「コミュニケーション」そのものをより重要視する傾向があるという女性にとっては、ケンカの後で感情的になっている時ほど、「自分を怒らせたことに対して謝罪してほしい」という欲求があるそう。
そんな時の女性ほど、「自分もこういうことを言って悪かったけど、それに対してお前の何が悪かったか」という話をすると火に油を注ぐかたちになるので、避けた方がいいでしょう。
そもそも「合理的に解決しようとする」というやり方も間違いではないのですが、ケンカの渦中にある本人の意見で公平な判断ができるとは思えません。誰しも言い訳をするときは自分に都合のいい方向に持っていきますからね。
相手の怒りがピークの時に「正しい、正しくない」という話をするのがどれほどそのケンカを泥沼に追いやるかは、女性とケンカをした経験のある人なら分かると思います。
どちらに非があるにせよ、「自分の気持ちを聞いてくれない」ということが女性の気持ちを傷つけます。頭がカッとなっている時に自分の感情を整理整頓して言語化することを苦手とする女性は多いようですが、辛抱強く話を聞いてあげることが出来なければ、永久にすれ違いをし続けることになってしまうのです。
「気持ちを通じ合わせることが出来なかった」となると、そのケンカが一時終結したとしてもわだかまりが残ります。その不満が彼氏に対する不信感や不安に代わり、上手くいかなくなってしまうこともあり得ます。
彼女と話しあうことを億劫に思ってちゃんと向き合えないのなら、残念ながらその彼女とお別れする日も、そう遠くないかもしれません。
まず知っておきたいNGなセリフ3つ
さらに、喧嘩時の注意点として、男性が言いがちなケンカの時のNGワードというものがあります。
彼女の機嫌を損ねたり、逆上させることはそう難しいことではありません。確実に別れに一歩踏み出すケンカの時の禁句です。女心を何も知らないでいると、ふと口に出てしまい思いがけず相手を傷つけることもありうるので、こういった恋愛まとめはチェックしておいて損はないかもしれませんよ。
「そんなことくらいで怒るなよ」
冷静に考えて、自分の不満を「そんなこと」「些細なこと」「くだらない事」と言われて落ち着く人はまずいないのではないでしょうか。
当の彼女にとっては「大した事」だから怒っているのです。このようなセリフを言うということは、完全にそのことを真剣に捉えていない、または反省する気も元からないというふうに捉えられるので、説教が長引くこと間違いないでしょう。
「謝ればいいんでしょ?」
完全なる煽りの言葉になりますね。クレーム対応ではなく恋人同士なのですし、なおさら気持ちの伴わない謝罪は通用しないと思った方が良いでしょう。
このセリフの陰には、「感情的な相手に対して自分は余裕ですよ」というようなトゲが隠れています。ケンカしていて感情的になっている人の前で冷静を装うと更に相手を怒らせる事になりやすいですし、これは単に相手を怒らせたいだけの言葉とも取れます。
なにより子供じみていてみっともありませんから、このセリフは大人の男性なら言わない方が良いでしょう。
「面倒くさいなあ」
こちらも相手の意見をないがしろにする一言。
男女の付き合いの上で、ケンカは誰にとっても面倒くさいものです。それでも黙って見過ごせない、解決するべき案件だからケンカになっているのです。
それを「面倒くさい」と言って取り合ってくれなければもう話にならないので、彼女も「もういい」と心を閉ざしてしまうかも。彼女が怒っているのか明らかになる前に、音信不通になってしまうこともあるかもしれません。
いずれにせよ彼女の話を真剣に耳を傾けない事で逆上させたり、取り返しのつかないところまで不信感を抱かれることになるので、どれだけこちらも腹が立っていても、彼女の話は最後まで聞きましょう。
LINEで仲直りをするには
ケンカの仲直りをしたくても、面と向かって話し合いをするのが億劫なことは誰しもあると思います。
そんな時に使えるのが、文明の利器とも言えるメールやLINEでのメッセージのやり取りです。
相手を目の前にするとなぜか意地を張ってしまい、お互い素直に「ごめんね」が言えない時には、LINEなどでその気持ちを伝えるのも悪くないと思います。
ただ、彼女側、彼氏側両方とも、LINEの中だけで自分の気持ちをぶちまけたり、「自分も悪いけど君のこういうところも良くないと思う」というような話し合いは避けた方が良いと言えます。
なぜなら、メッセージは記録が残るからです。ラブラブなやり取りはいつまでも残っていてほしいと思うものですが、「ケンカになったとき嫌だった気持ち」や「ケンカの原因がどちらにあるか」なんて、読み返して気分が悪くなるようなやり取りは、余計にお互いの仲の悪さを認識させるだけです。
ですから、LINEで仲直りをするなら、ただ簡潔に「ごめんね」のただ一言だけ言えれば十分です。
細かい話し合いは次に会った時にしましょう。
デート中や旅行中にケンカしたらその場で仲直りできる?
