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マッチングアプリを使う上で、利用者が、特に男性が心配なことといえば「サクラがいるかどうか」ということではないでしょうか。
せっかく可愛い子と知り合いになって、メッセージのやり取りをするために高額な料金を払ったのに、いざデートの約束をしようかなと思った時に急に相手が退会したり、音信不通になってしまった、という経験をしたことのある人も、中にはいるでしょう。しかし、それは果たして本当にサクラなのでしょうか?
今、アプリストアで検索上位にあがる人気のマッチングアプリには、ほとんどの場合にはサクラはいないといいます。しかし、「業者」と呼ばれる人はまだまだいるとか。そして、「新手のサクラ」と噂される存在も出てきているらしいのですが、その実態はどのようなものなのか、気になるところです。
女性ユーザーは、性欲を持て余す男性ユーザーを手のひらの上で転がして遊びがちですが、アプリのポイントのキャッシュバックシステムでお小遣いを稼ぐために、所構わず男性ユーザーにメールを送りまくる「キャッシュバッカー」という存在も過去には存在したようです。今人気のアプリの中に、そのようなシステムのものはあるのでしょうか。
今、アプリの中で最も被害があるのは「業者」の存在だと思われますが、監視体制の厳しいアプリであるほどその総数は少ないと思われます。しかし、風俗業者などの男性を目当てとした悪徳ユーザーの他にも、セミナー勧誘やマルチ商法、新興宗教などに男女問わずユーザーを誘い込む悪い人物もいるようなので、自分がそのような被害にあわないよう、気をつけていたいもの。
マッチングアプリの出会いが当たり前のものになりつつある現代で、サクラや業者に引っかからないために、それらの見分け方など必要な知識をつけましょう。
まずは、サクラ、キャッシュバッカー、業者の「3つの悪徳ユーザー」について、解説していきます。
今人気のマッチングアプリにはサクラはいない?

特に、都市部から離れた地方や田舎であるほど、マッチングアプリの出会いすら貴重であるかと思います。そんな貴重な出会いの中で、「サクラ」のユーザーに当たってしまうと、これまでの苦労、課金したお金や相手に捧げた淡い恋心が全てパアです。
しかし、今の人気のマッチングアプリにはサクラはいないといいます。日本国内でも、何十、何百万人とユーザー数を誇るアプリでも、サクラ無しにそんなにダウンロード数を稼げるものなのでしょうか?男性ユーザーだけ有料でないと使えないシステムがある限り、サクラは永久に潰えないような気もしますよね。
また、一体「新手のサクラ」とは一体どんな存在でしょうか?アプリがそんなサクラだらけだとしたら、使う意味はほぼありません。実際に可愛い子と出会って、付き合ったり結婚したりなど、充実してマッチングしている男女は沢山いるようですが、サクラも形を変えてまだまだ実在しているとしたら、もはや詐欺被害として訴えられるレベルです。
キャッシュバッカーの存在や業者の存在など、マッチングアプリにはいい出会いという光の部分もあれば闇の部分もあるでしょう。それらの、注意すべき悪徳ユーザーについて、1つずつ考察してみました。
まずは、男性ユーザーを悩ます「サクラ」の存在について、お話ししていきます。
そもそも「サクラ」とは…
出会い系サイトやマッチングアプリで存在を噂される「サクラ」とは、一般的に
のこと。特に、女性のサクラが多いようです。日本発の人気のアプリのほとんどが女性無料、男性ユーザーが有料というシステムであることが由来しているでしょう。サクラは、月額制やメッセージに課金のいるアプリの中で、一般ユーザーのように見せかけて男性とマッチングし、トークを引き伸ばして課金をさせ、また「累計マッチング数」の数字を増やすという行為をしています。
そのため、「サクラがいるかもしれない」という恐怖のせいでマッチングアプリのユーザー数が減ってしまう可能性もあります。ありとあらゆるマッチングアプリが台頭しているいま、サクラがいる可能性だけでも、有料会員の登録を戸惑う人もいるのではないでしょうか。
しかし、今人気のマッチングアプリの中には、サクラの存在は「いない」とされています。運営会社が上場企業、また会員数が多く、またもちろんレビューの評価が高い程、サクラを雇うことはないようです。
例えば、「真面目な恋活、婚活サービス」を謳っているマッチングアプリ『Omiai』は、公式サイトで以下のように「サクラゼロ宣言」をしています。
出典:Omiai公式サイト内
また、24時間の監視体制で不正なユーザーは運営に通報できるシステムもあり、マッチングアプリの中でもユーザーが「安心、安全」に使えるという評判も高め。
ほかにも、『With』や『Pairs』などの月額制で利用できるアプリだと、メッセージのやりとりにポイントを消費したり課金する必要がないものはサクラのスタッフを導入するメリットがありません。よって、それらの人気のアプリ、もとい上場企業が運営しているアプリに、サクラの存在はいないと思われます。
それでも、あらゆるレビュー記事や口コミには「サクラがいる!」というコメントを見ることがありますが、それは一体どういう事情があるのでしょうか。
「サクラ」みたいな思わせぶりの女子は多い!
