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恋活/婚活マッチングアプリとは、自宅にいながら出会いを探せるとても便利なツール。
アプリを使えば、年高の方や同性ばかりの職場、田舎などの出会いのない環境にいても、わざわざ都会に出てきて街コンや婚活パーティーに参加しなくても、好みの人を見つけられるという便利な時代になりました。
とはいえ、アプリとは相手の実際の姿が見えない出会いツール。実際にマッチングした人と会ってみると、顔写真と実物が全く異なっていたり、体目的や奢り目的だったりと、「真面目に出会いを探していたのに無駄な時間を過ごしてしまった」という相談も後を断ちません。
どうやら人は目の前で人と対面していないときには、嘘をつきやすくなるようです。不真面目な人とマッチしてしまうと、詐欺やマルチまがいではないとしても、不愉快なことに変わりはありません。
今回は「マッチングアプリの恐怖体験」というテーマということで、今までアプリを使って出会いを探したことのある男女131名に対し、「アプリで起こった嫌なこと、怖かったこと」についてエピソードを募集しました。
調査目的 | 適切なコンテンツの提供を目的としたマッチングアプリに関する意識調査 |
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調査方法 | WEBアンケート(ランサーズ) |
調査対象者 | 一般男女20代~50代 |
有効回答数 | 131名 |
調査実施期間 | 2020/12/25~2020/12/29 |
また、エピソードを踏まえ、マッチングアプリでまともな出会いを掴むために、「どのようなことに気をつけたらいいのか」という悪質ユーザー対策やアプリ使用上の注意点についてもお話ししていきます。
こんなことがあった!マッチングアプリの恐怖体験

ネット上の犯罪では、最悪の場合、傷害事件におよぶレベルの被害に遭う可能性だってあります。
マッチングアプリに登録している人も善人ばかりではなく、中には宗教勧誘や詐欺集団、性犯罪者スレスレのヤリモクに遭うことも。アプリを使って出会いを探す時には、十分に気をつけなくてはなりません。
今回募集したエピソードでも、なかなかにピンチな状況を体験した人もいました。
また、それほど深刻な状況に陥っていないとしても、「写真詐欺」や「メシモク」「ヤリモク」といった、アプリによくいる不愉快なユーザーにあたってしまったという人も多い印象でした。
監視体制が整っていると思える有名なアプリでも、そういった悪質ユーザーは後を絶ちません。
具体的にどのような「恐怖体験」が起こったのか、傾向別にエピソードをまとめてみたので、以下からご紹介していきましょう。
ケース1. ホテルに連れ込まれた!

まず、エピソードを募集して最も多かったのが、女性の「性被害に遭いそうになった」という話。上記の話が「酔わされてホテルまで連れて行かれた」という、最もピンチな状況のエピソードでした。
この場合は「逃げることができた」ので良かったですが、世の中には逃げられなかった女性もいるかもしれません。日本が性犯罪大国であることを思い知らされるようです。
注目したいのが、この女性が使用していたアプリが「ゼクシィ縁結び」という、真剣な婚活用のアプリであったこと。男女ともに真面目なユーザーが多いという話のはずですが、女性を酔わせてホテルに連れて行くような卑劣な男性ユーザーがいると思うと、使用を躊躇うほどです。
男性の中には、たとえ良い人のように思えても「女性が飲みの席に来る=セックスOKサイン」と勘違いしている人もいます。実質その行動心理は性犯罪者ギリギリのものですから、気をつけてもらいたいもの。
女性は人付き合いの際に「性別」というものをあまり意識しません。たとえマッチングアプリで出会った相手でも「まずは友達から」と考えて飲みの誘いにOKする人は多いので、体の関係を予測していなかったというパターンも珍しくないのです。
とはいえ、そういった男性ユーザーと会わないためには、女性もアプリを使用する際に気を付けたほうがいいでしょう。ヤリモクに会いたくなければ、まず初めての顔合わせでお酒の席に誘ってくる男性は、ブロックすることをおすすめします。
アプリにはヤリモクがいっぱい
「ホテルに連れて行かれそうになった」など、いやらしい目的で女性ユーザーと会おうとする男性ユーザーの話は、上記のエピソードだけではありません。同じような出来事を取り上げてみます。