恋人と二人だけの時間を過ごせるデート中にケンカをしてしまったら、とっても気まずいですよね。旅行中なんてなおさら。
特に旅行は、旅先のプランや移動手段を考えたり、チケットやホテルを予約するなど、やることが沢山あります。どちらかで分担してすることになると思いますが、慣れていないとミスしたりうっかり忘れたりなど、道中困ることも出てくる可能性があります。
また、身支度にかける時間など、男女の生活のリズムの違いにイライラすることもあるようです。
しかしこれらのようなことは、相手への理解があるならケンカは避けられます。「なんでチケット取るくらいスムーズに出来ないんだ」「なんでそんなに時間がかかるんだ」という文句があっても、わざとあなたを不愉快にさせているわけではないのですから、そういう時にこそお互いの人柄について認め合うべきではないのでしょうか。
何日かずっと一緒に過ごす旅行中は、同じ家の屋根の下で生活する結婚生活の予習のような部分もあるので、相手のリズムが許せなければ関係は長く続かないでしょう。
そして、ケンカした時に一番気まずいのがその直後ですね。仲直りのためには、まずお互いに怒りの感情を鎮めてから話をするほうが良いのですが、このような「頭を冷やすための自分一人だけの時間」というものをなかなか持てないデート中や旅行中では難しいもの。
いかに彼女を突き放さずに「ほんの少し距離をあける」ことが出来るかというのが問題です。
相手と距離感を持てそうな時間といえば、
- タバコを吸いに行く
- 男女別の温泉に入ってお互い一息つく
- お手洗いに行く
- 買い物に行く
などの行動で作ることが出来そうです。
特に旅行中なら一人で買い物に行って、彼女が好きなささやかなものを買って行くことで、仲直りがしやすくなるかもしれません。
いずれにせよ、まだ怒りの感情が熱いうちに口論を重ねることと、お互いに少し距離を取ることのどちらがお互いの為になるか、冷静に判断したいものです。
遠距離恋愛中にケンカしたら時の仲直り方法

離ればなれで寂しい遠距離恋愛も、自分の時間を自由に取れたり、次に会う日のことを楽しみに毎日を過ごせたり、悪いことばかりではありません。
しかし困ってしまうのが、もしケンカしてしまった時の事です。連絡の頻度がルール化しがちな遠距離恋愛ですが、それでもお互いすぐに会うことが出来ない分、このまま嫌われて近くで別の人を見つけるのかな…と諦めたり、不安になるかもしれません。
一人で考える時間が沢山あるのが遠距離恋愛の良いところでもあり、悪いところでもありますが、身近にいる恋人でも遠距離でも、どちらにおいても大切なことは「お互い満足ができるまでしっかりコミュニケーションをとること」です。
ですからメールやLINEを滅多にしないような連絡不精の人はあまり向いてないとも言える恋愛関係ですが、「半年続けば結婚する」とも言われることがある遠距離恋愛。それだけ、離れていても相手のことを他の誰よりも尊重していなければ成り立ちません。
幸いなことに、現代ではコミュニケーションのツールが充実していますから、空いた時間に相手と電話やメッセージのやり取りをしてゆっくり話をすることは容易です。いっそのこと、問題をハッキリさせる為に、会いに行ってしまうのも手かもしれません。
電話やメッセージでゆっくり話し合う
そもそも遠距離恋愛中にケンカすること自体が珍しいかもしれませんが、原因といえば、いつか一緒に住むタイミングや、どちらがどちらの方に引っ越すか、というお互いの希望のすれ違いや、不信感からくる不安によるものが多いと思われます。
お互いにその住んでいる場所にある仕事や活動が大切であったり、仕事が気を抜けない時期であったりすると、引っ越しを考える余裕もなくなってしまいます。
