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マッチングアプリのような出会い探しのサービスは、現代の新しい出会いのかたちとして、段々と定着してきています。
この、いうなれば「出会い系」のサービスがより一般的に、健全な方向性を目指して展開されたのは、大体2015年くらいから。
今では多くの利用者が登録するようになりましたが、アプリが台頭した当時は「出会い系」という印象の強さから、「不健全」「気軽な出会い」というイメージがありました。
しかし、今ではアプリの出会いから結婚に至ったカップルは、それなりに増えています。マッチングアプリの出会いでも、利用する人の意識によっては、結婚に至るような真剣な交際をする相手も見つかるということです。
とはいえ、まだ「ネットの出会い」というもの自体に反感を持つ人も少なくないものだと思われます。特に、アプリで出会って結婚するとなると、結婚式の「馴れ初め」の紹介や両親への説明は、どのようにすべきなのでしょうか。
今回は、マッチングアプリの出会い、また結婚に関する「世間体」や「価値観」について、アンケート調査を元に考察していきます。
まずは、世の中の人たちが「アプリの出会い・結婚」についてどのような意識を持っているのかをご紹介しましょう。
男女300人に聞いてみた。アプリの出会いと結婚のYES・NO

今回、Lovatomyでは独自に「アプリの出会いと結婚」についてアンケート調査を行い、男女合計300名(男性115名、女性185名)にそれぞれの考えをお聞きしました。
調査目的 | 適切なコンテンツの提供を目的とした恋愛に関する意識調査 |
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調査方法 | WEBアンケート(ランサーズ) |
調査対象者 | 一般男女10代~60代 |
有効回答数 | 300名 |
調査実施期間 | 2021年1月29日~2021年2月2日 |
筆者の予想としては、アプリの出会いに関して反感を持っている人は、年齢層として40代以降に多いのではないかと考えていましたが、結果として「アプリの出会いとかないわ〜」と考える人は、さほど年齢や性別による偏りはありませんでした。
全体的な結果としては、現代の人々はマッチングアプリの出会い自体に対しては、さほど偏見を持っていないということが明らかになっています。
また、アプリを通した出会いから実際に結婚および婚約に至ったという人もそれなりにいて、それぞれのご意見を伺いました。
今回のアンケートでは、「アプリの出会いで結婚するのはあり?」「アプリに運命の出会いはあり得る?」「アプリで出会ったことを家族や友達に言う?」という設問をそれぞれお答えいただいています。
では、以下から具体的にそれらの結果と回答例をご紹介していきましょう。
マッチングアプリの出会いで結婚するのはアリ?
最初のアンケートは、「マッチングアプリで出会った人と結婚するのはアリだと思いますか?」という質問。こちらの結果をご覧ください。
アプリで出会った相手と結婚することに対し、「あり」と回答した人は300名中277名と、9割もの人がアプリの出会いに偏見を持っていないということが判明しました。
この中で「アプリの出会いからの結婚はナシ」と考える23名の平均年齢は36歳。そのうち「あり」と答えた277名の平均年齢は35歳でしたから、アプリに対する偏見はそれほど年齢に起因しないことがわかります。
イメージとしては、年齢が上がるほどマッチングアプリのような「ネットの出会い」を恥じらう傾向があるように考えられますが、今回のアンケートにおいてはそのような傾向は目立ちませんでした。
「アプリはナシ!」と思うのはこんな人
アプリで出会った相手との結婚について、偏見を持っていると考えられる年齢層は現代の「結婚適齢期」世代の親にあたる世代。少なくとも60代以降になるのですが、残念ながら今回はアンケートの回答者に60代以降の方はいませんでした。
そのため、そのような親くらいの世代の中には、「ネットの出会いは断固としてNG!」と偏見を持っている層も必ずいると仮定した方がいいでしょう。
ただ、今回のアンケート結果から、多少はその反対理由を伺うことができるでしょう。いくつか「アプリの結婚はナシ」に票を入れた方の意見を伺ってみました。


