【本当にその人で大丈夫?】結婚前に確認しておくべき12のこと

【本当にその人で大丈夫?】結婚前に確認しておくべき12のこと

「結婚」とは人生のライフステージの変化する一大イベントですね。

そして、「結婚は勢い」という言葉があります。ことわざでもなんでもない一般説で、結婚後に起こりうるさまざまな変化に怯える人に対して「ちまちま心配事してないで飛び込みなさい」とゲキを飛ばす一言でもあります。しかし、そうして勢いで結婚した人の中には、盛大に後悔をしている人もいるのではないでしょうか。

結婚という形は時代とともに変化するものですが、普通には、家族と違って全くの赤の他人と寝起きを共にする「家族」になるということです。大好きだった恋人とずっと一緒に居たいから結婚したけど、一緒に暮らせる相手じゃなかった、という例も多いことでしょう。

子供の頃に憧れた「結婚」のファンシーなイメージは、いつのまに大人になってみると、恋愛の延長線上にはないのだ、ということが嫌になるほどわかります。相手の生活力や性格、実家との関係など、「好き」という気持ちひとつだけでは成し遂げられないものが「結婚」という関係性なのです。

「付き合いたい異性のタイプ」と「結婚したい異性のタイプ」が違うという人もいるかと思いますが、最終的に誰かと結婚する、ということを人生の目標に挟むなら、結婚相手は「異性としても引かれるし、一緒に暮らすのも苦では無い」という相手であるに越したことはありません。

どのような人物像が、自分と結婚するのに適していると判断できるのでしょうか。また、プロポーズをされた、した、などで「婚約」の状態にあるときは、言い換えれば「まだ引き返せる時」です。結婚後の生活は実際には蓋を開けてみないとわからないことも沢山ありますが、できる限り「この人で本当にいいのか」という不安を解消してから結婚に望むことをおすすめします。

そのためのチェック事項を、この記事に集約させました。根本的な相性に関わる「性格」に関するもの、現実的な結婚生活の成功を左右する「生活」に関するもの、そして最大の支援者になるか最大の障害になるかが分かれるお互いの「実家」に関する確認事項から12個ほどピックアップしましたので、今の相手と照らし合わせ、勢いで結婚に踏み切る前に、冷静に判断できるようになりましょう。

性格に関するチェック項目

悩む男女

根本的に、相手との性格の相性が結婚生活にも左右することは想像に難く無いでしょう。そもそも恋愛の上でも価値観や性格が合わなければ続きません。実際、離婚原因の一位が「性格の不一致」であるというデータも出ています。衝突したり喧嘩ばかりしていては、生活にも疲れてしまいますよね。

ただ、結婚には恋愛結婚という形以外に、お見合いをしたり親や結婚相談所の紹介など、お互いのことをよく知らない間に「結婚」というものをはじめから意識して付き合い出すこともありますよね。また、2年、3年と長い交際を経ていても、お互い実家暮らしで週に1回程度しかデートしない、という恋人関係もあるでしょう。

同棲するなど、年がら年中飽きるほど相手と過ごす時間がなければ、恋人のことはなかなか深くまではわからないものです。

筆者は、結婚して10年の付き合いがあっても、まだまだお互いについて知らないことが多いと実感する、という人の話を聞いたことがありますが、おそらくその通りなのだと感じています。世の中のほとんどの人は、中身が第一印象のままではありませんし、仕事が変わったり、子供が生まれたりなど、生活環境の変化でまた別の顔を見せることもあります。

人の感情や考え方も時間と共に変化するものですし、人間はたとえ結婚して相手と一番近い存在になったとしても、他人のことを全て知るのは不可能なのかもしれません。

それでも、せめて結婚に踏み切る前に、ギャンブル癖や酒癖、女癖、暴力の傾向は見抜いていないと、後々ひどい目にあうかもしれませんから、そのような相手と同じ籍に入る前にわかっておきたいところ。恋人を好きだという感情がまだ熱い時期は、このような相手の欠点にも目をつむってしまう人も中に入ると思います。

相手がどのような性格か、全てはわからなくても、結婚の話が出たとしたら、その話が進む前に「この人と結婚しても仲良くやっていけるのか」と冷静に判断しましょう。

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賭け・酒・浮気・暴力に気をつけよう

結婚したくない相手の最たる性格に、これらの「結婚したら後悔する4原則」といった特徴があります。

ギャンブル癖や借金は生活を破綻させますし、浮気癖のある人とはそもそも付き合いたくも無いはず。暴力を振るう配偶者は子供にも悪影響ですし、酒癖の悪さはこれらの全てと連動する可能性を秘めています。

まずはじめに、相手の酒癖を確かめるといいでしょう。相手とデートで飲みに行くというシチュエーションもよくあるはずですから、確かめるタイミングにもそれほど困らないのではないかと思います。お酒を飲んでからいつもと態度が変わかどうか、注意してみましょう。

気が大きくなって、態度が悪くなる、言葉遣いが荒くなる、他の異性に色目を使い出す、などの変化があれば要警戒です。今はそれほど酷くなくても、ストレスや何かのきっかけで悪化する可能性もあります。酔いが覚めてから猛反省をするならまだ改善する兆しも見えますが、「何も覚えてない」「酔ってたんだからしょうがない」などと開き直るようなことがあったら、関係を断ち切るかどうか悩む価値はありそう。

それから、普段からパチンコやスロットなどにいく習慣がないかも要チェック。ギャンブルにハマる人の常套句が「結婚したら絶対やめるから」ですが、絶対にやめません。結婚する前にそれらの一切を断ち切らない相手のことは信じてはいけませんよね。

あと暴力癖を見抜くということですが、普段温厚でもふとイライラした時などに壁を殴ったり机を叩くなど、人相手じゃなくても別の何かに攻撃する傾向のある人は、配偶者にも暴力を振るう傾向にあるようです。

