好きな人とキスをすることは、始まったばかりの恋愛における「はじめの目標」といえるでしょう。学生の甘酸っぱい恋愛ではキスの前にまず「告白」というハードルがあるかもしれませんが、大人になるとキスが告白の言葉の変わりになることも。
大人同士の恋愛でも、よほどもとから仲良しだったわけではない限りは、初デートの時にキスをするのは難しいかもしれません。「ワンナイト」の関係を除いて、本気の恋愛であればあるほど、相手に急接近できないと思います。しかし、2回目以降のデートがあるなら、初デートは成功したと言えるわけですし、お付き合いできる可能性は「大」ですから、キスができるタイミングを感じたら、逃すべきではありません。
たまにその気がなくとも友達感覚でデートの誘いに応じる人もいますが、自分を恋人候補として意識して欲しければ「デート」という要素をぼかさず相手に感じさせましょう。そのように、お互いを恋愛の相手として検討している状態のデートならば、良いタイミングを見つけてキスをして、恋をもう一歩先に進めたいところ。
恋人同士でキスをするにも、お互いどちらかの家などの屋外以外だと、場所が限られてきます。恋愛に関して奥ゆかしい国である日本では、人前でもいつでもどこでもキスをするのははばかられます。それでも、付き合いたてのラブラブな時期や、いつでも彼氏、彼女とくっついていたいタイプにとっては、キスできるタイミングや場所があればいつでもキスしたいはず。
また、いくら恋人同士でも、くっついていたい時はその人の性格によって異なることもあります。お家デートならいくらでもいちゃいちゃできますが、お互いに少し距離のあるカップルや、まだお互いの家に行ったことのないカップルなど、初々しい段階ではキスひとつでも相手の気分や隙をうかがうこともあるでしょう。
そういった時の効果的なキスの迫り方や、相手が「キスして欲しいな」と思っている「OKサイン」というものは把握できるのでしょうか?「脈あり」は「キスしていい」ということなのか、それとは別物なのか。今回はこれらの「キス」にまつわるヒントや注意点、テクニックについてお話ししていきます。
恋人とキスするときのヒント

「彼氏/彼女」としてお互いに好意を持っていると認識する恋人同士であれば、「キスしたいな」と思った時にキスできる…と思いきや、そこは「親しき仲にも礼儀あり」というような「壁」があったりします。
むしろ、恋人同士でもその「壁」、もといほどほどの距離感があるほうがお互いに恋心が燃えるというものかもしれません。距離が近過ぎても離れ過ぎても盛り上がらないので、信頼関係とは別物の、ある程度の駆け引きというものをするのが大人の恋愛というものかもしれません。
また、家やカラオケボックスなどの密室ではない、屋外のどこかでキスをするのは、人前でいちゃつくのを恥ずかしがるタイプにとってはハードルは高め。とはいえ、外では全くキスができないのは寂しいですし、ロマンチックに欠けます。夜景、海の見える場所で、星空の下で、2人の思い出の場所で…など、ムードのある静かな場所に来た時は、キスをしてもっとロマンスを盛り上げたいはずです。
しかし、人前でいちゃつくのを厭わない人以外では、たとえお酒に酔っていてもキスしているところを他人に見られたくないという人は数多くいます。そんなタイプの恋人にどこでも構わずキスを迫ると嫌がられることもあるでしょうから、「人目につかないところ」などTPOを配慮してあげる必要があります。
それに、周りに誰もいない場所の方が2人の時間に集中できるはず。まずは、そういった「恋人とキスをするのにおすすめのスポット」について、6つの場所を提案しましょう。
外で彼氏・彼女とキスするスポット6選
デート中など、外出中に恋人とキスをする定番の場所というのがあると思います。その多くは、2人だけの世界に没頭できること、周りに野次馬がいないことなど、条件が揃った環境である必要があります。
例えば、ほかに誰もいないエレベーターに乗った時や、テーマパークなどで観覧車に乗った時などはキスするタイミングとしては代表的ではないかと思われます。しかし、公園や、いわゆる「路チュー」という道端でキスをすることは、抵抗があるかもしれません。ですが、そういった人目につきかねない場所でも、時間帯やキスの仕方によってはロマンチックな演出ができると思います。
また、デートコースとして定番の映画デートではキスができるのかも気になるところではないでしょうか。上映中にキスをしてもいいのか、それとも他のタイミングがいいのか、できるだけ最適な時を見計らってする方がスマートですから、あらかじめどんなシーンでキスをするのが良いのかは知っておいて損はありません。
それに、ドライブデートの時などの車内も密室は密室ですが、悪いタイミングでキスを迫ると最悪の場合事故を起こします。車内で恋人と過ごしている時のキスのタイミングも測る必要があります。
これらのような場所別に、キスの仕方やその最適なタイミングについて紐解いていきましょう。
エレベーター
まず、エレベーターに乗った時は外出中でも恋人とキスをするチャンスです。ほかに乗客がいなければ、そこは2人きりの密室ですし、たとえ監視カメラに写ろうが、恋人同士のキスが何の問題になるのでしょうか。
とはいえ、エレベーターはいつでも他の誰かが乗ってくるもの。「2人きりになった!」と思って油断していると急にドアが開いて、キスシーンを目撃されてしまう危険と隣り合わせのスリルがあるのです。
そのため、たかが2、3階の移動だけだとしたら、キスをするとしてもほんの軽く、にしておかないといけません。見られる方も見る方も気まずくなってしまうので、ほとんどの場合、エレベーター内でのキスは目を瞑って集中してゆっくり…というわけにはいかないと思います。
かえってそのスリルにドキドキする、というのもエレベーターでキスすることの長所かもしれませんが、そこに偶然居合わせて他人のカップルのキスを見てしまった人の立場からすると「ふざけんなよ…」と憤りを買うこともあるかもしれません。舌打ちをされても文句は言えないでしょう。
ですから、エレベーター内でキスする時は、
- 必ず2人きりになった時に
- キスの長さは階を移動する分だけ
- いつでも他人が乗ってきてもいいように濃厚なキスはしない
というのが暗黙のルールであるといえるでしょう。
エスカレーターはあり?