使用していたアプリ:オルカチャット
最初はいい人で会話が弾んで毎日連絡を取り合っていたけど、段々と「会いたい」とか「遊ぼう」とか言われて、私はリアルで会うのは怖いので断ったら、「いつなら会えるの?」とか、規約違反になりかねない写真とかを送りつけられて、無視したらすごい連絡が来るようになった

使用していたアプリ:ハッピーメール
コロナが流行っていて自粛ムードだったにも関わらず、押し掛けられて無理矢理会う羽目になった。
そして無理矢理キスされた。

使用していたアプリ:with
マッチングした後すぐにLINE交換をしようと言われしたところ、会ったこともないのにいきなり「結婚を前提に付き合おう」と言われた。
そういう切羽詰まった人もいるのかな?程度に思ったが、そのうち執拗にホテルに誘われた。エッチ目的は嫌だと言っても、「エッチはしない・ホテルでおしゃべりする」とのこと・・・
挙句の果てに「どっちみち結婚するんだからホテル行ってもいいでしょ?」とのこと。気さくな感じでいい人そうでしたが、一度も会っていません。ホテル目的の男性もいるのかと大変不快な思いをしました。

使用していたアプリ:Tinder
実際に会ってご飯を食べたあとに家に寄っていかないかと、かなりしつこく誘われました…。キスだけでもいいからしてほしいと言われたときは引きましたね。

使用していたアプリ:ペアーズ
アプリで仲良くなって連絡先を交換したら、性的な卑猥な言葉をたくさん投げかけられて不快な思いをした

使用していたアプリ:Tinder
ホテルまで車で連れていかれたが、清潔感がなさ過ぎて生理的にムリ…となって、ホテル代すべて払って逃げるように帰りました。
こんなにたくさんクソみたいな話が…。と筆者はこの男性ユーザー諸君に対しドン引いています。きっとこれらの話に出てくるような男性は「アプリに登録する女の方が悪い」とか言うんでしょうね。プライドがないんですかね。もはや不思議です。
中には伝染病を気にせず無理矢理キスしてくる人など、性犯罪の上にバイオテロまで仕掛けてくる始末。
筆者も数年前にアプリを使ったことがありますが、初対面時で飲みに誘ってくる男性はほぼヤリモクでした。昼のデートでも「俺の部屋遮光カーテンあるから暗いんだよね」とかのたまって部屋に誘ってくる人も。なんだそりゃ?!ふざけんなよ?!思い出したらムカムカしてきました。
ムカムカで済めばいいのですけどね。こうした被害にあった場合、まずは運営に相手のユーザー名とその状況を連絡しましょう。もし運営が改善してくれない場合、無理矢理キスされたりホテルに連れて行かれそうになったら、家族や友達に連絡して助けを求めたり、通報することも考えましょう。
警察がこうした女性のために動いてくれるかどうかは微妙なところですが、ひとりきりで対処するよりはまだマシという場合もあるかもしれません。
また、実際にどこかで会うことになった場合、名刺交換を前提としてもらいましょう。相手に変なことをされたら仕事先の窓口に連絡できます。もしこの条件に応じてくれない場合は、会うのをやめましょう。
ケース2. 詐欺や業者の被害
ヤリモクに続いて多かった恐怖体験が、詐欺や業者の被害。具体的なエピソードを見てみましょう。

使用していたアプリ:with
僕が女性にいいねを多く送り、ある女性からいいねが返ってきました。その女性は僕と歳が同い年で趣味も合っていたのですぐに「いいね!ありがとうございます!」とメッセージを送りました。
その女性は、「よろしくね~ 私〇〇〇〇(女性のフルネーム)っていうんだ!お兄さんはなんて名前?」と聞かれました。僕はそれは会ってからでお願いしますと返信した途端ブロックされました。もし僕が名前を言っていたら悪用されていたらどうなっていたのか考えるだけで怖いです。

使用していたアプリ:カップリング
業者のような人とマッチングし、アプリからLineでのやり取りに移行後ブログのURSが送られてきた。
詳細は忘れてしまったが、個人情報(メールアドレス?)などを登録しないと見られないサイトになっていた。
このように、一方的に個人情報を抜き取ろうとするユーザーの話が目立ちました。上の2人の方は被害に遭う前に詐欺師や業者に気がつくことが出来ましたが、その一方で自己防衛が間に合わなかった人も。