暴力もお酒もギャンブルも、「自制が効かない」というところで共通していますから、どこか心に問題があるか、大人になりきれていないのかもしれません。心療内科やセラピーに通う、などの努力が見られない限り、その相手と一緒にいるべきではないでしょう。

また、直接的に結婚生活を破壊しうる「浮気癖」の問題を見抜くためには、こちらの記事をご参考にして下さい。

【浮気男の傾向から学ぶ】絶対に付き合いたくない浮気男の見極め方

2019.02.28

結婚しても悪い癖は治らない

上記の「4大原則」は、ギャンブルだけではなく「結婚したら直すから」と言う人は多いですが、実際にそうして悪いところを直した人を、周囲で見たことがあるでしょうか。

まず、居ないのではないかと思います。そもそも結婚前に直す気もなさそうなセリフですよね。「明日から本気出す」と同じくらい信用に置けない言葉です。たしかに結婚して所帯を持つ、または家庭におさまってから丸くなったね、と周囲に言われている人も見ますが、家庭内で実際にはどうなっているかは、結婚したパートナーにしかわからないもの。

「これさえなければいい人なのに」という悪い癖ですが、悪い癖は別の人格でも仕方ないことでもなく、れっきとした本人の性質です。無視するべきではありません。また、中には「自分もそのような悪い癖の被害者だ」といったような主張するような人もいますが、厚顔無恥にもほどがあります。

せめてそのような悪い面と向き合っていなければ、その人に良い結婚相手としての望みはありません。これらの悪癖の全てが、離婚問題に繋がることになります。

もしそのような癖を持つ人と結婚してしまったら、不幸まっしぐらです。惚れた弱みを告白するのも結婚前が最後のタイミングかもしれません。

自分の力だけでは相手のことを見破れなくても、もし家族や友達などの周りの人が「その人はやめておいたほうがいい」と言っているなら、参考にするべき点は少なからずあります。結婚は自分達だけのものにしたくても、結果的に家族や友人も巻き込むことになるので、「世界には自分と相手しかいない」なんて思わずに、相手のことを冷静に見つめ直してみましょう。

将来についてのお互いのビジョン

結婚は恋愛の延長線上にあるかと思いきやそうではなく、同棲生活の続きでもありません。健康保険や緊急連絡先の登録や、例えば事故や病気でパートナーが意識不明になった時にその先の決断を下すのは結婚相手です。「お互いに対する人生の責任を負うことが結婚である」とも言えます。

ただ、そのような夫婦の義務よりも、結婚生活にとっては「将来どんな家族になりたいか」というビジョンをお互いに尊重し合えるかどうかも大切なこと。結婚が決まっても、お互いの結婚についての理想像が一致していないと、後々細かなすれ違いが起きそうです。

例えば、将来的にどんな仕事をして、どれくらいの収入で、どの場所のどんな家に住んで、子供は何人欲しい、など。たとえ今の状態では「ただ今を生きるのに必死」でも、「いつかはこうなりたい」という目標や夢はそれぞれあるのではないでしょうか。

もし、「自分は仕事に必死だから、結婚相手には家にいて自分を支えてほしい」という人と、「専業主婦になって穏やかに生活がしたい」という人ならお互い利害が一致していますから、結婚すればお互いにメリットがあるでしょう。しかし、お互いに「自分は仕事をしたいから相手に支えてほしい」というカップルだとすると、どちらかの望みしか叶いません。

両方それなりにお金を稼いでいるなら「家政婦を雇う」ということで解決する場合もありますが、この不況の世の中ではなかなかそうもいかないかもしれません。

「結婚のために自分の夢を諦めなければいけない」という状況は不幸でしかないように思えます。いつか「相手がいなければ自分は自由になれたのに」と思う日が来るでしょう。

いくらお互いに愛し合っていても、異性としてずっとお互いに惹かれ続けることができるかというと、残念ながらそうもなかなかいかないものです。お互いの人生の選択を尊重し合えるからこそ対等で幸せな結婚生活が成り立ちますし、相手の人生を搾取する結婚が果たしてどのような結果になるのか、想像するのは難しくないはずです。

相手が自分の生き方を応援してくれるかどうか、自分の人生を尊重してくれるかどうか、もしも相手に軽く見られているな、と思った時は、付き合いを考え直すべきかもしれません。

もし、自分と相手のビジョンがバランスよく成り立って、お互いに高め合っていける環境を作ることが出来そうであれば、結婚は良い選択肢になりそうですね。

「仕事、お金、家、子供」

閉園時間と子供

もう少し、上記の確認事項をシンプルに掘り下げてみましょう。

「将来についてのビジョンのチェック項目」は以下を参考に、自分と相手の気持ちや都合が合うかどうか確認してみてください。

お互いの仕事のペースについて
働き方の理想、仕事と家庭の役割分担、休みが合うかどうか、転勤の可能性、
お金の使い方
浪費をしすぎないかどうか、共同の口座を作るかどうか、金銭管理ができるかどうか
住む家について
将来的にどこに住むか(都市部か田舎かなど)、賃貸か持ち家かの希望、ペットを飼いたいかどうか
子供について
子供が欲しいかどうか、どこで育てたいか、育休を取れる職場かどうか、何人欲しいか

これらの項目の中で、自分が譲れないものは何かと考えてみましょう。その点が相手と衝突してしまわないか、もしお互いに道を譲れなかった時、どのような選択肢が自分たちにあって、どうすれば自分を犠牲にしすぎることなくお互いの将来を応援し合えるのかを考えてみましょう。

