「Omiai」というマッチングアプリは、日本でも最大級の恋活、婚活アプリのひとつです。
他のアプリとアピールポイントの異なるところは、いわゆる「出会い系アプリ」という形ではなく「安全に恋人・結婚相手探しができる」というもの。「オミアイ」という名前だけあって、真剣な恋人探しのために使いやすいという強みがあるようです。
実際、他のアプリと違って、「ヤリモク」や「おごり目当て」の会員は、やはり少ないのでしょうか?検証して確かめたいところ。サクラや勧誘の存在もどれだけいるのか、気になりますね。「良縁報告が相次いでいる」という紹介もホームページにありますが、実際の口コミも見てみたいものです。
また、「安心安全」に使用できるとのことですが、特に女性ユーザーにとって、マッチングアプリのセキュリティの精度は大事なこと。どこまで匿名性があり、安全性があり、どこまで個人情報を隠しつつ出会いを望めるのでしょうか。
この記事では、マッチングアプリ「Omiai」を実際に使用し、登録から出会いまでの様子をレポートします。本当に真剣に恋人を探している相手と出会えるのか、筆者が実際に体験し、また会員へのインタビューも収録しました。それでは、まずはアプリの基本情報から。
目次
信頼できる運営?Omiaiの基本情報

運営会社 | 株式会社ネットマーケティング |
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サービス開始日 | 2012年2月 |
会員料金(男性) | 会員登録からマッチングまで無料 |
会員料金(女性) | 基本料は全て無料 |
ユーザー数 | 361万人(2018年10月調べ) |
2019年現在でサービス開始から7年経過し、今も順調に会員数を増やしているようです。累計会員数は2019年現在で400万人突破ですが、累計会員数1000万人突破のPairsなど、他のマッチングアプリよりも会員数が少ないように見受けられます。その理由はおそらく、審査の厳しさも由来の一つだったのだと思われます。
Omiaiは、まず新規ログインはフェイスブック経由で登録するだけなので非常に簡単です。しかし、マッチングしてから相手とメッセージをするためには、身分証明書をもとにした「本人確認」が必要。この部分が、他のマッチングアプリと少し違う仕様になっていました。
というのも、Omiaiの審査に通る条件として免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの「写真付きの身分証明書」が必要…だったから。