使用していたアプリ:ペアーズ
実は詐欺集団の中の1人と交際してしまい300万も詐取されたので、かなり痛い思いをしました。
300万円は痛かったでしょう。300万円あれば一体何ができただろう、何が買えただろう…と考えると尚更被害が口惜しいですね。
恐ろしいのは、これらの被害がペアーズやwithなど、上場企業の運営する有名なマッチングアプリでも起こっていたということ。基本的にはそれらのアプリでは監視体制が比較的整っているので悪質ユーザーは少ない傾向のはずですが、それでも被害ゼロには至らないのです。
これらの被害に遭わないためには、まずアプリの外部で連絡を取らないことです。アプリ内なら不審なメッセージを送ってくるユーザーを通報出来ますから、相手が誠実でまともな人間だと分かるまでは他のツールに移行しないようにしましょう。
詐欺や業者の被害は男性が多い?

使用していたアプリ:あっちゃお
相手と直接会うまで話が進んだが
財産や金の事ばかり聞いてくるので
怖くなった。

使用していたアプリ:ラビット
マッチング後、数回のやり取りでライン交換をしましたが、その後やたらと投資話を持ちかけられ鬱陶しくなってブロックしました。アプリ初心者だった事もあり、ガードが甘かったのが原因でした。
その後、似たような事が何度か続いたので退会しました。
今回の集計では、女性がヤリモクユーザーの被害に遭いやすいことに対して、男性ユーザーは比較的、詐欺や業者の被害に遭いやすいという傾向が明らかになりました。
男性の「出会いたい」という欲求を逆手に取られているのかもしれません。上記の男性が当てはまるというわけではありませんが、おそらく、性的な衝動に左右されやすいヤリモクタイプの人であるほど、ハニトラや詐欺の「カモ」として簡単であるのでしょう。
たとえば、こちらのエピソードは露骨にセクシーアピールで釣ろうとしてきたというもの。

使用していたアプリ:ハッピーメール
登録するとすぐにいわゆる商売目的の女性から連絡がはいります。普通に友達探しの気分で利用すると不快に感じるのではないかと思います。数回利用してそういった方しかいないようだったので利用はやめたので怖い思いはしなかったのですが不快には感じました。嫌な思いとしては露骨に性行為をアピールしてメッセージを送る女性が多かったことだと思います。それとチャットをしていても突然いなくなる方もけっこういました。
ハッピーメールは女性も含めて体目的の出会いを求める人が比較的多く登録するアプリとして知られています。そういったアダルトな傾向のアプリではいっそう詐欺被害や業者の出会いが多くなるのかもしれません。
上記のエピソードでは珍しく女性側のヤリモクのようにも見えますが、ご本人も言っている通り相手が「商売目的」であることから、詐欺目的の可能性もあります。
また、チャットをしていて突然いなくなるといった相手は、他に良い相手と出会って退会した、またはやりとりに飽きてフェードアウトした以外には、やりとりをただ長引かせて、相手の月会費やポイントを消費させるためだけの目的である可能性もあります。
アダルトなアプリではハニトラや美人局といった詐欺被害も比較的多い傾向なので、使用する時には注意が必要。相手のユーザーが女性を騙っているという可能性も考慮しつつ、慎重に使用しましょう。
ケース3. その他・メシモク・顔写真詐欺
性被害(ヤリモク)に次いで、詐欺・業者の被害が今回募集した体験の中では最も多かったエピソードでしたが、その他にも「恐怖体験」とはいわないまでも、不愉快な体験をした人の話が集まりました。
たとえば、たまに女性ユーザーの中に「メシモク=奢り目的」でデートをする人がいるということ。特に女性が登録無料のアプリで起こりやすく、具体的にはマッチングしてデートをした男性相手にご飯を奢らせ、その後の恋愛の進展など何もなくフェードアウトしてしまう、という流れです。

使用していたアプリ:ペアーズ
マッチングした女性と食事に行ったが、遅刻してきて、お店も指定して、好きなだけ頼んだ後に、全くお金を払う気もなく、とても不快な人だった。
会話の最中も終始愚痴ばかりで、タダ飯を食べに来た感じだった。
こちらのエピソードが典型的なメシモク被害の例といえるでしょう。これに関しては「少しは遠慮しろや」って感じですよね。
ただ、ときにメシモクに見える女性ユーザーの中には、「マッチした人と食事をしようと会ってみたけど、実物と写真がかなり違っていて、食事を奢ってくれたけどがっかりしていたのでその後やり取りもやめた」というパターンもあります。
「写真詐欺」といわれるユーザーとの出会いも、マッチングアプリでなかなかありがちな出来事です。写真加工アプリで整形レベルに顔写真を弄ってマッチング率だけ上げている人もいますが、そのような使い方をして後で何が起こるかは明らかでしょう。
しかし、写真詐欺の中にはこんな強者も。