エレベーターでキスをするのもスリルがありますが、エスカレーターはもっとです。
関西、関東やその国によってエスカレーターに並ぶ側は異なりますが、恋人と乗る時はだいたいは彼女が前、彼氏が後ろ、となると思います。レディーファースト的には、彼女を先に乗せる方がマナーとして正解です。
彼女が小柄な場合、登りのエスカレーターに乗ると、彼女にとっていつも見上げていた彼氏の顔が同じくらいの高さになることもあるでしょう。階段や段差に登っているときにもありがちなシチュエーションですが、恋人と同じ高さに顔があって、それなりに近い距離にいれば、なんとなくキスをしたくなるような雰囲気になるのはよくあることだと思います。
そういった時に、衝動に任せてキスをするのはアリでしょうか、ナシでしょうか。おそらく、人前でキスをするのは絶対に無理!というタイプにとって、エスカレーターでキスをするなんてありえない案件でしょう。
登りと下りが並んだエスカレーターだと、反対側のエスカレーターに乗っている人にはキスしているところをバッチリ見られてしまうでしょう。また、登り口や降り口でも同じように周りの人の目があります。
そのため、もしエスカレーターに乗っている時にキスをするとしたら、まず一方通行のエスカレーターであること、そしてエスカレーターの中間であることが条件になりそうです。
また、触れるだけのキス以上は危険ですからできないと考えましょう。ほんのちょっとほっぺにキスするくらいなら、問題ないと思われます。
観覧車などアトラクション
カップルがキスをする定番のデートスポットとして、遊園地やテーマパークのアトラクションで1番オーソドックスなのは「観覧車」ですね。「観覧車でキスをする」ということに関してはジンクスやおまじないのようなものがあったり、憧れる女子も多いのではないでしょうか。「観覧車に好きな人と2人で乗って、頂上でキスをするとずっと結ばれる」といったようなものです。
反対に観覧車にまつわる悪いジンクスにおいては、「大阪の天保山大観覧車の頂上でキスしたカップルは絶対に別れる」というものがあります。「吉祥寺の井の頭公園のボートに一緒に乗ったカップルは別れる」などのジンクスのように、そういう話があるとわかっていても、自分たちは大丈夫だと思って乗ったカップルが結局は別れてしまう、という逸話がある場所はいくつかあるものです。
ただ、それ以外の観覧車では目立って不幸なジンクスがある場所はありませんから、安心して恋人と観覧車に乗ることができると思います。特に、キスをする場所は展望台などのように、高いところほどロマンチックさがあると考えられていますから、観覧車でキスをするならやはりその頂上まで自分たちの乗った車が回った時でしょう。
観覧車でキスをしたり、大胆にいちゃつくカップルはそれなりに多いものです。しかし、遊園地内でも観覧車は身長制限も特になく、子供もよく乗るものですから、教育的指導としてはできれば人目につかないようにしたいところ。密室とはいえ、観覧車は窓も大きいので、他の車に乗っている人から丸見えになりがちです。
しかし、ちょうど頂上ならば、角度的に他の車の乗客からは見えない位置になるため、人目が気になるタイプでも安心してロマンチックなキスに集中できるでしょう。なぜ観覧車でキスする時は頂上が定番なのかというと、ジンクス以外にもそういった理由もあるのです。
観覧車でキスをする時は、相手の隣に座りましょう。観覧車はほとんどの場合は席が向かい合わせになっていますが、それでは相手と距離があり過ぎるので、相手の隣に移動して、アイコンタクトをしたり手を握るなど、ロマンチックな空気を作り出してからキスをするといいでしょう。
車内でキスするタイミング
ドライブなどの2人きりで車に乗って移動をするデートも、ロマンチックなデートといえますね。車内は密室ですから、恋人同士でなければあまり異性と2人きりでは乗りたくないものですし、ドライブデートとはデートの中でも親密な部類です。
ただ、密室だからといっていつでもキスができるタイミングがあるかというと、そうではないのは明らかですね。運転中によそ見をするのは厳禁ですし、運転中の相手が集中している時にキスを迫ってイラつかせたりするのは避けたいところ。
しかし、車が停まっている時ならいつでもキスできると思います。よく、郊外の山の中など、夜な夜な不倫カップルが乗っていると思わしき車が止まってカーセックスをしている…などの噂があったりしますが、そこまで大胆にいちゃつくのではなければ本来車内とは外から見えにくいものですから、キスぐらいは人目の多い場所でも問題なさそうです。
また、ドライブデートの時に車内でキスをするチャンスは他に何があるかといえば、赤信号で長く停車している時です。信号待ちは、せっかちな人にとっては特にイライラするものです。時間を持て余してしまうので、一刻でも早く発車させたい気持ちが募りますが、恋人と乗っている時は少し状況も変わってくるでしょう。
すぐに信号が変わってしまう交差点でキスをするのは、後方車両の人からすればストレスの種ですし、交通ルール的にもどうかと思われるでしょう。しかし、1分ほど信号待ちをする場合は、ちょっとキスをするくらいなら、むしろそれがドライブデートの醍醐味だといえます。
車内でお互いシートベルトをしている時は、キスをしようとしてもあまり上体を起こして相手に顔を近づけるのは難しいですし、誤ってサイドブレーキや他の何かのスイッチ部に触れると危険なこともあります。少しコツがいりますし、交通安全としてはおすすめできないのですが、相手と余裕でキスができる時間があれば、そのように停車中にちょっとした愛情表現をしてもいいのではないかと思います。
公園のベンチ
中学生や高校生が公園デートで、ベンチに座ってキスをしている姿を見かけることがあります。実家住まいでお金がなければ、彼氏、彼女といちゃつくのは屋外でのデートしかないということもありますが、学生ではなくても公園でキスをしているカップルは意外にもよく見かけるものです。
ピクニックなど、天気の良い日に公園でお弁当を食べたりゆっくり過ごすのは、ゆったりとしたいいデートになります。ベンチが空いていれば、そこに座ることでレジャーシートを敷く手間もありません。
カップルで、または好きな人とベンチに座るときに1番気がかりなことといえば、相手との「距離感」です。お互いの仲によって、どこまで近づいて良いのか、離れた方が良いのか、これから距離を縮めて良いのかも様々だと思います。特に、付き合いたてや、これから告白をしようというカップルにとっては、ベンチのような横並びで座る席は、お互いの距離感を図る定規のようになります。