2019年現在は、写真のない健康保険証でも登録することができます。会員数を伸ばすためでしょうか?身分証明の提出が厳しいに越したことはないと思うので、真剣な出会いを探すユーザーにとっては、身分証明の部分でふるいにかける審査の堅さはありがたいものだったのではないかなと思います。
気になる有料会員の料金はこちら
Omiaiは、女性会員は基本的に無料会員として全ての機能を使うことができますが、男性会員は有料です。この点が、海外発のマッチングアプリと異なる点かもしれません。日本ではまだ男女の収入に格差があるため、アプリの品質管理のための収入を男性の懐を頼るのは経済のバランスとしては致し方ないことなのでしょう。
その男性会員料金とは、以下のようになっています。
プラン名 | 料金 |
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1ヶ月プラン | 3,980円/1ヶ月 |
3ヶ月プラン | 9,960円(3,320円/1ヶ月) |
6ヶ月プラン | 11,940円(1,990円/1ヶ月) |
12ヶ月プラン | 23,400円(1,950円//1ヶ月) |
3ヶ月プランと6ヶ月プランの部分で大きく料金の割引設定に差があります。全て一括払いになるため、3ヶ月程度利用しようと思ったとしてもいっそ6ヶ月プランで申し込んでしまうほうがお得のようですね。
また、気になる会員に「いいね」を送ったり、メッセージ付きの「いいね」などの他の「いいね」と差をつけてアピールできる機能を使うためには男女ともに「Omiaiポイント」というものが必要です。
こちらは初回登録時の入会特典で「いいね」を総計で190いいねを獲得できるので、購入しなくてもアプリを十分に利用することができますが、もっと機能を充実して利用したい時には購入しましょう。なお、初回購入時のみ半額になるようです。
ポイント数 | 料金 |
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3ポイント | 240円 |
10ポイント | 720円 |
21ポイント | 1,400円 |
33ポイント | 2,200 |
60ポイント | 3,500円 |
120ポイント | 5,900円 |
350ポイント | 14,800円 |
Omiaiは他のマッチングアプリとここが違う
ここで、Omiaiが他のアプリよりも突出している部分について考察してみましょう。
Omiaiの「売り」とは、なによりも「真面目な恋愛」を後押しするマッチングアプリだという点。「手軽なポケット版結婚紹介所」ともいえるかもしれません。
会員の年齢層としても、見たところ20代後半から50代と、結婚適齢期周辺からやや高めの印象。男性会員は30代が多いようです。本気の恋人探し、結婚相手探しをするといったようなキャッチコピーのアプリなので、30代以上の会員は特に「ヤリモク」ではなく「ガチ」で恋人を探していそうな会員が比較的多そうに感じました。職業もプロフィールのトップに表示されるので、ヒモのような男性もいなさそうです。
また、サクラがいるかどうか気にする会員は多いようですが、上場企業の展開するマッチングサービスにはサクラを導入することがほとんどない、といわれているので、ひとまずは安心してもいいのではないでしょうか。
むしろ、Omiaiの会員数が、サービス開始から年数が経っていても比較的少ないという点が、かえってサクラがいないことを証明しているかもしれません。マッチングしてもメッセージだけで会えない、というようなサクラに見える一般女性会員は多いものです。
また、24時間365日体制の監視システムで、悪質ユーザーの通報システムも備わっていますし、マッチングした人以外へのプロフィールの非公開設定は女性会員も無料ですから、プライバシーが心配な会員でも安心して使えます。
結論として、実際に使ってみた使用感からこのOmiaiを振り返ってみると、総合的に地味なアプリであるという印象は否めません。機能としても他のアプリと突出して使いやすい点というのもありません。しかし、真面目な恋愛を探すユーザーにとっては、日本のマッチングアプリの中では最も堅実な部類に入るのではないかな、と思います。
ただし女性会員は無料で使えるということもあり、「パパ活」をしている女性も中にはいるようですし、安全性を謳っているアプリだとしても抜け道は塞ぎきれないのでしょう。
Omiaiのネット上の口コミは?真剣な出会いは本当にあるの?
「サクラゼロ」「真剣な出会いが見つかる」という噂のOmiaiですが、公式サイトやまとめサイト以外の一般の口コミや評判が最も気になるところですよね。実際に使用したユーザーはどのような感想を抱いたのでしょうか。まずはネット上の良い評価から見てみましょう。
Omiaiのネット上の良い口コミ


女性も真剣に出会いを求めているのかも
過去、色々なサイトで何度サクラに引っかかってきたことか。Omiaiは1ヶ月使っているが、今のところメッセージだけ引き伸ばしてくるような女性はいない。遊び感覚で使っている人が少ないのかもしれない。
ネット上の良い口コミとしては、「良い出会いがあった」というものと「真面目な出会いを探す人が多い」というものです。
OmiaiはよくPairsと比較されるアプリですが、累計会員数はOmiaiの方が少なめ。会員の平均的な様子について比較すると、Omiaiの会員のほうが年齢層が高めで、より真面目な人が多いという口コミもありました。
Omiaiのネット上の悪い口コミ
続いて、悪い口コミについてみてみましょう。

なんなの?
マッチした人にすぐ「今日会えない?」って聞かれた。ヤリモクじゃん?ほんと何考えてるんだろ。

業者がいる・・・?
マッチした女の子にLineしよう!と言われIDを教えたらその後連絡がなく、次の日見てみたら退会していました。業者がいるんですね。
Omiaiは真剣交際を後押しするというのがウリのアプリですが、残念ながらヤリモクや業者の存在も、口コミを見る限りはゼロではないようでした。比較的そういった悪質なユーザーが少ないといえるアプリですが、監視体制や報告のシステムがあっても、悪質ユーザーはどこにでも存在するようです。
また、「会員料金が高い割に会員数(出会える数が少ない)」という意見も。Omiaiも、まだまだ改善の余地があるアプリなのかもしれません。
Omiaiに登録して体験レポート!どんな人に出会えるの?
色々な口コミもありますが、実際に登録して体験してみなければアプリの実態はわかりません。アプリそのものの使用感や、出会う相手の「使用目的」など、リアリティあるデータを集めたいところです。
まずは、登録のやり方から相手を探すところまでの流れを確かめましょう。Omiaiは、特にこれといってアプリの機能性において突出した部分はない印象ですが、2019年現在の仕様ではどのような機能があるのでしょうか。
また、アプリを使って実際に出会うまでがどのような感じなのか、筆者が登録してレポートしてみたいと思います。また、筆者はパートナーがいるので、Omiaiを使用している方に実際の使用感についてインタビューを行いました。これまでのアプリの使い心地や出会った相手のことなどについて、お聞きしてみたいと思います。
では、登録の流れから細かに追っていきましょう。
登録の流れ
ここでは、女性会員サイドの登録の流れを追っていきます。
まずはアプリをダウンロードし、開いたらすぐに登録画面です。Facebook経由でログインしましょう。Facebookの登録がなければOmiaiに登録できないので、Facebookのアカウントをまだ持っていなければ、作成しましょう。

