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現在の初婚年齢の平均は、男性が31歳、女性が29歳です。
参照:婚姻に関する統計|厚生労働省
結婚願望のある人で、まだ結婚を前提にしたお付き合いをしている相手もいない場合、婚活に焦り出すのが上記のようなアラサーの年齢といえるでしょう。
ただ、婚活市場では女性は若いほど価値があり、男性は年収が高いほど価値があると考えられています。よって、女性は30代を過ぎると途端に20代の頃よりモテなくなりますし、男性も平均年収以上に稼いでいる人ほどモテるようになります。
特に年齢とは、ただの数字であるにもかかわらず、惑わされる人の多いこと。とはいえ、女性で将来的に出産を希望している場合はその「タイムリミット」も近づいてくるため、結婚を焦るのもうなづけます。
恋愛結婚を経て結婚をすることが、ほとんどの人の希望だと思われます。しかし、自分の人生設計のためになりふり構っていられなくなると、結婚のためには自分の心を犠牲にしなければいけないのかと、落ち込むこともあるでしょう。
加えて、婚活をしてもなかなか結果が出ない場合、出会い探しや自分磨きも辛くなってきてしまいますよね。
今回は、「婚活が辛い」という状況を打破するための解決策を探ります。まずは「なぜ婚活が辛いのか」という原因を解き明かしていきましょう。
婚活がなぜ辛いのか、まずは分析してみよう

悩み事を解決するための第一歩としては、その悩み事の原因を明らかにすることが大切です。
よって、まずはなぜ自分の婚活がうまくいかず、辛い状況になってしまっているのか、その根本的な理由について、具体的に探りましょう。
一般的に、婚活が辛い理由とは以下の原因が考えられます。
- 自分の努力に対して結果がついてこないから
- 周りからの揶揄やアドバイスがキツいから
- 周囲の人と比べて自分を卑下してしまうから
婚活をするということは、いわば偶然の出会いに頼らず、自分自身で縁を作り出すということ。
婚活パーティーや結婚相談所の利用をすると、同じように結婚相手を探している人たちと出会う機会を与えられるため、はじめは婚活を始めればすぐに結果が出るかのように思われるでしょう。
しかし、現実的にはモテる人がよりモテ、普通の人でも年齢や年収などの要素が足を引っ張り、思うような結果が出ません。婚活疲れにおちいるにも、そう時間はかからないでしょう。
加えて、婚活エージェントなど客観的な立場の人に「あなたのここは直した方がいい」と言われるなど、自分の短所と向き合う必要も出てきます。
そうしているうちに周りの成功している人と比べて「自分は落ちこぼれているんだ」と思うようになり、負のサイクルに落ちていく流れになっているのかもしれません。
このような原因を具体的に探ることで、解決策も見えてくるはずです。まずは自分の悩みと真摯に向き合ってみましょう。
頑張っても結果が出ないから
婚活が辛くなるのは、何よりも結果を出せないこと。
婚活パーティーや結婚相談所などで、自分がマッチングしたいと思った相手が自分を選ばなかったり、反対に自分とマッチングしたいと言ってくれる人が全く自分の好みでなかったり。
とはいえ、ほとんどの場合、マッチングの件数が全くのゼロという結果が何ヶ月も続く、ということは稀だと思われます。
多くはこちらに会いたいと希望をする相手が好みでなかったり、マッチングしても性格の相性が合わない、などの理由でうまくいかないのではないでしょうか。
つまりは「選り好みしなければとっくに成婚している」という人の方が多いのではないかと思われます。その場合、肝心になるのが「妥協点」の設定と「縁を期待してみる」こと。
婚活をする以上、自分自身が「婚活市場」というプールの中で、お互いに条件の一致する相手と「取引」をする、といったような合理的なマッチングが求められています。
そこで「美女/イケメンでハイスペックじゃないと嫌だ」と考えればマッチングの確率はゼロに近づきますが、逆に妥協して条件を緩くすれば出会える総数も増えるので、成婚率も上がるのです。
しかし、写真や条件、プロフィールだけで異性を判定するとなると、どうしても妥協することが辛くなってきますよね。第一印象だけで人を選ぼうとすれば、普通は競争率の高い相手にしか目がいかないのです。
よって、婚活にもある程度の「人選びのコツ」があるのです。しかし、婚活の経験を積んでコツを掴んでくる頃には、成果のでない婚活にも疲弊してしまうでしょう。
婚活がうまくいかない時は、「良縁を待つ」のではなく、これまでと違ったアクションを起こす必要がありそうです。人のアドバイスを聞いたり、婚活の場所ややり方を変えてみるなど、まずは自分自身で工夫をしてみてください。
なぜ婚活はうまくいかないのか?
