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恋をすると人は変わるといいますが、確かに、良い恋愛をしている幸せそうな人って、男女ともに輝いて見えるものです。
女性は恋をするとホルモンの影響で肌が綺麗になったり、男性もファッションや髪型を工夫するのでイケメンになります。毎日の仕事や学業の原動力にもなるでしょう。
しかし、周りの同級生や友達が恋をしてキラキラしているのを横目に、自分に好きな人がいない状況にある場合、少し寂しさや疎外感、または羨ましいと感じるかも。作ろうと思ってもそう簡単に好きな人ができるわけではないですし、恋愛は1人でできるものではありません。
恋愛に憧れている、いわば「恋に恋をしている」とき、どうしたらその状況を打破して好きな人を作ることができるのでしょうか。
まずは「どうして自分が今好きな人がいないのか」ということから、好きな人の作り方について考えてみましょう。
恋をするのって本当に必要?好きな人が出来ない理由は

多くの人が恋愛を経験しますが、それらは自然な成り行きであることがほとんど。子供の時に漫画やテレビドラマ、映画などの恋愛ストーリーをみれば「自分もそのうちこういう恋愛をするだろう」と想像することもあったのではないでしょうか。
しかし、それらの恋愛のドラマほぼフィクションであり、脚色された内容。実際の恋愛の流れの中の地味な部分や細かい日常会話などが省かれていたり、ドラマチックに描かれているもの。
よって、現実的な恋愛の実態を知るには自分が経験するしかないのですが、まずドラマなどのフィクションの恋愛を参考にしてしまうと、恋する相手を見つける時点でつまづいてしまう可能性もあります。
たとえば、いわゆる「プリンセスを助けに来る白馬の王子様」のような相手との恋に憧れている場合、現実的には白馬も王子も身の回りにはいないため、恋愛は不可能ともいえるもの。現代風にして「リムジンに乗った財閥の息子」にしたとしても、超レアな相手ですし、接点を持つのも難しいでしょう。
それほどではなくても、単純に今いる学校や職場にいる人たちが恋愛対象ではない場合には、恋をする相手を見つけるのには苦労します。または、仕事や勉強、趣味に打ち込んでいて毎日が充実している時は、そもそも恋愛する必要がないかもしれません。
自分の気持ちがついてこないのに、わざと誰かをターゲットにして「好きな人」ということにすると、思わぬトラブルになることもあり得るので、無理に恋愛を初めようとするのも避けたいところ。
恋愛は幸せなことばかりではなく、傷つく出来事もあるものです。不用意に他人を巻き込まないためにも、今の自分がどうして恋愛をしないのか、まずはその心理について、詳しく掘り下げてみましょう。
今いる環境に好みのタイプがいない
職場や学校、クラス、習い事など、自分が現在主に通っている環境で好きな人が出来ない場合。単純に別の環境に行けば、その場で恋の相手に出会える可能性があります。
特に大学生までは、バイトでもしない限り自分の学校以外で誰かと出会うというのは稀なことでしょう。
見た目がタイプな人がいたとしても、ただ見かけただけでは、お互いのことを知るきっかけもないですし、「好き」という気持ちまで届かないですよね。まずは日常的に話すことのできる距離感にいないと、恋も始まらないのです。
まずは、今の環境に気になる相手がいるかどうか、改めて考えてみましょう。
ただ、同じ学校や職場のような、毎日顔を合わせる面子のことは、ただの女友達や男友達としてしか見ることができない、という場合もあるでしょう。
友達以上にはなれない関係のことを英語のスラングで「フレンドゾーン(Friend-zone)」といいますが、まさにその状況になってしまうと、仲間内での恋愛の可能性は限りなくゼロになりそうです。