Facebookは実名で登録することが前提ですし、マッチングした会員がフェイスブックを調べることもありえますし、Omiaiは監視システムや悪質なユーザーの報告という機能があるので、嘘は書かないほうが良いでしょう。
ログインが終われば、今度はOmiaiの会員情報を登録していきます。はじめに、仮の名前と居住地を記入します。Facebookの情報が引用されるので、性別と生年月日(年齢)の変更はできません。

次に、細かなプロフィールについて。身長や職業、タバコやお酒を嗜むかどうか、休日は何曜日なのか、婚歴があるかどうか、設定しましょう。未設定の項目が一つでもあると、「この人は人に言えないなにかを隠しているのか…」と感じさせてしまうかもしれませんから、全て埋めましょう。

次はプロフィールの写真を設定します。画面に書かれているアドバイスの通り、個人情報の載った写真や本人の顔がわからない写真などは避けましょう。

これで初期設定はほとんど終わりました。次の画面では、まず「本日のPickupメンバー」という会員が表示されます。しかし、まずはプロフィールの写真を複数枚登録したり、自己紹介文を書いた方が、マッチングアプリはマッチ率が上がるものです。設定画面から移動し、写真の追加と自己紹介文を書きます。

「Pickupメンバー」を再度見るには、上のバーの「おすすめ順」のページの右下のアイコンからいつでも見ることができますから、ひとまずは自分のプロフィールの充実を計りましょう。一番右下の人のマークの「マイページ」をタップしたら、先ほど設定した自分のプロフィール写真のアイコンがあります。

それをタップすると、細かなプロフィール設定に移ることができます。一番大きい写真の下の三つの枠にも写真を追加しましょう。大きいメインの写真以外は本人の写真ではなくても大丈夫ですが、出来るだけ自分の顔が写っている方が良いです。写真は運営により審査されるので、注意して選んでください。
その下の「キーワード」の部分は、いわゆる「タグ付け」のようなもの。自分の好きなものや趣味を登録すると、同じキーワードを登録している他の会員を探しやすくなります。キーワードは20個まで登録できるので、これぞというものを絞りましょう。なお、すでにあるキーワード以外は運営が審査したのち登録可能になります。
自己紹介文は、
- 挨拶
- Omiaiに登録した理由
- 趣味、特技、好きなもの
- どんな出会いを求めているか
これらを書くことが一般的で、最も無難です。長すぎず短すぎず、簡潔に書きましょう。
プロフィールの設定のページの一番下の「詳細プロフィール」の欄には、身長や体型以外にも「将来引越し可能か」「同居人」「初回デート費用」などといった生々しい細かい部分の設定ができます。全て埋めなくても良さそうですが、「入力で返信率UP!」と書かれている欄くらいは埋めておきましょう。

これで、プロフィールの詳細な設定も終わりました。写真など、スタッフによる審査(15分〜24時間)が必要なので、実際に他のユーザーから見えるプロフィールに反映されるまでにしばらくかかります。
また、マイページから「年齢確認」を行うことも忘れずに。年齢確認ができなければマッチした相手ともメッセージのやり取りができず、実質アプリを使えないので、必ず身分証明書の写真を送信しておきましょう。
Omiaiのアプリ内の簡単な説明
プロフィールの登録が済んだらまずは、ページの一覧から気になるプロフィールの人を見つけたら「いいね」を押してみましょう。会員登録したばかりの時には無料でいいねが付属されるので、どんどん使いましょう…と言いたいところですが、Omiaiは真面目な出会いを探している人も多いため、軽はずみにいいねを押しまくらない方が良さそうです。
じっくり相手を探しつつ、選別していいねを送りましょう。まずは、「本日のPickupメンバー」を見てみましょう。上のタブの「おすすめ順」のページの右下から一覧を見ることができます。