相手に求める条件を満たした前提での付き合いになるので、その期待に応えられなくなったときに、すぐに別れることになりそうな気がする。

付き合うまではありだと思いますが、結婚となるとリスクが高い気がします。結婚後も隠れてマッチングアプリで遊ぶのではないかと思います。
まとめると、まず「犯罪の被害が心配」という 安全性についての意見がありました。特に子供のいる人にとっては、ネットの出会いにまつわる危険性に不安を覚えるでしょう。自分の子供が被害にあったらと思えば、心配になる気持ちも理解できますよね。
とはいえ、ネットの出会いではなくてもストーカーや暴行の被害はパソコンが普及する昔からあったことなので、恋愛にまつわる心配はアプリの出会いに限らないもの。
アプリの運営側も会員の審査や監視体制の強化など、安全対策を万全に心掛けている会社もありますから、この点については偏見を解くことで説得できる可能性もあるでしょう。
ただ、マッチングアプリ特有の「合理性」や「手軽さ」の面から不安を覚えるため「ナシ」と答えた人の意見は重く捉えるべきかもしれません。
アプリの出会いというのは、ざっくりいえば「偶然の出会いに期待するよりも大勢の中から自分の条件にあった人に出会いを絞る」というものに他ならないのです。
大勢の中から一人を選んだとしても、自分の絞った条件に合う人が複数いるならば、「この人じゃなくてもいいかもな」という「選択肢」をいつでも持っているともいえるでしょう。
また、マッチングアプリは5分程度の時間があれば相手探しができる気軽なもの。アプリで出会った恋人同士では、「相手がちゃんとマッチングアプリを解約したかどうか」ということが気掛かりなのではないでしょうか。
アプリで出会った相手との結婚が不安なら、少なくとも結婚契約書を作成し、「結婚したらもう2度とマッチングアプリを使わない」という約束をした方がいいかもしれませんね。どのような場合であれ、相手に対して秘密を隠すような相手は選びたくないものです。
マッチングアプリには「運命の出会い」はある?

アプリの出会いに関する反対意見を聞くと、やはり「自然な形の出会い」にこそ運命があるのではないか、と思えるもの。
ただし、「運命の出会い」には人それぞれの定義があります。「偶然バッタリ出会って恋に落ちた」ということだけを運命の出会いと考える人、「相性抜群の人と出会えたことがイコール運命である」と考える人と、人によって定義も分かれるのです。
たとえば、「惹かれ合うこと」がそもそも運命と考えるなら、アプリの出会いも運命の出会いになる「可能性がある」と考えられるでしょう。しかし、「偶然=運命」と考える人にとっては、アプリの出会いは「運命」ではなく「意図的な出会い」と捉えられます。
アンケート結果では、「アプリの出会いでも運命の出会いになることはあり得る」と答えた人は300人中264人と過半数を超える結果に。平均35歳くらいの人の感覚だと、アプリの出会いに対して否定的な感情は少ないにしても、「それは運命とは別だ」と考える人の割合が若干増しています。
ここでアプリの出会いと「運命」に関する具体的な意見を見てみましょう。
恋の運命のあり方とは
まずは「運命もあり得る」派の意見。

マッチングサイトやアプリであっても、お互いが好きになること自体が奇跡であり、それを運命と呼ぶと思うから。

主観的なことが大きいので、全員に当てはまる訳ではないと思うが、人の出会いは何かしらの因果関係に沿って起こりうる一つの現象。何かしら見えない力で引き寄せられたと考えるのが自然と思う。
「そもそもお互いが好きになることが奇跡であり運命」というのも、地球の人口70億人のうちお互いたった一人と恋愛をする…というスケールで考えると、納得できるもの。
また、宗教観や人生観によっては「因果関係のある相手と必然的に出会う」という考え方もあります。このような、いわゆる「一期一会」という考えによれば、アプリだろうが対面の出会いだろうが、出会いの形は関係ないということですね。
では反対に、「いやいや運命じゃないだろう」という意見も見てみましょう。