両思いであったり、付き合っているのに距離を離して座るのは野暮ですし、逆に相手の気持ちがまだわからない時に距離を詰めすぎるのはリスキーです。ただ、付き合っているカップルなら、ベンチで一休みしているときくらいはくっついて座りましょう。
彼女側から彼氏にくっつきにいくなら、太もも同士が少し触れるくらいがいじらしい距離感だと思います。彼氏側から彼女と距離を詰めるなら、思い切って肩を抱いてみましょう。
そうして近距離で見つめ合えば、自然とキスをする流れになるのではないかと思います。昼間はやはり人が多いので恥ずかしいかもしれませんが、夜の静かな公園なら、ベンチの上は2人だけの世界になるかもしれません。
「路チュー」のTPO
恋愛の気持ちが高まると、相手にキスしたくなる気持ちも募ることでしょう。デートの別れ際にさよならのキスをすることもあると思います。
そのタイミングが、路上でキスをすること、いわゆる「路チュー」のタイミングでは1番オーソドックスなものだと思います。住宅街ならそれほど人気があるわけではありませんから、人がいないタイミングを狙って恋人にキスをすることも難しいことではないでしょう。
それ以外の、例えば街中なんかだとすこし難しくなってくるかもしれません。逆に人混みがあるほど、誰か他人に注目している暇など誰も無いですから、ちょっとキスするくらいなら混雑に紛れられることもありそう。しかし、通りに2、3人ほど常に歩いている道ではかえって目立ちますから、人前でキスしたくない人は嫌がるでしょう。
ただし、路上のキスはどこまで「2人だけの世界」を感じられるか、という勝負でもあります。もう付き合い出すまで秒読み、くらいの仲なら、振り向きざまに相手にキスをするなどのサプライズがあると、より恋心も燃えるのではないかと思います。
そのため、路チューをするときの最適な条件を考えると、その場所の人口密度と、相手との恋愛の段階とが複雑に絡み合うことになります。付き合えたらいいな、と恋する相手なら、人前だろうがなんだろうがキスをされること自体がびっくりなので、周りのこともあまり気にならないでしょう。
しかし、あくまでも「可能性」なので、普通は好きな人とキスをするなら相手を気遣って人気のない所にするのが無難です。恋人同士だとしても、路上でキスをするときには周りの状況にいつも以上に気を配りましょう。
映画館
デートプランの中でも、映画デートは定番中の定番だと思います。たとえ初対面の相手とのデートでも、映画を観ている時間は話題を考えたり、相手の顔色を伺う必要もありませんし、映画を観終わればそれだけで1つ共通の話題を得られるので、その後の食事などでより打ち解けられるチャンスがあるのです。
付き合っている恋人とも、デートプランを考えたとき、特にほかに思いつかなければ「映画でも観ようか」となるパターンもあるでしょう。しかし「キスをする」ということに関して、映画館というのは適した場所なのでしょうか。
まず問題点として、ほとんどの映画館の座席にはドリンクホルダー付きの肘掛けが1つの席の両側に付いています。カップルにとってはそれが邪魔であまりくっついたりできないという難点があるのではないかと思います。肘掛けがあると体を相手に寄せることができないので、できるとしたらせいぜい頭を相手の肩に預けたり、手を繋ぐくらいでしょう。
スクリーンの1番後ろの座席なら、後ろの席がないため、肩を抱いたりするくらいなら誰にも迷惑がかからないので、カップルで映画を観に行くなら壁を背にした席がおすすめ。また、その位置なら周りの人から見えづらいですから、キスをすることもできると思います。
しかし、それでも肘掛けが邪魔です。それに映画に集中している時に邪魔をされるのは誰でもいやですから、上映中に恋人に「キスしたいな」と思っても自分のペースで動いてはいけません。相手に怒られると思います。
ただし、これらのような悩みは「カップルシート」を選択することで一気に解決できるでしょう。カップルシートは背もたれが長く、後ろの席から自分たちが見えないようになっていたり、肘掛けが無いので恋人とくっついて映画を観ることができます。そうして上映前からラブラブモードになれば、映画を観ている最中にキスをすることも特に問題はないと思われます。
もしくは、映画の上映が終わって観客全員が退席するときに、他の観客がスクリーンを出ていくのを少し待って、自分たちが最後に出るようにすればそこでキスをするタイミングもあるでしょう。ロマンチックな映画を観た後にはロマンチックな余韻に満たされると思いますから、その時を狙ってみてはいかがでしょうか。
彼女からキスに誘うおねだりの仕方

ここから、恋人とキスをするための誘い方について、男女別の方法を考えてみましょう。まずは、彼女から彼氏とキスをするために仕掛ける方法について。
積極的に自分から彼氏にキスをしにいくのもいいですが、彼氏目線からしてみれば、自分の可愛い彼女に「キスして?」とおねだりされると、彼女のことが最高に可愛く思えてくるのではないでしょうか。よって、今回は「キスのおねだり」の方法を考えます。
ストレートに「キスして」と伝えるのはナシではないですが、もうすこし工夫をしたいところ。たとえば、そう伝える時のシチュエーションです。これまでお話ししてきた「恋人とキスするためのスポット」にあるように、2人きりの静かな状況はキスするためには良いタイミングといえますし、よりロマンチックな状況であればなおさらおねだりに答えたくなるのでは、と思います。
また、男子は大概セクシーなシチュエーションには弱いものです。人目につかない暗い場所、2人きりでゆっくり過ごせる時間といった状況はおおよそ男子の煩悩を刺激するものですから、彼女に「キスして欲しい」と頼まれて断る男はいないでしょう。
「キスして?」とおねだりするにしても、言い方にも気をつけるべきです。大きな声で命令するように言われて喜ぶ男子はごく一部を除いて稀だと思われますから、囁くようにお願いするのがいいでしょう。また、「チューして?」と子供っぽく言ってみるのもいいと思います。
ただ、わざわざ言葉にして伝えなくても、軽く抱きつくようにして目を見つめるだけでも「キスして欲しい」のサインを送ることができます。よほど鈍感であったり、恋愛に慣れていない男子ではない限りは、ロマンチックな空気が流れる時に、彼女に至近距離で見つめられてキスをしないという選択肢はありません。
また、「ほのかないい匂い」は男性をクラクラさせる効果があります。香水くさいのではなく、抱き合った時に香るくらいのかすかないい香りです。香水の付け方にも工夫すると、より相手をドキッとさせて「恋愛スイッチ」を入れられます。そして、視線でキスをおねだりするときには「上目遣い」が有効です。
「上目遣い」は有効?