使用していたアプリ:マリッシュ
待合せの場所に現れたのは、30代前半と言っていたはずが、50代のオバさんが現れたのには驚いた。
娘の写真を使っていた事に、さらに驚いた。
娘の写真でアプリに登録するとは…。娘さんにとばっちりがなければ良いのですが。むしろ、そこまで詐欺っていてなぜ待ち合わせ場所に現れたのか不思議です。
他には、「既婚者が独身を装って登録していた」「相手が遊び目的であることに気づかずしばらく付き合ってしまった」などの話が多い印象でした。知らずのうちに不倫に加担してしまうのも嫌な話ですね。
募集した話を見るに、これまで紹介したような「規約違反」の会員は有名どころのアプリでもなかなか見かけるらしく、嫌な思いをする人も続出しています。マッチングアプリで真面目な恋愛関係になれる相手を見つけるのは苦労しそうです。まずは相手を顔で選ぶことをやめた方がいいのかもしれません。
その他の「地味に嫌なこと」

ただ、時にはアプリの「規約違反」とまではいかなくても、地味に嫌な経験をすることもあるようです。
最後にそんなエピソードを集めてみました。

使用していたアプリ:Tinder
Tinderで出会って付き合った男に、1年後Tinderで浮気された。
アプリ経由で付き合った相手のスマホは一回チェックした方が良いという教訓を感じさせます。

使用していたアプリ:ペアーズ
自分の写真を要求され、送信したら即ブロックされました。
これ、やられたらめちゃくちゃ嫌ですね。面と向かって「ブス」とか言われるより悪質な気もします。

使用していたアプリ:Skout
性別を女性にしたニューハーフに出会う・追加されることが多い
ニューハーフの方って自分がニューハーフであることをそんなにすぐに打ち明けないと思うのですが、どうなんでしょうか。それとも、こちらの男性はニューハーフにモテる体質のようです。

使用していたアプリ:タップル誕生
明らかに分をわきまえた方が良いという印象の方が、余ほどのイケメンでも許されないだろというような態度だったこと。(セクハラ、モラハラに十分該当する)
これは「身の程を知れブサイク」ということでしょうか?流石にひどくないですか?何を言われたのかわかりませんけれども…。
とはいえアプリの出会いに期待する人は「美女イケメンしか勝たん」な人がほとんど。性格重視で探した方がいいことありそうです。

使用していたアプリ:Tinder
自身はゲイの方とのマッチングは希望していなかったがマッチングしてしまい、肉体関係を迫られた
Tinderも自分からいいねを送らない限りマッチングしないのでは…?
Tinderは探す相手の性別を色々指定できたり、友達探しにも使えるという側面があるので、こんなアクシデントもあるのかもしれませんね。しかし希望しなければそもそもマッチングしないのでは…?
これらのエピソードの中には、「マッチングアプリあるある」として共感できる話もあるのではないでしょうか。しかし、なかなかレアな体験をした人もいるようです。
いずれにせよ、アプリで出会いを求めていると、嫌な気持ちにさせられることも起こりうるということ。それは街コンや合コンでも同じかもしれませんが、それなりに覚悟をしつつ、注意するべき点についてはあらかじめ知識をつけておきましょう。
アプリの出会いで怖い思いをしないためには