相手と自分の生活環境を天秤にかけるようなことは出来ることではありませんが、こういったときにお互い譲らず、どう考えても一緒に住める未来が訪れなさそうだと考えてしまうと、ずっと遠距離恋愛を続けるのかどうかを悩むことになりそうです。
また、自分の交友関係を相手に秘密にしたり、不審なところを見せると、近くに居ない分不安も強くなります。
そしてそのような不安や不満を解決するためには、ひたすら話すしかありません。
ただ気を使うべきはその話の方向性で、「どちらがどちらのほうに来るべきか」ではなく「この先どんな仕事をして生きていきたいか、一緒になるために今からどう生き方を変えていったら良いのか」また「どうして連絡をしてくれないのか」ではなく「お互い安心して居られるにはどうしたらいいか」といったように、前向きな姿勢で将来を一緒に考えていくべきです。
SkypeやFaceTimeを利用してビデオチャットで話をするのも良いでしょう。
サプライズで会いにいく!?
電話やメッセンジャー、ビデオチャットなど、現代では便利なコミュニケーションツールが揃っていますが、触れられる距離に居られないということでどうしても不便であることは変わりありません。
遠距離恋愛に関する不安や不満が募った時、単にスキンシップがしたくても出来なくてイライラしているということもありえます。
それに話し合いをするときに、ビデオチャットなどで相手の声を聞きながら顔が見られるとしても、現実で側にいる時のような安心感や温もりを感じられることは出来ないので、結局はただの言葉のみの話し合いになります。
コミュニケーションのなかでも、直に対面すること以上に敵うものはありません。ケンカをして、電話やメッセンジャーなどで話し合っても埒があかない時や、解決策が見えなくて途方に暮れた時は、いっそ休みの日を彼女に会いに行くためだけに使っても良いでしょう。
距離によっては、移動だけで丸一日潰してしまうこともあり得ますが、その関係を続けるにしても、別れるという選択肢を選ぶにしても、電話やメールだけで決定を下すのは誠実とは程遠い行動です。彼女のことを大切な人として想うなら、無理をしてでも会いに行ったほうが良いのです。
ただ、サプライズが嫌いなタイプや、ものすごく忙しい時に急に来られても逆に困らせてしまうパターンには十分注意すべきです。
彼女の人柄や現状を把握しておくことは必須ですが、ケンカした後だとしても好きな人がわざわざ会いに来てくれるということは嬉しいことですから、その苦労をあえてしたということだけでも、仲直りに近づけるかもしれません。
彼女と仲直りするためのプレゼント

ちゃんと反省をしている、もしくは許す気があることが前提ですが、プレゼント攻撃は彼女の機嫌を取るためには有効です。
また、プレゼントは誕生日や記念日など「特別な日に貰う」というイメージですが、「ケンカをした」というお互いにとって疲れる事柄を乗り越えた時にご褒美があっても良いと思います。
そのプレゼントですが、その人の経済状況に依るとしても高価なものを送る必要はないでしょう。「安物じゃ許せない」と言われる状況だとしたら、健全な恋人同士であるか少々疑問です。そもそもそこまで許せない問題、たとえば浮気や女性関係のだらしなさなどは、プレゼントで解決できる問題ではないでしょう。
お花やケーキ、手紙などの、特に高価すぎるものではなく、ささやかなものや心のこもった手作りのもので十分です。
ただし、渡す時に謝罪の気持ちも伝えることは忘れずに。
見た目重視?花言葉重視?花束と一緒にあやまる
現代の若い世代のカップルで、彼女に花を贈るということは実際そう多くないケースです。