実際のところ、サクラではない一般の女性ユーザーには、男性ユーザーを「サクラ」と勘違いさせてしまう人も多いのです。
例えば、女性ユーザーは男性ユーザーに比べて、マッチングをしやすい傾向にあります。なぜかというと、よく男性は「数打ちゃ当たる戦法」で、表示される女性ユーザーのプロフィールを見もせずに、残機の限り「いいね」を押しまくる人が多いですが、女性は本当に気になる相手にしかいいねを押しません。
男性の「とにかくヤりたい」という意識が見え透いた結果ですが、そのため女性はヤリモクだろうが真面目な相手だろうがマッチングが入れ食い状態になるのです。筆者が以前女性ユーザーとして使っていたアプリでは1ヶ月で「100いいね」がつくこともありましたが、同じアプリを使っていた男性の知人は1ヶ月に「10いいね」あればいいほう、と言っていたほどです。それほど男女では差があるのです。
そうして、女性ユーザーの多くは「何人かとマッチングしてトークなどで話をする中で、一番いいなと思った人を選ぶ」という、男性ユーザーの知らない所でトーナメントを行なっているのだ、ということができます。現実も、アプリも、弱肉強食の世界だ、ということになります。
もし、男性ユーザーが、女性とマッチングしたのに急にメッセージの返信がなくなったとしたら、ほかにもっと好条件の男性が現れたのかもしれません。もし急にやり取りをしていた女性が退会したとしたら、ほかの男性ユーザーと恋人同士になって退会したという可能性もあります。
したがって、それらの女性ユーザーは意図せず男性ユーザーを翻弄したのであり、サクラとして活動をしていたわけではないのです。
平均的にマッチ数の少ない男性ユーザーが、やっとマッチした女性ユーザーに思わせぶりなことをされて、課金を続けたのに成果が出ないということに対し憤る気持ちは当然ですが、それはサクラのせいではなく、ただの一般女性の気まぐれのせいなのです。
特に、人気の女性ユーザーは1ヶ月に「500いいね」も稼ぐ場合もありますから、競争率が非常に高く、マッチした一人ひとりと会話をしても、つまらないと感じた瞬間からレスポンスを止めることもあるでしょう。
本来、メッセージのやり取りをしていたのに急に返事をしなくなる、という行動は失礼に当たるものですが、現実としてマッチングアプリは縁もゆかりもない人との出会いであるため、人との絆を保つということが非常に難しくなります。文句を言っても、誰の耳にも届きません。
たとえサクラや業者だと相手を疑って相手を運営に通報しても、「その人は違うと感じたから」という理由でやり取りをやめたのであれば、悪質ユーザーとは判定されないのです。
大人しく引き下がり、前向きに新しい出会いを探しましょう。
出現し始めた「新手のサクラ」って?

ここ数年前に、マッチングアプリや出会い系サイトに「新手のサクラが出没してきた」と噂が立ったことがありました。
通常、出会い系サイトでよくあるサクラのプロフィールの特徴には、
- プロフィール写真のクオリティが高い
- 女としてのスペックが高い
- 理想が低い
というものが挙げられます。プロの写真家が撮ったようなとても美人のプロフィール写真に、理想的なスリーサイズ、相手に求める身長も年収も異様に低く、なおかつ、いわゆる「簡単にヤらせてくれそう」な自己紹介文のプロフィールで、男性ユーザーを虜にして生殺し状態にしておく、というものでした。
しかし、その「新手のサクラ」の特徴は、上記のサクラのようにスペックの高い女性ではなく、まるで一般女性のようなプロフィールで、メールのやり取りもとても自然で、性的な内容も含まない、というもの。そして、LINEなどのほかのアプリに誘導することもなく、そのサイト内でポイントを消費させる、という手口を使うようです。
これらのような、従来のサクラ、そして「新手のサクラ」は、掲示板型の出会い系サイトに出没したようです。しかし、今人気のマッチングアプリにそのような「新手のサクラ」は存在するのでしょうか?