どうしても異性の友達も恋愛対象に見られないとしたら、その生活環境の外で出会い探しをしてみると良いでしょう。信頼できる友達なら、協力してお互いの友達を紹介しあったり、合コンを開くということもできます。
どんな人が好きなのか考えてみよう
今までなんとなく恋愛をしてこなかった、または最近好きな人が出来ないな、という時には、自分の好きな人のタイプについて考える時間があることと思われます。
多くの人は、自分の好みのタイプについて何かしら特徴があります。外見でいえば、髪の長い人が好き、短い人が好き、さっぱりとした塩顔がタイプ、彫りの深い顔立ちがタイプ、など。あるいは、胸やお尻、筋肉質かどうかなど、性的な好みも恋愛のタイプとなることもあります。
内面のタイプとしては、万人が口を揃えて言うのは「性格が優しい人」ですよね。まず優しさがない人とは付き合えないともいえます。また、賢い人、料理上手な人、面白い人、などが挙げられます。
これらのような「タイプ」は、恋愛経験を重ねていくほど明らかになる場合もありますし、いわば「好きになった人がタイプ」という人は、たとえ恋愛経験が豊富でも、元恋人のタイプが全員バラバラということもあり得ます。
「こんな人が自分のタイプ!」と決めたとしても、実際にそのような人が目の前に現れても本当に好きになるとは限らないもの。100%あてになるわけではないのですが、ある程度傾向を絞っておけば出会い探しに役立つことは確かかもしれません。
タイプを絞る時、自由に想像を巡らせてみるのも良いのですが、おすすめなのは「自分と同じだったら良いなと思うところ」と「自分と違うと良いなと思うところ」を書き出してみるところです。
つまりは共通点と相違点を考えるということ。たとえば、「自分と同じで本を読むのが好きな人」と付き合いたいという場合でも、「自分が普段読まないジャンルを読む人なら、もっと読書の世界が広がる」といった感じ。
人と仲良くなるきっかけは「共通点」ですが、恋のステップを進めるきっかけは「相違点」である場合もあるのです。
似たもの同士だけ、また自分と違うものを持っている人だけに恋をすると、お互いの欠点に向き合えず同族嫌悪になったり、相手を知るために一歩踏み出せない、気持ちが憧れの時点で止まってその先に進めない、など、色々と弊害があったりします。恋愛関係はバランスが大事。
人が自分と似ているところを見つける、また自分とはまた違う長所を見つけることは、単純に友達作りにおいても良い働きになるので、参考にしてみてください。
今の自分に恋愛が必要ないのかも
恋心が湧いてくる状況というのは、心に余裕があるときです。学校では新学期やクラス替えの後のそわそわとした気持ちが落ち着いたころ、社会人なら入社して仕事を覚えてきたころ、収入が落ち着いてきたころ、など。
それらのような、忙しさがある程度落ち着いてきたタイミングで、ふと周りを見渡せば、いいなと思う人を見つけたりするもの。新しく知り合った人や友達について、ゆっくり考える時間があるからこそ自分の恋心にも気がつくというものでしょう。
反対に、受験勉強で忙しいときや、仕事が多忙を極めているときなど、自分が今抱えている目標や問題に集中しなければならない時には、恋愛どころではありませんよね。そういうタイミングでは、恋心が湧かないのも不思議なことではないでしょう。
忙しいタイミングではないと頭では考えていても、ストレスは気がつかないうちに心に張り付いていることがありますし、どうしても人に恋心が湧かないという場合には無理をして恋愛をする必要はありません。
「これからずっと恋愛できなかったらどうしよう」という不安があるかもしれませんが、たとえ一生恋愛しないからといって、悪いことではないのです。今の自分に恋愛する必要を感じられなくても、気にせず目の前のことに集中すると良いでしょう。
「アセクシャル」は病気なの?