自分の好きなことや日常生活をもとにマッチングされているため、運命の出会いというより、意図的な出会いだと考える。

マッチングアプリを使うとプロフィールなどが入力されるので、ある程度の情報を知っての出会いだと思います。それは運命なのでしょうか。私的には、運命は偶然の出会いのこと(友達のパーティーに参加したら、同じく参加していた等)だと思っているので、マッチングアプリの出会いは運命なのか疑問です。
このように、「運命の出会い」の定義によっては、偶然ではなく条件を設定したもとで意図的に相手を探した場合、それは「運命」ではないのでは…という疑問が湧きます。
ただ、自分と出会った相手との関係が運命的なものかどうかは、出会って関係を築き上げるまではわからないもの。
もし、上記のような「意図的な出会い探しは運命じゃない」派の人たちも、「何らかの理由で設定した条件外の相手と会うことになってしまった」というような状況なら、意見も変わるかもしれませんね。
筆者も数年前、「マッチングアプリにも運命の出会いはあるんじゃないか」と実験をするような気持ちで臨みましたが、そこで出会った相手との関係は全て泡沫に消えてしまいました。アプリで運命と呼ぶことのできる良い相手と出会うのはとても難しいものだと実感しています。
むしろ、アプリで出会って結婚し、自分たちの関係を「運命」と言い切るほど強い絆を作れるというのは稀なケースだと考えられます。それに、当人たちが運命だというのなら、それは誰も否定できないことではないでしょうか。
締めとして、こちらの意見を見てみましょう。

人それぞれだから、なんとも言えません。出会った者同士が幸せならいいと思っています。ガヤが騒ぐことではありません。
正論ですね。自分の意見はともかく、他人の関係について「運命だ、運命じゃない」などと批判をするのは、誰も必要としていないし、誰もいい気分にならないことなので、控えたほうがいいでしょう。
アプリでは理想の結婚相手と出会えるの?

では、ここで実際にアプリで出会った相手と結婚、また婚約をするということがどれくらいある話なのか、データに基づいて見てみましょう。
まず、今回のアンケートにて「アプリで出会って婚約や結婚に至った」と回答した人は、300人中24人ということでした。1割にも満たない数字なので、アプリの出会いからの成婚率はなかなか低いということがわかります。
アプリで出会った人との結婚について前向きに感じているとはいえ、実際に結婚まで至るということは、やはりなかなか稀なようですね。そもそもアプリじゃなくても、理想的な結婚相手と出会えること自体、求めても簡単に叶うことではありません。
しかし、恋活や婚活を後押しするマッチングアプリを使っていて、あまり望ましい結果が出ないのは少し残念に感じられます。
実際のところ、マッチングアプリには「結婚したいと思えるほど誠実な人ばかりが登録しているわけではない」という現実が立ちはだかっているのです。
たとえば「ヤリモク」や「メシモク」という存在。男女とも、程度の差はあれ「やれたらいいな」「奢ってくれたらいいな」という気持ちは持っているものですが、初めからそういった不真面目な目的で登録しているユーザーばかりでは、恋活も婚活もアプリでやるのは無意味と言えます。
そうした存在に自分がなりたくなくても、アプリで出会う相手に対する「期待値」が低いほど、知らない間に同じようなことをしてしまうかも。
「この人は写真と違うからハズレだな。デートを適当に切り上げて次の人に期待しよう」という流れ作業にするのはNG。相手とまず友達になって、恋愛に発展するかどうかに関わらず、普通の人付き合いの可能性としてアプリを使えるのが理想的です。
アプリを使っても出会いがないと嘆く人、またアプリを使って出会いを探しても結婚はあり得ないと考える人の中には、もしかすると「マッチングアプリなんてやっている人はろくでもないだろう」という、盛大なブーメランを持っているのかもしれません。
自分が考える「ろくでもない人」に自分が当てはまっていることに気づけなければ、いい出会いには届かないでしょう。まずは「マッチングアプリに登録するのは現代では普通のこと、いい友達、もしかしたら恋人と出会えるかもしれない!」と前向きな姿勢でいたいところです。
アプリ上でも、知り合った相手との縁を大切にし、相手の気持ちを尊重できてこそ、結婚に至るような良い出会いが訪れます。自分の存在を蔑ろにされたくないのなら、出会う相手のことはみんな尊重してあげましょう。
恋愛と結婚の理想の違い
「マッチングアプリは、相手の条件を設定した上で、意図的に相手を選ぶように作られている」と考えるとしたら、運命の恋はないのかもしれない。そう考えると、恋愛結婚にロマンを求める人にとっては、アプリの出会いにはあまり期待できないのも理解できます。
ただ、場合によって、恋愛と結婚、それぞれの関係における理想の相手の姿は異なっていることがあるのです。
たとえば、直感的に好きになる相手が「スポーツができる」「おしゃれ」など、周りの人から人気を集めるような要素を持っている人だとしても、結婚相手に同じことを求めるとは限らない、ということ。
理想の結婚相手に求められる特徴の一般的な傾向としては、
- 家事ができる(男女関わらず)
- 子供好きである
- 安定した経済力がある
- 浮気をしない
など。恋愛においてモテそうな人の特徴には、上記のことは必ずしも当てはまりません。
小学生の頃のことを思い出してみましょう。スポーツができてクラスでモテている男子と、運動は得意じゃなくても優しい男子。
前者は恋人ができやすいとしても、結婚にはスポーツができるかどうかは無関係です。後者はたとえ地味でパッとしなくても、婚活市場に出ると意外なほどモテるようになってきたりします。
共同生活を一緒に送る相手として、よりトラブルが少なく、メリットの多い相手が結婚相手としては理想的と言えるのです。
すると、マッチングアプリの使い方も改めてみると、婚活も結果が違ってくるでしょう。アプリではつい顔写真の良し悪しで相手を選びがちですが、プロフィールの内容やメッセージのやりとりの内容にフォーカスしてみると、いい相手との真剣な関係につながることがあるかもしれません。
「馴れ初め」は周りにどう説明する?
さて、もしもマッチングアプリを通じて良い恋人ができ、そしてその相手と結婚に至ったとしたら。とても嬉しいことですよね。
しかし、この出会いに関して心配事があるはずです。それは「周りにどう説明したらいいの?」というもの。
アプリの出会いについて良い印象を持たない人も少なからずいます。もしも両親や親友に真実を打ち明けた時、否定的な答えが返ってきたら…と思うと、本当のことを隠したい気持ちにもなるかもしれません。
今回のアンケートでも、アプリで出会った相手と結婚、また婚約した人に、「マッチングサービスで出会ったということを家族や友達に打ち明けましたか?」という設問をしました。
実際にこのシチュエーションに置かれた人がどのような行動を取ったのか、具体的な回答を見てみましょう。