表示されている会員のプロフィールをタップすると、下にスクロールできるようになるので、詳しいプロフィールを見ることができます。もしその相手が気になったなら、右に表示されている「いいね」をタップすれば相手に「いいね」を送ることができます。
いいねを送ると相手に通知がいくので、もし相手もこちらを気に入ったならマッチング成立、ということになります。「本日のPickupメンバー」を見終えたかったら、左上の×印をタップしましょう。
さて、こちらがメインの画面です。

会員一覧やプロフィール写真についている「◯%」の表示は、自分のプロフィールと相手のプロフィールのマッチ度を表しています。趣味が近ければ近いほどこのパーセンテージも上昇するので、いいねを送る参考にしましょう。
一覧の写真の中から気になる写真があったら、タップしてプロフィールを見てみましょう。

下にスクロールすると、相手が選んだキーワードや自己紹介文、詳細プロフィールを見ることができます。もし「いいね」を送りたかったら下のピンク色の親指を立てたアイコンを押しましょう。そのアイコンを長押しで、「オシャレだね!」や「趣味が一緒!」など、少し凝った「いいね」を送ることができます。
また、メッセージ付きの「いいね」を送ることでより他の会員と差がつけられるようです。この「スペシャルいいね」は「1いいね」と有料の「Omiaiポイント」を消費するので、ここぞという時に使うべきかも。
一方、他の会員からの「いいね」の一覧を見るには、メイン画面に戻り、下に表示されているメニューの左から二番目、手のマークの「お相手から」というアイコンをタップ。

誰かから「いいね」があればここに一覧表示されるので、プロフィールを確認してもし気になったなら「いいね」を返してマッチング。登録したてはプロフィールや年齢確認の審査が通るまで長くて1日ほど待ちますが、ゆっくり焦らず出会いを探しましょう。
「お相手から」のアイコンの隣は「足跡」と言って、自分のプロフィールを見た人の一覧が表示されています。

いいねがあったわけではないとはいえ、自分のことを気になっているということなので、この一覧から「いいね」を送るのもアリです。
そして、いざ誰かとマッチングをしたら、メイン画面の一番下の右から二番目のふきだしの形をした「メッセージ」のアイコンをタップ。

これが、マッチングした相手の一覧でもあります。メッセージのやり取りをしたければ、この一覧から相手の写真をタップしましょう。

Lineのようなメッセンジャー機能となっており、使いにくくはなさそうです。まず「はじめまして」の挨拶を忘れずに、自分のことを話しつつ、相手にも何か質問してみるといいでしょう。共通の興味から、話題が見つかるといいですね。
ここまでで、大体のOmiaiのアプリの使い方は網羅しました。会員数は多いですし、毎日の「おすすめ順」や「Pickupメンバー」を参考に、より自分の好みの相手を探しましょう。
インタビュー:Omiaiで出会って交際に至るまでのあれやこれ

それでは、実際にOmiaiを利用した出会いから真剣交際というものがあり得るのかどうか、筆者が実際に体験してレポートします…と言いたいところですが、筆者にはパートナーがいるのでこれは倫理的にNG。ということで、筆者の知り合いで、Omiaiでの出会いをキッカケに交際をしたことがあるという男性にインタビューを行いました。
インタビューは都内のバーにて飲みながらさせていただきました。実は、その男性はそのお相手とすでに破局してしまっていましたが、その経緯も含めて詳しくお話ししていただいたので、ここでその具体的なストーリーを紹介したいと思います。
30代前半事務職。筆者がたまに訪れる都内のバーの常連。趣味は登山(ゆるめ)、読書、草木染め。現在糖質制限中。

インタビューを受けて下さってありがとうございます。野田さんはOmiaiのアプリを使ってその彼女と出会ったとお聞きしました。今回はその方と付き合うまでのお話を聞きたいのですが…

実はね、「元」彼女なんです。2ヶ月前に別れました。よかったら全部話しましょうか?(笑)

