【ネットで出会うのは当たり前?】インターネット上で安全に出会いを探す方法とリスクを解説

いまやネットの出会いは当たり前。インターネット上で安全に出会いを探す方法とリスクを解説

コロナ禍のため、人と会えない事態がまる2年も続きました。そうして出会い探しの場がネットに限られることで、それまで嫌厭されがちだったマッチングアプリをはじめとした「ネット上の出会い」が、もはや出会いの定番と化しています。

実際に、新社会人の5割以上もの人が、オンラインの出会いに抵抗がないという見解を示しました。若い世代ほど、ネット上の出会いに抵抗がないと考えられます。
参照:エウレカ調査 – ITmedia ビジネスオンライン

加えて、コロナ禍まではネット上の出会いに抵抗があった層も、マッチングアプリをはじめとしたネット上の出会いの場に参戦し始めています。それにより、ネット上で出会える相手の幅が広くなったとも考えられるでしょう。

ネット上の出会いは忙しい人もスキマ時間でも探すことができる、痒い所に手が届くような方法であり、普段は知り合うこともできないような業種や土地の人とも出会える、素晴らしいもの。

ただ、使用するツールによっては、匿名性などプライバシー保護の規約を悪用して、詐欺やマルチまがいなど「恋愛を利用して人を騙す」人も一定数おり、またネットストーカーなどの事件性のある行動をする人がいるのも確かです。

いま、安全にオンラインで出会い探しができる知識やマナーを身につけることは、恋愛を求める人にとってはかなり重要な「ネットリテラシー」なのです。この記事では、危険性のないネット上での出会い探しの方法、そして必要なリスク管理についてお話しします。

ネット上で安全に出会いを探す方法はある?

ハートのエンターキー

自分の個人情報を守りつつ、同時に「自分が怪しい人間ではない」という安全性を相手に示すことが、インターネット上の出会いにおいて大切な課題です。

相手の気を引きたいために、求めに応じて一方的に自分の個人情報を明かすのは、ネット活動において、まず初めに学ぶNG事項の一つでしょう。

ネット上では、まず第一に「自分」の安全を守ることが大事。相手が不審な人物ではない証拠があって、初めてリラックスして交流できると思ってください。不特定多数の相手に自分の身元を晒すことは絶対にしないようにしましょう。

これらの約束があって、初めてネット上で出会いを探せると思ってください。

その上で安全に出会い探しができるツールといえば、恋愛の出会いに特化したマッチングアプリです。身元確認のないユーザーは登録できず、不審な行動が見られたユーザーも運営にBANされるため、ある程度は安全が保証されているオンラインの出会いツールといえます。

他にも、出会い系サイトや他の交流アプリ、SNSやオンラインゲームなどで友達、恋人、結婚相手等と出会うという人もいます。

これらのようなネット上のサービスを使って、トラブルや犯罪に巻き込まれないように出会いを探す方法についてお話ししましょう。

今や出会いの代表格・マッチングアプリ

いま、年齢が18歳以上の人がネット上で婚活をしたり出会いを探そうと思ったら、まずはマッチングアプリに登録するのではないでしょうか。

10年ほど前は、真剣な恋愛の出会いの仲介をするマッチングアプリのサービスも、割り切った関係を探す人の集まる「出会い系」と同等に扱われ、「出会い系アプリに登録している人はみんなヤリチン/ヤリマンだ」という印象を持つ人も少なくありませんでした。

しかし、当時すでに海外ではオンラインで出会い探しをすることは定番であったことや、マッチングアプリで出会った男女が結婚したというケースも増えたことで、不真面目な印象も払拭されています。

とはいえ、マッチングアプリでは、真剣に恋人を探している反面、出会った相手が好みじゃなければ体の関係が持てれば良いと考えている「ヤリモク」や、デートで奢って貰えれば良いという「メシモク」というドライな人も一定数いるので、相手選びに慎重になる必要があります。

また、男女のなかでも特に写真写りの良い人が人気を得るため、本来のルックスよりイケメン/美女に見せようと、角度や照明を工夫したり、写真加工アプリを使ってプロフィール写真を作る人も。