打ち明けました。友人に勧められてアプリを軽い気持ちで始めたら、まさかの運命の出会いがあったと説明しました。でも、高齢の方には打ち明けなかった場合もあります。アプリと言ってもよくわからないと思い、ネット上で出会ったと曖昧な感じで伝えました。

家族と特に親しい友人には打ち明けました。

確か、打ち明けたと思う。その方がまだ未婚の友人への参考にもなるから。

家族(妹)には打ち明けました。会社や知り合いには、サイトで出会った事は言ってません。

飲み屋で偶々知り合ったと説明した。

知人の紹介としています。
…などなど。全体的に、意外にも「家族や友人には正直に打ち明けた」という人がほとんどでした。ただし、自分とさほど仲良くない人、また仕事上のつながりなど、関係の薄い相手には打ち明けないという意見も多い結果に。
当然、信頼の置けない相手には打ち明けたくないですよね。世代や人柄によっては良い印象を持たれない可能性がある出会いの形なので、わざわざ相手に攻撃の材料を与える必要もありません。
中には、家族でも打ち明ける人と秘密にしておく人と、分けている人もいます。いずれはバレてしまうかもしれないとしても、長年連れそえば出会いの理由なんて微々たるものですから、時間が解決してくれるでしょう。
どんな対応がベストか
家族や親しい友人など身近な人でも、ネットの出会いについて良い感情を抱かない相手だとしたら、アプリで出会って結婚するということを秘密にしたくもなります。余計な心配をさせますし、長い説明をするのもやや面倒なところもあるでしょう。
また、結婚式をするときには、一般的な結婚式場の司会進行では必ず新郎新婦の「馴れ初め」が紹介されます。合コンで出会ったということすら濁されることも多いので、マッチングアプリで出会ったことも「共通の趣味を通じて…」という形になることもしばしば。
特に仲良くもない同級生や同僚など、家族や親友などの信頼のおける間柄以外を含む、自分のことを知る人全員に本当のことを言うと面倒が起こると感じたなら、ぼやかしておくのが良いと思われます。
アンケートにご回答いただいた中でも、「打ち明ける人と打ち明けない人と分ける」と言う意見もありましたし、そのように相手によって柔軟に対応するのがベストなのではないでしょうか。
何より、信頼できる相手にのみ打ち明けることで、未婚の友達の勇気を後押しできることにもなりますし、自分たちの味方を作ることにもつながります。身に降りかかる火の粉をかばってくれる人は多い方がいいでしょう。
この先時代が進むにつれ、ネットの出会いに対する偏見も減っていくと思われます。まず打ち明ける相手が信頼できるかどうか判断する必要がありますが、まずは自分に批判を浴びせないであろう人を選んでいくことがベストではないでしょうか。
マッチング×結婚がうまくいくコツとは