いま、世界全体でLGBTQ+という、性の多様性についての認知が進んでいます。日本も欧米諸国には遅れをとっているものの、実際に身の回りでも徐々に身近な認識となってきているのではないでしょうか。
性別や性自認、恋愛対象は男女だけではないということが知られるようになり、うっすらと「自分はどういう嗜好なんだろう」ということについて考える人も増えているでしょう。
人の恋愛のスタイルには、異性が好きな人、同性が好きな人、異性同性関わらず恋をする人など道が分かれますが、その中には「恋愛自体をしない人」もいます。
その傾向を日本では「アセクシャル(A-セクシャル)」と表します。厳密には、他人に性欲を抱かないことをいい、他人に恋愛感情を抱かないことは「アロマンティック」といいますが、日本ではアセクシャルといえば「他者に恋愛感情も性的魅力も感じないこと」と統一される傾向があるようです。
https://jobrainbow.jp/magazine/asexual
アセクシャルをはじめとしたセクシャルマイノリティは、近年まで精神疾患の一部だと考えられていたこともあり、偏見を持たれることが多いですが、現在ではそれらは精神病でも脳の病気でもなく、人間以外の自然界の動物の間でも起こっている、ごく普通の特徴です。
セクシャルマイノリティはまた、多くのケースが後天的に「変わった」のではなく、生まれ持った個性です。これらのような知識のない人からは心ない言葉を投げ掛けられるかもしれませんが、たとえ他人に恋愛感情や性的魅力を感じないからといって、「自分はおかしいんだ」と考える必要はないのです。
恋愛ストーリーに共感できない疎外感も、同じ感覚を抱いているアセクシャルの人は世界中にいます。今いる環境が世界の全てではありませんし、自分のことを人に話して理解を得たいときにも、頼りになる人や参考になるエピソードなど、インターネット上で探すだけでも見つけられるでしょう。
無理して好きな人を作ることのデメリット
小学生くらいのレベルだと、「周りの人が恋愛しているのにあなただけ好きな人がいないのはおかしい」という意見があるかもしれません。いわゆる「同調圧力」というものですが、その圧があるために無理に恋愛をしようとすれば、どんなことが起こるでしょうか。少し想像してみましょう。
もし、好きな人を作らないと、と焦りの気持ちで「とりあえず無難なこの人にしよう」と「ターゲット」を決めたとします。
それから友達のアドバイスや雑誌で紹介されている通りに、相手に近づいていったら。
ここで考えられるのは、
- 相手に「なんのつもりだ」と冷たく突き離される
- 相手が自分に本当の恋をしてしまう
という、大まかにふたつの道に分岐するでしょう。前者では、こちらに恋心がないことに気づかれていたり、単純にこちらのことを恋愛対象としてみていなかったりなど。
本当に恋をしているわけでもないのに振られるというのは悲しいことのようですが、場合によってはそのほうがマシな結果になるかも。
なぜかといえば、自分のアプローチにもし相手が乗って、恋愛関係が始まってしまえば、それば完全に「嘘の関係」になるから。こちらが相手のことを本心では好きではないのですから、本当の恋愛とは呼べないでしょう。
すると、将来的にそのことを相手が察すれば、深く傷つくことになります。「気持ちをもてあそばれた」と思うはずです。相手から好意を寄せてきたのに、それが相手はただ自分を利用して世間一般のいう「恋人関係」を経験したかったから、という理由でしかなかったとすれば、誰だってショックを受けますよね。
適当に選んだ相手でも、交際していくうちに恋心が芽生えた、ということなら幸せな道もあるかもしれませんが、相手を心底好きでないのなら、幸せな恋愛なんて成り立たないのです。
つまりは、自分の虚栄心のために巻き込んだ相手のことを深く傷つけてしまうということ。
恋愛は自分ひとりのストーリーではなく、恋の相手やその周りの人にも大きな影響を与えるものです。むやみに好意を振りまいたり、中身のない恋愛をしようとすれば、悪い結果になることは避けられないでしょう。
周りの人のことを気にしすぎないで
「好きな人ができない」という悩みの理由が、周りの人に恋をすることを焚き付けられているから、または周りの人と違って自分だけ恋をしていないと変に思われるから、というもの場合、それは「自分が恋をしていないこと」が悩みの本質ではないのかもしれません。
問題なのは「あなたが恋愛をするかどうか」を過剰に気にする周りの人の声ではないでしょうか。