ただし、マッチングして実際に会ったときに写真と別人ではがっかりされてしまい、第一印象が最悪になってしまうため、写真の加工は美肌くらいにしておかないと、結局後悔することになるでしょう。

上記のような心配事があるとしても、マッチングアプリでは、個人情報のセキュリティーや不審人物の排除が徹底されているため、ネットリテラシーにさほど詳しくない人でも、それなりに安心して出会い探しをすることができます。

それでも、真剣な出会いを探すにはそれなりのコツがいるのも確かです。マッチングアプリの選び方や使い方について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

マッチングアプリで写真詐欺を見極めるには

マッチングアプリを使って出会いを探すときに心得たいのが、「いいね」を送る相手をどのように絞るか、ということ。

まずはとにかく外見が好みの人からマッチングを狙っていくことになりますが、プロフィール写真の写りは実際と異なるかもしれない、ということを念頭に置いておかなければいけません。

顔の角度や照明の種類によっては、加工していなくても印象が大きく変わることもあります。そのため、顔が好みかどうかに100%の比重をおいてマッチング相手を探すのは悪手といえるのです。

もちろん、写真の印象を現実と大きく変えるのは「自分に自信がない嘘つき」とも捉えられるので、自分が「写真詐欺」をするのも、写真詐欺をしている相手を選ぶのも避けたいところ。

よって、いいねを送る相手は「写真写りが自然な人」を選びましょう。以下のような写真をプロフィールに設定している人を避けることで、ある程度は写真詐欺ユーザーを避けることができます。

  • 動物の鼻や耳のスタンプなど、顔の隠れる写真加工を使っている
  • 顔の角度が正面に近い写真がない
  • 白黒や顔の影、シワが白飛びするほど極端なフィルターをかけている
  • 解像度の低い写真を使っている

上記の写真では、生身の顔の造形がはっきりとわからないため、いくらでもコンプレックスを隠すことができます。しかし結局は実際に会うことが目的になるので、顔写真のごまかしは「やるだけ損」と覚えましょう。

できるだけマッチングアプリ上でやり取りを重ねて、相手の人となりを掴んでから実際に会うことがおすすめです。また、アプリにビデオ通話の機能があったら、実際に会う前に顔を見て話してみてください。

出会い系サイトは割り切った関係を探す人向け

出会い系サイトは、インターネットが各家庭に普及した頃からある、ある意味老舗のサービスでもあります。

マッチングアプリの雛形でもあり、出会いを探す男女をつなぎ合わせるサービスとして始まりましたが、20年ほど前は今よりもセキュリティの甘さもあり、詐欺のユーザーや運営の仕込んだ「サクラ」に引っかかって無駄にサービス料を損してしまう人も少なくなかったようです。

しかし、現代の出会い系サイトは、サクラゼロのサービスが主に昔からあるサイトとして続いており、真剣な出会いではなく、不倫相手やセフレなどの割り切った関係を探す人たちを中心として、真っ当に出会いを仲介しています。

ただ、出会い系サイトによっては怪しいサービスもあるので、利用するならサービスが20年以上続いている有名どころを選ぶことがおすすめです。

また、出会い系サイトは女性会員を取得しにくいことから、女性は無料ですが男性会員が有料であることが普通なので、料金の安さに気を取られて不審なサービスに引っかからないよう注意してください。

体の関係だけ求めている人におすすめ

マッチングアプリの「ヤリモク」のように、ネット上にはすまし顔でエロの欲求に負けてしまう人が出てきます。

そうした性欲に負けがちな人は、マッチングアプリのような真剣な恋愛を求めている人の集まるサービスではなく、出会い系サービスを使いましょう。

ヤリモクとしてマッチングアプリを使っても、写真詐欺と同じように結局は相手に逃げられますし、運営に通報されて強制退会になることもあり得ます。

そもそも、出会い系サービスでお互い割り切った関係しか望んでいない人同士でマッチングす方が合理的ではないのでしょうか。

自分は恋愛がしたいのか、ただセフレが欲しいのか、欲求に向き合ってみましょう。世間体を気にすれば出会い系アプリは避けたいと思うかもしれませんが、ヤリモクとして通報されるよりは恥はないはずです。