いまや、マッチングアプリの出会いは「普通」の出会いです。
10年ほど前までは、まだ「ネットの出会い系はいかがわしいもの」という共通認識があったために、アプリの出会いにも偏見を持つ人も多くありました。
しかし、2020年より、コロナ禍のなかで出会いを探しに外へ出かけるのも憚られるようになった際、オンラインで出会い探しをする需要が大きくなり、マッチングアプリを使い始めた人も増えてきたことかと思われます。
今後もよりマッチングアプリを出会いのきっかけにしたカップルが増えていくことでしょう。きっと、結婚のきっかけとなることも多くなっていくのではないでしょうか。
すると、「マッチングアプリの出会いからの結婚」というトピックが気になってきます。特に、お互いに全く違う環境にいて、共通の知り合いがいないという状態もありがちになるので、良い相手を見つける、また相手との関係を深めるためには多少コツがいるかもしれません。
ここで、マッチングアプリで理想の相手と出会い、またその相手と結婚に至るまで関係を深めるためには、どのような点に気をつけるといいのかを考えていきましょう。
マッチングアプリで結婚相手を見つけるには

結婚願望があるなら、将来性のない相手と付き合うのは時間の無駄というもの。アプリを通じて婚活をするなら、相手も自分と同じくらい真剣なお付き合いの相手を探している人でなければいけません。
そんな相手を見つけるためには、まず使用するアプリから絞ることがおすすめです。以下に、婚活に向いているアプリを探すためのチェックリストを作りました。
- 恋活より婚活にフォーカスしたサービス内容である
- 結婚相手を探しているユーザーの数が多い方が真剣な出会いを見つけやすい
- 会員料金が男女で平等である
- 女性無料」だと女性にリスクが無く、軽い気持ちのユーザーが増える。また男性にアドバンテージがあるように感じやすい。
- 写真よりプロフィール重視でマッチングしやすい
- 外見重視のサーチではなく、心の相性で相手を選べる検索システムがある方が良い。
まず、「恋活」重視のアプリで、特に若い人向けのものだと、自然と男女ともにチャラい人が多くなります。真剣な出会いを探していないユーザーの多いアプリより、婚活のために設計されたアプリの方が成果は出やすいでしょう。
気軽に始められるアプリだと、お試し感覚で登録する人も比例して多くなります。「女性会員無料」のように性別で料金設定が差別化されていると、特に無料ユーザーに真剣ではない人が増えますし、有料会員の男性も損得勘定のような感覚から無料会員側を雑に扱いがちに。
そのため、真剣な婚活のためには男女両方に同等の金銭的なリスクがある会員料金のアプリを選びましょう。
また、マッチングアプリには外見重視で相手探しができるものもあります。会員登録時に顔写真の審査があるアプリまでありますが、そういったアプリほど「数打ちゃ当たる」という雑な戦法を使う人が増えます。
数打ちゃ当たる戦法とは筆者が勝手に呼んでいるマッチングアプリの作戦ですが、「外見のレベルが自分の許容範囲以内のユーザーに誰彼構わずいいねを送り、とにかくマッチングを増やす」という作戦です。
ヤリモクユーザーがよく使っている作戦ですね。外見だけで相手を選んでいては必ずといっていいほど写真詐欺に遭いますし、相手のプロフィールをしっかり読んでからではないと、やりとりをしているうちに雑に相手を探していることがバレるものです。
マッチングアプリではつい相手の顔写真でいいねを送る人を選びがちですが、自分の選考基準を性格重視にすることで、より結婚相手としてふさわしい、真剣に婚活をしているユーザーを見つけやすくなります。
婚活アプリやサービスを選ぶときは、相手のプロフィールについて細かな条件設定ができるものを選ぶことをおすすめします。たとえば世界的に有名なマッチングサービスの「Match.com」では、特にパソコンからログインすることで、相手探しのために詳細な検索システムが使えるので、性格重視で良い相手を見つけやすいでしょう。
イケメン美女に絞るのはやめよう
婚活をするときは、外見重視で相手探しをしていると失敗しやすくなります。