えっ。いいんですか?やけっぱちではなく?記事に載りますから取り返しはつきませんけれども…

いいですよ。仮名で顔出しなければ。もうぜんぜん。むしろ話したいくらいです、よろしくお願いします

わ、わかりました。あらためて、よろしくお願い致します。
では、まずはOmiaiでそのお相手とマッチングしてから、実際にデートするところまでの流れについて、聞かせてください。

まかせてください。
僕、元カノと出会うまで2ヶ月くらいの間、Omiaiを使って彼女を探していたんです。付き合って半年くらいで別れて、それからまた2ヶ月経つので…うわ、アプリ初めて一年経ってないんですね(笑)

(心の傷がまだ生々しいな…)Omiaiを使い始めたきっかけは、何ですか?他のアプリではなくなぜOmiaiにしたんですか?

職場で出会いがないので。奨学金の返済とか親の面倒をみるのもあってずっと仕事に集中していたんだけど、昇給したり兄弟が介護を手伝ってくれることになって、生活が落ち着いたから、将来を考えた時に奥さんが欲しいなと思ったんだよね。色々とネットで調べて、一番真面目な出会いがあるアプリかなと思ったからOmiaiにしました。

めちゃめちゃ真面目ですね。偉いです。野田さんのような男性がモテたら世界は平和な気がします。
元彼女とは、どちらからイイネを押してマッチングしたんですか?そして、それからどうやってデートに?

どうもありがとう(笑)
あんまり具体的に覚えてないけど、確か向こうからイイネをもらったと思う。それか、足跡がついてたのをみて僕がイイネを押したのかな。そんなところです。
彼女、元カノは5歳年下で飲食業で、話しているうちに職場の最寄りが同じ駅だってことがわかったので、仕事帰りに飲むことにしたんです。それが初デートになるのかな。好きな映画とか本が似てて、次のデートにはミニシアターに行きました。懐かしいな。

文系カップルだったんですね?

うん、まあキッカケはそうかもしれないけど、彼女は割と活発なタイプだったかな?派手な子じゃないけど、人見知りをしないタイプだったと思う。

なるほど。それから、野田さんとその彼女が付き合うことになるにあたって、お互いに将来を見据えてのお付き合いだったんですか?結婚前提のお付き合い、とか。

実は、それほどまでに「この子と結婚したいな」ってビジョンがあったか、今はわからないかな。でも、僕はいつか別れるつもりとか、軽い付き合いをするつもりはなかったし、向こうも根は真面目なタイプだったから、遊びで付き合ったり他の人と二股かけたりはなかった…んじゃないかな〜と思うけど…(笑)
で、その2回目の映画デートの後に、「僕と付き合ってみますか」って僕が聞いて、向こうも「いいよ」って。そのあと、お互い一緒にアプリを退会しました。

なんだか爽やかなお付き合いのはじまりかたですね。
彼女のどんなところが気に入って、お付き合いしようと思ったんですか?

うーん。なんだろう。強いて言うなら「普通」のところが好きだなと思った。ティズニーランドが好きとか、料理が好きとか、あと、その辺にてんとう虫がいたとかなんの変哲もない毎日の、細かいところに楽しさを見い出せるところ…あとは、初めてマッチングした人だったから。

なるほど…

でも別れちゃったんですよね

うん…(かける言葉がない)

でね、別れたのがなんでかっていうとね、あ、ジントニックおかわり下さい。
そう、付き合って3ヶ月くらいの時に、彼女がいきなり「留学する」って言い出して。英語を勉強するために語学留学でフィジーに行くって。

ふぃじー

フィジー。(笑)

え、それは、本当に留学で?フィジーって島でしたっけ?公用語英語なんですか?騙されていたとかではなく?

いや僕もちょっと最初疑ったけど、留学は本当に行ってた。そう、島(笑)
なんか格安で語学留学できるらしくて。英会話できるようになって、いつか国際的な仕事をしたいとかなんとか。
でも、蓋を開けてみると、フィジーの語学留学って日本人だらけなんですよ。

よく聞く留学あるあるかもしれませんね。短期間で英語力を叩き上げるつもりで英語を喋らざるを得ない環境に自分で飛び込んでいって、でも結局日本人で固まって行動してしまった結果勉強にならないという…。

その通り。本当にその通り。だから僕は反対したんですよ。語学留学するならせめて、もっと高くてもお金を貯めてヨーロッパかアメリカかカナダに行けって。
僕もお金なら少し支援しようかと迷ったんですけど、付き合ってまだ3ヶ月程度だったし、彼女も自分のお金で行くって。でも、付き合って3ヶ月の彼氏より彼女は留学を選んだんですよ(笑)

なかなか猪突猛進な彼女だったんですね。それで、留学をきっかけに別れることになったんでしょうか?