マッチング以外のアプリに出会いはあるのか

ネット上で恋愛の出会いを求めている人同士、積極的に出会いたいと思うなら、マッチングアプリが最も手っ取り早いサービスです。

しかし、まずは恋愛ではなく友達として関係を作りたいという人にとって、マッチングアプリは不合理なところがあります。出会った人に初めから異性として意識され、品定めされることになるので、自然な出会いを望んでいる時は避けたいものですよね。

そこで、マッチングや出会い系以外のアプリで、誰か新しい知り合いを見つけられるサイトを探してみましょう。

たとえば、「言語交換アプリ」と呼ばれる種類のものでは、多様な言語の話者が集まり、学びたい言語の話者と交流することで語学スキルを上げることができます。

国際交流のアプリともいうことができ、日本人なら日本語を学びたい外国人と積極的に交流することで、さまざまな国の友達を作ることもできるでしょう。

自分が学びたい言語を積極的に勉強する姿勢と、その言語でのある程度のコミュニケーション能力が必要になりますが、友達や勉強仲間だけでなく、自然な恋愛の出会いもあるかもしれません。

他にも、相手を男女問わず交流できるアプリはありますが、「暇つぶしアプリ」「チャットアプリ」などのテーマのないアプリでは、話をする相手が誰でも良いというユーザーが多いので、特定の誰かと交流を続けるのは難しいでしょう。

「出会い厨」のウザさ

マッチングアプリなどの出会い専用のアプリ以外で出会いを求める人は「出会い厨」と呼ばれ、他のユーザーに迷惑がられたり、最悪の場合はアカウント凍結、他のユーザーにSNSに晒されるなどの未来が待っています。

なぜかといえば、交流アプリでは出会い目的の使用は禁止されているから。そもそもアプリストアにおいてNGとされている事項であり、出会い目的のアプリは「インターネット異性紹介事業」の届出をしなければいけません。

なので、マッチングや出会い系以外のアプリの開発側も、アプリ登録の規約違反にならないよう、「出会い厨」のユーザーの排除を徹底しています。ようするに、出会いのためのアプリ以外で恋愛目的の出会いを求めること自体がNGということ。

では、それらのような普通のアプリで交流して付き合った人たちはどのように知り合ったのかといえば、純粋に「友達」として関係が始まったのだと思われます。

アプリ内のメッセージなどで、そのアプリを出会い系のように使用し、デートの約束をしようとしたという形跡が残ればBANされる可能性は高いですが、アプリの中で友達になり、SNSのアカウントを交換するなどして、他のツールで恋愛の話をするのは問題ないでしょう。

ただ、交流アプリで知り合った人とすぐにLINEやSNSのアカウントを交換しようとすれば、運営にバレたり通報されて終わります。あくまでも、友達関係を作ることに集中して利用しましょう。

SNSに出会いはあるの?

ときには、SNSで知り合ったことをきっかけに交際に発展したり、結婚したというカップルの報告を目にすることもあるでしょう。

そんなこと実際にあるのかと不思議に思われるところですが、交流の仕方や共通点の種類によっては、TwitterやInstagramなどのやり取りをきっかけに恋愛をすることもあり得ます。

ただ、ほとんどのSNSでも出会い探し目的での使用はNGであり、異性にしつこく絡むなどの行為をすれば運営に通報されアカウント凍結になってしまうでしょう。

そのため、SNSで出会いを期待する時には、恋愛目的では使わず、自分のアカウントの方向性を絞り、同じ趣味の界隈の人たちのコミュニティに参加しましょう。

TwitterのコミュニティやFacebookのグループはその点で便利です。たとえば、DIYやキャンプなど同じ趣味の人が集まり、毎日情報交換がされています。

そのようなコミュニティのなかで、まずは男女問わず友達を作るのが先決。信頼のおけない人と絡みたがる人はいないですから、誰にとっても信頼できる人物であると示すことがSNS活動では大事なことです。

それなりにフォロワーを獲得できるよう、自分も有益な情報や活動中の写真などをアップして、いろいろな人と交流を図りましょう。そうしているうちに、より気が合う人と出会えるかもしれません。