婚活がうまくいかないのは、実は「婚活」をしているようで「運命の出会い」を探してしまっているから、かもしれません。
婚活をするということは、合理的に出会いを作ること。偶然な出会いから、自然な成り行きで恋をすることとは、全く異なるものです。
もちろん、婚活で出会った相手が「運命」の相手になることもあるでしょう。しかし、運命とはどんな恋でも「結果」でしかありません。
どんな運命的な出会いをしても、最後に別れてしまえば、それを人は「運命」とは呼ばなくなりますよね。逆に、婚活で出会った相手が回り回って運命的なパートナーと呼べる日も来るかもしれません。
ただし、「運命の相手」というものが、自分の理想的な外見と性格をしているとは限りません。運命とは言い換えれば偶然であり、また「縁」というものでもあるので、運命の人とは自分が予想だにしていない人物像かもしれないのです。
婚活市場の中では異性の中からランダムで「くじ引き」でもしない限りは、運命の相手は見つからないでしょう。
しかし年齢も職種も知らないようなランダムな異性とデートするのは嫌ですよね。ですが婚活をするなら、ある程度出会う相手の情報は事前に掴んでおけるのです。
そして、そこで「縁ある人」を見つけようとする場合は、ある意味では自分の理想を低く設定しておき、出会いの可能性を広げる必要があります。
「出会い探しで選り好みをしすぎること」が、婚活の大きな失敗原因のひとつといえるでしょう。まずは希望条件のいくつかを緩和して、相手の外見や要素にこだわりすぎず、直接会って話す相手を増やしてみてはいかがでしょうか。
男女の婚活市場における価値
婚活の現場には「市場価値」という概念が存在します。
それは結婚希望で集まった男女の年齢や経済力などのうち、どんな属性の人が最も「売れるのか(成婚率が高いのか)」のデータを集めて導き出した統計であり、いわば婚活業界の設定した「モテの戦闘力」のようなもの。
その婚活市場価値では、男性は経済力が高いほど価値があり、女性は年齢が若いほど価値があるとされています。
男性は30代までが婚活でもモテやすいとはいえ、年収500万円以上あることが「価値あり」の基準。女性の場合は20代であること、そして外見が整っていることが価値基準となっています。
参照:「市場価値を上げる方法」とは|結婚相談所パートナーエージェント
婚活市場の価値基準とは、いわば「異性が結婚相手に求めていることの基準」です。つまり平均的には、婚活女性は夫に安定した年収を、婚活男性は妻に若さを求めているということ。
経済力も若さも、どちらもその人の人格を評価する基準ではないことが、婚活においてどうにもモヤッとする点ではないでしょうか。
しかし、上記の価値は同時に「経済力や年齢で相手を判断しないこと」という価値も生み出しているため、このような条件を基準に相手を選り好みしないことも、婚活成功のコツといえます。
ただ、このように婚活において「価値」という言葉があることで、婚活がうまくいかない自分が「価値がない」かのように思わされてしまうこともあるでしょう。それは事実ではないので、世間の言葉遣いを間に受けないようにしてください。
自分と同年代の人はどうしてるのか
婚活をしているときに気になるのは、婚活中の同年代の男女の「戦績」についてではないでしょうか。
同い年の同性の人が自分より上手くいっているのを聞くと落ち込んでしまいますが、同時に上手くいっていないという話を聞くのも不安を煽りますよね。
自分を他人と比べることも、婚活中に落ち込んでしまう原因です。とはいえ、実際にアラサーの男女の場合、平均的な婚活の成果はどのようなものなのでしょうか。
女性の場合、30代に突入した時点でガクッとマッチング率が下がるといわれています。男性側が「20代女性」にこだわりすぎていることが原因ですが、たかが数字だけで評価が変わるのはいただけないですよね。実際、29歳と30歳では外見はほぼ変わらないのです。
しかし、オンライン婚活サイトなどで男性側が相手の女性に求める条件を「20代まで」と限定してしまうことで、たとえ相手にとって外見が好みでも、数値のせいでマッチングの可能性が潰えてしまうのです。
同時に、女性が婚活で男性に求めるのが「年収500万円以上」というのも、現代の日本の経済状況と照らし合わせると非現実的です。なぜなら、30代前半の働き盛りの男性の平均年収は、そもそも500万円を下回っているから。
参照:民間給与実態統計調査|国税庁
国民全体の婚活のボリューム層は男女ともに30〜40代であることを考えると、30代前半で年収が500万円以下の男性は珍しくもないでしょう。
そこで女性も年収500万円以下の男性を条件からふるい落としてしまうと、出会える相手も競争率が高い人ばかりのため、マッチングの確率は劇的に下がってしまいます。