答えとしては、「いない」というのが事実だと言えます。「一般女性のように見える巧妙なサクラ」ではなく、ただの一般女性ユーザーです。マッチングアプリで、デベロッパー(運営)が上場企業の会社である場合は、ほぼ確実にそれは一般女性です。
アプリの中には、個人が運営しているものがあり、そのような小規模なものにはサクラの存在もあるようです。しかし、誰もが知っている「リクルートマーケティング」が運営する『ゼクシィ縁結び』などの超有名なアプリでサクラがいる、となると、社名に泥を塗ることにもなりますから、サクラを雇うことはないでしょう。
自分が、使用するアプリの質をしっかり選んでいれば、サクラに引っかかる心配はないのです。
「キャッシュバッカー」とは?
「サクラ」に続き、警戒するべき出会い系の女性ユーザーには、「キャッシュバッカー」と呼ばれる存在もあります。
それは、文字通り「キャッシュバックを狙ってアプリを使用する人」のこと。日本の出会い系のアプリやサイトの多くは女性ユーザーを優遇していますが、中には「男性ユーザーとやりとりすればするほどポイント還元」というシステムのあるものもあります。
例えば、男性が100円でメッセージを送ると、送られた女性は5円キャッシュバックを得る、というもの。このシステムを使って、お小遣い稼ぎをしている女性のことを「キャッシュバッカー」というのです。もしくは、「メールレディ」という形の女性アルバイトであったりもします。
このような女性は、いくらメールのやり取りをしたところで、一生デートできない相手なので、関わるだけ無駄です。金ヅルになる危険性があります。そのような出会い系サイトに課金して素人の女性を募集するより、風俗店を利用した方が手っ取り早く安上がりなのではないでしょうか。
もしくは、そのお金を趣味やメンズエステなどの自分磨きに使う方が、人生が潤いそうです。
キャッシュバック制度のある出会い系には注意!
このような「キャッシュバッカー」もしくは「メールレディ」にお金を吸い取らせないためには、そもそもキャッシュバック制度のある出会い系サイトやアプリには登録しないことです。年齢確認や本人確認のしっかりしたアプリを選ぶべきでしょう。
特に、性的な関係を目的にしている「出会い系サイト」にそういった悪徳ユーザーは多いようです。パソコンのサイトであれば、工夫して多くの男性ユーザーに「一斉送信」でメッセージを送り、荒稼ぎをすることもできるでしょう。そういったシステムがあるかどうか、あらかじめ調べておかないといけません。
そもそも、いわゆる「プロ」ではない女性と一夜の関係や、セフレを求めているなら、クラブなどのナンパスポットに行った方が手取り早いような気もします。お互いの顔が見えないということは、いつでも詐欺に引っかかることができますから。後ろめたいいかがわしいやり取りを女性としたいのなら、あらかじめそういうサービスをしてくれる風俗店に行きましょう。
「業者」とは一体どんな人?
サクラよりも、キャッシュバッカーよりも、今人気のマッチングアプリで最も警戒するべき存在が「業者」です。
業者というのは、
というもの。「サクラ」が運営が雇った人物であるのに対し、「業者」と呼ばれているのは運営に隠れてユーザーになりすまし、アプリを利用して違法行為を働くという存在になります。
そのため、いくらアプリの運営側がサクラゼロ宣言をしていても、監視体制を敷いていても、一般のユーザーになりすまして登録しているため、ぱっと見悪徳ユーザーだと判定しにくく、ユーザーとしてもアプリの運営側としても大変迷惑な存在。悪徳ユーザーを通報するシステムのあるアプリでも、被害にあわないとその実態がわからないというパターンもあり、厄介なのです。
また、セミナーに勧誘してきたり、ネットワークビジネスや新興宗教のネズミ講に陥れようとしてくるユーザーも中にはいて、筆者も一度そういったタイプに引っかかった被害者です。
たとえ顔写真や本人確認などの審査があっても、相手の顔が見えない、縁もゆかりもない相手との出会いとなれば、信用できる相手だと判断するには実際に会って話してみないとわからないことだらけです。アプリ内のトークルームやLINEなどのメッセージのやり取りではとてもいい人に思えても、実際に会ってみると話がどんどんおかしな方向に、、ということは良くあるよう。