いや、まだその時点では交際を続けるって前提でした。留学も2ヶ月だけだったから。少しの間、遠距離恋愛をするということになりました。そこまではまだよかったんですけど。
ただ留学に行って、毎日綺麗な海を眺めながら、新しい友達を作って新鮮な毎日を過ごしてた彼女と、日本で変わらない毎日を過ごしてた僕で、どうしてもすれ違いが起きてました。フィジーがネット環境あんまりよくないから、電話もFaceTimeとかも満足にできなくて、コンタクト手段はLineだけで、その2ヶ月間を付き合いたてのカップルが過ごすのはなかなか厳しいものがあったと思いますよ。

それは厳しいですね。毎日新しい物事に触れて過ごしている彼女と、止まった時の中で毎日を過ごす野田さんでは、帰国後のテンションにえらい差がありそうな…。

止まった時て(笑)まあそう、そうかもしれないけどさ、いや…まあいいや(笑)
本当にその通りで、空港で送り出した時と迎えた時の「あれ?なんか違う」感がね。ものすごく距離を感じました。それに帰国してからしばらく休んでた仕事を穴埋めするために忙しいからって言ってなかなか会えなかったんですけど、僕とは合わないけど友達とは遊びに行ってたみたいなんですよね。インスタのストーリーに載せてたのを見て知ったんです。
色々写真とかは見せてくれたんですけど、どんな友達ができたか、とか。男友達も女友達も隠さず見せてくれて、浮気とか新しい恋があったとかそういうのはないとは言っていたけど、もう僕そういうことを考えたり疑うことも空しくなっちゃったんですよ。で、別れました。

彼女はすんなり別れに賛成したんですか?

いや、しばらく「別れたくない」って言われました。でも僕の方が気持ちが無くなっちゃったので。

恋愛にタイミングというものがどう影響するのか、痛いほど分かるような逸話ですね。振り返ってみて、Omiaiというアプリの出会いをどう思いますか?

たしかに。そうだね、こういうことになったのは、アプリの出会いだからとかは関係無いと思う。僕は結果的には冷めちゃったけど、真面目に恋愛したつもりだし、元カノも彼女なりに勉強に仕事に恋愛にって、頑張ってたんだと思う。
でも事実として僕はないがしろにされたんだし、よりを戻そうとかは少なくとも今は考えられないけど、別に恨んだりとかはないかな。

そうですね、アプリはただの出会いのキッカケであって、その後は本人たち次第、ということですね。
最後に、これからOmiaiを使って出会いを探そうとしている人に、一言なにかアドバイスなどあるでしょうか?

アドバイス…は特にないけど…。うん。ないです。ジントニックおかわり下さい。

野田さん、ありがとうございました!
マッチングアプリと一括りにしても、出会いの「かたち」はその恋愛の数だけあるのかもしれません。野田さんは今後、Omiaiも恋愛ごとしばらくお休みするそうですが、これから素敵な恋が見つかるといいですね。
1ヶ月使って出会える人数は〇〇人?
Omiaiも改善点があるアプリとはいえ、「真面目な出会い」を推奨するアプリです。口コミのように、時にはヤリモクやおごり目当てのような人も、他のアプリと同様にいるかもしれませんが、野田さんのように、ネットの出会いでも真剣に向き合った人もいます。アプリ側が真面目な出会いを勧めているということは、それを期待してくる人も多いかもしれません。
そんなアプリ「Omiai」では、やはり他のアプリよりも本気で付き合う恋人を求めている人が多いなら、誰にでも顔の印象だけで軽はずみに「いいね」を送ったりしなさそうな印象があります。
特に男性は会員料金も安くはないこともあり、ひたすらいいねを送りまくって「数打ちゃ当たる」戦法を使う人タイプとそうではないタイプの両極端になりそうなもの。本当に真剣な恋愛を探している人が多いのなら、男女ともに慎重になりそうです。
そんな予想を立てていますが、実際に女性ユーザーとしてアプリを使った時に、1ヶ月でどのくらい男性会員から「いいね」を貰えるのかをカウントしてみたいと思います。
私にどれほどの男性が興味を持つか、平均的な数値を出すことは難しいと思いますが、以下にある私がOmiaiで設定したプロフィールを参考にしてみていただけたらと思います。なお、プロフィール写真は本人の画像ため割愛させていただきますが、盛りすぎず手を抜きすぎず、楽しい感じで撮っております。