このように、女性はアラサーというだけで婚活の難易度が高くなりますし、男性の場合も「自分自身ではなく年収で評価される」という現実に目を背けたくなるでしょう。
アラサー男女の婚活はなかなか「しょっぱい」のです。ただ、年齢や年収に理解のある人が比較的多いマッチングサービスを利用することも解決策の一つとなるでしょう。こちらの記事も参考にしてみてください。
婚活エージェントのダメ出しがキツい
結婚相談所は、婚活において最もコストのかかる選択肢ではありますが、エージェントの手厚いサポートが受けられるほか、収入の安定した(あるいは実家の太い)男女が集まっているため、将来的に安定した結婚生活を目指している人にとっては手堅いチョイスといえます。
ただ、相談所のエージェントによっては、助言として自分の直すべき短所についてズバッと言及してくる人もいるでしょう。たとえば、「希望の相手像があなたのスペックに釣り合っていない」など。
言われるとなかなかショックなことですよね。それでも、エージェントも顧客の成婚によって対価を得ているため、顧客に対してただ意地悪を言う必要もないのですし、婚活のプロからの第三者目線のアドバイスはありがたいものとして捉えなければいけません。
ただ、自分に必要なこととはいえ、現実とは、ときに刃物よりも鋭く心を抉ります。そんなに高望みしているつもりがなかったのに「あなたはそこまでの人じゃない」と言われればぐさっとくることでしょう。
人によっては数日落ち込み続けるほどのショックになりそうです。これまで気が付かなかったことであればなおさら。
しかし、プロのアドバイスは聞き入れる方が良いのです。人格を否定されているように感じられる場合もあるかもしれませんが、実際には「こういうところを変えれば成功率が高まりますよ」というアドバイスなので、ただの意地悪ではないのです。
向き合うことで変われること
自己評価に比べ、第三者目線で評定される婚活での自分の評定が低いと、誰でも落ち込んでしまいます。しかし、それは「婚活において」の評価であり、「人として」の評価ではないということは念頭に入れておきたいところです。
また、エージェントのアドバイスを受け入れて、自分の短所や考え方を改めるだけで婚活の成功率が上がるなら、それに打ち込むだけでも結果がついてくるのではないでしょうか。少なくとも、自分の短所を直せるなら、それに越したことはありません。
プライドが高いことは長所でもありますが、ときには目標の邪魔になってしまうこともあるのです。助言の受け入れを「負け」と考えず、まずは試してみるくらいの柔軟な気持ちで考えてみましょう。
たとえば、女性で「相手に求める年収が、あなた自身のスペックに対して高すぎる」あるいは「主婦希望はこのご時世として現実ではない」と言われたとしたら、素直に相手に求める条件を下げるか、共働きを視野に入れるだけでマッチングの幅も広がります。
男性も、「あなたの年収で女性に全ての家事育児を要求するのは筋が通らない」と言われた場合、結婚したら妻を手伝えるよう家事を覚え、自分も協力するというマインドに切り替える必要があります。
結婚相談所のエージェントは、これまで何組もの成婚カップルを、そして成婚に至らなかった男女を見てきたのです。
そのアドバイスを受け入れ、自分を変えることができる人が成婚できるとも考えられるので、自分の考え方が「良くない」と言われたことは、素直に向き合ってみましょう。
周りの友達はみんなうまくいっているのに…
婚活をしていて辛いと感じる要因の一つに、「自分と周りの友達との落差」というものがあります。
周りの友人はみんなとっくに結婚していて、自分だけが独身の場合は、よりきついと感じるかもしれません。同年代の他人と比較するより、身近な人と比較して落ちこぼれたように感じるほうが辛いはずです。
加えて、人として、本来は友達の幸せは純粋に喜ぶべきものですから、こうして自分と比較して妬みの感情を持ってしまうことも併せて落ち込んでしまいそう。
「なぜ自分は周りの友達と違って恋愛結婚がうまくいかないんだろう」という問いの答えははっきりしています。自分と友達は違う人生を歩んでいるからに違いありませんよね。
人によって、人生の中で何を重視するかは異なります。恋愛を最優先にしてきた人と、仕事や学業を優先してきた人とでは歩み方も違うはず。
たとえば、友達と一緒に合コンに行ったとしても、友達が自分と全く同じ目的で合コンに参加しているとは限らないのです。恋愛には真剣なものも、遊びのものもありますし、運の要素も大きく絡んできます。
自分の歩みが周りの人と比べて遅いかどうかは関係なく、自分が目指すゴールに向かう限りはそのゴールにいつかたどり着けるはず。肝心なのは自分らしく歩めるかではないでしょうか。
もし、既婚者の友達と過ごしていて辛いなら、自分の気持ちが落ち着くまでしばらく距離を取るほうが良いかもしれません。