性生活について

実に、結婚したカップルの6割がセックスレスであるといいます。

それでも、夫婦のうち8割は円満な関係であるというデータもありますから、セックスレスになったとしても即座にしあわせな結婚生活が終わるわけではないようです。

しかし、離婚の原因において、「夫側の不倫」は「性格の不一致」に次ぎ2位にのぼります。そして、不倫の原因にはセックスレスという理由も含まれています。

逆に円満な夫婦の秘訣には「同室寝でありセックスを欠かさない」というものがあります。結婚相手とはあらゆる面で相性が良いに越したことはありませんが、「体の相性」というものも夫婦仲に関わってくるのでしょうか。

「体の相性」と一口に言っても、姿形の問題ではなくその実態はコミュニケーションの問題です。いかに相手のニーズを聞き、自分のニーズも正直に伝えられるかというスキルのことであり、ちまたでいう「テクニックがある」かどうかということではありません。

おそらく、セックスレスになる根本的な原因は、コミュニケーション不足にあるのではないかと考えられます。仕事の影響などからくるあらゆるすれ違いも、コミュニケーションを避けたり諦めては、夫婦間の溝が開くばかりです。夜の営みもコミュニケーションのひとつですから、どちらかが一方的にニーズを押し付けて自分だけ満足してばかりではいけません。

「相手に尽くすこと」と「して欲しいことを伝える」ことのバランスを保ちましょう。結婚する前からこれが出来なければ、セックスレスは目前です。結婚相手で満足出来なければ不倫に走る原因にもなります。

もし今の相手との性生活が一方的なものであったり、自分が我慢していることが多ければ、素直に話すべきでしょう。「もっとこうしてくれたら嬉しい」と伝えてみて、結果をみましょう。ずっと改善しないようであれば、性の関係だけでなく根本的な問題も含まれている可能性もあるでしょう。

既婚男女1,000人に聞いた「夫婦愛と頭髪に関する調査2016」

コミュニケーションをどれほどできるか

お互いにとって有意義で心地よいコミュニケーションがどれだけとれるか、ということが、人間同士の関係性おいて重要なポイントです。友達関係でも、恋人、夫婦関係でも変わりません。

円満な夫婦とは「親友」でもあるといいます。お互いになんでも話し合うことができ、一緒に過ごしていると時間がどんどん過ぎていってしまうような間柄。誰よりも信頼できる相手が結婚相手なら、生涯をかけて一緒に過ごせそうですね。

コミュニケーション不足であるということが、夫婦間にどれだけの問題を引き起こすでしょうか。相手のことをよく知るには会話が不可欠ですし、スキンシップのような愛情表現も恋人、夫婦間には大切なことです。まず十分なコミュニケーションが取れていないと、これまでにお話ししたお互いの性格の相性についてや、これからお話しするあらゆるチェック項目もそもそも測ることができません。

したがって、コミュニケーションをいかに取れるか、ということが結婚相手の最大の条件とも言えるのです。もちろん、ただ「話が続く」というだけではなく、いかに相手に歩み寄ることができるか、いかに相手を理解しようと働きかけることができるか、ということをお互いに出来なければいけないのです。

結婚というものがいかに大人の関係かわかりますよね。自分の希望を押し付けあったり、相手に我慢を強いるような人には出来ません。このことに対して自分はどうであるかと振り返るのと同時に、相手としっかりコミュニケーションを取れるかどうか、考えてみましょう。

「思ったよりも相手の性格や好みをよく知らないな」ということが出てきたなら、結婚前に確かめておいた方がよさそうです。

生活に関するチェック項目

一緒に料理する男女

次に、相手の生活力についてチェックしてみましょう。

これから結婚していく相手は、自分一人でどれほど十分に生きていける力を持っているでしょうか。仕事とお金、健康管理、家事の能力がしっかり備わっているでしょうか。

金銭的な問題が離婚の直接原因とはなりにくいのですが、そもそも生きる上で困らない程度の収入があることは結婚生活には必須です。たとえ贅沢するお金がなかったとしても、怪我や病気などのトラブルがあった時に、それを解決してくれる資本はあるに越したことはありません。「備えあれば憂いなし」です。

相手が浪費家ではないかどうかなどの金銭感覚や貯蓄額を知ることも大事ですが、また、借金を抱えていないかどうかも結婚において重要な点です。

相手の健康状態も併せて考えてみましょう。愛し合っている仲ならば、どんな逆境にも堪えられるとは思いますが、もしも相手がなにか重い病気やその予兆を抱えているなら、配偶者になる身は色々と準備しておくことがあります。また、「ブライダルチェック」といわれる結婚前の健診も、受けた方が良いのかどうか迷っている人もいると思います。

また、単純に一緒にこの先ずっと一緒に暮らすとなると、直接的な生活力に結びつく「家事の能力」が気になってきます。たとえ片方が専業主婦(主夫)でも、すべての家事を負担させてはいけません。家事は寝ている間以外にはこなすべき業務がだいたい付いて回りますから、夫婦のどちらか一方に全て任せると過労になります。

古来は「家事は女の仕事」とされていましたが、そうして家事に加えて育児まで全て妻に押し付けた夫が、もはやその家庭の「敵」とみなされる日はそう遠くない未来です。

これらの生活に関する項目は、同棲を経ていればおおよそわかること。しかし、結婚するまでに同棲を経ないカップルは、どのようにして相手の生活力を確かめればいいのでしょうか。

それぞれの項目について、具体的に見てみましょう。

収入と貯金額・借金額

最低限二人が生きていかれるくらいには収入があるかどうかは結婚生活において必要不可欠です。共働きの場合は、もしどちらかが働けない状態になった時にサポートしていけるだけの収入があると安心できますし、一方が専業主婦(主夫)になる場合はそれなりの貯蓄額がないと不安です。

一般的に、夫婦合わせて年収400万あれば生活に困らずに暮らしていけるといわれています。相手の収入と自分の収入を見積もって、二人でどれほどの年収を見込めるか確かめてみましょう。