友達作りをメインにしよう

SNSではまず友達作りが大切ということですが、出合いに繋がりやすいコミュニティといえば、「ご近所さんコミュニティ」です。

住んでいる地域でのつながりなら、その中でお酒好きな人など同じ趣味の人たちが集まってオフ会をする、などということもあります。特に、海外在住の人たちのコミュニティでは、現地で日本人同士の交流を求めている人たちが集まるので、オフ会の機会もそれなりに多くなります。

ただ、オフ会があるようなSNSのコミュニティは、相当に透明性のあるグループでなければ実現しないでしょう。そのため、コミュニティに参加する際の審査も厳しい傾向です。

また、気になった相手がいても、すぐに2人きりで会うような状況にはなりません。SNSコミュニティのオフ会は最低でも3〜4人以上の参加人数が集まらなければ実現しないことが普通です。また、一度顔を合わせた相手だとしても、異性に対する「次は2人で会おう」という提案は断られると思ってください。

SNSでの出会いは、たとえ身元がわかっている、一度直接顔を合わせた相手だとしても、すぐにデートに誘うことは避けましょう。最低でも半年くらいはグループで交流して、まずは友達として仲良くなることを目指してください。

昔から一定数あるネトゲでの出会い

意外に思えるかもしれませんが、実はオンラインゲーム、いわゆる「ネトゲ」でも恋愛関係に発展する交流が生まれることがあります。

ネトゲは、チームで対戦をするシューティングゲームから1人でも多人数でも遊べるRPGまで、さまざまな種類のゲームが開発されています。

特に、ファイナルファンタジー14などのMMO(Massively Multiplayer Online、大規模多人数同時参加型オンライン)ゲームでは、初めに自分の分身ともいえる操作キャラクターを作り、プレイヤー同士が「仲間」として一緒に冒険するだけでなく、結婚をすることができ、ゲーム上で夫婦となることが可能です。

結婚すると特別なステータスやアイテムがもらえる以上に、ゲーム上の相棒との絆が目に見える形となる上、他のプレイヤーも招いて結婚式を開くこともできるため、人気のシステムとなっています。

結婚のシステムがあれば、一緒に遊ぶ仲間のこともなんとなく意識してしまいますよね。実際に、一緒に冒険しているうちに恋心が芽生えるということも、それなりにある話なのです。

ただし、ゲーム上で出会った相手とは現実のお互いの姿はわかりません。そのため、相手の性格や価値観などの内面の部分が、主に他人を評価する基準となります。

よって、ゲーム内で恋人となったプレイヤー同士がオフ会で顔合わせをしたときに、外見が好みじゃなかったから別れてしまうということも想像に難くありません。

オフ会のあるパーティだとなかなか複雑な人間模様もあるようですが、大人として気遣いができ、お互いのペースを尊重することができれば、ゲーム内での恋愛も非日常的で、楽しいものになりそうです。

毎日ログインできる環境かどうか

ネトゲで友達を作るには、現実の友達作りと同じように、頻繁に顔を合わせたり、関わる環境が必要です。つまり、ネトゲ上でよく顔を合わせることができるようなスケジュールの一致がなければ、恋愛どころか友達関係になることも難しいということ。

実際に、MMOゲーム内で個別のチャットラインや連絡網を作れる「グループ」のような機能では、グループを立ち上げたリーダーが「毎日XX時からXX時」と活動時間を設定していることがあります。

グループで活動をするのに、ログインできる時間がバラバラでは一緒に遊ぶことができません。よって、ネトゲで交流関係を作るためには、最低でも週に数回は一定の時間にログインして遊べる環境が必要なのです。

大人のプレイヤーの多くは夜の数時間をプレイ時間としているようですが、寝る時間も惜しいほど過酷な労働環境で仕事をしている人には、毎日夜にゲームをするのは難しいかもしれません。

それに、せっかくグループに参加したり、友達ができたとしても、スケジュールが変わってそれまでと同じ時間に遊べなくなると、関わるきっかけをなくしてしまい、脱退や自然消滅という形になってしまうでしょう。

ゲーム外でやり取りができるなら交流も図れますが、それなりに仲良くならなければSNSの交換も難しいかもしれません。あるいは、あらかじめSNS上でゲームのグループを検索して、参加をお願いしてみるという手もあるでしょう。