誰も悪いことをしていないのに誰かを責めたくなる時とは、大抵は精神が健康ではない時なので、まずは自分自身がリラックスする方法を見つけましょう。
「誰にも求められていない」という錯覚
婚活が失敗続きだと、「自分には魅力がないんだな」「誰も自分みたいな人とは結婚したくないのかな」など、精神を病んでしまうこともあるでしょう。
しかし、婚活は就活と同じようなもので、デートや面接がうまくいかず選ばれなかったからといって、その人が人として魅力がないわけでは決してありません。世の中、どんなに素敵で面白い人でも何度も婚活や就活に失敗する人もいます。
少なくとも、内省ができる時点で「本当にヤベェ奴」ではないことは確か。結婚どころではない本当にヤベェ奴は、失敗の原因が自分にあるとは考えないものです。
なので、「自分のような人間との出会いを待っている人」とまだ出会っていないだけとも考えられます。他の人と比べて、その相手と出会うために特別時間がかかっているだけかもしれません。
婚活の負のループから抜け出せないことでネガティブな気持ちになってしまうかもしれませんが、気の持ちようだけでも変わることは大きいはず。
人は自然と、後ろ向きな人より前向きな人に惹かれます。落ち込んでしまった時は、前向きな気持ちになれるまで婚活を休止することも必要かもしれません。
気持ちを切り替えて、婚活とは直接関係ない趣味などに打ち込むのも良いでしょう。案外、回り回ってそれが良い結果につながる場合もあるかもしれません。
それに、「今までの婚活がうまくいかなかった」ということは、それまでの過程で「こうすればうまくいくかもしれない」というデータが取れているはずです。失敗を糧に、抜け目なく成長していきましょう。
辛い婚活から抜け出す方法

では、ここからは辛い婚活を打開するための、具体的な解決策についてお話ししましょう。
数ある結婚相談所のブログやエッセイを見ていると、婚活で成功する人には以下のような特徴があることがわかります。
- 前向きで行動力がある
- 人を肩書きで判断せず、人柄と向き合える
- 固定観念にとらわれず、自分の意見がある
- 素直に人の意見を聞き入れられる
まず、何よりも行動力が問われています。結婚相談所やマッチングアプリに登録しても、それから自分で能動的に行動を起こすことができてこそ成婚率も上がるということ。
そして、人に対してネガティブな態度や条件で批判することなく、長所をまず見つけようとする前向きな態度も婚活ではプラスに働きます。
加えて、婚活エージェントからの助言を素直に受け入れることができ、かつ自分の意志でそのアドバイスを活かせるかどうか。ダメ出しをされても言いなりになるわけではなく、自分がどうそれを糧にするかでも変わります。
また、これらの要素には共通して「自信があり思慮深い」という人間像が浮かんできます。
自分に自信がない上に意思が弱く教養の低い人より、上記のような人の方が魅力的ですよね。そうした「良い人」のステレオタイプにはまる必要もないですが、少なくとも前向きであることは大切なこと。
では、まずはどのように自分に自信を持てるようになるのか、具体的に解説しましょう。
まずは自分を好きになること
自信を持つためには、実績や実力に裏打ちされた成功体験がなくてはいけない、と思うかもしれませんが、反対に失敗を恐れて行動ができなくなることも自信喪失につながる原因です。
まずは「失敗しても大丈夫」という心持ちでいましょう。極端にいえば、「頑張った結果結婚相手が見つからないならそれでいい」と思えるくらいの強い心理を持つことです。
結婚をすることが、自分の人生の中で大きな目標だ、という人もいるでしょう。しかし、そもそも妥協ができるなら成婚までそう時間はかからないはず。理想にこだわって相手探しをすれば、なかなか思うような相手と出会えないのが普通です。
ただ、理想を求めること、理想が高いという上昇志向は決して悪いことではなく、裏を返せば自分の心に嘘をつかないという美徳でもあります。
「妥協してでも結婚したい」という心理は、「相手が誰でも構わない」とも読み取れますよね。「妥協するくらいなら結婚しない」という心持ちでいる方が、むしろ前向きではないでしょうか。
結婚が絶対に幸せな道とは限りません。現代では、独身という自由の道を選択する人も少なくないのです。
このようなあっけらかんとしたスタンスは、自分自身を愛することができる人が持つことができます。
周りの人の心無い言葉もとい「雑音」を聞き流し、自分の意志で一人でいることを楽しめてこそ、たどり着ける境地でしょう。
「結婚は自分を幸せにしてくれる」とは考えず、まずは自分で自分を幸せにしましょう。そして自分を好きになって、自分らしく婚活にのぞむことで、それまでとは違ったものが見えてくるかもしれません。
自分を愛するってどういうこと?