マッチングアプリを使って恋人が出来た人、結婚した人など、アプリの出会いの成功例は確かにあります。
しかし、アプリの出会いの特徴とは、実際に顔の見えない、声も聞けない相手とのマッチングです。
生身の人間として入会審査をするわけではないため、いかに運営が「安心・安全」に気を付けているアプリだとしても、身分を偽っているかもしれない相手と知り合いになってしまう可能性はゼロではありません。
そのため、アプリで出会いを探す際には「自己防衛」が非常に大事になってきます。まず安全性の高いアプリを使うことが第一ですが、評価の高いアプリの中でも自分なりに気をつけるべきことがいくつかあるのです。
「犯罪者」というレベルではなくても、「ヤリモク」や「メシモク」のような悪意を持った人、顔写真やプロフィールを偽っている人など、マッチしたくないと思える相手はどんなアプリにもいるもの。
そんな悪質ユーザーと出会わないため、またアンケートにあったような怖い思いをしないために、以下からマッチングアプリを使う上で気をつけるべきことについて「相手の人柄を確かめる」ことを中心にお話しします。
安全なアプリを使うこと
安全性の高いマッチングアプリを使うことは、危険な出会いを避けるためにはまず必要不可欠なこと。
基本的には、国内でもユーザー登録数の高いもの、また有名なマッチングアプリを使いましょう。有名どころならオールオッケーというわけではないものの、何かあった場合の対処は最低限してくれるはずです。
個人運営のアプリは信用性が低いため、絶対に使わないこと。また、リリースしたばかりのアプリも、バグや設計ミスなどが原因で個人情報が漏洩する可能性もあります。
クチコミも参考にしましょう。App Storeなどの中立の意見が一番ためになります。逆に、良いことしか書いてないクチコミが一番参考になりません。
また、アプリを選ぶ際には以下の点を参考にしてみてください。
- リリース開始から5年以上、また運営会社が上場企業であるアプリを使うこと
- 会員登録に写真付きの証明書が必要なアプリならより安全性も高い
- 監視体制が厳しいアプリを選ぶ
加えて、ヤリモクやメシモクを避けてより真剣な出会いを探すのであれば、男女の会員料金が平等なアプリを選ぶこともおすすめ。
より具体的に「安全なマッチングアプリの選び方」を知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
「利用規約」もしっかり目を通すこと
アプリやサービスを使用する際に、誰もが見落としがちなのが「利用規約」の長い文章。
サービスの利用者は、基本的には「利用規約をすべて読んだ上で了承していること」を前提とされています。そのため、気づかずに規約違反をしてしまっても、「読んでいないので知らなかったです」という言い訳は通用しません。
そのため、マッチングアプリを使用する際にも、そのアプリの信用度を確かめること、またトラブルが発生したときに運営がどこまでサポートしてくれるのかを確かめるために、利用規約にはちゃんと目を通しておきましょう。
ただ、利用規約は「甲」とか「乙」とかややこしいですし、お堅い文章のため読みづらいですよね。そこで、最低限どのような点に特に気を付けて目を通せばいいのかを列挙してみましょう。
- プライバシーポリシー(個人情報取扱方針)にある個人情報の「利用目的」
- 個人情報の「第三者提供」の条件とその範囲、委託先の開示について
- プロフィール写真の「著作権・肖像権」の帰属される先
- 「免責規定」トラブルが起こった際の責任の所在と範囲
- 会員プランや有料コンテンツの料金設定や有料サービスの期限、返金対応の範囲
- 「禁止事項」の具体性とそのペナルティの具体性
だいたいこれらのことには注目しておきましょう。時には運営側に一方的に有利な規約であるケースもあり、トラブル時に泣き寝入りせざるを得ない状況もあり得ます。
よくあるトラブルといえば、有料サービスに登録した後、利用をやめようとしてアプリを削除しても、実際にはそれだけでは退会していたことにならず、自動更新で毎月お金を取られ続けた挙句、クーリングオフも不可能なため無駄にお金を取られてしまったというケース。
そんなことにならないよう、利用規約に目を通しておくことは必須です。
また、現在、マッチングアプリ以外でも多くのサービスにおいて、ユーザーのメールアドレスやID(指紋)、位置情報、デバイス情報などの個人情報が別の企業に提供されています。
動画やサイトの広告の内容が、何故か自分が過去に検索したことのあるキーワードに関連しているというケースも、自分のデバイス情報やCookie情報が提供されているため。