ネトゲとはお互いの顔が見えない環境ですが、そのため余計に人となりが試される場でもあります。まずは一緒に遊ぶ仲間を見つけて、その交流の中で恋愛に期待してみてはいかがでしょうか。

気をつけたいインターネット上の出会いのリスク

自撮りをする男性

インターネット上では、普通では会えない距離や業種の相手とも出会えることもあり、現実以上に出会いの可能性に満ちています。

そのため、周囲に恋愛対象がいない人にとって、ネット上で出会いを探せることはとてもありがたいことですよね。

しかし、ネット上ではまず相手の実際の顔が見えませんし、匿名性もあり、いくらでも人を騙せてしまうもの。

自分の恋心を利用して悪事を働く人もいるかもしれませんし、共通の知り合いがいない状態では、付き合っても急に音信不通になるなどした時、打つ手がありません。

要するに、ネット上の出会いはリアルの出会いと比べると、お互いの信頼度も縁も希薄な状態から始まるのです。

そのため、相手が信用に足る人間であるとわからない限りは、自分の個人情報を安易に渡してはいけません。とはいえ、お互いに自分がどんな人間か自己紹介しなければ仲を深められません。そのバランスがネット恋愛の難しいところです。

ただ、これだけはやってはいけないということがあります。それは証拠もなく相手を信用したり、一方的に個人情報を渡すこと。できるだけ実際に会う約束をする以前から、お互いに信用性のあることを確かめたいですね。

では、どのような点に気をつければ、安全にネット恋愛ができるのでしょうか。以下から具体的なポイントをお話しします。

ヤリモク・出会い厨が考えていることは一つ

真剣な恋愛の出会いを探す人が集まるマッチングアプリで、結局は体の関係だけ求めている「ヤリモク」や、マッチングアプリや出会い系サービス以外の場でしつこく出会い探しをする「出会い厨」

双方がそれぞれ迷惑な存在ですが、共通しているのは「どちらも性欲主体で行動している」ということです。

ヤリモクはもちろん、セックスがしたくてマッチングアプリに登録しているわけです。出会い系サイトや風俗を使わない理由は、おそらくは「こなれていない」相手が好みだから。

マッチングアプリでマッチングした後に速攻で会おうとしたり、夜にしかデートしようとしない、初対面なのに家やホテルに誘うなどの行動から「ヤリモク」と判定されます。

出会い厨は、たとえばFacebookのようなマッチングアプリではないサービスで、手当たり次第の異性に友達申請を送り、恋愛アピールをしたりしつこくつきまとうというもの。

特に男性はマッチングアプリも出会い系サイトも有料の場合が多いので、節約するために無料のソーシャルメディア等で出会いを探しているとも考えられます。

ただ、出会いを紹介するアプリ以外で露骨に出会い探しをするのは規約違反になるので、大抵は通報されアカウントをBANされることになるでしょう。

ヤリモクも出会い厨も、関われば必死になって、あの手この手であなたの関心を引こうとします。中には外見が整っている人もいるので、つい騙されて会ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、ネット上で知り合ってすぐに会おうとしたり、初対面なのに体の関係を求めるような人は、あなたのことを決して大切な存在にすることはないので、ネット上の出会いにおいて性急な行動をとる相手とは距離を置いてください。

マッチングアプリ以外では特に注意

マッチングアプリを使えば、ヤリモクや出会い厨と関わる危険性をある程度減らすことができます。

まず、マッチングアプリに登録している人は、全員が出会いを求めているため、「出会い厨」という定義は存在しません。

そこで問題になるのが「ヤリモク」の存在ですが、最近ではマッチングアプリの運営も真面目な恋愛を後押ししており、クリーンな運営のためにヤリモクユーザーをBANする傾向にあります。

アプリを使用して出会った相手がヤリモクと思われる行動をすれば、運営に通報すればそのヤリモクに強制退会の処置をとってくれるので、ヤリモクユーザーの総数が減っているのです。

よって、ネットで出会いを求めるならマッチングアプリを使うことが安心ということ。また、大手のマッチングアプリは身元の確認ができないユーザーは登録できないようになっているので、不審者とマッチングする可能性もほとんどないといえるでしょう。