筆者調べですが、世の中の多くの男性は、好きな相手やタイプの人に「上目遣い」をされると、なんでも言うことを聞きたくなるくらいにはくらくらするそうです。特に、自分と並んで立った時に、相手の子が自分よりひとまわり背が低いと、話をする時には自然とこちらを見上げる形になります。のように見上げられるとまるでチワワに見つめられているような気分になるといいます。
そのため、彼氏にキスをして欲しい時は、上目遣いをしておねだりするのがよろしいでしょう。彼の首に腕を回したり、軽く腰に手を添えて、目を閉じて軽く唇を突き出して「キス待ち」をしてみてもいいと思います。
ここで、「上目遣い」のやり方について注意しておきたいのが、くれぐれも「ガンを飛ばす」ようににらめ付けたりする形にはならないようにする、ということ。特に彼との身長差が20センチ以上離れている時、視線だけを彼に向けると眼球だけが上を向いてホラー映画さながらの恐怖を生み出す可能性があるので、意図的に上目遣いをしようと思ったら、あらかじめ鏡を見ながら予習しておくことをおすすめします。
手鏡をちょうど彼の頭くらいの高さに上げて持ち、1番自分が可愛く見える角度を探してみてください。上目遣いをするときは、顎を上げて、キスをしやすいように唇を彼に向けましょう。そして目を大きく開いて、ごく軽く下まぶたに力を入れ、瞳をうるうるとさせます。それだけで、キスをはじめとしてほかにも何か色々とおねだりをする時に効果があると思います。
自撮りをする時にも、少し斜め上から撮るのが1番可愛く見える角度だと思います。上目遣いとは同じ効果を狙ったもので、両方とも角度をつけて顎が小さく見えると顔の印象が若干幼くなり、あどけない可愛さを演出することができるのです。
また、相手と身長差がかなり離れているときは、立ってキスをする時には背伸びをしないと届かないこともあるでしょう。自然と上目遣いになり、自分が狙っていなくても可愛く見えますが、顔を上に上げすぎると首を痛めますし、爪先立ちも疲れるので、ある程度相手にこちらに合わせて屈んでもらいましょう。
上目遣いは、恵まれたお顔によっては凶器となり得るので濫用しないように。好きな相手にだけやりましょう。
彼氏からハンサムなキスをする方法
彼氏から彼女にキスをする時には、かっこよく決めたい、と考えると思いますが、ひとまず落ち着きましょう。大抵の女子は男子の「かっこつけ」がピンときません。
「小中学校の男の子が女の子にモテようとして、ジャニーズなどのアイドルの真似をしてスベる」というような勘違いを巻き起こしたくはありませんよね。大人の男として、彼女をキュンとさせるようなキスをする方法をいま一度改めて考えましょう。
たとえば、少女漫画的な展開で少し前に「顎クイ」「壁ドン」などが流行りましたが、それを実際に彼女にやってもウケるのでしょうか。これはおそらく、本気で惚れ直させようとしてやるのはクサいので、ほんの冗談交じりにやってみる方が無難です。たとえ彼氏でも、男性に本気で勢いよく壁ドンされると軽く命の危険を感じるくらいには恐怖します。恋のドキドキとは別のドキドキです。
しかし、キスをする時に彼氏にされて嬉しい仕草はあります。それは、「頭の後ろに手を回す」こと。片手を彼女の後頭部に添えて、ゆっくりと引き寄せるようにしてキスします。女性が好きな男の人にこれをされて、少しもドキッとしないことは無いと思います。また、キスをする時に顔を傾けるのは男からのほうがハンサムな印象です。
また、相手と身長差がある時はこちらが屈んで相手と頭の高さを合わせる必要が出てきますが、そのやり方としても変な体制になると腰を痛めるので「軽く膝を曲げてやや腰を折る」くらいにしておきましょう。膝と腰を曲げる角度がどちらも急だと側から見て少しかっこ悪いですが、まあ誰に見せるわけでもないのであまり気にせず、自分がやりやすい体制でいいと思われます。
女性の多くは好きな男性からリードされたい、と思っている傾向があります。また、告白をされたり、キスをされたり、恋愛のそれぞれのステップも男性がリードすべし、という古き良き風習が日本にはあり、相手の女性がリードしたいタイプであったり、強火の女性権力支持派ではない場合にはだいたいは男性から仕掛ける方が良いと思われます。
しかし、中には男らしい人よりも可愛い系の男子の方が好き、という女性がいるのも事実です。
強引に?それとも優しく?
女性心理として、多くは強引でリードしてくれるタイプの方が好き、というふうにみられがちですが、中には男性にグイグイ来られるのは引く、という人もいます。また好きな相手に好かれると、なぜだか恋心が冷めてしまう、という天邪鬼なパターンを「蛙化現象」と呼んだりするそうですが、そういうタイプは特に、彼氏にリードされるよりは対等か、女性優位な方が落ち着くのでは無いかと思われます。
そのように、男性にリードされることにキュンと来ないタイプにとって、キスの仕方も強引なやり方は好まれないでしょう。むしろ、どちらかというとこちらが受け身でいたり、「キスして?」と誘ってみてもいいのではないか、と思います。
また、リードをするにしても強引過ぎないようにすれば、男性側から仕掛けるにしても彼女の好みを選ばないでしょう。思いっきりバン!と「壁ドン」をするのはNGですが、エレベーターなどの密室で、片腕で恋人を壁と自分との間に優しく閉じ込めるようにして、キスをする「空気」を作り出す、という方法も良いのではないでしょうか。
傾向として、若い女性ほど強引なタイプを好み、成熟するほど優しく包容力のあるタイプを好むと思います。とはいえ、どんなリードのされ方が好きかは彼女によりますから、自分の彼女のことをよく知ることでより彼女をキュンとさせるキスの仕方もわかってくるでしょう。
まだ付き合っていない相手とキスするには?

これまでは「恋人同士」を前提としたキスについてお話ししてきましたが、今度は「恋人未満の相手」とのキスの可能性について考えていきましょう。
おおよそ、恋人未満の相手ともキスをするというシチュエーションは、ファーストデートより2回目以降のデートの方があり得ます。はじめてのデートはいわゆる「お試し」なので、よほどお互いに惹かれ合う相手であるか、もしくは初めからお互い体の関係だけを求めているのではない限り、初デートでキスをするのはやめておいた方が無難。
ただ、それでもいつでもキスをしてもよさそうな「OKサイン」は見極めておきたいもの。初デートで惹かれた相手と急接近したいという時の、相手とキスできる条件がどんなものかを知っておきましょう。たとえ脈ありサインがあったとしてもキスはダメ、というパターンもありますから、より慎重に相手を観察する必要があります。
また、恋人未満の相手とキスをするというシチュエーションは、「告白をする」もしくは「ベッドに誘う」のどちらかのパターンだと思われます。たとえどちらにしても、キスに誘って失敗すると今後デートに誘いにくくなってしまいますが、相手ときちんとお付き合いをしたい、という気持ちがあるのならもし一度キスをしようとして失敗しても、その後に誠実な態度を取ればまだチャンスはあるでしょう。
ですが、失敗はできるだけ避けたいところです。相手もこちらに惹かれている、またキスをしたいと思っている場合、どのように誘えば相手をドキドキさせるキスをすることができるのか、その誘い方も心得ておきましょう。