業者のプロフィールも、異様にスペックが高かったり、写真がプロの撮影したポートレート写真のようにクオリティが高いなど、いくつか特徴が挙げられるようですが、一般のユーザーでも元々美形であったり、写真のうまい友達に撮ってもらったなどという場合もあるので、判断しづらいでしょう。
一般ユーザーとしても、デベロッパー側としても、業者はマッチングアプリの敵である、というわけです。
セミナー勧誘、ネットワークビジネス、ネズミ講
「業者」とは、アプリを悪用して他の金銭的利益を得ようとしているユーザーであり、運営に関わらない外部の人物ですが、風俗業者や個人情報を抜き取る悪徳業者だけではなく、アムウェイなどのネットワークビジネスやセミナー勧誘などを行うユーザーも含まれます。
以前、筆者が「同性の友達も探せる友達探しマッチングアプリ」を使ったところ、ひとりの女性とアプリを通じて仲良くなり、一度都内でお茶をすることになりました。いい友達になれるかと思ったのですが、一時間ほど話しているうちに「私はこの人のセミナーを聞いて人生が変わった」「紹介するから今度の講座に来て欲しい」など、どんなに話題を変えてもセミナーの話に持っていくのです。
その人が勧誘目的だとわかり、それからはもう二度と連絡を取らなかったのですが、やはり実際に会って話してみるまで分からなかったのです。
同性相手のため色気に惑わされた訳ではなかったのですが、業者がいるという実情を知らないと避けようがないようにも思えます。しかし、男性にとっては業者の勧誘は「ハニートラップ」という罠が敷かれていることが多いので、より引っかかりやすいかもしれません。
私が引っかかったセミナー勧誘の人は公開しているプロフィール写真が本人のものでしたが、他のサイトに誘導してくるような業者の場合だと、プロフィール画像がネットから拾ってきたものであるなど、偽装されている場合があります。
業者の写真は1人でもユーザー(主に男性)を釣るために、誰もが憧れるような美人の写真やセクシーな写真を載せることが多いようなので、もし「怪しいな」と思ったら、グーグル画像検索でそのプロフィール写真を検索してみましょう。
これは「Catfish」というアメリカのドキュメンタリー番組で、マッチングアプリで身元を偽装する人を判定するために使われていたのと同じやり方です。もし、他人の写真を使っている場合は、アプリに登録している名前などの情報と食い違ったり、個人の写真のはずなのにフリー素材サイトに同じ写真が載っていたりすることも。
また、名前を聞いてFacebookで検索し、相手が実在する人物かどうか確かめるということもできますから、もし疑わしい場合はあらゆる手を使って相手を様々な検索にかけ、安心できるようにしましょう。
ハニートラップには注意しよう
マッチングアプリで不特定多数の人にいいねを推すなら、美形や美人に越したことはないと思います。「もしかしたらいいねを返してくれるかも…」と淡い期待を寄せてハイスペックなお顔にいいねを推すのは、男女共通です。
そして、業者もその心理を狙います。美男美女に「デートしませんか」と言われて断れるでしょうか?なんの裏もない相手なら是非とも、というところですが、現実はそうはいかないものですよね。
業者のプロフィールは、多くの場合芸能人のような美男美女で、なおかつ女性のプロフィールを利用している場合は胸元の見えるセクシーな写真など、色気で男性を誘うようなものも。男性のプロフィールを利用した業者の場合は、イケメンで高身長、1000万プレイヤーなど、理想の高い女性が食いつきそうな内容が多いでしょう。
女性は特にサクラの特徴と同じく、相手に求めるもののハードルも低いので、世の中のウブな男性を翻弄する仕様になっています。もしそういったスペックの高い相手がいいねを押してきたとしたら、ひとまずは警戒してもいいと思います。
また、業者の他にはそういった「セクシーないい女」のユーザーは美人局(夫婦で共謀して妻に浮気をさせ、夫側がその相手をゆすり金品を巻き上げる)の被害にあうこともあり得ない話でもないかもしれません。
とにかく、今まで現実の中で近づいてきたこともないようなハイスペックな人物からいいねが来た時には浮かれず、警戒心を持ちましょう。また、「新手のサクラ」のように、特に美男美女でもない自然なやり取りをする中で、勧誘されたというパターンは多いものなので、マッチングアプリの出会い全般には気をつけるに越したことはないでしょう。
マッチした相手が「業者」かどうか見分ける3つのコツと勧誘の回避方法!