もしもマッチングアプリの外で出会いに期待するなら、出会い厨の行動をする人とは距離をおき、同時に自分も出会い厨のような言動は避けてください。出会いのための場以外で出会いを求めるのは迷惑行為になるので、マッチングアプリ以外の場では、まず友達作りからはじめましょう。

ストーカーやネットストーカーと関わる危険性

ネット上で出会いを探すことは、リアルでは関わる機会のない人ともお近づきになれる良い機会です。しかし、同時にリアルでは決して近づこうとも思わない不審人物とも関わる可能性があります。

まず、ネットストーカーの存在。別名を「サイバーストーカー」ともいい、通常のストーカーと異なり、ネット上で知り合った相手に執着し、SNSのアカウントなどのデジタル情報を中心に追跡することで個人情報を特定しようとします。

こちらのあらゆる言動の揚げ足取りをして、謂れのない誹謗中傷をSNSや匿名掲示板に書き込んだり、アカウントの乗っ取りをすれば自分になりすまして家族や友達、職場などに勝手に連絡を取ることも。

ひどい場合はスマホやパソコンをハッキングし、勝手に監視アプリをダウンロードして居場所の特定や録画、録音をしてくる場合もあるようです。

ネットで出会いを探すということは、こうしたネットストーカーと出会う可能性があるということに注意しておきましょう。
参照:ネットストーカーとは?事例や対処法について解説 | NordVPN

また、マッチングアプリで出会う相手は身元を運営が把握していることもあり、安心して会うことができるように思えますが、出会った相手がストーカー化しないという根拠はありません。

一般的には、人の行動や交友関係を把握したがる嫉妬深い人や、独占欲が強く自信がない人がストーカー化しやすいと言われているので、参考にしながら恋愛をする相手を見極めてください。
参照:ストーカー気質な人の特徴とは?|「マイナビウーマン」

明かしてはいけない個人情報は

ネット恋愛において、知り合った相手に安易に個人情報を渡してしまうことは、まず第一に避けたい行動です。

その相手がストーカー気質な人で、あなたに対し執着心を持つことがあれば、間違いなく渡した個人情報を利用し、あなたをネットでもリアルでもつけまわしてくるでしょう。

場合によっては命の危険も考えられますから、絶対に身元のわからない相手に自分のプライベートを明かしてはいけません。

では、どのような個人情報を明かすのが危険を招きやすいのでしょうか。危険度が高い順に、以下のような情報が挙げられます。(マイナンバーや戸籍のような、普通は恋人にも明かさないような情報は除く)

  • 住所
  • 学校や勤め先、通学/通勤路
  • 電話番号
  • フルネーム
  • 普段過ごしているエリア
  • LINEやSNSのアカウント、メールアドレス

まず、住所を知らない人に特定されるのは絶対に避けましょう。ストーカーに住所がバレれば家まで追ってきたり不法侵入される可能性もあります。電話番号やフルネームも、架空請求やLINE乗っ取りなどに利用されるケースがあります。

学校や職場、またそこまで通う交通手段や通路がバレるのも、ストーカーに餌を与えるのと同じことですから、知り合って間もない相手や、共通の知り合いのいない相手に話すのは避けてください。

また、「どの辺に住んでるの?」「いつもどこで過ごしてるの?」という質問も、自宅周辺や自分の居場所を特定し、後をつけるヒントになる場合もあるので、答えるなら「東京の真ん中から東側」のように広範囲にぼやかして伝えると良いでしょう。

知り合ったばかりの相手にLINEやSNSアカウントを明かすのもやや危険です。LINEも教えた後でブロックすれば良いのですが、LINEアカウントの名前に自分の実名やフルネームを使っている場合や、プロフィール写真に見せたくない写真がある場合は注意。

SNSも、自分や家族などプライベートな写真や、日記のように毎日どこで何を食べたか、という情報を載せている場合は、またストーカーに個人情報を把握させる材料になりやすいので気をつけてください。

詐欺・マルチ・セミナー勧誘、美人局

マッチングアプリや出会い系では、不審なユーザーがなるべく早めに運営によって排除される仕組みがあるので、最近は健全度も上がっています。

しかし、出会い探し以外のサービスで出会いを探すときに注意したいのは、詐欺、マルチまがい商法、セミナー勧誘や美人局などの被害に遭う可能性です。まずはそれぞれがどのような犯罪行為なのかを見てみましょう。