いつ誰に恋をするかはその人次第ですし、誰かを好きにならないと周りが困ることなんて普通はないはず。少子化とはいえ産めよ増やせよの時代でもあるまいし、結婚が社会の役に立つという時代でもありません。
よって「好きな人ができない」という悩み事は無害だとしても、他人の恋愛事情に口出しするというのは明らかに一線を超えているのです。
人のプライバシーに踏み入りすぎ、ということ。せめて自分と仲のいい友達には、自分がいつ誰を好きになるかなんて気にしないでいて欲しいところでしょう。
もし自分の友達に「どうして好きな人がいないのか」としつこく聞かれたり、好きな人を作るように強制するようなことを言ってきた場合は、「プライバシーの侵害だよ」と注意してあげましょう。
恋愛は確かに周りの人にも影響がありますが、本来は恋人同士のものであって、周りの人を楽しませるためにするものではないのです。自分の決断でするものですし、「しない」ことを決めるのも自由なはず。
もし自分が今好きな人ができないことを悩む理由が、周囲の人たちの反応のためだとしたら、無理やり好きな人を作るのではなく、「友達に自分の気持ちを説明して理解してもらう」または「周りの人から距離を置く」という解決策も考えてみてください。
無理は禁物!好きな人の作り方

ここからは、「好きな人の作り方」というものについて考えてみましょう。
これまでお話ししたように、無理やり人を好きになるのはNGですが、誰かに恋をする「準備」をすることや、今とは違う環境に出会いを探しにいくことは前向きにできること。
まずは、これから恋をするための準備段階として、心構えを作りましょう。まず、好きな人が欲しい、恋愛をしたいのには、どんな理由があるのか自覚を得るところから。
「毎日が退屈で潤いがないから」という理由でもいいのです。そうした理由を考えることで、「自分が好きな人に何を求めているのか」がわかってきます。
恋愛に理想を高く持ちすぎたり、期待をしすぎるのも押さえておいた方がいいでしょう。時には恋は素晴らしいことばかりではないですし、がっかりすることや受け入れられないこともあります。現実の恋愛はドラマや映画とは違うということを把握しておいてください。
また、自分からは好きな人ができないとしても、誰かが自分に恋をしていると知ることで始まる恋もあります。内面も外見も魅力を磨くことで、恋愛のチャンスも増えます。
そして、出会い探しにいくことが恋を始めるための大事なフェーズです。今いる環境から一歩外の世界に踏み出して、新しい出会いを見つけましょう。
では、以下から具体的にアドバイスをしていきます。
まず恋愛したい理由を考えてみよう
世の中のほとんどの人が、恋愛をするために特に理由を持っているわけではないと思われます。人を好きになることは意図的でない場合が多く、まず「誰かを好きになる」ことが恋愛のスタート地点のため、その前段階でどうこう考えることはあまりないのです。
しかし、これから「好きな人が欲しい」というときには、気持ちの準備をする余裕もあります。どうして恋愛をしたいのか、いま一度考えてみましょう。
ただ、前にもお話ししたように、周りの人の目が気になるからという理由では、まず恋愛以前に解決する問題があるはず。その場合は、冷静に自分の人間関係について振り返ってみてください。
好きな人を探す理由とは、多くの人にとって言葉にする必要もないものですが、あえて書き出すとすれば
- 恋がしたい、ドキドキした気持ちになりたい
- 彼氏・彼女と一緒に過ごすことで寂しさを埋めたい
- 親友以上に強い繋がりを誰かと持ってみたい
- パートナーを得て人生を前に進めたい
などになるでしょう。ただ「体の関係を持ちたい」というだけなら恋人を作る必要もないため、あえて今回は除外しています。
これらのような理由の中で、恋愛のドキドキを感じたいときや、寂しさを埋めたいなどの気持ちが強いときには、「どんな人を好きになるべきか」という命題は特に気にしないで良いでしょう。
しかし、恋人同士の絆を求めている人や、結婚をして一緒に生きていくパートナーを求めている人は、より恋愛にかける真剣さが強いといえます。
真面目に恋愛がしたいときには、相手の外見よりも内面重視で出会い探しをすることがおすすめです。
自分自身の成長のために
人のことを好きになることは、それが両思いでも、たとえ片想いだとしても、自分の人としての成長につながることもあります。