「自分を好きになる」「自分自身を愛する」とはいっても、具体的にどういう行動によって自分を好きになれるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。
具体的な考え方としては、「自分自身を最愛の人として接する」ということです。
たとえば、普段着る服を買うときに「これでいいや」という妥協の意識で選ぶのではなく、大事な人にプレゼントするものを選ぶように「これが似合うから、これにしてあげよう」と自分のために選ぶこと。
「自分なんかダメな人だから」と卑下することはやめて、大切な人や憧れの人を褒め称えるときのように、長所を見つめ、肯定的に自分を評価することなどです。
他人から「いいね」をもらわなければ自信を持てない、というマインドを捨て、自分からの「いいね」ひとつで満足できるようになりましょう。
言い換えれば、第三者視点で自分を大切にするということです。このように「自分のことが好き」という心理でいられれば、まず自分にとって毒になるような人間関係から抜け出せます。
こちらを見下して「まだ独身なの〜?」などと悪口を言ってくるような、明らかに嫌なやつなのに「友達だから…」と付き合いを続けている相手はいないでしょうか。そういう相手とは一緒にいても良いことが起こらないので、自分のためにすっぱりと縁を切ってしまいましょう。
自分を大事にすることで、おしゃれや自分磨きも楽しくなってくるはずです。すると、婚活にも前向きになれるのではないでしょうか。
本当に自分を愛することができる人同士の出会いなら、依存し合うような不健全な関係とも無縁でいられそうです。結婚相手など「誰か他の人」に自分を幸せにしてもらおうと期待せず、まずは自分で自分を幸せにできるようになりましょう。
本当に結婚したいか改めて考えてみよう
婚活がしんどいときに改めて考えてみたいのは、「自分は本当に結婚がしたいのか」ということです。
この問い自体は、結婚相談所に登録した人ならエージェントから初めに聞かれる質問かと思われます。
婚活に行き詰まった今、ふたたび自問自答してみましょう。結婚をして手に入れたいものとは、一体なんでしょうか?