なぜかというのはもうお分かりかと思いますが、見た目のいい人は競争率が高いからです。相手にとっての自分という存在が、ただ外見が好みという理由だけで群がってくる有象無象の一人になりやすいという点で、イケメン美女を婚活のターゲットにすると失敗しやすくなるということ。
そして、人目を引くほど外見がいい人は、正直アプリを使わなくても縁の方から近寄ってくるものです。アプリを使ってまで相手を探しているということは、何か「理由」があるのかも知れません。
マルチまがいや悪質なセールスを引っ提げてくる可能性もあります。外見がいい人=「悪」ということでは決してありませんが、婚活をするときに相手の見た目に期待しすぎると、なかなか結婚できるような関係の人と出会えないのは真実です。
また、イケメンや美女のアプリユーザーは、とにかくモテます。そして、中でも本当は結婚願望がなく、アプリで簡単に短期間の手軽な関係の相手を見つけて取っ替え引っ替えしているという場合も十分あり得ること。
それに、モテる相手と付き合うと、周りからの嫉妬を買ったり、環境によっては、相手に浮気を持ちかけてくるような人が近寄ってくることもあります。心の平穏を乱されるような出来事もあるかもしれません。
そういうわけで、「この人見た目がすごく好みだけど、自分と釣り合わないな」と思ったときは、いいねを送ったとしてもあまり期待しない方がいいのです。
人の顔というのは、初対面の時には「全然好みじゃないな」と思えても、付き合いが長くなるうちに慣れてくるもの。むしろ愛着が湧いてくることもありますし、話をしてみると、相手がとてもイケメンだったり、可愛い人に見えてくることだってあるでしょう。
「イケメン」「美女」は見た目の問題だけではないんです。そのため、マッチングサービスで婚活をするときは、とにかくプロフィールの内容で判断すること、相手が信頼できる人かどうかよくよく注意すること。
まずはマッチングしたら、メッセージのやりとりや通話を中心に交流して、相手の人柄を確かめるのがおすすめです。
お互いのプライベートを共有しよう
もし縁があったとしても、マッチングアプリで出会った恋人とうまくいかない、というのは、割とありがちな悩みだったりします。
相手に遠慮してしまってお互いのプライベートになかなか踏み入れられず、いつまで経っても自分たちが「ちゃんと付き合っているのか」と疑問に思うような段階から抜け出せない、など。
アプリで知り合った相手が「実は真剣な相手探しをしていなかった…」ということもよくあることです。または「何股もかけられていた」とか、「多額の借金があった」「実はバツイチだった」など、付き合ってから衝撃の事実が発覚するということもあり得ます。
筆者の経験では、アプリで出会って付き合った相手の家から知らない女性ものの下着や化粧品など、浮気の証拠が大量に出てきたということがありました。ヤリモクのような、付き合う前にわかるダメ男ポイントが可愛く思えてくるような体験です。
そういった嫌な出来事を極力避けるためには、もし相手と恋人関係になったなら、お互いに対する秘密を出来うる限り無くしていきましょう。
もちろん、相手に打ち明けたくないこともありますよね。相手に知られたら幻滅されるんじゃないか、という物事を明かすのは勇気がいることです。しかし、いつか打ち明けなければいけないようなことを心に抱えていると、関係に悪影響を及ぼすのはいうまでもありません。
特に、「借金があること(奨学金の返済含む)」「親との距離感」「子育ての希望」「人生の見通し」など、結婚したら自分一人の問題ではなくなることについては、あらかじめよく話し合うことをおすすめします。
結婚しても、それだけでは法的には結婚相手の借金の責任を負うことはありませんが、間違いなく家計に影響します。また、結婚してみたら相手が重度のマザコンなどだった場合、親が結婚生活に介入してきて、相手にかなりのストレスを与えることになるかもしれません。