詐欺
人を騙すこと。虚偽の情報で人を欺いて金品を巻き上げるなど。ネット恋愛の場合は「ロマンス詐欺」と呼ばれる、マッチングアプリなどで偽の身分を装い、被害者に詐欺を仕掛け、金銭的な援助を求めたり、社会的に不利な立場に追い込み、脅迫に利用するなどがある。
参考:ネット恋愛に潜むロマンス詐欺の注意点 | ExpressVPNブログ

マルチまがい商法
「儲かる副業」などとうまいことを言い、こちらに商品を買わせたり入会金を支払わせると同時に、販売組織に勧誘して友人知人にもビジネスを仕掛けるよう誘う。「ピラミッド商法」とも呼ばれ、実在しない商品を売りつける犯罪である「ネズミ講」と異なり、方の目をすり抜けるようにして行われるため、起訴が難しい。クーリングオフなどで対処が可能。
参考:マルチ・マルチまがい商法|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)

セミナー勧誘
無料の就活セミナーの受講後、会場から出られない環境を作り入会金、受講料のかかる有料セミナーの受講にしつこく勧誘する。不安につけ込ませ個人情報を聞いてきたり、契約するまで付きまとわれる場合も。
参考:セミナー等の勧誘に注意! | 国民生活センター相談情報部

美人局
男女チームで行う詐欺で、出会い系などで肉体関係を持った相手の配偶者と名乗る人物が突然現れ、不倫の慰謝料請求をするなどと脅し、金品を奪い取る詐欺の手法。
参考:美人局が該当する5つの犯罪とは?逮捕されるとどうなる?

これらの犯罪行為や迷惑行為は、ネットで出会い探しをする人がターゲットにされやすいので、注意が必要です。

常に警戒して損はない

ネットで知り合う相手とは、共通の知り合いがゼロである場合がほとんどです。そのため、騙す側の足がつきにくく、ターゲットとして都合が良いため、マッチングアプリや出会い系アプリを初め、交流アプリに潜んでいる場合があります。

筆者も、同性の友達ができるかどうかを「友達作りアプリ」で試したときに、やっと交流できた女性とカフェでお茶したらセミナー勧誘されたことがありました。

いくら話題を変えてもセミナーの話に戻されるので、おそらくは上記で説明したような悪質なセミナーだったと思われます。

同性も騙す人がいるのですから、異性なら尚更騙される確率は高いのではないでしょうか。特に男性の性欲のを利用したハニートラップは、ヤリモクや出会い厨がかえってターゲットになりやすいかも。

ネットで出会いを探すときには、問題なく思える相手に対しても常に警戒心をONにして損はありません。

「常に関わる相手を疑え」というわけではなく、相手の質問になんでも気前よく答えないようにしよう、ということ。相手がこちらの個人情報を聞いてこないうちは特に何をする必要もありません。

「趣味はなんですか」「どんなお仕事をされているんですか」という普遍的な質問は問題ないのです。警戒するべきは、「なんていう会社で働いているんですか」「学校はどこですか」という具体的な情報を聞き出そうとする質問

また、自分の気分が乗らない誘いにハッキリ断る意思も大事です。詐欺や勧誘の仕掛け人はこちらの罪悪感や焦りを煽るような言動をしてきますが、基本的には相手より自分の都合を優先しましょう。

逆に自分が怪しい行動をしないためには

ネット恋愛では気をつけたいことがたくさんあると紹介しましたが、あまりに警戒しすぎていては、そもそも誰と知り合っても仲良くなれませんよね。

それに、警戒心があるのは相手も同じことです。相手を騙すつもりがないのに、警戒させてしまうような行動は避けたいところ。ネットにはネットの対人マナーがあり、慣れていないと怪しまれる言動をしてしまうかもしれません。

まず初めに、知り合って間もない相手とリアルで会おうとするのはNGです。ヤリモクや出会い厨、その他の詐欺目当てのように思われてしまうので、マッチングしたり知り合ったあと、数週間はネット上でやり取りを続けましょう。