一般的な意見としては、人は以下のようなもののために結婚をしたいと考えるものです。
- 生涯支え合うパートナーが欲しいから
- 自分の家族が欲しい/子供を作りたいから
- 恋人とずっと一緒にいるという約束をしたいから
恋活ではなく婚活をする場合は、主に上の2つの理由に当てはまるのではないでしょうか。ひとりではなく夫婦でチームとして家庭を作ることに前向きであるなら、結婚には向いているといえそうです。
しかし、以下のような理由が結婚したい理由である場合、その最適解が結婚とは限りません。
- 幸せになりたいから
- 独身でいるのが恥ずかしいから
- 経済的な支えが欲しいから
- 面倒を見てくれる人が欲しいから
まず、「幸せになりたい」という漠然とした理由は、もっと具体的に言語化できるまで自分と向き合った方が良さそうです。
結婚をすることが自分の幸せに直結するとは限りませんし、結婚をするなら相手の幸せも自分の責任の一つになります。まず自分がすでに幸せでない限り、共依存的な不健康な関係になってしまうかも。
また、世間の目が気になるからという理由で結婚しようと考えるのも、自分の本来の意志ではありませんよね。独身が恥ずかしいという他人の考え自体が悪辣ですし、他人を満足させるための結婚に結婚相手を巻き込むという事態になってしまうため、善い目標とはいえません。
そして、最後の2つとは、結婚相手をATMや家政婦ロボットとして扱うことにすぎません。結婚によって相手に生活水準の向上を求めることはやめておきましょう。どちらも、大人として自分自身で責任を持って負うべきことです。
以上を参考に、自分が結婚に求めていることについて再確認してみましょう。場合によっては結婚によって自分の生活が破綻してしまうこともあり得るので、慎重に意思決定をしてください。
結婚に向いていない人とは
結婚生活は、夫婦がどちらも大人として自立していなければ、必ず一方に負担が大きくのしかかってしまうものです。
たとえば、夫婦の一方が家事が全くできない、その上にやる気もない場合、もう一方に「やらせる」ことになりますよね。
昭和的な価値観では、夫が働きに出て、妻は家で家事育児、という生活スタイルが定番でしたが、ようやく女性も社会で活躍する機会を得られた現代では、もはや前時代的な様式といえます。
夫婦が共働きである場合、妻は仕事に出る上に家事も全てこなさなければいけないとなると、結婚とは「お荷物が増える」ことにほかならないのです。
同時に、女性が専業主婦希望で婚活をすることも、不況の日本ではかなり無理があります。そもそも自分で自由に使えるお金がなく、お小遣いとしてお金を夫に「もらう」という状況は夫婦の力関係に大きな格差をもたらすため、あまり推奨されていません。
男女関係なく、生活の負担が増えるなら、独身のままでいる方がマシと考える人も多いでしょう。
夫婦としてお互いの生活を良くするために協力できず、相手に多くを求める人は、はっきり言って結婚に向いていないのです。
ひとりでは生活できない2人がお互いの不得意を埋めてちょうどバランスが保てるなら良いものの、基本的にはひとりでも満足に生活できる人同士が結婚するのがベストと考えましょう。
異性に対する評価基準を変えてみる
内閣府の調査では、現代で未婚者が結婚しない理由のトップは「良い相手との出会いがないから」です。
参照:少子化社会対策に関する調査等|内閣府
これは、婚活が辛くなる理由にも関わってくるでしょう。
何人とデートをしても、なかなかピンとくる相手と出会えないのは、フラストレーションが貯まることです。時間とお金だけが消費され、心理的にも焦りやプレッシャーを感じる瞬間が増えてくるでしょう。
婚活で手詰まりになった時、必要なのは「行動や考え方を変えてみること」です。よってこの場合、結婚相手に求める条件、または異性に対する評価の水準を見直してみましょう。
たとえば、相手探しの条件に「年齢、身長、体型、収入」などの数値のみで設定している場合、合致する相手の性格は千差万別ですよね。どんな価値観や考え方を持っているかは、この数値に含まれていないからです。
よって、まずは思い切って相手探しの条件を完全に性格など人柄の好みを基準に変えてみましょう。すると、相手の収入などの条件を差し置いて、恋をする相手が見つかる可能性が高まるのではないでしょうか。
また、内面を条件のメインに設定しているにも関わらず、実際に会って話をしてみても価値観が合わないということが起こる場合、婚活相手の文化圏を変えてしまうのも一つの手です。
文化圏を変えるというのは、婚活をする国を変えるということです。外国人は日本の価値基準で生まれ育っていないため、考え方やものの見方も大きく異なることがあります。日本的な価値観が好みでないなら、外国人との出会いを探してみるのもおすすめです。
婚活も結局は相手に恋をし、愛情を育むことが目標でもあります。まずは恋をすることを目標に婚活を仕切り直してみてはいかがでしょうか。
「人として」人を見ること
婚活の際、相手探しの条件を年齢や年収など数値で表せるものをメインにするのは、あまりおすすめできません。
なぜなら、それらの数値は人柄の評価基準ではないからです。