もし、結婚する予定の相手の収入がわからない状態であるならば、直ちに確かめた方が良いでしょう。結婚相手の収支を把握することは大切なこと。「相手の財布の紐を握る」まではしなくてもいいのですが、二人で生計を立て、お互いの収入をどれくらい、何に消費するのかはバランスよく決めるためにも、お互いがどれくらい稼いでいるかはある程度把握しておくべきです。

そして、相手が借金を抱えているかどうかも結婚相手における大切な項目です。額によっては、生活を圧迫しますし、その借金のタイプによって相手の人となりも伺い知れます。

例えば、奨学金の返済の場合は、額にもよりますがある程度正当な理由のある借り入れです。しかし、ギャンブルで作った借金のような自業自得のミスを抱えている人は結婚相手としてはいかがなものでしょうか。そもそもギャンブル癖のある人とは結婚しない方が良いということは明らかですね。

他には家族や友達の借金を肩代わりしている、など。特に友達の借金を肩代わりしてしまうという事態はなかなか起きないことですが、後先考えず他人の借金の保証人になるようなことは避けるべきことであることは明白です。なんでも「いいよいいよ」と受け止めるのは、美談ばかりではありません。

どのような理由でも借金を抱えていないに越したことはありませんが、もしも借金をしていることが結婚後に発覚しても、それだけを理由に、双方の合意以外で離婚をすることはできません。ですから、結婚前に必ず相手の借金額を知っておく必要があります。

収入と貯蓄額、借金の有無について、結婚前に相手とよく話し合いましょう。たとえ「大丈夫だよ」「あなたには関係ないよ」などとはぐらかされるなどした時には、結婚を踏みとどまるべきかもしれません。

低収入は離婚の直接的原因にはなりにくい

夫婦の離婚の原因のなかで、ギャンブルなどの「浪費ぐせ」を理由とするケースの件数は多いものの、「配偶者の収入が低い」というのはあまり上位に登らないという事実があります。

それに対し、離婚原因の第1位が「性格の不一致」とあるように、夫婦仲は収入ではなく「性格が合うかどうか」が大きな問題であるようです。たしかに、配偶者の収入が低いからといって離婚するというのはあまりにもな話ではありますよね。

ほとんどの人が相手のお金目当てで結婚をするというわけではないと思います。「高収入」というのは魅力的なオプションではありますが、それだけで結婚を決めるのはあんまりなこと。結婚するなら、相手の人柄やそのほかの部分まで好きで尊敬できる人物だからこそ、でありたいものです。

もし結婚をする予定の相手の収入があまり望めない場合、結婚を決めるのにはそれなりに覚悟のいることでしょう。そして、逆にもしも「このまま結婚したとしても生活できない!」と思ったとしても、いざ結婚してしまったら後戻りできません。

結婚はする前もした後も、色々な手続きに追われたりと多忙です。その多忙な中で、生活費のことを気にしなければいけないとなると、かなり心身を消耗しそう。給料が低いからといって離婚される原因にはならないとはいわれるものの、せめて、結婚は収入が安定してからのほうがよさそうです。

参考:裁判所 | 司法統計:検索結果一覧表示画面

健康状態について

心を決めた相手とは末長く一緒にいたいと思って結婚するものだと思いますが、人生には限りがあります。「病める時も健やかなる時も、その命ある限り」とは言いますが、時には生きていることさえ苦痛に思えることもあるかもしれません。

例えば、アルツハイマー病や痴呆症の介護など、パートナーがそのような疾患にかかってしまうと、ゆくゆくはこちらのことさえ忘れられてしまうことになるかもしれません。誰かの助けが必要であるとはいえ、人格が変わってしまう病気ですから、とてもつらいものです。

若くして配偶者の介護をしなければいけなくなる可能性は、やはりどうしても年の差の大きく離れたカップルに多くなります。そのようなカップルの若い側は、覚悟しなければいけないこともあるでしょう。

そして、たとえ健康状態が良好でも、真面目すぎたり一人で色々と背負い込みすぎる人は、うつ病の傾向にも注意したいところです。実はアルツハイマー病やうつ病などは裁判で離婚原因として認められる例でもありますから、自分自信のことについても気をつけていたいところ。信頼できるパートナーを選びたいですね。

また、健康管理についても怠りがちな相手には注意するべきです。普段から飲酒しすぎたり、暴飲暴食の傾向があると、若いうちはまだ何も心配ないと思いがちですが、30代になるとだいたいガタがくるものです。体を壊して入院することになると、医療費もかかりますし仕事にも支障が出ます。家庭を省みる人を選ぶなら、健康状態にも気遣うことのできる、自己管理能力のある人にしましょう。

ブライダルチェックは受けるべき?

ブライダル?チェック

「ブライダルチェック」というものをご存知でしょうか。結婚が決まると、親や友人から勧められたという人もいるのではないでしょうか。

これは、主に結婚前に勧められる、妊娠出産に関わる健康診断のことを指します。結婚、出産前の女性が受けるものとされていましたが、近年では男女ともに受診する傾向にあります。

検査する項目は大きく分けて二つで、

  • 妊娠・出産に関わる臓器の検査
  • 妊娠・出産に影響する病気の検査

これらの検査になります。要するに、妊娠可能かどうかを調べるとともに性病の検査、加えて胎児に影響を及ぼす風疹の抗体についてなどを調べます。

ブライダルチェックは必須ではなく、任意の検診になりますから保険も効きませんが、もしも「いつか子供が欲しい」望んでいるカップルなら受けるに越したことはない健診です。

もしパートナーのどちらか、あるいは両方に不妊の傾向があった場合は早めに治療、妊活を始めたほうがよいので、必ず受ける必要はない検査ではありますが、パートナーと二人で受診を考えてみても良いのではないでしょうか。

ただ、もし不妊の傾向が発覚した場合でも、結婚を踏みとどまるかどうかは慎重に話し合いましょう。結婚は子供の存在が全てではありませんし、不妊治療の医療も発展していますから、出来ることにはチャレンジする価値があると思われます。親や親戚の目があるとしても、降りかかる火の粉からパートナーを守れるかどうかも合わせて見定めましょう。