登録時の審査や、運営のスタッフによる監視体制が厳しいアプリならある程度は被害の可能性を減らせますし、被害にあった場合の通報など、ケアの手厚いアプリを使えば、ある程度は安心して出会いを探せます。その上で、業者の被害にあわないように、見極め方や対策法などの情報を頭に入れておきましょう。
たとえば、もし異様にハイスペックな相手とマッチングした場合、まずはプロフィールをチェックします。アプリの口コミやあらゆるレビューにある「業者の特徴」と照らし合わせて、怪しいところがないか探ってみましょう。
そして、メッセージのやり取りのなかでも、業者は「ボロ」を出すことがあるでしょう。話が噛み合わなかったり、すぐにLINEのIDを聞いてくるなど、人間味がなかったり個人情報を聞き出そうとしてくるなど、コミュニケーションの中から違和感を見つけ出しましょう。
また、筆者のように同性の友達を作ろうとして勧誘に引っかかるというパターンもあるでしょう。残念な話ですが、あらゆるアプリで同性と仲良くなれることは非常に稀なことです。多くの人は異性とのやりとりを求めていて、同性に対しては逆に緊張して話しかけられなかったり、興味を持たない人がほとんど。
そんな中で積極的に会おうと言う人は、なにか他の目的があるのかもしれません。マッチングアプリで友達を作れることは、同性であろうが異性であろうがかなり特殊なパターンだと思って良いと思います。
外部サイトに誘導してくるタイプの業者の場合、大抵の場合は直接会おうとはしませんが、ネットワークビジネスやセミナー勧誘などをする悪質ユーザーの場合は、デートの約束など、相手と会う約束を取り付けてからことを始めます。そんな人と会って話すのは嫌ですが、アプリを使っていなくても現実の中でちょっとした知り合いを勧誘することも多いので、いざ勧誘されるその時にならないと相手の思惑に気がつかないでしょう。
そうして実際勧誘されてしまった場合、どんなに話題を変えようとしても結局は勧誘の話に持っていかれますし、契約をしないと店から出られないなんて目にも会うかもしれません。そんな時、どう回避するか、というところまで、業者の悪事をスルーし、マッチングアプリを前向きに利用する方法について考えてみましょう。
社会的ステータスが高すぎる?
業者の利用するプロフィールの特徴は、何年も前から同じ傾向であり、総じてハイスペックな人物像を使っていることが多いようです。もちろん、その人物の中身は業者が作り出した架空の人物である場合がほとんどで、メッセージのやり取りもパソコンを使って一斉送信をしていることもあるとか。
たとえば、女性ユーザーを狙った業者の男性のプロフィールは、
- イケメン
- 高学歴
- 高身長
- 高収入
など、いわゆる「3K」の揃った人物像が挙げられます。
よく考えてみましょう。なぜこんなにも出来のいい人がマッチングアプリで女漁りをする必要があるのでしょうか?とっくに結婚しているか、アプリなんて使わなくてもそこら中から女性が寄ってくるでしょう。間違いなく、サクラや業者のプロフィールと考えていいと思われます。
また、男性ユーザーを狙った業者の女性のプロフィールで多いのは、
- 美女
- ナイスバディ
- 低収入か極端に高収入
- エッチなことが書いてある
- 多くを望まない
というもの。スレンダー巨乳美人で男性の平均より収入が低い、もしくは高所得であり、ワンナイトを匂わせつつ男性にスペックを求めないという、なんとも男性にとって都合のいいものになっているよう。特に、「一晩お相手してほしい」などセクシーな内容がプロフィールに書いてあれば、確実に業者の「釣り」だと思っていいでしょう。
また、マッチングアプリにはFacebookと連携して登録をするものが多く、アプリ内のプロフィールからFacebookのページに移動できるものもあります。そういったアプリを使っている時は、相手のFacebookページを覗いてみましょう。
普通は、大人で、社会で仕事をしつつFacebookをそれなりに使用している場合は、友達の数が少なくとも100人はいるものですが、いわゆる「捨てアカウント」の場合は極端に友達が少ないでしょう。ヤリモクやおごり目当てなどの身元を明かしたくない人や、一度退会させられて再登録しているユーザーなども当てはまります。
とにかく、疑わしいプロフィールの人は「グーグル画像検索」です。本人が個人で撮った写真かどうか確かめるのです。もしくは、メッセージのやり取りから怪しいところを見抜いてみましょう。
プロフィール写真を誰に撮ってもらったのか聞いてみよう
スマホのカメラは年々性能が向上し、チープな一眼レフも劣るほど。しかし、プロフィール写真がまるでプロのカメラマンが撮ったポートレートのような出来のいいものの場合、業者かどうか疑う余地があります。もしそんな人とマッチングしたら、「写真、綺麗ですね。自分で撮ったんですか?」と聞いてみましょう。