そもそも花屋に行ったことが無い時は、どうやって購入したら良いのかも分からないかもしれません。
しかし「好きな子に花を贈る」という行為はとても可愛らしいことですし、彼女を女の子として大切に想う行為でもあります。普段そういうことをしない人ほど、意外性があって効果があるかもしれません。
贈るとしたら、相手によっては豪華な花束だと逆に引いてしまうかもしれませんし、あまり爽やかではないので、そんなに派手なものでなくて良いでしょう。
また、古風なやり方ではありますが、せっかくなら仲直りに効果的な花言葉をもつお花を選んでも良いかもしれません。使えそうな花をピックアップしてみます。
- ひまわり
- 夏の爽やかさを思わせる定番の花です。「あなただけを見つめる」という花言葉をもつひまわりは、ほかの女の子に目移りしたなどで彼女を不安にさせたり怒らせたりした時におすすめ。
- ネモフィラ
- 春の時期に出回る、鉢植えの青い小さな花です。「あなたを許す」という意味を持っているので、明らかに無効に落ち度がある場合でも、ごめんねを言い出す勇気がなさそうな時に。
- ポピー
- いろんなカラーバリエーションのある花なので、花束にすると可愛い花です。花の色によって花言葉は微妙に異なりますが、「いたわり」「思いやり」「忘却」などの意味があり、特にカリフォルニアポピーは「和解」という意味を持つそうなので、仲直りにぴったりの花です。
メッセージカードを添えても良いかもしれませんね。
ケーキやスイーツで甘党彼女のハートを鷲掴み
甘いもの好きな女子なら、ケーキなどのスイーツを差し出されたらどんなに怒っていても少しは怒りが収まるかも。それだけスイーツの効果は絶代です。
コンビニのスイーツでも買って貰うと嬉しいものです。一緒に住んでいる場合も、冷蔵庫に「ごめんね」のメモと一緒に入れておくと、そのいじらしさについ怒りも忘れて許しちゃうかもしれません。
ポイントとしては、あくまで彼女の分だけ買うことです。口惜しいかもしれませんが、「自分も食べたいけど我慢する」という姿勢を見せることで、さらに謝罪の気持ちが伝わりやすいでしょう。
ただ、怒りの最中や、甘いもので釣っても意味がなさそうなほど深刻なケンカの場合は虚しい結果に終わりそうです。受け取り拒否されて冷蔵庫にポツンと寂しくケーキが佇んでいる状況にならないように、ある程度仲直りの目処をつけてからの方がいいかもしれません。
普段言いにくいことも言える!手紙で気持ちを伝えるコツ
直接言葉にして言いにくいことを伝える手段としてはLINEやメールもありますが、方法としてインスタントでありすぎるので、言葉選びなどもなおざりになりがち。
それに長文のLINEはどんな内容でも送られてくるとウザったい気持ちにさせることもあります。
そこで、手書きの手紙を書いてみたらいかがでしょうか。手紙となると、手軽な言葉遣いだとカッコ悪くなってしまうし、手間暇も掛かります。
しかし、だからこそ真摯な気持ちが伝わるというものです。内容がどんなにぎこちなくても、相手のために手間暇を惜しまないことで愛情を表現することができます。
もちろん、「君のどこが悪いか」ということは決して書いてはいけません。相手を「炎上」させる内容は避けましょう。簡単に言えば、そのケンカの内容にはあまり触れず、今までと変わらない気持ちだということと、仲直りしたいということを書ければそれでパーフェクトです。
可愛い便箋や綺麗な字が書けなくても、また手紙のフォーマットに沿わなくても全く構わないと思います。自分なりの言葉で、優しさをもって綴れば、きっと彼女に思いは伝わるでしょう。
彼女と仲直りできない?その原因とは