家事の役割分担について

結婚したカップルの、主に妻のサイドからよく耳にするもので「夫が家事に参加しない」という不満があります。反対に、専業主婦なのに妻が家事をしない、という不満もあります。

一人暮らしを経験した人なら家事をワンオペでこなす忙しさがわかるというものですが、今まで家事を怠ってきたり結婚するまで実家暮らしだったり、「家事は自分がやらないものだ」という妙な刷り込みがある人ほど家事を手伝わないようです。そして、家事を一切手伝わないパートナーはいずれ家庭の「敵」とみなされるようになります。

今や「主夫」という言葉もあるように、昔ながらの「家事は女の仕事」という固定観念も払拭されつつありますが、それでも一部では「男だから家事はやらなくていい」という考え方の人もまだまだいます。掃除や洗濯、料理、その他買い物や物品の補充など、生活の周りの面倒を見ることは立派な仕事ですが、家事の重みを理解できない人も稀にいるようです。

特に悪質であるのが、共働きであるのに片方が家事を負担しないというケース。実は、この場合には婚姻関係に関する「悪意の遺棄」として離婚を認められ、慰謝料を請求できることもあります。

家事の分担は、結婚相手とお互いの仕事量とのバランスを考えて平等にこなさなければいけません。パートナーが一緒に家事をしてくれるかどうか、結婚する前にしっかりと確かめておきましょう。

一方に頼りすぎるのはNG

家事という労働には休みがありません。労働無くして料理は出てきませんし、部屋も綺麗にならず、汚い風呂に入ることになり、トイレットペーパーも一生補充されません。

人がこれらの家事をこなすからこそ居心地よく暮らすことができるというもの。それらの仕事がパートナーのどちらか一方に負担が偏りすぎるのはよろしくないことですね。稀に「料理は勝手に出てくるもの」のように思っている人も見かけますが、離婚されたり別居されるのが関の山です。

たとえ一方が専業主婦/主夫の場合でも、家事の全てを負担させてはいけません。もし一方にだけ任せると、間違いなく過重労働になります。朝食作りから掃除、洗濯、買い物、帳面など、諸々こなしているとすぐ1日が終わります。寝るとき以外は労働になってしまうのです。

家事は給与が出ないので、家事を任せている側は「食わせてやっているんだから当然だ」というような態度を取ることがありますが、家政婦を雇えば給料を支払わなければいけないように、対価があって当然の労働です。たとえ片方が専業主婦や主夫だとしても、せめて休日くらいは家事や育児に参加したほうが必ず喜ばれます。

もし結婚後に共働きではないとしたら、お互いが家事をどこまで負担するか、納得できるまでパートナーと話し合いましょう。ここで約束を得られなければ、結婚を白紙にしてもいいかもしれない、というほど重要な決断になります。結婚生活を幸せなものにするかどうかがかかっているので、慎重に決断してください。

同棲を経ているかどうか

結婚相手の生活力がどの程度か知るには、同棲をするのがベストです。同棲はほぼ「結婚生活の予行」のような部分がありますから、ここで一緒に暮らせない相手かどうか見極めることで、後に起こる取り返しのつかない失敗を避けられます。しかし、お見合い結婚や遠距離恋愛からの結婚の場合は、同棲の期間を経ないこともありますよね。

そのことが結婚後に起こる大きな問題に蓋をしている、というケースは往々にしてあるものです。生活の中でどれだけ家事をこなせるのか、掃除を毎週きちんとやるのか、料理はするのか、脱いだ服をきちんと畳むか洗濯するのかなど、人によって得意不得意がありますが、まれに全部やらない人もいます。

それらのいわゆる「生活力」の他にも、毎日顔を合わせていると、週末だけデートする関係よりもいっそう密な関係になりますし、同時にお互いに対する気遣いや遠慮も減ってきます。同棲をすると、お互いに今まで見せなかった顔を見ることになるのです。

そのように同棲をすることなく、結婚してはじめて一緒に暮らすことの問題はというと、今まで見られなかった相手の一面に欠陥があった時

たとえば、「今まで優しかったのに結婚したら急に亭主関白のようになった」「家事を一切やらずに一日中ごろ寝しながらテレビを見ている」など。これまで取り繕っていた欠点も、一緒に暮らして家族という関係に近づくたびにボロが出るものです。その相手の欠点が自分にとって受け止められないものであった時、「離婚」の二文字が浮かぶのはそう珍しいケースでもありません。

同棲をせずに相手の生活力やリラックスした時の態度をはかるのは簡単ではありませんが、一般的には「店の店員に対する態度と家人への態度は同じ」と言いますから、店の人に対して横柄な態度を相手には注意するべきでしょう。また、服にシワがないか、ホコリがついていないか、などの身だしなみには相手の部屋の様子が現れますから、細かくチェックしましょう。

お互いに関する知識量の問題

結婚して10年経つようなカップルでも、日々お互いの新しい一面を発見することもあるといいます。

結婚とは「家族」になることであり、他の友達よりも近しい関係になることです。親でさえ知らないことすら、結婚相手は知ることもあります。たとえ同棲をして一年経てばわかることが増えても、人は変わっていく生き物ですから、何年たってもお互いのことを100%理解できる日が来ることはないのかもしれません。

一緒にいる時間が長ければ長いほど相手に関する知識は増えますが、「同棲を経ない」ということは、「結婚相手についてわからないことだらけである」こととほぼ同意義になってしまいます。相手について不明な点が多いまま結婚するとどうなるかというと、万が一どうしても通じ合えない考え方の違いなどが出てきてしまった場合、擦り合わせがとても困難になるのです。