中には、一般ユーザーが仕事で撮影したものを使っている場合も稀にあります。たとえば、編集者をしている人が「取材の時に使うカットの試し撮りで撮ったものを使った」など。しかし、モデルや芸能人のような見目麗しい写真の場合は、その理由でも警戒してしかるべきでしょう。
「仕事のために撮った」という理由がほとんどでしょうが、本物のモデルやタレント、経営者はアプリを使わなくてもモテるので、ひとまずはなにか裏があると思ったほうが間違いありません。
写真まで完璧な美男美女にいいねをもらったら、とにかく冷静になって「なんでこの人がアプリを使う必要があるんだろう」と考えましょう。マッチしたら、直接そう相手に聞くこともできます。
パソコンを使ってマッチした相手に一斉送信でメッセージを送っている業者に上記のような質問をしてもまともに返事は返ってきませんから、ひとまずはメッセージの内容でふるいにかけることができるでしょう。
メッセージのやりとりから見極めよう
相手が業者かどうか見極めるには、メッセージのやり取りからある程度判別することができそうです。
個人で、勧誘やネットワークビジネスに誘導する悪質ユーザーは実際に会わないとわかりませんが、援助交際の仲介や風俗業者などの悪質な業者はメッセージから自身の悪質なサイトに誘導しようとします。
「このサイトに飛んで」「このサイトでチャットしよう」など、なんらかの理由をつけて張ったURLにアクセスさせようとする手口が多いようですが、決してそのサイトには飛んではいけません。マッチングアプリで知り合った人に送られてきたURLは、どんな理由があってもアクセスしないようにしましょう。
信用できる相手かどうか、せめて相手の同僚や友達に紹介してもらうまでは判断がつかないと考えた方が良いと思われます。見ず知らずの他人と出会うというのは、そういうことです。お互いの信頼関係が出来上がるまで、学校の同級生や会社の同僚などと違って、とても時間がかかります。
もしアプリ内で業者と思わしき人を見つけた場合は、すぐに運営に通報しましょう。大抵の場合は、歯車マークの「設定」のページから通報できるはずです。
すぐにLINEやメールでやり取りしたがる
上場企業の運営する人気のマッチングアプリは、「安心、安全」のセキュリティを強化することによって、どんなユーザーも個人情報が漏洩したり、できる限り悪質なユーザーに会うことなく快適にアプリを使用出来るように設定されています。
そのセキュリティ対策の中に、「メッセージの禁止ワード」というものがあります。これは、ヤリモクや援助交際、パパ活などのいかがわしい内容など不愉快な内容を相手に送信できないように、そういった文章を送るとモザイクがかかるなどの対策です。また、業者が送りがちなメッセージ内容も規制されます。
例えば、写真は送れてもURLなどの外部サイトに誘導する可能性のあるリンクは張れない、なども。業者はエッチな内容のメッセージで男性を釣ることもあるので、両方規制することによって悪質ユーザーの不正利用を防いでいるのです。
よって、アプリではメッセージ内容が制限されるために、業者はLINEやカカオトークなどのほかのメッセンジャーアプリでやり取りをしたがります。マッチングしてからすぐのメッセージではLINEなどのIDを送れないように設定されているアプリもありますが、2、3通のやり取りからすぐにほかのアプリでやり取りしたがる相手は、業者の可能性を見てもいいと思います。
ただ、一般の無害なユーザーも、特に男性は有料会員のため、メッセージの送信に制限がありますから、短期間利用してすぐに辞めたい人はすぐほかのメッセンジャーアプリで話そうとしてくる人もいます。
しかし、アプリの外に出てしまうと運営側の監視から外れてしまうので、結局は悪質な人物かどうかわかりません。LINEなどに移行した途端に卑猥なメッセージを送ったり、急に体の関係に誘ってくる気持ちの悪いユーザーもいます。そのため、安全にマッチングアプリを利用したいのなら、男女お互いに数週間はアプリ内のメッセンジャーのみを使用している方が誠実ではないでしょうか。
LINEのIDの交換は、一回デートして相手と自分の価値観などの相性を確かめた後がおすすめです。
女子は同性で「友達になりましょう」と積極的な人に警戒

マッチングアプリの中には、恋愛目的ではなく友達を作るという目的のものがあります。
残念なことに、そういったアプリでも純粋な「友達」を募集している人だけではなく、「セフレ」を募集している人が目立ちます。しかし、自分の使い方によっては同性の友達作りも可能ではないか、と思います。
しかし、そんなアプリにも出没するのが業者の存在。特に、異性との出会いをメインにしていないアプリだと、友情を装って近づいてくる「勧誘」タイプの業者の存在に気をつけなくてはいけません。
悪徳セミナーやネットワークビジネス、新興宗教のねずみ講などは、「会って話してから行動を始める」というタイプの悪質な人物になります。業者というわけではなく、個人の意思で動いているためメッセージ上では気がつきにくく、勧誘に引っかかったとわかった時にはすでに移動費とカフェ代、相手と友達になれることを期待していた気持ちを消費しているのです。