ちゃんと謝っているのに許してもらえない、もしくは済んだ話だと思っていたのに、彼女の態度が冷たい、または無視されるなど、ケンカしてから明らかに関係が悪化してそれが元に戻らない時。
まだあなたには取るべきコミュニケーションが残っているのかもしれません。もしくは、言うべきではないことを言っていたのかも。
「自分の非を認める」という行為がどれだけ男性のプライドを消耗するかということも理解できますが、逆ギレしたり彼女を責めることだけに神経を注ぐことのカッコ悪さは超一級です。
彼女の気持ちを汲んであげることが出来なければ、自分で気がつかないうちに上記のような「みっともない男」の部分を見せて、愛想を尽かされることもあるでしょう。先に挙げたNGワードも合わせて、仲直りの時にやるべきではない行動も最後に見てみましょう。
彼女の神経を逆撫でしている
彼女の怒りを「それくらいのこと」と軽くみたり、また怒っている相手に冗談を言ったり、「空気を読まない」という行為がどれだけ彼女の怒りを助長するかは覚えておいたほうがいいでしょう。
総合的に「自分は絶対に悪くない」という態度も大変悪いものです。彼女の怒りを買っている以上、どこか非があるのは明らかですし、彼女の意見が的外れに聞こえたとしても、まずは言い分を冷静に聞いた上で「自分にどうして欲しいのか」を真剣に尋ねてあげるのが大人の対応というものです。
また逆ギレして、言われたことに対して相手の悪いところを根掘り葉掘り見つけ出そうとする人もいるようですが、問題外でしょう。
これらのような「子供っぽい態度」がどれだけ彼女を失望させるか想像に難くはありません。しかし、自分と彼女のどちらに非があるにしても、お互いのどちらか一方でも歩み寄りができなければ、幸せな関係は長続きしなさそうです。
お互い怒りが鎮まる前に話し合ってもムダ
男女問わず、感情が昂ぶっている時にお互いが納得できるような話し合いをすることは、まず不可能と言ってもいいでしょう。
たとえこちらが冷静な判断ができるくらい落ち着いたとしても、彼女の気持ちが落ち着いたとは限りません。
気持ちが静まるまでどれくらいの時間を要するかはその人次第なのでこれということは言えませんが、冷静にならなければ「仲直りしたい」という気持ちも生まれてきません。
ある程度の期間、時間と距離を置くことで、自分の非を第三者の目で見つめられて、かつ相手の態度も許せるくらい冷静になれることもあります。自分の意見や感情をぶつけるような子供っぽい真似はあまりしたくありませんし、早く解決をしたいと思っても、クールダウンの時間はしばらく持ったほうがいいでしょう。
数日から一週間ほどあれば、大抵の大人なら冷静さを取り戻せることだと思います。その間は音信不通になることもあるかもしれませんが、そのタイミングで何度も連絡を取ろうとすると逆効果になり、さらに相手を遠ざける結果になるかもしれません。
少しの間お互いに連絡を絶ってみて、「相手が居ない生活は寂しい」と思えるくらいになれば、仲直りは直前でしょう。彼女がそう思っているか確認することは難しいですが、確かめようと思って共通の女友達に相談するのはやめたほうがいいかも。
ケンカ中とはいえ、自分に黙ってほかの女の子に会いに行ったことがバレたら、余計に関係がこじれることもあるでしょうから…。
「理詰め」は最もNG!ただ相手の話を聞いて
男性がケンカ中に最もやりがちなのが、「あれこれと理由を持ち出して相手の落ち度を細かくピックアップする」ということ。
相手がそれに対して同じような反論をしてこないからと言って、決してこちらが悪くないというわけではありません。そのように、自分の悪いところを1つずつ指摘することがとても面倒くさく、その上相手を無意味に傷つけるということがわかっているから言わないだけ、かもしれません。