たとえば「ゲームが好きな夫」と「ゲームに全く興味のない妻」の場合、家でテレビに向かってひたすら一人の世界に篭ってゲームを続ける夫に対して、妻は違和感を覚えるかもしれません。この時、妻側が相手に理解を示すためには「ゲームに興味を持つ」ということから始めないといけないでしょう。

相手に対して歩み寄るということは努力がいりますし、結婚生活をうまく続けていくにはお互いに対する理解力を高めていくことは必須。そして、「家族」というものは「チームワーク」なのです。

もし、相手を理解しようとしなかったり、家庭内の仕事、家事や育児などを相手にばかり押し付けるようになってしまうと、「チーム」ではなくなってしまいます。帰って来る場所である、居心地の良い場所であるべき家庭に非協力的すぎる家族がいると、家にいるだけでもストレスの要素が増えていくため、家庭の中でお互いに連携をとれるということは結婚相手にとっては絶対条件です。

そのためにも、お互いを知る努力は怠らないでいたいものですね。同棲をすれば自然と生活が合うか合わないかは分かっていきますが、既婚者が言うには「相手のことが好きという気持ちだけでは結婚は続けられない」という意見がもっぱらですし、長所短所をひっくるめて相手の存在を認め、協力して生活を豊かに作っていこうとする意識をもってのぞみましょう。

実家に関するチェック項目

実家のおばあちゃん

結婚において避けられない、お互いの実家との関わり。問題は、これがネックになって「結婚に気が進まない…」というケース。相手方の実家と仲良くできない場合、結婚生活にストレスを及ぼします。

相手の両親や親戚との付き合いは、多くの場合は正月に実家に帰省するとき。夫婦揃って顔を出すことになりますが、その数日間が苦痛でたまらないという声を聞くこともよくあります。ふつうに考えてみて、義理の両親とはいえあまりよく知らない家庭で生活するのは緊張するものですよね。

中には結婚して5年以上経ってから、ようやく共通の趣味が発覚して仲良くなる、というパターンもあり、結婚してからすぐに実家と仲良くしないと、というよりも時間をかけて良い付き合いをはかっていくのが良いと思われます。

しかし、結婚前から相手方の実家と仲が悪くなってしまった、または生理的に受け付けないという場合、結婚後の未来に暗雲が立ちこめます。もし好きでもない相手の両親と同居することになってしまったら、と思うと、結婚も見直したくなるのも仕方ないことです。

また、たとえお互いの実家との人間関係が良好だとしても、落とし穴として「宗教や思想の違い」というものが存在します。宗教に関しては、恋人同士ならまだ許容できる部分かもしれませんが、結婚するとなると相手に合わせて自分が改宗する必要も出てきます。思想も、例えば相手の家庭が菜食主義だとしたら、今後の食生活にも影響があるでしょう。

このような問題が起こる前に、結婚する前にどのくらいの距離感で相手の両親と接していきたいか、ということを、話しにくくても話題にした方が良いと思われます。たとえば、嫁姑で衝突した時に夫はこちらの味方をしてくれるのかどうか、という部分は特に確かめておきたいところです。

結婚とは当人たちだけでの問題ではなく、多かれ少なかれお互いの家が絡んでくるものです。お互いの両親や親戚がどのような性質なのか、よく話をするとともに、どこまで自分が譲歩できるかを考えてみましょう。

恋愛結婚であれば、お互いに実家に問題があったとしても結婚の妨げにはならないかもしれませんが、あらかじめ知っておく方が心の準備もできるというものです。具体的に、どのようなポイントで見定めれば良いのか、紐解いていきます。

仲良くできる?お互いの両親のこと

まず、お互いの両親について、結婚する予定の相手と今一度話し合ってみましょう。

どんな人物像なのか、どんな思い出があるのかなど、出来るだけ情報は多いに越したことはありません。両親に関する質問のポイントとしては、

  • 親子の仲の良さ、連絡を取り合う頻度
  • 健康状態
  • 遺伝病について
  • 実家の場所
  • 借金、ローンがないかどうか
  • 家庭の男女差について

など。

仲が悪いよりは良いほうがいいものの、あまりにも実家とべったりだと問題です。男性の場合はマザコンかどうかも大切な確認事項になるので、どれほど実家との距離感があるのかは結婚前にわかっておきたいところ。マザコンだと嫁姑の間でトラブルがあっても味方してくれない可能性が高いです。

健康状態や遺伝病については、もしも親が倒れてしまった時には実家に戻らなければいけないこともあるでしょう。そうなった時のサポートをどうするか、と考える時も、思ったよりも早く来てしまうかもしれません。また、遺伝病や癌の家系かどうかによって、健康上気をつけなくてはいけないこともありますから、パートナーとして把握しておきましょう。

また、実家をいつか譲り受ける可能性もありますから、どのような場所に両親が住んでいるかも確認しておきたいですね。地域によっては、コミュニティの輪がかたく、プライバシーを配慮されないところもありますから、今後の暮らしのためにも意外と注意しておくべき点かもしれません。

借金やローンがないかどうかも、健康状態と共に把握しておくと良いと思われます。万が一の場合、両親の借金を受け継ぐこともあり得ますから、聞きにくい質問ではありますが、それとなく聞いてみましょう。

そして、特に女性の場合、相手の実家が亭主関白かどうかもチェックしておくべきです。もし、なんでも父親優先の九州男児的な家庭だとすると、夫も家事を一切やらない可能性も出てきます。人によりますし、これから努力する姿勢があれば変わりますが、相手の家庭の姿はよほど自分たちの意思で変えたいと思わない限りは写し鏡のように同じ形になりやすいので、注意してください。

あとは、女性同士、妻と夫側の母親が仲良くできるかどうかも考えておきましょう。結婚相手が一人息子となると色々なプレッシャーがプラスされますし、母親が子離れしているかどうかという事項も、結婚生活を続けられるかどうかに関わってくることです。男性同士よりも女性同士の不仲の方が周りに影響が出やすいので、夫側も気を使ってあげましょう。