そして、もしキスができたとして、その後のリアクションも可愛く、かっこよくしていたいもの。以下から、具体的にキスのOKサイン、誘い方、キス後の仕草まで、初々しい恋人未満のデートでのキスにまつわるテクニックを解説します。
キスの「OK」サインを見極めよう
まずは、なんといってもデートの相手が「キスをしてもいいかも」と思っている「OKサイン」を見極めましょう。ここで勘違いをしたり、焦ってキスを迫れば相手との関係の全てが無に帰すこともありますから、キスまで1ステップずつ行動をするたびに慎重に相手を観察してください。
逆に、恋人未満の相手とまだキスができないタイミングはどんな時かというと、まだその2人のロマンスのボルテージが上がっていない時です。初デートは特に「とりあえずお友達から」という時期ですから、心理的にもキスは「まだそんな気分じゃない」でしょう。そういった時に、キスまでしなくともボディタッチなど、相手の脈ありサインがあるかどうかを無視して突っ走ると必ず失敗するのです。
恋人未満の相手とキスをする、というシチュエーションまでには、いくつかのステップがあります。友達の関係から恋人のような関係までその1日で急に進展するわけですから、段階を踏まないで、相手の了承を得ないでいきなりキスをするのは痴漢や痴女のようなものになってしまいます。
キスをするまでのステップとは、細かく挙げると
- 笑顔で3秒以上見つめ合える
- 軽くボディタッチをする
- 手を繋ぐ
- 抱き合う
- キスをする
これらのような段階になります。これらはどれかを飛ばすこともありますが、特に1番最初の「笑顔で見つめ合う」という特徴は大事なことで、ここを確認せずにボディタッチをするとかなり嫌がられるでしょう。直接肌に触られるなんてもってのほかです。笑顔であるかどうかという点が最も大事な「脈あり」の仕草となります。
なぜかというと、恋人同士、または惹かれている相手は、お互い目が合うとつい笑顔になってしまうため。お互いのことが好きだからです。相手の目を見つめた時に、目元までふんわりとした笑顔で目をそらさずにいる、ということは必ず確認しましょう。
加えて、お互い軽くボディタッチをしたり、手を繋いで歩くことができれば、かなりの「脈あり」状態です。手を繋いだ時に相手から握り返してくる力があるかどうか、相手の顔を見て、嬉しそうな表情をしているかどうか、というリアクションがあることが重要ですから、そこでイマイチ反応が鈍ければキスもやめておくべき。
また、手を繋ぐまでが順調なら、他に人が誰もいない道などで軽く相手を抱きしめたり、抱きついてみましょう。「軽く」というのがポイントであり、恋人未満の適切な距離感です。強く抱きしめるのは深い愛情、もしくは性欲のサインなので、まだ付き合っていない相手に対してはやりすぎです。女性なら、抱きつくというよりは軽くくっつく、または軽く相手の腕を抱きしめてみる、くらいがちょうどいいでしょう。
そこまでがスムーズにいけば、キスまで目前です。抱きしめた、もしくは抱きついた時、相手からも同じように抱きしめ返してくれば、体を離した時に見つめあって、ゆっくり顔を近づけてみて、相手も受け入れるようなら晴れてキスができます。ここまでで少しも嫌がる仕草がないかどうか、臆病なくらいには確認しましょう。
そして、これらは密室ではなく、ひらけた場所でするべき。恋人未満に対して、合意のない状態で密室でこれらのように迫ると恐怖を与えることがあります。相手に対する気遣いを忘れないようにしてください。
具体的な「キスOKサイン」一覧
ここで、キスのOKサインというものをより具体的にピックアップして列挙してみます。
好きな人とデートをするときには参考にしてみてください。
- 距離の近いボディタッチがある(胴体、太ももなど)
- 目や唇を数秒以上見つめてくる
- 「好き」と言われた直後
- リップクリームを塗る
- フリスクを食べるなどブレスケアをする
これらのうち、「リップクリームを塗る」「ブレスケアをする」というものは勘違いに注意しましょう。リップはキス関係なくただ唇のケアのために塗っている可能性もありますし、歯磨きやタブレットなどでブレスケアをすることは、ただ自分が気になるから口臭に気をつけているだけということもあるので、上記の3つのパターンと合わせて判断して下さい。
また、これらのサインは相手を観察して見極める事に加えて、自分がサインを出すことによって相手に暗黙のうちに「キスをしてほしい」と伝える手段でもあります。ただし恋人未満のうちにやりすぎると「軽い」と思われることもあるので、ほどほどに行動しましょう。
「脈あり」前提!
しつこくお伝えしますが、上記の「キスOKサイン」があるかどうかは、それ以前に相手が「脈あり」であるということが前提となっています。
デートで「脈あり」のサインを見抜けないと悲惨なことになります。まずその次デートも断られる可能性が高いですし、「デート」だと思われないこともあるでしょう。デートに誘ってOKしてくれるということは、第一印象でNGではないので、もし脈ありサインがデート中に全くないとしたら、なにか失言をしたり、相手にとって嫌な行動をした可能性もあります。
そこまで嫌われてしまったわけではなくとも、相手に異性として意識されていないとキスどころか恋愛対象でいられるかどうかも厳しそうです。ただ、嫌われていなければ今後の可能性が潰えたわけではないですから、相手の恋心を掴む行動をし、なおかつ脈ありサインを逃さないことが大事。
脈ありサインを見抜くには、ただひたすら相手のリアクションを観察します。笑顔が消えていないかな、楽しそうにしているかな、などと気を使いましょう。相手がずっとスマホを弄っていたり、無表情だったりなど、つまらなそうにしているのが見受けられれば、もはやデートは解散したほうがいいでしょう。ただし、このような単純なことですら、恋、もしくは性欲に突っ走っている人は見逃しがち。
脈ありかどうかを見極めずに行動を起こすのは、キスだけではなくそれ以外のどんなアプローチにもリスクしかないので、相手への気持ちが恋だとしても、ただの性欲だとしても、特に初デートの時には相手の様子を観察するには欠かさずにを心がけてください。
特に女性の脈あり仕草に関してより気になる時には、以下の記事を参考にどうぞ。
初デートでキスできるパターンとは
その相手との「初めてのデート」と一口に言っても、色々なパターンがあると思います。毎日顔を合わせる同級生や同僚との初デートなら、これまでもそれなりに知った相手同士であり、恋愛対象としてお互いに意識をし合う初めての日になるでしょう。それに比べて合コンや街コンで出会った相手とのデートだとしたら、知り合ってまもない相手ですから、人としても恋人としても知らない事ばかりであるはずです。
元から知り合いの相手との初デートでは、そもそもしっかりと「デート」という名目で誘った場合なら、それを了承して来ているというだけでキスをしたり、恋人同士になれるという可能性は高いでしょう。ただの「知り合い」や「友達」という関係性だったものが、初めてのデートを通して、恋愛対象として相手の知らない一面を見ることになります。