何か彼女に言われたことに対してカチンときた時に、「でもお前もこういう所があるじゃん」というセリフを吐くことで虚しいケンカが始まるというパターンがとても多いと感じます。
「自分が完璧なわけでもないのに文句を言うな」とう意見は正論かもしれませんが、彼女はその時はそういう話題ではないはずだと思っている事でしょうから、ひとまず相手の悪いところを見つけようとするのではなく、本当に指摘された通りのことを自分がしているかどうか、数秒間でも考えてみてもいいのではないでしょうか。
もし理不尽なことを言われても、反論ではなく、「そういうことを言われると傷つく」と伝えるだけでも彼女の思いやりの心を刺激できることもあるでしょう。ケンカに発展する前に、事態を収拾出来るかもしれません。
仲直りしたのに彼女の態度が冷たい場合、彼女はまだ納得していない
こちら側はケンカが落ち着いたと思っていても、彼女の様子がどこかケンカする前と違ったり、態度が冷たくなったようであったら、まだ彼女の中ではそのケンカの決着がついていないのかもしれません。
このようなパターンは、あまりにも理詰めで言いくるめてしまっていたり逆ギレしたり、彼女の気持ちや言い分を蔑ろにすることで、「もうこの人にまともに話を聞いて貰うのは無理だな」と、自分の気持ちを伝えるのを諦めているのかもしれません。
このような時に、「どうしたの?何か悪いことした?」などと聞いても、彼女側から話し合い自体を半ば放棄しているので、望ましい答えは帰ってこないでしょう。「言ってくれないとわからない」という言い分も、「言っても分からないのだから話しても意味がない」と返すでしょう。
ただ、それも言葉で帰ってくるとは限りません。逆ギレされたり、話し合いをすることでかえって面倒なことが増えると思われている場合、冷たい態度のみで表してくるかもしれません。
また、このような時は八割がた彼女の頭の中には「別れる」という選択肢がよぎっています。
子供の男の子同士ではないのですから、ケンカは勝ち負けではないのです。お互いに歩み寄りというものができなければ、いずれにせよ関係は終わりに近づいてしまいます。
「どちらが悪いのか」という問題よりも、「まだ相手のことが好きか、恋人でいたいか」を考えましょう。彼女が何に怒っているのか分からなくても、「好きだから何が問題なのか教えてほしい」と、「ただ話を聞く態勢」を取るだけで解決することもあるのです。
ちゃんと仲直りしたあとは仲が深まっていく
もし彼女とケンカをした後に、しっかり話し合ってお互い納得する結論を出せたなら、恋人の間で起こった苦難を一緒に乗り越えたということで、より一層仲良しになれることがあります。
ちゃんと歩み寄りができれば、自分の落ち度を認めて「ごめんね」を言える相手にとても愛しい感情が芽生えると思います。もし気が立っていても、そのような優しさを見せてくれるだけで怒りが静まることもあります。
恋人関係は、常に相手の知らないところに踏み入れていくことの連続です。ケンカした時の相手の態度など、微妙な心の揺れ具合もその人によって様々に異なります。
ある意味、ケンカをするというタイミングは、そういった相手の普段見えない人間くさいところを覗き込める瞬間でもあるので、貴重な時間とも言えるかもしれません。
また、下世話な話になってしまうかもしれませんが、昔から「仲直りのセックスは燃える」と言われています。
仲直り出来ることが前提ですが、和解したらベッドの中でいつも以上にお互いサービスし合うなどすれば、ケンカもたまには悪くないと思えるかもしれないですね。
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