恋人は、ときには友達や家族よりも近い存在です。付き合いが長くなっていくうちに、相手の隠れた魅力や欠点に気がついていき、それらを愛したり許したり、受け入れていくことで、より絆が深まります。
反対に、相手にも自分の欠点ごと受け入れてもらうことで、愛される安心感を得られたり、自分も誰かの欠点を許す心の余裕ができるでしょう。
これらのように、幸せな恋愛をすることは人の成長につながるもの。人としての器を大きくするともいえます。
ときには片思いをしたり、失恋をすることもあるかもしれません。しかし、うまくいかない恋愛の過程でも、「どうして自分ではいけなかったのか」という反省や、人の心が自分の思いのままにならないことを実感するなど、学ぶことが多かったりします。
きっとこれからの恋愛においても、自分と他人の心のありさまを真面目に考えていくことで、色々なことを知るでしょう。これから好きな人を見つけにいくにあたって、時々思い出してみてください。
理想を高く持ちすぎない
一般的にいう、理想的な男性像には、身分が良くイケメンで優しいなど完璧な素質の「白馬の王子様」や、アラフォー・アラフィフ世代でいわれていた「3高(高身長・高学歴・高収入)」という条件などがありますよね。
女性像に対しても、「若くて美人で家庭的で巨乳」など、理想を高く持とうと思えば、いくらでもわがままが言えてしまいます。
しかし、恋人の理想像とは、条件が多ければ多いほど恋する相手も見つかりにくくなってしまうもの。
多くの人は長所があれば短所があり、魅力が多い人ほど、恋するライバルも多くなります。それに、完璧に近い人を求めれば、同時に自分に対しても同じように完璧に近くなければ反りが合いません。
つまりは恋のハードルが非常に高くなるということ。そもそも理想に叶う相手を見つけることすら難しいかも。
今の自分では手が届かない、高嶺の花のような存在に恋をすれば、その相手に近づく努力をすることで自分自身が魅力的になっていくかもしれませんが、永遠に片想いをし続ける可能性も忘れないようにしたいところです。
あるいは、好みのタイプが尖りすぎている場合も、好きな相手が見つかりにくい原因になり得るでしょう。
たとえば、好みのタイプを「髪はセミロングで身長は155cmで目鼻立ちがくっきりしていてメガネをかけていて…」などと盛れば盛るほど、そんな相手が存在する可能性は低くなりますよね。
それに、もしバッチリ自分の理想のタイプにハマる人が現れたとしても、その人と恋人になれるとは決まっていません。
好きな人のタイプについて考えることは、確かに出会い探しの基準にはなりますが、理想を高くしすぎたり、好みのタイプを絞りすぎるのは、恋愛にはあまりいい影響がないのです。
あまり理想を掲げずに、結果的に「好きになった人がタイプ」と言えるくらい、柔軟に人の魅力を見つけられるようにしましょう。
恋人は鏡ではなく窓の向こうにいる
恋愛は、現実的には漫画やTVのラブストーリーのようにキラキラした美しいものばかりではありません。理想の恋人像と現実の相手との落差にがっかりしたり、嫉妬の気持ちが生まれたりし、ときには恋愛の影響で友情が壊れることもあります。
ドロドロした恋愛ドラマは、外側から見ているぶんには面白いかもしれませんが、自分が実際に巻き込まれればひとたまりもありません。現実の中で起こる出来事は、テレビを消しても人間関係がリセットされるわけでもなく、寝ても覚めても最悪な関係性からしばらく脱出できないかも。
「人を好きになる」ことは、実は良いこととは限らないもの。お互への相互的な恋愛感情がなければ、「好き」という気持ちは、相手に伝えても、必ずしも喜ばれるわけではないのです。
たとえるなら、恋愛は鏡に向かうように、自分と同じ仕草や感情が返ってくるのではなく、窓を面した他人との関わりということ。
自分の親くらいの年齢の人や、ただの友達だと思っていた人など、自分が恋愛対象として考えられない相手から、しつこくアピールを受けるのは誰でもうんざりするはず。気持ちが一方的になり過ぎればストーカーにもなり得ますし、「好き」の感情はときには心を傷つける凶器にもなるのです。
恋愛感情や、ボディタッチのような恋愛のテクニックはある程度、相手のこちらに対する同じような好意や、いわゆる「脈あり」サインが見られるまでは表現しない方がお互いのためになります。
相手にとっても心地の良い恋をするためにも、想像の世界から出て、恋愛を実践してみましょう。
自分磨きで「自分に恋をする相手」を作る!