短く、ざっくりしたプロフィールになりました。はたして、Omiaiのアプリではこのプロフィールでどれほどのいいねを獲得できるでしょうか。
1ヶ月ログインしているだけで男性会員からもらえるいいねの数は…
では、1ヶ月で何人の男性からいいねを貰えたのかをご紹介していきます。
私は正直、自然体(のように見える盛りに盛った)のセルフィーを作るプロなので、その写真だけで見ると大変可愛らしくしおらしい印象があります(自称)。プロフィール写真がマッチングアプリの中の弱肉強食の世界の勝敗を分かつので、ここはいつも頑張っています。
そのため、tinderやdineなど他のマッチングアプリでは、新規登録直後でプロフィールがトップ画面に表示されたときには1日に50〜100「いいね」くらい貰えることもあります。通常だと、1日で10〜20「いいね」ほど。
これは、女性のマッチングアプリユーザーの平均値より少し高いくらいです。出会いアプリでは男性ユーザの一定数が、「いいね」をばら撒く「撒き餌釣り」のようなことをすることがあるので、女性サイドはあるいみ入れ食い状態のようになります。そのため、女性ユーザーは平均でも、ひと月に100〜200ほど「いいね」がつくといいます。
では、Omiaiではどのような結果になったでしょうか。登録してから1ヶ月で女性会員である筆者が得たいいねの数は、ずばり
123いいね
でした。
登録してから1週間以内で80いいねほどつきましたが、その後は沈静化。最終週はぬるぬるっと1日に1、2件のいいねがつくか、全くない日もありました。こちらの数は、登録したての女性会員の中では少ないほうなのではないかと思います。
人気ユーザーとのプロフィールを比較してみると、生まれ持ったお顔の美人さやかわいさの超えられない差はさておき、自己紹介文に大きな差がありました。中条のプロフィールと比べ、人気の女性会員の自己紹介文はとても丁寧で真剣度が高く見えます。

出会いに対するとても真摯な姿勢が伝わってきます。筆者据え置きのやる気のない自己紹介文とは大違いですね。
他のアプリでは筆者のような短いプロフィールでももっといいねがつきますが、Omiaiでは写真の精度よりも自己紹介文の内容、つまりは人となりが見えるかどうかが重要視されるのかもしれません。
Omiaiはこんな人におすすめ!