それらの情報が知らない間にトラッキングされていると気持ちが悪いものですが、アプリの利用規約では、自分の個人情報がどの範囲で、どんなときに利用されるのか、という内容が明記されている上で納得できるものを選びましょう。
マッチした相手とはアプリ上でやりとりをする
マッチングした相手との間に、ストーカーや詐欺被害などの何かしらのトラブルが発生する原因の一つとして、「相手に自分の個人情報を渡してしまう」という事がまず考えられます。
そして、その問題のはじまりとなるのが、マッチした相手に唆されて、そのアプリ以外のメッセンジャーアプリに移動してしまうこと。
「このマッチングアプリは使いにくいからLINEでお話ししませんか」「メッセージの回覧にお金かかってしまうのでカカオトークでお話ししていいですか」などと理由をつけ、他のアプリでメッセージを交換しようとする人は一般の人の中にも多いですが、これには大きな危険性が伴います。
それは「マッチングアプリの運営の監視下から外れてしまう」という危険です。
監視体制の整っているマッチングアプリでは、ユーザーのプロフィール文やメッセージの内容は監視されており、万が一不審な点や相手に対する攻撃的な内容、侮蔑的な内容などの不愉快な行動をしている場合には、該当するユーザーの強制退会など、相応の対処がなされます。
しかし、そのマッチングアプリの外のやりとりには運営も干渉できません。LINEなどで交わした個人的なメッセージのやりとりは監視外なので、たとえ相手から不愉快な発言を受けたとしても、マッチングアプリでは悪質ユーザーであるという証拠を抑えられないのです。
そしてLINEなどの外部のアプリでやりとりをしているうちに、何かのトラブルが発生してしまったら、自分1人で対処しなければならなくなります。マッチングアプリの運営は、アプリ外のトラブルの解決には協力することはできません。
何かそのアプリの規約違反になるような悪質な行為をしようと企むユーザーは、色々な手段を使って、マッチングアプリの仕組みの中からあなたを連れ出そうとするでしょう。
そんな嫌な思いをしないためには、マッチングした相手とはしばらくの間アプリのメッセージツールを使ってやりとりするようにしましょう。
マッチングアプリでも、通常はマッチングしてすぐにはLINEのIDなども交換できないように設定されています。しかし数回メッセージのやりとりをしただけで、相手が信用できる人間だと断定するのも早いですから、慎重になるならせめて3週間〜1ヶ月はメッセージのやりとりだけすることをお勧めします。
LINEなどのIDを教えていいタイミングとは
とはいえ、アプリで出会った人といつまでもそのアプリでだけやりとりしていたら、仲が進展しませんよね。恋愛目的なら、いずれはLINEや電話番号を交換して、友達から始めたり、お互いを恋人候補としてデートを重ねていくことになるでしょう。
では、どのようなタイミングなら、相手が危険人物や、悪質な人柄ではないと判断し、LINEなどの連絡先を交換しても安心だと言えるでしょうか。
まずは、しばらくアプリ内でやりとりをしたら、LINEなどの連絡先を交換をする前に、どこか待ち合わせをして会ってみることをおすすめします。
実質初デートになりますが、アプリで知り合った相手というと、一言でいえば「得体の知れない相手」です。初対面では居酒屋やバーなどのお酒主体のお店は避け、昼間の人通りの多いお店で顔合わせをしましょう。
そうして、実際に顔を合わせた時に改めてお互いを知り合っていきましょう。その時に、大丈夫そうな相手かな、と思ったら名刺交換などをして、相手の身元を確認します。
トイレなどに立ち寄った時に、その名刺の会社名などを検索して確認してもいいでしょう。そのくらい、マッチングアプリで出会う相手のことは徹底して疑って良いのです。
信頼できる相手はむしろ、こちらを安心させようとして自分から名刺を渡してきたり、勤めている会社を紹介してきたり、身元の証明をしてきます。
体目的であったり、奢り目的であったり、その他にも真剣な恋愛ではなく、加害を目的にしているような人は、決して自分の身元を明かそうとしません。偽名を使ってまで体の関係を持とうとしてくるかも。
LINEなどの他のメッセージアプリのIDは、実際に顔を合わせて、お互いの身元が確かなものであると確信してから交換するのがふさわしいタイミングであるといえますが、それでもまだ相手が信用に足る人物かどうかは、しばらくの間は疑ってかかるくらいがちょうどいいと思いましょう。
個人情報を明かす時の注意点
マッチングアプリで出会った相手と交際に至るまでには色々なプロセスがあります。その中のひとつに、「お互いのプライバシーを共有する」というものが挙げられるでしょう。
プライバシーとはたとえば、本名や勤め先、出身校など、身元を特定できる個人情報のこと。よからぬことを考えている人に個人情報を知られては、ストーカー被害や詐欺被害など、あらゆる犯罪に巻き込まれる可能性が上がります。