自分から好きになる人を見つけられないとしても、恋愛が生まれるケースはあります。それは誰かがあなたに恋をすることで始まる恋愛です。
もし自分に「好き」と言ってくれる人がいたとき、その人を拒絶する気持ちや申し訳なさなど、ネガティブな感情がない時には、その人と恋をする可能性もあります。
これから好きな人を探そうというときには、このようなチャンスも前向きに考えてみましょう。外見も内面の魅力を高める「自分磨き」をすることで、恋愛運はグッと上がります。
まず、外見の自分磨きがどんなことかといえば、自分に似合う髪型やメイク、ファッションを研究したり、スキンケアをしたり、ダイエットや筋トレをするなど、自分の見た目の魅力を高めることです。
気をつけたいことといえば、雑誌やWeb記事、インスタなどで流行している方法を鵜呑みにしてしまうこと。モテファッションは流行を追いかけすぎると、いわゆる「汎用型男子/女子」となり没個性化してしまうので、ある程度自分に似合うものを自分なりに考えるのがおすすめ。
では内面の自分磨きは何かというと、マナーを身につけたり、勉強をしたりなど、教養を高めることです。恋愛の上の自分磨きでは特に、人とのコミュニケーション能力を向上させることが中心になるでしょう。
つまりは自分と一緒に過ごしているときに、居心地良く感じてもらうための気使いを学ぶということ。世間でとやかく言われる「モテ仕草」みたいなものは、ただ相手を性的に興奮させるためには使えるかもしれませんが、真面目な恋愛をしたいときにはかえって悪影響かもしれません。
見た目も中身も、自分の個性を長所にして生かしましょう。自分磨きとは、「理想の別人」になることではなく、ありのままの自分を魅力的に仕上げていくこと。飾らない自分を好きになってもらうことに意味があるので、常日頃からコツコツとブラッシュアップしていきましょう。
自信がつけば恋もうまくいく
自分磨きをすることにはいろいろとメリットがあります。他者から見て魅力的に見られることももちろんですが、自分が魅力的になっていくことを自覚することで、自分に自信がつき、物事が良い方向に働く良いきっかけになるのです。
恋愛の上で「自分に自信がない」ことは、卑屈になってしまったり、恋人の周りにいる異性に引け目を感じたり、嫉妬をするなど、悪影響を引き起こしてしまうもの。反対に、自分が十分魅力的だという自信があることで、明るい気持ちで付き合うことができます。
誰かのことを好きになったときにも、自分に自信があればその相手に対して堂々とアピールできるでしょう。自信があり、プラス思考でいることは人をより魅力的に見せますから、モテることにもつながります。
自分磨きをするときには、「自分に自信を持つために」という目標も持ってみてください。まずは他の誰かではなく、自分のことを好きになることから始めてみましょう。
出会いの機会を増やそう
好きな人を作るためには、出会い探しをしましょう。
自分と気が合いそうな人、好みの人がいそうな場所に出かける、または街コンや合コンに行く、マッチングアプリを使うなど、出会を探す方法はいろいろ。まずは、自分にとってやりやすい方法から試してみることがおすすめです。
今まであまり恋愛をする機会がなかった人は、いきなり街コンや合コンに1人で出かけるというのはハードルが高いのではないかと思われます。できれば友達の力を借りて、一緒に参加してもらうこと。
そもそも異性と話すことが苦手で、異性と関わる機会がなかったために好きな人ができなかったという場合でも、出会い探しには友達に付き合ってもらい、徐々に苦手を克服していきましょう。
納涼船やビアフェスなどの夏を中心としたイベントは出会いを求めて参加している人も多いので、普段以上に異性に話しかけられる機会があります。そういった場で慣れる努力をしてみてください。
または、上記のようなチャラめの人が集まる場では出会いたくないという場合は、学校や職場、趣味の繋がりで探すのが定番。
同じ趣味を持つ人なら、「一緒に話す話題がなくて困る」という事態も起こりにくいですし、当然気の合う人も見つかりやすいので、出会い探しもかねて趣味に関わる行動範囲を広げることがおすすめです。
同じ趣味同士で集まる街コンの「趣味コン」にも参加してみるといいでしょう。好きな人ではなく、ただの友達が増えたとしてもいい収穫になるかと思われます。
アプリを使いながら自分の足で