そういった人たちには「ノルマ」というものがあり、何人勧誘した、いくつ売れた、など達成したいがためだけに善人の皮を被って目の前に現れます。人の感情や都合などおかまいなし、他人を金ヅルとしか見ていないので、友情を築くことは決してできません。
時には恋愛のマッチングアプリでも異性を釣って、デートをする仲になっていい感じになったと思った時に「〇〇って知ってる?」と勧誘が始まるケースもあるようです。
それらのような悪質ユーザーを見極めるのは難しく、メッセージの中で警告するしか打つ手がなさそうです。
「念のため聞いておきたいんだけど、勧誘とかしないよね?笑 もしそういうのがあった場合通報しないといけないんだけど…」
など、業者かどうか確認すると同時に「万が一の場合は必ずペナルティがある」ということをそこはかとなく忠告しておくといいでしょう。アプリ内でこうして警戒するのはお互いにとって当然のことなので、こう聞かれて怒ったり悲しんだり、「違うよ」と軽く受け流せない人も怪しむべきかもしれません。
残念ながらアプリで同性の友達は作りにくい
いま、マッチングアプリには恋愛だけではなく、友達作りや言語交換、国際交流まで、とても幅広くリリースされています。
筆者もあらゆるマッチングアプリを使ってみましたが、そうする中で気づいたことがあります。それは、同性の友達を作ることが非常に難しい、ということ。
たとえ、男女の恋愛が前提ではないマッチングアプリでもです。特に日本国内の交流のアプリだと特にそう感じました。暗黙の了解として、男女の交流を求めているのでしょうか。それとも、同性相手だと、特に女性同士だとお互いに勘が鋭いので、男性相手のように「仮面をかぶることができない」ことにより、人見知りがいっそう激しくなるのかも、とも考えられます。
同性の友達、恋愛観関係なく仲良くなれ、信用しあえる友達というのは、貴重なものです。恋人やパートナーの存在よりも、時に励まされることもありますし、恋愛対象の人に気をつかったり遠慮することなく心を空にして遊べる相手は大事にしたいもの。
そういう友達が増えたらいいな、と思う気持ちは山々なのですが、「お互いに信頼しあえる人物」というものは残念なことになかなか稀なもの。気の合う相手でも時には裏切り者もいますから、大人になる程警戒心が生まれるのは当たり前かもしれません。
しかし、情報社会が毎日のように発展しているいま、友達のつながりも「リアル」の世界のものだけではないと思います。国際交流、言語交換アプリなどでは比較的同性の友達も作りやすいですし、マッチングアプリの交流というものがより当たり前の世界になるほど、オンライン上で知り合ってリアルで遊ぶような友達を作ることも当たり前になっていくでしょう。
そのためにも、より高度なセキュリティ対策をマッチングアプリに求めたいものです。
同性ともマッチできるアプリはこれ
同性の人ともマッチングできるアプリは、日本初の恋愛アプリでは少数派。日本でトップDL数を誇るアプリでも、友達を作りたい人や、LGBTQの人に使いやすいアプリはイマイチありませんが、使い方によっては友達作りなど、同性の人ともマッチできるアプリもあります。その見込みのあるアプリを3つほどご紹介しましょう。
それぞれ細かなレビュー記事がありますので、使い心地や性能など気になったらそちらも読んで頂けたらと思います。
ひとつ目は、世界中にユーザーのいる『Tinder』。自分の近所(自宅から半径2km~16km)の範囲にいる人とマッチングできるアプリで、性別や恋人、友人など、交流の形を問わずマッチングすることができます。男女問わず、恋愛、もしくはワンナイト目的で使っている人がほとんどですが、中には夫婦で登録して「3人目を探している」という募集も見かけます。
もうひとつは、『Joinus』というアプリ。日本国内の都市部で利用できます。その日のうちに、一緒に一杯飲みに、またはご飯を食べにいく相手を探せる、というもの。合コンの人数の穴埋めや、飲み仲間募集に気軽に使えます。翌日にはマッチ結果がリセットされるので、嫌だなと思ったユーザーとおさらばしやすいのもポイント。
そして、言語交換アプリの『Tandem』。
外国語学習のための国際交流アプリで、目的は「外国語の勉強のための相棒を見つけて、お互いに言葉を教えあう」というもの。ユーザーがユーザーをレビューできるという仕様のため、しつこい出会い目的やナンパ、業者などの不正利用をするユーザーを見分けやすいのがメリット。英語など外国語の勉強をメインに、海外の人と友達になりたい、という人におすすめ。
それぞれアプリの使い方も異なってくるので、自分の目的や出会いたい相手に合わせてアプリを使ってみましょう。
デート中に勧誘された時の回避のやり方
勧誘系の「業者」、もとい悪質ユーザーと気づかずにもしデートまでして、勧誘されてしまった場合には、どうやって自己防衛することが出来るでしょうか。出来るだけことを荒立てずに帰ってアプリにそのユーザーのことを報告したいところですが、どう勧誘を回避すればよいのでしょう。