友達だった相手とキスをするなんて、なんだかむず痒いような感じがする人もいるとは思いますが、むしろキスをすることでこれまでとは明らかに関係性が変わるということをお互い実感できます。そのため、知り合ってからしばらく経つ相手と恋愛をするなら、キスから始めるのはありだと思います。その好きな相手に憎からず思われていることがわかっているなら、「他の人には内緒で、試しにキスしてみない?」と誘ってみるといいかもしれません。
「それはハードルが高すぎる」という場合は、「相手に告白してOKを貰ったときにキスをする」といった、どんな関係性でもキスに誘っても失敗しない流れがいいと思われます。初デートで告白も成功させるには、とにかく相手と2人きりで出かけるということを「デート」としてお互いに強く認識するようにしましょう。
ただ、元からあまりよく知らない相手との初デートの場合だと話は違ってくるでしょう。そのような場合はたとえ「デート」というはっきりとした認識があったとしても、初デートは「お試し」なので、まだ相手もこちらのことを信頼しきっていないことがほとんどでしょう。そのため、告白もキスも成功率は低いと思われます。
「キスをする」というのは、やはりそれなりに親密度が高くなければできないものです。ほとんどの場合、初デートではキスをするのは無駄と考えた方が妥当です。焦るとせっかくデートに応じてくれた相手に嫌われかねないので、慎重な行動を心がけましょう。
マッチングアプリで出会った相手と
いま、デートをする相手もマッチングアプリを通して出会うケースは多いと思います。
人気のマッチングアプリのほとんどはFacebookなどのSNSのアカウントと連携する「ソーシャルログイン」を利用しますが、特にFacebookで登録することの利点として「自分の友達とその友達の友達が同じマッチングアプリ上では表示されない」というものがあります。
よって、自分がマッチングアプリを使っていることは自分の友達や知り合いに知られる可能性が低くなり、アプリ上で出会う相手も、より普段関わりあいにならない人物になってきます。
「縁もゆかりもないはずの相手」と出会えるということが、マッチングアプリの長所でも短所でもあり、長所が「自分の好みの条件の相手を探し出せる」ことだとしても、短所はというと「出会う誰もが共通の知り合いの居ない相手のため、縁が切れやすい」ことだといえます。そのため、マッチングアプリで交際に発展しても別れるまでが短かったり、浮気や不倫、ヤリモクの温床となっていることも挙げられます。
マッチングアプリと出会う相手とは、特に初デートの時にはほぼ他人なので、そこからお互い希薄な縁を強固なものにできるかどうかが分かれてくるのです。したがって、初デートとはいえ、お互いのことは何も知らないし、なんの信頼関係もない相手ということになります。
これらのことを踏まえると、普通アプリで出会った相手との初デートでキスを求めるのはだいぶ気の狂った選択だと思えるものですね。冷静に考えてみると、なぜ初対面の相手とキスをしようとするのか分からないと思います。しかし、アプリのユーザーの中には、他のユーザーも全員ワンナイトなどの軽い恋愛がOKだと思っている人もいるので、そのように迫ってくる人は一定数存在しているのです。
アプリで出会った相手と、初対面のその日にキスをしたりそれ以上のことができるとしたら、あらかじめお互いが「その気」である場合のみでしょう。アプリで真剣に恋人探しをしている人も多いので、性欲にまかせてそういった真面目なユーザーの邪魔はしないように。
きっとうまくいくキスの誘い方

好きな人を目の前にして、「いけるかな」と思ってキスを迫った時、断られた時の心の傷は想像するだけでも辛いものがありますね。むしろ、断られるのが怖くて告白もキスもなかなかできないこともあると思います。
「失敗しないキスの誘い方」というものがもしもあったなら、ぜひとも知っておきたいもの。もちろん、犯罪性なしに相手の同意を得た上でのキスをするとなると、うまい誘い方があるにしても「条件つき」でしょう。
たとえば、
- 少なくとも相手に嫌われていない
- 自分が「キスしたくなる人物」であること
- 相手に恋人がいないこと
といった条件が1つでも外れていれば、いくらキスを迫ったところで最悪の場合通報されるのがオチです。
自分が相手に嫌われていないこと、また相手がフリーであるという条件は外せませんが、特に自分が魅力的であることも、キスの誘いの成功率には大きく影響します。口臭や体臭が臭いとそれだけでNGですが、最低でも「生理的に無理」な部分は無いようにつとめたいもの。年齢が上がると口臭もより気をつけたいところ。
相手にとって自分が「ダメ」なタイプではないなど、これらの条件をクリアしていれば、たとえば学生などの飲み会のゲームで自分と相手がキスをする、というノリがあった時、まんざらでもない顔をするでしょう。
これらの条件下なら、たとえ恋人未満でもキスの誘いも成功するかもしれません。うまくいく確率の高いキスの誘い方として、好きな相手と「キスをするまでの流れ」の理想的な例を挙げてみます。
- 2人きりの状況になる
- 恋愛の話をする
- 相手のことを褒める
- お互い「心の底から共感できる話」をする
- 相手に接近する
- キスをする
では、ひとつずつ説明します。
まず、相手と2人きりになるのは外せない状況です。飲み会の王様ゲームのような余興でのキスは今回は想定外に。周りに他の知り合いや野次馬のいない状況になってこそ、恋愛に進めます。
次に、相手といわゆる「恋バナ」をしましょう。きっかけはどんな話でもいいですが、恋愛の話をすることで、お互いを恋愛対象として意識しやすくなります。場合によっては「彼氏/彼女いるの?」という聞き方はセクハラになりかねないので、その点だけは特に注意。
そうして恋愛の話をしている時に、さらっと相手のことを褒められたらいいと思います。たとえば、「前、大好きだった恋人に振られた」という話があったとしたら、「その人は(あなたのことを振るなんて)勿体無いことをしたね」など、関節的に褒めるのがベター。ここでは最初からあからさまに褒めるよりも、ぼかした褒め方のほうが自然です。
それから、恋バナをキッカケにでもどんなことでもいいのですが、何かお互いに深く共感できる話をすることを目標にします。恋愛の話でも、人生の話でも、相手と自分に共通した過去の辛い出来事や、価値観を共有することで、お互いがただの「知人」や「友達」から「特別な関係」になりやすくなるのです。家族との問題や、人知れず苦しんでいる事など、普段は他人に打ち明けることのない話題であるほどいいでしょう。
共通の話がなくとも、相手の愚痴や悩みを聞くことができればまずまずOKです。そのような相手の悩みを受け止めてあげることで、信頼を得られます。また、男性が女性の悩みを聞く時には、アドバイスをするのではなくひたすら相槌を打ちながら聞くだけがベターです。「大丈夫だよ」と言って安心させてあげましょう。包容力を見せるのです。
このようにして、相手と「心の距離」を縮めてから初めて「物理的な距離」を縮めましょう。相手にとって自分が居心地のいい人になるのです。悩みを聞きながら、重い話をしながら相手を慰めるように肩に手を置いたり、頭を撫でたり、身体的にお互い近づきましょう。ここまでで嫌がられたり引かれたりせず、相手からも近づいて来ることがあれば成功です。