アプリに登録しているユーザーも悪い人ばかりではありませんが、たとえ人畜無害な顔をしていても、相手の身元がわかるまでは、ヤリモクやメシモク、または詐欺師や性的加害者である可能性も考えておくべき。
マッチングアプリの出会いでは、相手と自分がお互いに無害な人物であることがわかったタイミングでやっと「正式に恋愛ができる状態」となります。それまでは恋愛どころか友達にすらなれません。
相手が悪い人ではないということを明らかにしつつ、相手にも自分が真面目に恋人探しをしている人であると証明するために注意するべきポイントといえば、まず「一方的に自分の個人情報を明かさなこと」です。
相手を安心させたいという善意が先走るあまりに、本名から住んでいる地域、仕事先の名称など、自分の情報をタダで渡してはいけません。相手のことをあまりよく知らないタイミングでは、自分の個人情報はせめて「小出し」にしましょう。
本名や仕事先くらいは初めての顔合わせくらいのタイミングで教えても良いですが、住んでいる場所や電話番号などを明かすのは、付き合ってもいいかなと思うくらい、相手のことがわかってからです。これらのような個人情報は、相手とお互いに教え合うようにするのが安全なやり方ではないでしょうか。
情報は「交換」するものと考える
自分が一方的に自分の個人情報を相手に教えてばかりだと、万が一相手が悪い人物であった場合、相手はノーリスクでこちらの情報を手に入れられることになります。
その場合、もしストーカーや詐欺被害、盗難被害などにあったとしても、こちらは相手の情報を一切つかんでいないために、泣き寝入りになってしまうのです。
そこまでひどい被害ではないとしても、いわゆる「ヤリすて」をされたりなどのトラブルも起こり得ます。
人にはタダで自分の心と体を許してはいけません。恋愛の上で、自分が何かリスクを冒すとき、相手にもそれなりの覚悟を負ってもらわなければ帳簿が合わないのです。
大袈裟に言いましたが、より現実的にいえば、一般的には恋人同士になるということは原則としてお互いに他の相手とは恋愛できなくなるので、自分がそうして誓いを立てるなら、相手も同じ約束をしてもらえなければ恋人関係は成り立たないということ。
「付き合ってください」と告白することは、「他の相手は無視して自分だけと恋をしてください」という申し出。人によって程度の差はあれ、お互いのことを拘束する約束ということです。
その約束のためには、「お互いのことを同じくらい知っている」というフェアな状況が必須。そんな恋人同士という関係を、マッチングアプリはお互いの間に何の繋がりもない、ゼロからスタートさせるので、個人情報も「どちらか一方のことだけが明らかになっている」というのは健全ではありません。
共通点のない関係からお互いを知り合っていくには、お互いの「情報交換」から始まるということになります。
マッチングアプリの出会いにおいて安全性を保つため、初めて実際に顔を合わせたときには、お互いについての情報を「自分が教えたら相手も教える」という流れがちゃんと成り立っているか、ということに注意しておきましょう。
初めての顔合わせでは深夜帯と密室は避ける
マッチングアプリでマッチした相手としばらくやりとりを続けたら、実際に会って顔合わせをしてみるという流れになるでしょう。
アプリによっては、そうして実際会うまでの流れが短く、「やりとりを長く続けたとしても、結局は一度会ってみなければ相性が良いかどうかわからない」という考え方の人に向いているものもあります。
ただ、知り合ってから実際に会うまでの期間の短い「Dine」のようなシステムのアプリは、登録者の傾向も「遊び」目的で使用している人も多く、真剣な恋愛を探している人には向いていない可能性もあります。
なぜかといえば、「気楽に会う」となると、特にスケジュール調整の必要のない仕事終わりに会うことになりやすいから。
会ったこともない相手と夜に初デートをするのはおすすめ出来ません。居酒屋の個室のような密室も避けるべきです。特に女性は、相手がどんな人物かわからない段階では気をつけなければいけません。
男性の中には「夜の時間帯のデートに応じる=やれる」と考える人もいます。こちらからはっきりと「OK」という言葉を聞いていないのにも関わらず、「そういうことだろう」という自分に都合の良い憶測だけでこちらがセックスに応じる姿勢であると勘違いしてしまうのです。
そのため、メッセージのやりとりの中で相手がどんなに良い人そうに感じても、初デートの約束は必ず昼の時間帯にしてもらいましょう。