「子供が欲しいかどうか」というトピックスも、これから結婚するかもしれない相手とは認識を共有しておく必要があるでしょう。女性は年齢が上がるほど出産のリスクも上がるので、子供が欲しいと思っている人は、結婚することに対しても焦りを感じていることがあります。
また、この先の人生をどのように組み立てていくか、つまりは人生の「夢」についても、お互いが障壁にならないよう話し合っておきましょう。
たとえば、どちらか一方が出張ばかりの仕事になる見込みである場合、その相手が出張のペースについて来られなければ、結婚生活も困難になります。住む場所や勤務時間、所得の都合など、お互いがお互いの仕事やライフスタイルを理解し、支え合えることが理想です。
あとは、お互いの友達を交えて交流し、共通の知り合いを増やしていけば自然と絆が深まっていくでしょう。
別々に遊びにいくよりカップルで行動すること
マッチングアプリで出会った相手と絆を深めるには、お互い二人きりで過ごすよりは、お互いの友達や家族と交流することをおすすめします。相手のことについてよりよく知るためには、相手の人間関係をまず紐解いてみましょう。
たとえば、相手の友人関係がどんなものか知ることは、相手の性格をよりリアルに掴むことにつながります。
特に付き合いたてでは、自分の前では格好をつけたり猫をかぶっているというのはよくあること。しかし、誰でも中のいい友達の前では「素」の部分が出るものです。普段は大人っぽくしているのに、友達とつるむとヤンチャになるなど、意外な一面が見られるでしょう。
また、相手に異性の友達がどれくらいいるかということも気になるところではないでしょうか。人によっては、趣味や仕事のつながりの理由で、同性よりも異性と遊ぶ方が多いという人もいますよね。
しかし、それがまるで「ハーレム」だったり「オタサーの姫」状態だったりすると、安心できません。つまりは、相手の友達の中に、「あわよくばワンチャン」狙っている人がいないかどうか確かめるのです。
仕事の業界によっては引くくらいチャラい界隈もあるので、相手が真面目で誠実そうに見えても、周りの人間関係をよく見て判断した方がいいでしょう。
相手の異性の友達との交流が、耐えられないほど嫉妬してしまうという場合は、正直にその気持ちを打ち明けてみましょう。お互いの間に不安が生まれたら、できる限り早めに対処できるのが理想です。
また、相手と自分の二人のことを知る人が増えれば、関係性について相談できる友達もできるでしょう。結婚となるとお互いさらに密接でやや閉鎖的な関係になりますし、相手との悩みについて信頼できる誰かに話せることは、関係の更なる安定にも繋がるのです。
マッチングアプリの出会いと普通の出会いの違いとは
「マッチングアプリで出会った」と言うと、人によってはびっくりされるかもしれません。とはいえ、時代としてもネットの出会いはすでに普通のこと。リアルの出会いと比べても、特別なものではなくってきています。
とはいえ、少し気になることといえば、「アプリで出会った相手との関係は、普通の出会いとは何か違ってくるのか」ということではないでしょうか。
たとえば、「アプリで出会った相手だから、もし関係が終わってもまた別の相手をアプリで探せるだろう」という意識があること。
「曲がり角でぶつかって知り合う」といったような偶然の出会いの一期一会な感覚と異なり、自分の好みの相手の条件に合う大勢の人の中から意図的に選んだ一人のため、「希少性」また「真剣度」が薄いような気がしてくる、ともいえるでしょうか。
実際のところ、相手はインターネットから飛び出してきたAIなわけではありませんし、自分と同じ、個性のある個人です。
しかし、考え方によっては、ネットの出会いは「掃いて捨てるほどあるもの」という感覚を覚えさせることがあるのです。
そういった感覚が少しでもあると、相手への「特別感のある恋人」という意識にモヤかかってしまうかもしれません。「今はアプリを使って間に合わせで恋人ができたけど、もしかしたら運命の相手とばったり出会ってしまうかもしれない」という期待など。
あるいは、自分にとってアプリで出会った相手が間違いなくかけがえのない相手でも、もしかしたら相手がいずれ本当の運命の相手と出会ってしまうのではないか…という不安が生まれることもあるかも。