そうして相手と抱き合うくらい親密度が上がれば、見つめあった時にキスをする雰囲気も生まれるかもしれません。しかし、「抱き合う」というのは「友情の証」でもあるので、そこまで接近したからといって100%キスできるとは限らないことは肝に銘じましょう。キスをしようと思った時は必ず、5秒は見つめ合ってみて、相手も目をそらさずに見つめ返してくるかを確かめてください。
そこで見つめ合った時、少し顔を近づけることで「キスの流れ」ができます。ここまで完璧に段階を踏んでくれば、おそらくキスまで辿り着けるでしょう。
相手にとって自分が「特別な人」になることに加えて、「自分が恋愛対象として魅力的であること」が最低限のボーダーラインですから、その部分は日頃から磨きをかけておきましょう。
告白からキスする流れが王道
正々堂々と相手と恋人同士になりたければ、キスをするよりまずはじめに告白をして、付き合ってからキスをする方が無難だと思います。特に恋愛に慣れていない相手には、よほどロマンチックな「キスをする空気」にならない限りは相手も告白が先のほうが安心できるでしょう。
それに、相手の気持ちをしっかり確かめたほうが、勘違いをしたり恥をかかずにすみます。「無理やりキスされた!」なんて話が広まれば、そのコミュニティには大変居づらくなってしまいます。告白して振られるほうがまだマシというものです。
前述した「キスの誘い方」でも、その日1日で全ての流れを網羅できるチャンスがあるのはかなり稀なことかもしれません。とにかく「2人きりの時」があればできるところまで実行する、という繰り返しを必要とする場合もあるでしょう。また、相手と手を繋いだり、肩を抱くことがあったとしても、「キスはまだはやい」というパターンもあります。
相手によって、恋愛も衝動的なタイプと、慎重派がいます。衝動的なタイプはより刺激的な恋愛を求める傾向にありますから、好きな相手となら、正式に付き合うという認識をする前にキスをすることも受け入れると思われます。
しかし、慎重なタイプの相手だと、恋愛も一歩ずつ間違いなく進めたいと思っているはず。そんな相手に告白よりもキスを先にするのは、やや可愛そうな気もします。
恋愛において告白をする習慣も大人になるとだんだんなくなっていくこともありますが、「恋人同士になる」という意思確認の前にキスやそれ以上のことをするのは、「自分のことが好きなんじゃなくて、ただ体目当てなだけ?」と不安を掻き立てるものです。そのため、本気で相手に恋をしているのなら、筋を通して告白を先にする方がいいのです。
キスする前か、少なくともキスをした後には、「好きだよ」と相手に伝えましょう。
キスの仕方がわからないときは
恋愛経験のあまり豊富ではない人や、しばらく恋愛を休止していた人などは、たとえ30代以降でも「キスの仕方ってどうやるんだろう」とわからない場合もあるでしょう。ひと昔前に「草食系」と呼ばれていたような奥手男子は、好きな相手をリードしたくても、上手なキスの仕方がわからないと自信も付かずより奥手になってしまいそう。
男女問わず、キスの仕方は心得ておいて損はないでしょう。逆に、情報を集めすぎて耳年増のようになって、経験値に関わらず知識のみ知りすぎていると、初めてのキスでも上手に出来すぎて「経験豊富なビッチだと思われたらどうしよう」と思う場合もあるかもしれませんが、特に心配はいらないと思います。「やり方」を知っていれば、「出来ないふり」もできるものです。
ただ、恋愛においてキスの仕方がわからないからといって好きな人とうまくいかない、ということはないので、安心していいと思います。晴れて恋人同士になった相手、両思いの相手に対して、自分を自分以上に取り繕う必要はないのです。お互いを通して成長していくのが恋愛というものですから、わからないことを無理してわかったふりをするのはやめておきましょう。
ただ、それでも格好をつけたいのが本音ですよね。自分のキスが変だったらどうしよう、という不安を抱えているよりは、事前に予習しておくことで安心できたり、緊張を解消できるなら、基本的なやり方を知っておくに越したことはありません。
そこで基本的なキスの仕方というが何か、という話ですが、「キス」とは単純にいうと「唇と唇をくっつける」こと。ただそれだけです。しかし、それだけではつまらないのが事実。
軽いキスならこれだけでいいですが、よりキスに没頭するなら自分か相手のどちらか、もしくは両方、少し首を左右どちらかに傾けることでより唇を相手と密着させられます。映画で見るキスシーンなんかは、大抵首を傾けていますよね。それを真似してみましょう。
また、とにかくリラックスすることが大事です。緊張して体がこわばっていると唇も固くなりますから、柔らかさをキープするためにも肩の力を抜いて、相手の唇の柔らかさを感じ取ることに集中しましょう。相手の上唇か下唇を軽く挟むようにしてキスをするのがおすすめです。
色々とキスには種類がありますが、中でもファーストキスで「ディープキス」をするのはNG。自分か相手のどちらかがキス未体験の場合は特にです。軽く「チュッ」と唇同士をくっつけるにとどめておきましょう。
ファーストキスにおすすめのキスはこれ
「ディープキス」とは、唇同士をくっつけるにとどまらずお互いの舌を絡めるような、セクシャルないわゆる「大人のキス」ですが、生まれて初めてのキスでこれをされると相手もびっくりしてしまいます。
初めてのキスは「触れるだけ」のキスにしておきましょう。軽く角度をつけて、閉じた唇を相手の唇に押し付けるだけです。少し拙いくらいでもいいでしょう。恋愛は段階を踏んで進めていかないと、ショックを与えることがありますから、ファーストキスは軽めがベターです。
そして、もしももっとたくさんキスをする時間があるなら、触れるだけのキスの後に、少し深く口付けてみましょう。軽く相手の上唇か下唇を、「はむっ」と軽く挟んでみます。この時、唇に潤いがないとカサカサした質感を与えて色気がないので、唇を舐めて潤わせておくといいでしょう。グロスでベタベタした唇はNG。
また、軽くキスしては離す、というのを繰り返す「バードキス」というのも可愛らしさがあっていいと思います。「チュッ」というリップ音を出すのはやったことがないと難しいかもしれませんが、回数をこなせば自然と慣れていくでしょう。
「キスの種類」をネットで検索するといくつかパターンが出てきますが、ほとんどはこじつけで、本来はキスはいわば「フリースタイル」です。普通は恋人とリラックスした時間を過ごすのに、「今日は〇〇キスにしよう」なんて考えず、その場その時のお互いの気分で、触れるだけのキスにしたり、もっと深いキスになったり、恋愛のボルテージによって常に変わるものなので、あまり頭で考えずに「感じる」ことに集中したらいいと思います。
そうしてキスに夢中になっていくと、自然とディープキスになっていくこともあるでしょう。かなりセクシーな感覚になりますから、ディープキスをするにはTPOをわきまえないといけませんが、濃密な恋人同士の時間を感じられるでしょう。「キス以上」のことを誘う時にも、ディープキスは有効です。
基本的には映画のキスシーンで見るようなキスを真似してみたり、キスの上手な人と付き合うことが上達の近道です。たとえお互い初めて同士でも、回数をこなすことでキスも上達しますから、焦らず急がず経験値を積んでいきましょう。
「キスしていい?」って聞くのはアリ?