Omiaiが人気のマッチングアプリの中でも他のアプリと異なっている点は、「地味」であり、様々な点において「真面目」であるところ。アプリそのもののデザインや機能として優れた点や華やかな部分はありませんが、運営の方針として「安心安全」「真面目な出会い」を推しており、アプリの出会いに抵抗がある人にも使いやすいものになっています。
登録している会員のプロフィール写真を眺めていても圧倒的に、派手な遊び好きそうな人よりも落ち着いている人の多い印象です。そんなOmiaiのアプリを出会いのツールとしておすすめ出来る人がどんなタイプかといえば、
- マッチングアプリの安全面が気になる人
- 真剣に恋人探しをしたい人
- 婚活中の人
ではないかと思われます。
まず、いまや日本初のマッチングアプリのほとんどがFacebookと連携した登録を行いますが、多くのアプリはFacebook上でアプリの使用を他の人にバラさないように工夫しています。
それに加え、Omiaiでは「プロフィールの表示・非表示」のために女性会員も課金をしなくてもよい、という点で安全面が優れているといえます。自分から「いいね」を押した人以外にプロフィールの非表示をする、という機能は他のアプリにも付いていますが、女性会員でも無料で非表示に出来るアプリは実は少数派。Omiaiは、女性会員は特に安心して使えるアプリかもしれません。
また、マッチングアプリの出会いとは、どんなアプリを使ってもその人次第とはいえ、アプリの強みとして「手軽に使える」と謳っているものと、Omiaiのように「婚活マッチングアプリ」とキャッチコピーが付いているものでは、登録する会員の目的も異なってきます。
アプリの出会いで「ヤリモク」の存在に辟易している女性や、「おごり目当て」や「サクラ」の存在に一杯食わされた男性にとって、「手軽な」マッチングアプリは苦い思い出の元になってしまったこともあるのではないでしょうか。しかし、アプリがそもそも「真面目な恋愛」や「結婚相手探し」のために設計されているのであれば、そのような存在も比較的少数となりそうです。
よって、Omiaiというアプリを「ポケット版紹介所」と考えれば、全国の婚活中の人におすすめできる出会いアプリといえます。出会いもその後も自分次第となりますが、本気で婚活をしていて、出会い方というものにこだわりがないのであれば、使ってみるといいでしょう。
逆にOmiaiをおすすめ出来ない人とは
逆にOmiaiをおすすめ出来ないのは、まずは「手軽に相手を探している」ひと。
Omiaiは真剣な出会いを探している人が比較的多い分、「ワンナイトラブ」の相手探しには決定的に向いていないアプリです。出会いアプリは、ものによってはある意味「後腐れのない出会い」に向いたものもあり、たとえ不倫相手を探しているとしても悪質ユーザーにならないこともありますが、Omiaiはそういった類ではなく、「ガチ」の出会いアプリです。
「ちょっと暇だから異性とご飯食べに行ったり遊びたいな」くらいの気持ちで使っても、良い結果は得られないでしょう。特に男性会員は課金が必須なので、ワンナイトを期待するなら他のもっと気軽なアプリのほうがいいのではないかと思います。
とはいえ、他のアプリでも真剣な交際を希望する男女は多いので、共通の知り合いがいないネット上の出会いだからといって、相手を性欲のはけ口やATMとして見なすようなことはしてはいけませんね。
また、真剣な出会いを探している人にとっても、マッチングアプリの出会いというのは案外コミュニケーション能力というものを求められるもの。お互いに実際の顔も名前も知らないところから始まる出会いなので、自己紹介を誤解を招かないようにきちんとしたり、恥ずかしがらずに対面しにいくバイタリティがなければ出来ません。
それにOmiaiも結局はマッチングアプリなので、そもそもネット上の出会いに抵抗があるなら向いてないものです。そういったタイプは、現実の中でオーソドックスな出会いを探した方が良さそうです。
Omiaiは本当に出会いのない環境で婚活したいなら使ってみる価値あり!
Omiaiに登録しているユーザーの多くは、プロフィールに「職場に出会いがなく、真剣に恋人を探しています」と書いています。
おそらく本当のことだと思います。ユーザーの殆どが社会人で、適齢期で焦る人や真剣に将来を考え、恋人を探している人であり、気軽に異性を探しに登録している人は少数派。
男性会員は有料とはいえ、本当の結婚紹介所に行くともっと高額になります。安全で確実に結婚までたどり着きたいなら紹介所のほうが合理的ですが、Omiaiは経済的。むしろ、Omiaiの弱点を突くとしたらその点であり、女性サイドが無料で利用できるという面からも、紹介所の婚活よりは純度が下がるといえます。
ただ、婚活初心者や、まだそこまで焦ってはいない人など、ゆるりと恋活、婚活をしようと思っている人には、Omiaiのアプリは良いものといえるでしょう。
出会ってから恋人になるまで、全てのマッチングアプリの出会いにはある意味「作業」とでもいったような流れがあります。お互いのことを全く知らない状態からネット上の情報だけで知り合うことになるので、マッチング、メッセージ、自己紹介、趣味の話、デートの約束、改めて自己紹介…といったようなステレオタイプな行動がどうしてもつきまといます。
そのルーティーンをどのように壊していくか、どこまで自分や相手をお互いにとって特別にできるか、という部分が肝になるかもしれません。運命はたいがい向こうからやってくるものですが、あえて自分の手で運命を切り開いて恋人を手に入れる!という意気込みがあるなら、Omiaiでも十分良い出会いを望めるのではないでしょうか。
周りの友達におすすめされて
年始に彼氏と別れたのでマッチングアプリを使ってみようと思いました。
友達が2人Omiaiで彼氏ができて、1人が婚約したらしいので、私も期待しています。