18歳以上の場合、出会い探しのためには、マッチングアプリを使うことが最も「効率的」です。
自分の好みのタイプに絞って相手探しができますし、自分が承認しない限りタイプではない人からは連絡が取れないので、煩わしいこともないでしょう。
昔は「出会い系」といういかがわしい雰囲気のあるものでしたが、マッチングアプリの出会いは海外から始まり、近年では日本でも一般的な出会い方となっています。
確かに体の関係だけを求めている「ヤリモク」という人たちも一定数いますが、アプリ選びや使い方に気をつけていれば、真面目な人とだけの出会いを見つけることも可能。
自分と相手がお互いに「いいね」という、「気になっています」というサインを送り合えばメッセージ交換が始まるので、自分のペースで相手と連絡してみましょう。デートが決まれば連絡先を交換し、思い切って交際に踏み切るのも良いかもしれせん。
いま、出会い探しをしている人の多くは、マッチングアプリを使いながら、自分の足で出会いを求めに外へ出かけるというふうに、出会い探しの手法をオンラインとオフラインで両立しています。
マッチングアプリは出会い探しの効率にかけては優秀ですが、そこで出会う人が、写真や文章も含め、その人の作ったプロフィールと全く同じとは限りません。
反対に、リアルの中で出会いを求めても好みの人を見つけるのは難しいですが、対面で会うということはマッチングアプリにたまに起こるような「なりすまし」や「写真詐欺」もないので、期待していたのを肩透かしされるということも起こりにくくなります。
マッチングアプリと対面での出会いの両方からアプローチをすれば、双方のメリットとデメリットを補い合うので、好みの人と出会える確率はいっそう高くなるのです。
この方法は「できるだけ早く出会いが欲しい」というときにはおすすめ。ですが、万が一良いなと思う人と出会ったとき、マッチングアプリをどのタイミングで退会するかによって、自分の誠実さが試されるでしょう。
ただ、恋愛経験が浅いうちは、アプリよりまず合コンや街コンのような対面の出会いから探していく方がいいかもしれません。恋愛はより「人の気持ちを汲むこと」や「言葉の裏を探ること」など、心の繊細さが求められる部分があるので、アプリのような手軽な出会い探しは恋愛にある程度慣れてからがいいかと思われます。
ただ、そもそも身の回りで出会いが全くないという場合はマッチングアプリしか選択肢がないという状況もあり得るでしょう。そうした場合は、焦らず慎重にアプリを使ってみてください。
自分に合ったマッチングアプリの探し方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
ポジティブな「好き」はパワーになる
人を好きになる気持ちは心地が良いものですが、そこで相手からのリアクションが入ると、戸惑いや葛藤、期待が裏切られるなど、いろいろと「理想との違い」や「予測できない出来事」が起こります。
いろいろな出来事を通して、恋愛は「なんでも自分の期待通りに物事が運ぶことがない」ということを学ぶ良い機会でもあります。受験や仕事で今まで失敗したことのない人でも、恋愛では失敗続き、ということもざらにあるのです。
「自分の好きな人に自分そのものを受け入れてもらえるかどうか」ということなので、好きな人に振られること、つまり「自分を受け入れてもらえなかった」ときには、この世の終わりかと思うくらい落ち込むこともあるでしょう。
それでも前に進むことで、自分の心は成長します。むしろ「自分の好きな人が自分のことを好きにならない」ということをいつまでも受け入れられないと、最終的にはストーカー化してしまうなどの大きな問題となるので、恋愛における心の成長は人間として大切なこと。
また「好き」という気持ちは、期待を裏切られると「恨み」になったり、悪い感情へと変化しやすいものです。本来はプラスに働くはずの気持ちが、マイナスの感情になるかどうかは自分次第。
ただ、たとえ恋愛が思い通りにいかなくても、「もっと自分磨きをすればうまくいくかも」と、自分自身を良い方向に変えていくきっかけにすることで、将来的に良い結果がもたらされるでしょう。
これから誰かのことを好きになるときには、いつでもポジティブでいることを心がけてみてください。
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