そして、実際に会おうと提案するときは、昼の時間帯にしてください。夜の遅い時間帯に誘うのは下心が見えますし、特に女性相手の場合は終電を逃させるようなことをすれば、相手の安全に関わります。

初めてリアルで会うときは、スターバックスのような人通りの多い場所にあるカフェが無難です。あらかじめ奢る、奢られる、などの条件も無しにした方が、お互いわだかまりなく解散することができます。初顔合わせはデートにカウントしないでおくと、メシモクのユーザーも回避しやすいです。

あとは、相手の個人情報をむやみに聞かないこと。話の流れで聞くチャンスがあるかもしれませんが、具体的なことを聞くときには「言いたくなかったら言わなくていいんだけど」と前置きするとスマートです。

名刺交換の条件

ネットで出会った人と初めて顔合わせをするとき、社会人同士としてしておくと安心なのが「名刺交換」です。

お互いの社会的立場を同時に明かすことで、お互いの個人情報を一方的に相手に渡してしまうことを避けられるほか、お互いが信頼性のある人だとわかるので、名刺交換できればまず危険性がないと判断することができるでしょう。

ただし、名刺交換に意味があるのは、お互いが会社勤めであることのみです。

名刺は誰にでも作ることができるものであり、「まともな社会人の証明」にはならないからです。

たとえば、フリーランスや自営業でも名刺を作り、営業に出かけることはあります。しかし、何か本人が問題を起こしたとき、会社や所属する組織に通知が行きクビになるなど、すぐに社会的に不利になるというリスクは比較的低いといえるでしょう。

言ってしまえば、無職でも名刺は作れるのです。名刺にどんな情報を載せるかも自由なので、架空の会社名を書き込むことも、電話番号を偽装することもできます。

よって、名刺を貰ってもぱっと見で信頼しないようにしましょう。持って帰った後で会社の情報が正しいかどうか、また自営業の場合も事務所をちゃんと持っているのかなど、ネットストーカーにならない程度の確認をしてみてください。

相手が名刺を差し出してきたら、反射的にこちらも名刺交換の流れに乗りそうになるかもしれません。それでも、そのタイミングで自分の名刺に渡したくない個人情報が載っているときには、「今日は持ってきていません」など嘘をついてでも名刺を渡さないように。

出会った人とは共通の友達を増やしていこう

インターネット上の出会いは、今や普遍的な恋愛のきっかけになりました。詐欺やマルチ、勧誘のような悪質ユーザーだけでなく、ヤリモクやメシモクのような迷惑なユーザーも使いづらい設計になるなど、毎年のように機能が改善しています。

とはいえ、ネットの出会いがうまくいかないケースというのはよくあることで、筆者も過去に何度も失敗を経験しました。

その失敗の中で「これだけはやっておくべきだったな」と思うのは、マッチングアプリで出会った人と付き合う前に、自分の友達に会わせておくべきだったということです。

好きになってしまってから、付き合ってからでは、脳内麻薬が出まくっている状態になるので、共通の知人を増やしたところで、さほど冷静な判断はできないと思われます。

しかし、本格的に惹かれてしまう前に、第三者の目線で、その相手と付き合っても大丈夫かどうか判断してもらうことができれば、後で浮気や二股をされるような失敗も経験しなかったかもしれません。

ネットで出会った人と共通の知り合いを増やしていくのは、自分の安全、安心のためには必要不可欠だと思ってください。相手の人柄や価値観について掘り下げるには、相手個人を知るだけでは情報が不足しています。

友達関係を見ることでその人の本当の人格がわかることもあるので、お互いの友達を紹介し合うのはとても大事なことなのです。

また、ストーカー被害などに合わないためにも、ネット恋愛をしたときには「2人だけの世界」になってしまうことを避けてください。自分の安全を守った上で、ネットの出会いを楽しみましょう。

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Lovatomyの記事を読んでいただき嬉しく思います。執筆を担当しております中条です。外見を盛りに盛って中の上くらいのレベルと覚えてください。悲惨な恋愛から幸せな恋愛までおもしろおかしく経験してきました。愛はギブアンドテイク。女よ強くあれ。よろしくお願いいたします。