時間をかけても、お互いの両親とはリラックスして話ができる間柄になったほうが、特に子供が生まれた時などは心身ともに大きな助けになってもらえます。これらの事項を事前に全て把握することは難しいですが、これらの情報はできるだけ結婚前から知っておきましょう。

介護など老後の面倒についても考えておこう

両親が高齢になったり、怪我や病気で動けなくなってしまうと、誰かが面倒をみることになります。大抵の場合は、人生で一番お世話になった人たちですから、恩に報いるためにもできるケアはしてあげたいですよね。日本は高齢化社会ですし、時計の針が進むごとに福祉の充実もこの先より大きな問題となっていきます。介護問題も、自分たちにとってあながち遠い未来ではないかもしれません。

介護は時には大きな苦痛を伴うものです。介護される本人がまずストレスを抱えていますし、アルツハイマーや認知症になった場合は特に厳しいものとなります。親の介護を自分たちだけでやることはとても大変です。介護をする方も半端ではないストレスを毎日感じることになるので、介護に関わる全員の心身のケアが不可欠です。

要介護度にもよりますが、どれだけの資本を持っているかということも重要なのです。いわゆる、「実家が太いかどうか」ということ。十分な資金があれば、介護士を雇ったり施設を探すこともできます。しかし、もし介護を自分たちでやるとなると、仕事をやめなければいけない可能性もあります。この時のためにも、お互いの両親の健康状態や家の裕福さをはかっておくべきもの。

自分の両親も相手の両親も、いつまでも元気でいて欲しいことですね。ただ、結婚する前に、相手の両親について「この人たちを介護する可能性もある」ということは心に留めておきましょう。

親戚づきあいと年末年始というイベント

結婚すると、相手の実家との付き合いは両親に限らず、ほかの親戚とも関わることもあります。

家が近所などでない限りは滅多に会うこともありませんが、年に数回は会うこともあるでしょう。たとえば、年末年始の正月には、親戚で実家に集まるというイベントが恒例化している家も少なくありません。

もし、相手の実家の風潮と合わない、馴染めないといったときには、せっかくのお正月休みが苦痛に変わる場合もあります。無理にお酒に付き合うことになったり、プライベートなことや子供について聞かれたりなど、実際にあった体験として耳にする話です。

よほどのことがない限りは、結婚相手とは歓迎されるものですから、特に相手の家に不審な部分がない限りは心配することはありません。親戚と仲良くなれば、それぞれの家が離れているほど旅行やレジャーなど楽しみもできますし、良いことも増えます。

あまり構えていなくてもよいこととは思われますが、親戚づきあいも一生続くものですから、気が進まなくても蔑ろにせずうまく付き合っていきたいものです。

意外と重要!宗教や思想について

聖書と老いた手

「恋人同士」という関係なら、付き合って一年未満程度なら、お互いの宗教や思想についてはあまり影響しないかもしれません。恋人相手でなくても反感を買いやすいトピックスですから、人には打ち明けづらい話題だと思います。

ただ、結婚やそれを前提とした付き合いとなると、そうもいきません。人生のパートナーとなる相手に隠し事はできませんし、あわよくば自分と同じ共同体に属してほしいと思うかもしれません。それに、たとえパートナーが同じ宗派に入ったり、思想を同じくしなくても良い、と言ったとしても、その家族は許さない、というケースもあります。

たとえば、宗教だとカトリックやユダヤ教などは、人口こそ少ないですが、教会やコミュニティによって戒律が厳しいところもあるので、そこに合わせるのにも一苦労するかもしれません。新興宗教なども含め、自分が賛同できないと思う宗教に身を置くのは抵抗があることでしょう。

また、政治的な思想や、菜食主義などの食に関係する思想で衝突があった場合も、そもそも結婚までたどり着かないか、もしくは我慢できると思って結婚しても、耐えられなくなってしまうことも想像に難くありません。

そして、たとえ自分たちが同じ思想であっても、実家同士であまり仲良くすることは難しそうです。特に、子供が生まれた場合などは、「両家の親の思想関係なく自分たちの意思決めた子育て方針を貫く」と、決意を固くしなければ、実家の意向が子供の意思決定に影響を及ぼすかもしれません。

結婚は当事者二人だけの世界ではなく、家族も巻き込んでのことになりますが、それでも自分たち二人の世界を守りたいと思う時は、実家と決別するつもりで結婚に挑みましょう。

改宗する必要が出てくる場合に注意

国際結婚の場合は特に、宗教の違いの問題で実家と衝突するケースは多いです。パートナーに「改宗してほしい」もしくは「改宗してくれないと結婚できない」という、大きなハードルを課されることもあるでしょう。この時、自分がどこまで相手方に合わせられるのか、よく考えてみましょう。

日本人は特にこれといって「なにかの宗教に属している」と意識の強くある人は少ない傾向です。ただ、だからといって他の宗教に簡単に属すことができるか、というのは別問題。信仰の問題はそう簡単ではないことです。

ただ教会に通ったり、食事の前に祈るなどの簡単な儀式だけで済めば良いですが、結婚となると自分たちも含め親族の冠婚葬祭もする機会がありますから、それらの「しきたり」について勉強する必要もあります。ただの理解だけでなく、自分自身心からその宗教について納得することも大切かもしれません。

もしも、その宗教に賛同できずに、実家やパートナーと衝突があった場合、結婚自体が取りやめになることもあるようです。かなりややこしい問題ですから、相手の家が比較的珍しい宗教の場合、結婚前によく相談しておきましょう。

結婚後の住まいは同居?別居?