まずは、そんなことになる前に、出来る対策を考えておきましょう。マッチングアプリの出会いは「縁もゆかりもない相手」と繋がるので、どんな場合にも初対面の時には警戒していてしかるべきです。
はじめに、待ち合わせの時点でどこかレストランやカフェの予約をする、という時には「個室」を回避しましょう。個室だと、悪徳商法など怪しい動きをしても周りに気づかれにくいですし、個室の出入り口が狭い場合、契約するまでその場を出られないかも。
この場合、他人の人目につきやすくその場を離れやすい、カジュアルなカウンター席がベストなので、自分がカウンター席のお店を予約するか、相手に「カウンター席の店で軽く飲みましょう」と提案しましょう。「個室が良い」と言われても、「初対面ではちょっと」とはっきり断ってください。こちらが相手に対して申し訳なくなるような心理操作をされても、惑わされないように。
次に、もし相手と話をしている時に勧誘やビジネスっぽい流れになってきた時には、ひとまず話題を変えてみてください。「あのセミナーはためになった」などの話題だと、相手にその気がないのに偶然勧誘っぽくなってしまった、ということもあり得ます。もし本当に勧誘、ビジネス目的だった場合は、不自然になっても無理やりそういう話題に戻そうとするので、ここで白黒はっきりするでしょう。
そして、これらを回避してその場を去るには、「何か理由をつけて帰る」という穏便に去る方法と、「それって勧誘してるんですか?迷惑行為ですよね」とはっきり相手の落ち度を指摘することの二通りのやり方があります。
どちらの方法をとるかは、その場のシチュエーションに気をつけて行動しましょう。カウンター席や他の席と近いテーブル席など、周りに他人の目がある状況なら、はっきりと「勧誘/そういうビジネスはやめてください。帰りますね」と言っても良さそうです。
しかし、個室など周りに他人の目がない密室の場合は、話が拗れたりすぐ返してもらえない可能性があるので、「体調が悪いんです…」「いま病院から連絡があって…」など、どんな嘘をついてでもその場を離れた方がいいでしょう。
どんな理由をつけてでもさっさと帰りましょう
勧誘、ネットワークビジネスなど、しつこい人の場合は意地でも契約させようとするでしょう。そういったひとはいくら「NO」と伝えても食い下がりますから、とにかくその場から撤退するのが吉です。
また、電話番号や住所など、個人情報は決して渡さないように。その場から逃れられても、自分の連絡先を知られていると必ず悪用されるでしょう。マッチングアプリの出会いで結婚までたどり着くカップルもいる一方で、悪質なユーザーは後をたたないので、すぐに相手を信用しないように。
勧誘やネットワークビジネスを勧めてくる人は本当にしつこいので、話にならない場合は無視して帰ってしまってもいいと思います。しつこく付きまとってくる人は、アプリの運営に報告するほか、場合によっては警察や弁護士に相談しましょう。
マルチ商法はそれ自体で法に触れるビジネスではないのですが、そもそも勧誘だと告げずにアポを取ることは違法とされています。その違法性を相手に伝えてもいいですし、「もう誘わないで」ときっぱり断り、その場を後にしましょう。
参照:マルチ商法は違法?違法性のある勧誘方法とその断り方|あなたの弁護士
安全でおすすめのマッチングアプリを使おう
マッチングアプリは、人気度が高いものほど、主に女性ユーザー獲得のために健全で安心、安全なアプリであることを心がけています。案にワンナイトや遊びの関係も見つけやすいアプリもありますが、「婚活」と名のついたアプリならより「ヤリモク」や「おごり目的」などの、「法に触れるほどではないけど不愉快なユーザー」もより少ない傾向を求められるかもしれません。
体の関係だけを希望している場合、違法な風俗サイトや掲示板などの、サクラや業者のわんさかいるサービスを使いがちのようですが、自分が被害に遭いたくなければ、サクラのいない月額制の安全なアプリを使った方がいいと思われます。
世の中、お互いなんの信頼関係もなく、美人の女の子がノーリスクで「やらせてくれる」なんて美味しい話はあり得ません。必ず裏があるものです。
有名なアプリにはもはや今時サクラを雇う企業はいませんが、業者などの外部の悪質ユーザーは、迷惑メールのようにいつでもどこでも現れるものです。アプリも出会いは仲介してくれますが、デート中の出来事まで保証はしてくれないので、お色気攻撃に引っかからない精神力と、自己管理、防衛の知識力を身につけないといけません。
より安心して使えるアプリを使うに越したことはありませんが、自分で自分を守らないといけないということも肝に命じて、マッチングアプリは使用しましょう。
マッチングアプリの安全性については、こちらの記事もご参考ください。
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