これは、アプリの出会いが「運命ではない派」の人に考えられる感情です。
とはいえ、こうした不安があったとしても、お互い一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、どうでもよくなってくるのではないかと思われます。
そもそも自分のことをよく知る恋人のような存在自体、人生の中で何十人もできるような存在ではないのです。時間をかけていけば、出会い方というものも些細な問題になっていくでしょう。
相手と過ごす時、自分らしくいられるかどうか
恋人関係がうまくいくかどうかという問題は、どんな出会い方にもあり得るテーマです。
旅行先で同じツアーの中で出会ったというような運命的な出会い方をした相手が、ゴリゴリに浮気者だったということもありますし、街コンで出会った相手が人生で一度も浮気をしたことのない誠実な人であるということもあります。
恋人や結婚相手との関係で大切なことには、出会い方は関係ありません。問題は、「相手と過ごしている時に、どれだけ自分が自由を感じられるか」ということです。
たとえばですが、「恋人やパートナーの前でおならできない…」というよくある悩みについて。それくらいは普遍的な悩みですし、関係性に大きく影響するほど深刻な悩みでもありません。
しかし、「結婚しても家に相手がいる時にトイレで大のほうができない」というレベルになると困ったものです。わざわざ近くの公園に行って用を足すという状態になっては、自宅にいるのにリラックスすることができなくなってしまいます。
もし、お互いに相手が目の前でおならしようが、好きな時にトイレに行こうが全く気にしないというのなら、緊張がほぐれればすぐに慣れてくるでしょう。問題があるとしたら、どちらか一方でも「自分の目の前で粗相するなんてあり得ない!」と考えている場合。
人間ですからうんこもおならも当たり前に出るものです。人間と結婚するなら、それくらいは許し合いたいところ。
何が言いたいかというと、自分が相手の目の前で100%自分らしくいられるかどうか、また同時に相手の「ありのまま」を受け入れることが大切だという話です。
相手の前で、「期待される恋人像」を演じてしまったり、本当の意味でリラックスができないようだと、結婚生活がしんどくなります。その関係が本当に愛で繋がっているのかどうか、今一度見直した方がいいでしょう。
結婚をするということは、お互いが「共同生活者」になるということです。「性的に惹かれる」などの理由以上に、お互いが必要であるということを言葉にして説明できるかどうかが大事になってきます。
恋人とアプリで出会ったとしたら、リアルタイムの出会いよりも、相手に自分のありのままの部分を見せることは恥ずかしいと思えるかもしれません。一歩踏み込む勇気を持って、いつも以上に相手に心を開く努力を意識してみるといいのではないでしょうか。
今後もっと増える?アプリの出会いは当たり前に
コロナ禍を経て、マッチングアプリの需要はより増加しました。恋人関係の形もその時代によって変化しますが、ある時をきっかけにして、ネット上の出会いや交流の必然性も、いっそう明るみになったことでしょう。
アプリの出会いは、そのうち特に話題に上らないくらいまで普遍化するのではないかと思われます。「ネットの出会いなんて!」と他人の関係に文句をいうことも、いずれ「老化の傾向」として認識されてしまうかも…。
もし、自分たち恋人が「アプリで出会った」ということに引け目を感じるなら、自分が批判的な気持ちを持ってしまっているということになります。そうした批判が減るほど生きやすくなる人も増えたことですし、そろそろ気持ちを自由にしてあげてもいい頃ではないでしょうか。
どんな出会い方をしたとしても、胸を張って堂々としていましょう。「お二人の出会いは何処でどうやって〜〜」というような、緊張の走る結婚式の司会進行のあり方も、この先変わっていくかもしれませんね。
少数かもしれませんが、サイトで知り合った人との交際で暴力や殺人の事件を聞くと怖いなと思います。交際にも不安があるので、結婚はなしです。