結婚すれば、ほとんどの場合はパートナーと一緒に暮らします。そこに、両親の姿があるかどうか、という部分を別として。

もし、元から相手方の実家が二世帯住宅である場合、そちらに住まうことになることもあり得ます。しかし、相手の両親と仲良くない場合、生活はもはや地獄と化すでしょう。家賃やローンの支払いが無い分、金銭的には楽になりますが、毎日苦手な人と顔を合わせるのは精神的にかなりの苦痛になりそうです。

それに、どんなに相手の両親との仲が悪くなくとも、できる限りは夫婦水入らずで暮らしたい、と思う人がほとんどだと思います。しかし、特に、田舎の地方では女性がその家に「嫁ぐ」という風習でその家の仕事を継承していくことが多いので、女性にとっては結婚が人生の最大の転機となるでしょう。日常生活が大きく変わります。

家業を継ぐ場合にはそのような日本の伝統的な結婚のスタイルになりそうですが、他には前もってパートナーとよく話し合わないでいた結果、知らずのうちに結婚後に実家の両親と暮らす運びになってしまっていた、というケースもあるようです。

結婚する前に、どんな家に住みたいかというイメージや、両親と同居はアリかなしか、細かい部分も含めてきちんと話し合っておきましょう。両親が同居を望んでいても、せめて新婚生活や結婚して3年間は両親とは別居にしたい、など、相談することもできると思います。

結婚後の生活に大きく関わること

住まいの環境は、結婚生活に大きな影響を及ぼします。環境とは、実際の家やモノ、そして人間関係のことです。

家も、たとえば都心で暮らしていた人が急に結婚で地方に住むことになると、生活環境の違いに苦労しそうです。徒歩ですぐにたどり着ける距離にコンビニもなかったり、ドアトゥードアの生活になると車の維持費もかさみます。

また、家庭を持つと夜にふらっと友達と飲みにいくことも、気軽に自分だけのペースではできなくなるでしょう。また、人間関係が変わることも考えられます。特に、結婚に引越しが付いてくると、その環境に馴染むまでの努力が必要になります。

自分の環境に引っ張ってく側のパートナーが相手をよくサポートしてあげないと、ストレスに潰されてしまうでしょう。それ以前に、どんな環境で生活をしたいか、という話は、きちんとしておくべきです。両親との同居、別居の他にも、どんな家に住むかということも重要な話題です。

人の中には、ずっと同じ場所に定住するよりも、2、3年に一度は引越しをしたい、という人もいます。子供がいるとそうはいかなくなりますが、出来るだけ現時点でのお互いの希望に歩み寄りたいところ。

将来は庭がほしい、ペットを飼いたい、子供は何人など、思い描いている「将来」というタイミングは思いの外早く訪れるものです。ぼんやりしているとタイミングを逃す事柄もありますから、将来設計と住まいの環境はきちんとお互いで話し合った上で、そのビジョンの実現に向かってすぐに動けるような相手を選びましょう。

決断力がなかったり、有言実行ができない相手だと、後々苦労しそうです。自分と相手と、出来ることと出来ないことのバランスを考え、助け合える間柄になれることが理想的ですね。

「婚前契約書」は作るべきかどうか

契約書にサイン

結婚をする相手とは、単なる恋愛関係の延長線上にある人間ではなく、「共同生活者」という側面を持っています。

いくら気が合おうと、相手のことが好きであろうと、「恋愛感情は三年で冷める」という言葉のとおり、それだけで関係を続けられるほど甘い話ではありません。合理的に、生活を支え合える相手かどうかを見極めなければ、婚姻関係は破綻、もしくは我慢の続く毎日を強いられることになってしまいます。

たとえ相手が「絶対に浮気しない、毎日優しくする、家事も手伝う」と言ったとしても、口約束が破られなければ離婚なんてものは起こらないはず。離婚の裁判や手続きはどんなもと比べても辛いもののようですが、そんな事態を防げる手立ての一つとして、弁護士の立ち会いのもとに「結婚契約/婚前契約を結ぶ」という手段があります。

これは、入籍するにあたって二人の結婚生活のルールを決めるもの。夫婦の共有財産の取り扱いや、家計の負担、不倫があった場合の慰謝料などの約束を具体的に書面にすることで、約束を単なる口約束ではない、公的なものとして決めることが出来るのです。日本ではまだあまりメジャーではありませんが、欧米では高所得層だけではなく一般的にも普及しているもののようです。

「別れることを見据えて誓約書なんか書くの?」と思うかもしれませんが、それよりもずっと誠実な手法ではないでしょうか。たとえば「不倫や浮気なんてするわけない」と口で言っても、実際に行動してしまう人も中にはいるのですから、そういう時に「不倫したら慰謝料〇〇万の約束がある」という誓約があれば、抑止にもなりますし、別れる時もけじめをもって話を進めることができるでしょう。

「そこで誓約書に自信を持ってサインができる」という相手こそ、結婚に向いているとも言えます。「約束を反故にするかもしれない」と決意のゆるい人にはできないことですね。婚前契約書の制作は弁護士を通すことになりますが、費用も5万円前後と決して高すぎるというわけではありません。「お互いの誠実さを形にする」という意味では、お互いの身も引き締まりますし、とても有意義な約束では無いかと思います。

もし結婚前に不安なことがあったら、できるだけ全部解消してから、晴れやかな気持ちで新生活に臨みたいですよね。結婚には色々なかたちがありますが、うやむやにしたくない約束事があったとしたら、「一度の婚前契約で不安がなくなるかもしれない」ということは心に留めておきましょう。

人間は誰もが不完全な生き物で、お互いの力不足を補い合って生活しています。結婚相手も自分も例外ではなく、できることとできないことがありますね。たとえ家事ができなくてイライラしたとしても、「やる意思がある」だけでもありがたいものです。

その「相手のために、もしくは結婚生活の安定のためにどれだけ何かをしてあげるか」という実行力がある相手なら、安心です。または、「相手のために自分を変えられるか」ということでもあると思います。どのような形でも、毎日が幸せだと思える生活のために、結婚にまつわる決定は慎重に下しましょう。

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中条

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