相手が「夜しか時間が取れない」などと言い訳をして執拗に夜に会おうとする場合は、関係を切ってもいいくらいです。仕事の都合によっては土日の休日にもスケジュールが空かないという場合もありますが、1週間のうち昼間のたった数時間も空けられないというのは状況が特殊すぎます。
女性が安心して初対面の相手と会える時間帯にスケジュールを調整できないなら、その相手はこちらに対して恋愛感情で動いているわけではないという可能性を考えておきましょう。
賑やかな地域で休日のランチデートがベスト
マッチングアプリで知り合った人と初めて会うときには、昼間という明るい時間帯であることも大切ですが、その場所も重要です。ひと気のない閑散とした場所だと、昼も夜も関係なく体の関係を求めてくる相手もいると考えられます。
たとえば、カラオケの個室は昼夜関係なく薄暗い雰囲気にできるので、男性が女性と「その場の雰囲気に呑まれて体の関係を持ってしまった」というシチュエーションに持ち込みたいときによく利用されます。
またホテルのレストランやカフェなどでは、万が一相手が自分の飲み物に薬物を入れて、自分が気を失っている間に相手にホテルの部屋に連れ込まれてしまうという可能性も考えられるため、ホテルや旅館の併設の場所は避けましょう。
居酒屋も昼から営業しているお店もあり、店の作りによっては外から中の様子が見えにくい個室であることも。これらのような、外部から他人の目が届きにくい場所は、女性が性被害に遭いやすいこと、また男性も詐欺やマルチ商法に会いやすい場所として警戒してください。
また、相手と会う地域は、賑やかで人目に着きやすい場所にしましょう。これは何かトラブルがあった場合に目撃者が多い方が良いということ、また人目に晒される場所では悪いことができないという理由によります。
たとえば、都市部の中心地のカフェや喫茶店などでランチをするのがおすすめ。その時もあまり時間をかけず、初対面の日は「相手がまともな人間かどうか確かめる」という目的で会いましょう。
自分から安心できそうなお店を提案するのも良いですが、相手の出方を伺うためにも、お店選びを任せてみるといいかもしれません。健全なお店を選んでくれるかどうかを試すのです。
初対面の相手に対しては警戒しすぎるくらいでちょうど良いので、マッチングアプリで出会った相手との顔合わせは、このくらい万全の体制で臨んだ方が良いでしょう。同級生や同僚、また共通の知り合いがいるわけでもない相手のことは、信頼するまでしっかりと時間をかけてください。
仲良くなったら「共通の友達・知り合い」を作ろう
マッチングアプリの出会いが引き起こす悲しい出来事は、犯罪被害やヤリモク、メシモクにあってしまうことだけではありません。相手と仲良くなり、恋人として付き合うことになった後でも、アプリ特有の理不尽な出来事が起こってしまうことがあります。
それは、相手と「いまいち関係が真剣なものになりきらない」こと。
アプリの出会いは、基本的には自分の知り合いとは関係のない相手との出会いになるので、完全なる「赤の他人」との関係を探すことになります。その赤の他人と恋愛を始めるのも、ある意味ロマンがありますが、これにはひとつ大きな問題が。
全く接点のない相手との出会いだと特に、共通の知り合いが誰もいないという状況になりやすいもの。自分と出会った相手のどちらにとっても、共通の友達も同僚もいないということは、つまり「相手が友達として、仕事仲間としてどんな評価をされている人物か」がわからないのです。
たとえば、自分にとっては相手がとても優しく親切でいい人に見えたとしても、もしかするとその相手は、その身近な人から「サイコパス」と思われているということもあり得ます。
恋人のことをよく知るためには、恋人の友達がどんな人たちなのか、また友達に恋人はどんなふうに思われているのかを知らなくてはいけません。マッチングアプリで出会った人と真面目に関係性を築きたければ、できるだけ早い段階からお互いの友達を紹介し合うことが大切です。
恋人と共通の知り合いが誰もいないという状況は、その関係性を悪い方向へと導きやすく、浮気や二股の裏切りの可能性も底上げします。お互いの人間関係を知らないというのは、そういうことです。
マッチングアプリの出会いでも真剣に恋愛がしたければ、初めての顔合わせからお互いの友達連れで会うのもいいかもしれません。これからアプリを使うときには、恋愛関係は真面目なものになるほど、2人だけの関係には収まらなくなってくる、ということをぜひ覚えておいてください。
使用していたアプリ:ゼクシィ縁結び
飲みに行こうと言う事で初めて会った日にのみに行きました。感じの良い人だったので自分も油断していたのもあったのですが、一件目で盛り上がって二件目も行くことに。
結構強いお酒を飲まされて少し酔ってしまったところでホテルに連れていかれました。嫌がって逃げたからなんとかなりましたが、最悪でした。