結婚を完全に「合理性」で考えているならそれでも良いかもしれません。しかし、お互いに対する感情も一切なく、ただ共同で生計を立てるための相手として結婚相手を選べるでしょうか。
私たちはあくまでも人間であって、求めているのはロボット同士のお見合いではないですよね。人にはそれぞれ感情があるので、いくら結婚相手の条件に数字を求めたところで、友達にすらなれない人と出会っても仕方ないのです。
それに、婚活サイトなどの検索条件で年齢や年収で相手を絞り込みすぎると、その条件から外れる層に良い相手がいたとしても、出会いの可能性がなくなってしまいます。
よって、一度は数値化できないことを中心に条件を設定し直し、検索結果に現れた人の中から会いたいと思う相手を見つけてみましょう。
結婚相手とは一緒に生活する家族になるということを忘れないでください。相手に数字を求めすぎて、人として評価することができなければ、婚活がうまくいくことはないでしょう。
いろんな出会いを試してみよう
婚活サービスは日々多様化しているとはいえ、「婚活市場」にあがっている人だけと出会いを期待するのも、可能性を狭めているのかもしれません。
よって、婚活に行き詰まった場合は、他の活動を初めてみましょう。
たとえば、自分磨きやキャリアアップのために英会話教室に通ってみるなど。教室の生徒や講師の中で相手探しをするのではなく、普段の活動範囲を広げることが目的です。
英会話ができるようになれば、外国人との婚活にも役立ちますし、仕事の上でもプラスになります。何かに取り組んで努力している人は魅力的であることもあり、良い方向へ働くでしょう。
あるいは、出会い探しに特化した活動をするなら、社会人サークルに入ってみるのも良いかもしれません。あまりに「ガチ」なサークルでは出会いを探す暇もないかもしれませんが、やってみたいことがあるならこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。
他にも、大人同士の出会いについてこちらの記事で詳しく解説しているので、ご参考にしてみてください。
固定観念を打破することで
婚活の出会いにおいて、大切なのはあまり相手探しの条件を狭くしすぎないことです。同時に、「この条件の人はこんな人!」と決めつける固定観念を持ちすぎないことも大切なこと。
たとえば、「女性が可愛いのは20代まで」と決めつけるのは大きな間違いです。見た目と年齢の関係値は人それぞれであり、20代でも30代の落ち着きがある人もいれば、30代でも10代のような若々しい見た目の人もいます。
また、「年収400万円以下の男はカス」のように考えている人がいるとすれば、そんな人とは誰も結婚したいとは思わないのが真実ですよね。あんまり出会いにネガティブな条件を持っていると、せっかくの良縁も逃してしまうでしょう。
「女性はこう、男性はこうあるべき」という考え方も一度捨てるべきです。
昭和時代とは対照的に、女性が主に稼いで男性が主夫になるという家庭も増えてきていますし、結婚は「自分達夫婦が幸せで(他人に迷惑にならない程度)あるならよし」というもの。実際夫婦の数だけ家庭の形があり、それぞれが独特です。
想像通りにならないことも多いので、いっそ未来を心配しすぎるよりは、結婚相手に関する想像をやめてしまうのも良いかもしれません。
結婚相手のイメージ像を固めてしまうのではなく、出会う相手一人ひとりに興味を持ち、柔軟な姿勢で人付き合いをすることで見えてくるものもあります。
結婚相談所や婚活パーティは「合理的なお見合い牧場」のように思えますが、人同士のつながりを作る場所であり、「縁」や「偶然」もある場所です。良い出会いがあると期待して、前向きな姿勢で参加してみてください。
結婚が人生のゴールではない
いまや、「結婚しない人」は「結婚できない人」ではありません。男女どちらも、結婚という「生活スタイル」を持つかどうかを選択できる時代です。
結婚をしなければ人生がずっと未完成のまま、ということもありません。いま婚期を逃したとしても、50~60代になって初めて本気で結婚したい人と出会う、ということもあり得ます。
自分がどんな生き方がしたいか、何を成し遂げたいか、それぞれに望んでいることがあるかと思われます。結婚が「ゴールイン」と言われる時代ではもうないのですし、焦って結婚するより「いま自分が何をしたいか」をしっかり見つめる時間を作りましょう。
子育てに関しても、場合によってはシングルペアレントで両親の家の近くで暮らす方が、夫婦で子育てするよりもストレスがない、という意見もあります。また、養子を迎えるという選択肢は、出産年齢を過ぎてもいつでも選ぶことができます。
パートナーが欲しい人、家族を持ちたい人、それぞれの理由で婚活をして、望む結果が出ず落ち込んでしまっても、結婚ばかりは買い物のように自分の意思だけで選ぶことはできないものです。
妥協するより、根気強く理想の人を待つ、という選択も悪くありません。自分の選択に自信を持って、前向きに未来に進んでいきましょう。
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