「キスをしていいタイミング」というのは人によってそれぞれ。「いつでもキスしてほしい」という人もいれば、「自分のタイミングでしたい」という人も。
恋人同士として付き合いが長くなれば、彼氏や彼女がキスをしたい、してもいいタイミングは自然とわかってきますが、まだ付き合って間もない時などは、相手の思考が読めないこともあるでしょう。
そんな時、いちいち「キスしてもいい?」と聞くのはダサいことなのでしょうか。そう心配する人もいるのではないかと思います。
結論としては、相手に事前にキスをしていいかどうか聞くのは全くダメではありません。むしろ、好きな人にそう聞かれてドキッとしない人はいないでしょう。もちろん、いい意味でです。相手に「これからキスされる」と覚悟をさせることで、ドキドキ感も増してより盛り上がりそうです。
相手に確認をとらずにキスをするのは、恋人未満の関係だとかなり難易度が高いと思います。恋愛経験を積まない間は、相手の「キスOKサイン」といえるような傾向も読み取れないと思いますから、失敗する確率も高いでしょう。「キスしていい?」と聞くことで、思わずセクハラをしてしまうパターンもなくせますし、相手に無理強いをしない紳士的な振る舞いといえます。
特にファーストキスの時には、相手にキスしていいか聞くのはとてもいいと思います。場合によっては、「キスをする空気」が漂っていて聞くまでもないこともあるかもしれませんが、普通は相手と初めてのキスをするときには「キスしてもいい?」と尋ねてみてもいいでしょう。
もし、こちらが相手と両思いだと勘違いをしていることがあると、何も聞かずにキスをすると最悪の場合は性犯罪者ですから、キスをしてもいいか聞くことでそのようなバッドエンドも防げるでしょう。恋愛で独り相撲をするのは虚しいので、常に相手の意思を確認しながら進めていきましょう。
相手の心を鷲掴みするキス後のしぐさ
相手とキスをするまでの流れや、キスの仕方も気になるところですが、「キスをした後」にどうすればいいのか分からなくて気まずい空気が流れる…といった場合もありそうです。
テレビドラマや映画の中だと、告白して、晴れてキスをした後は「翌日…」というようにシーンが切り替わることが多く、その後の微妙な時間がカットされていることがほとんどです。その後泊りがけのデートにならない限りは「またね」と解散することになると思いますが、キスした直後に「それじゃあまた」といって冷徹に別れるわけにもいきません。
それに、キスは恋愛のゴールでもないのです。キスをしてからもそれなりに紆余屈折ありますし、キスできたからといって「相手は自分のことが好きだから大丈夫」と気を抜いていると、いずれ他に魅力的な人が現れた時に恋人を取られてしまうこともあるかも。
よって、キスの後にも魅力的に振る舞いたいものです。たとえば、キスをした後に、彼女とおでこをくっつけたり、彼の肩に顔をうずめるなどの可愛い反応をすることで、よりロマンチックな空気感が広がり恋愛のドキドキ感が高まります。
「もっとキスしていい?」と聞くのもいいでしょう。お互い時間があり、2人きりの場所であれば、もっとたくさんキスをして恋人同士の時間を過ごしてください。
また、キスした後にどうすればいいのかわからない、という時には、とりあえず抱きしめたり、抱きつけばいいと思います。それだけでも可愛らしいですし、より「好き」という気持ちを表現できます。
「キス」は愛情表現ですから、自分なりに「どんなに相手が好きか」というのを伝えるだけです。あまりマニュアルのことは考えずに、自分がどうしたいかということと、相手の気持ちをこまめに伺いながら行動しましょう。
そしてその日の帰り道ですが、おそらくキスをした後ずっと無言だとお互い不安になりそうなもの。無言は無言でドキドキを高めることもありますが、なにか少しずつでも話をした方がいいと思われます。緊張しているなら「ちょっと緊張してる」と正直に口に出していいと思いますし、次のデートプランについて相談するのもいいでしょう。
2人でどこに行きたいか、どんなことをしたいか、明日も会うのかどうかなど、話題はいくらでもあります。とにかく、恋人同士の間では正直でいることが望ましいので、かっこつけすぎず、可愛い子を演じすぎず、とにかく1番自分らしくいられるようにすることを大切にしてください。
キスしたらホテルには行けるのか
大人同士のデートでキスをしたら、おそらく「それ以上」の関係を持つことも考えられます。恋愛経験の浅いうちや、18歳以下の学生などには推奨できませんが、お互い合意の上ならば、キスをした後に「ホテル行く?」と聞いてみるのもありでしょう。
これは、そのキスがどうかによって成功率も変わってくるでしょう。あまり盛り上がらなければ「じゃあまた今度」ということにもなり得ますし、逆にそのキスが大変ロマンチックでドキドキするものであれば、何も言わずともホテルや自宅まで直行、ということにもなり得るでしょう。
ではどんなキスでお互いのドキドキを高めてセクシーな気持ちにさせるのかというと、「ディープキス」しかありません。
キスをすることは子供にとっては「大人の階段」の第一歩と言えますが、大人からしてみればキスは「前戯」です。限りなく性的な触れ合いなので、場合によっては「キスOK=お持ち帰りOK」という方程式が頭にある人もいます。
そして、キスが上手い人ほどその先に関係を進めるのもうまい、といえます。前戯はとにかく相手を「その気」にしてセクシーな気分を高めたり、愛情を深めるための行為ですから、丁寧でなおかつ余裕があることが大切。リラックスしていることがセクシーな空気感には重要ですから、あまり緊張しすぎているときには無理をして恋愛を先に進めたりせず、ゆっくりその「時」がくるのを待ちましょう。
また、相手との関係を大切に進めたいときにも、その日のうちにキスからその先の体の関係まで求めるのは少し急すぎるところがあると思います。お互いに遊びのつもりだとわかっているなら問題ないでしょうが、どちらか1人でも本気の恋心を抱いているときは、ゆっくり関係を進めましょう。
好きな人とキスをした日には、手を繋いで帰るくらいがちょうどいいと思います。あまり恋愛関係を早めるとその分、恋心が冷めたり別れてしまうまでも早まるということもあるので、相手のことが大切であるほどキスもそれ以上のことも、時間をかけて進めましょう。
好きな人とするキスの効果
好きな人とのキスは、とてもドキドキするものですし、心地のよい素敵な気分に包まれます。
恋愛とは、自分と相手という2人の違った人間がコミュニケーションを通してお互いの違いを受け入れ合うことで成長し、また、自分の存在を、心も体も委ねられる人がいる、という安心感を得られるもの。そして、キスをすることはそのための愛情表現として重要な行動になります。
キスをすることは、セックスの前戯である以上に愛情の確認でもあります。「好き」という気持ちを言葉ではなく行動で伝える手段です。そこで長く付き合った恋人同士のような、相手と気持ちの通じ合う「シンパシー」というものを感じられますし、逆に愛情が冷めているとキスでそれがわかってしまうこともあります。
恋人や夫婦は3ヶ月、3年などの「3」がつく時期にターニングポイントを迎えることが多いと言います。倦怠期の訪れやすい時期でもあり、信頼関係が築けていないと、相手と自分との間に違和感を感じやすい時期なのかもしれません。お互いに恋愛感情というよりも「家族」のような存在感になると、いつの間にかキスをする習慣がなくなっていた、ということにもなりやすくなります。
「日本人は恥ずかしがり屋で奥ゆかしい」と、特に欧米諸国の恋愛観と比べられるときに言われることがありますが、恋愛結婚が当たり前である今の時代のなかで、恋人同士でキスをしなくなるのはやはり寂しいものです。好きな人同士でキスをするのは減るものではないので、毎日顔を合わせるならば少なくとも1日に一度以上はキスをすることをおすすめします。
また、好きな人とキスをするなどしてスキンシップをすると、「オキシトシン」や「エンドルフィン」という脳内ホルモンが分泌されます。特に「オキシトシン」というのは別名「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」といわれる快感に関するホルモンであり、ストレスを抑制する効果があります。
つまり、キスをすることは健康にも良いのです。鬱な気分も解消されることが期待されるので、恥ずかしがることなく存分に好きな人とキスやハグをして、健康的に愛情に満ちた生活を過ごしてみましょう。
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