彼女が欲しい、出会いが欲しい、でもどうやって女性を口説いたらいいのかわからないとき。
恋愛マニュアル本やまとめサイト、コラムなどを見ても、大抵はイマイチ肝心の口説き方がわからないままだったり、身に覚えのない説教をくどくどと書き連ねてあることでしょう。
ただ、「女性を口説く方法」といってもパソコンのマニュアルのように答えがあるわけでもなく、人間相手なのですから「友達の作り方」と同じく自分や出会う相手で状況が変わるため、恋愛コラムでも「こうすれば正解」というアドバイスはあまり誠実ではないことは確か。
相手と同じ仕草を真似てシンパシーを生み出す「ミラーリング」や「吊り橋効果」などの恋愛心理テクニックを使っても、気になる女性を確実に口説けるという保証はありません。
大切なのは、
女性に対してなにかアクションを仕掛けるよりも、まずは自分のスタンスを整えることが先決です。
それから、女性を口説く方法について考えていきましょう。
そして、女性の口説き方も男性目線の知識をつけるよりも、
と女性側の心理を理解したほうがいいのは間違いありません。
女性ライターの筆者が、男性が女性をどのように口説くのが良いのか、お話していきます。
口説きが失敗する典型的なパターン

まず、これまであなたが実践してきた、またはいま考えている「口説き方」が正解なのかどうかあらためて確認してみましょう。
「口説き」の典型的な失敗例といえば、まだその相手と仲良しといえない関係性の時にスキンシップ、ボディタッチをしてしまうこと。
まだよくわからない相手に体を触られると、不愉快に感じるのは男女共通です。それに「この人はただ体目当てなんだな」と思われて(バレて)しまうので、ボディタッチはそれなりに関係が進展してからが原則。
また、女性慣れしていない男性に特徴的なのが「一方的に自分の話をし続ける」こと。会話のキャッチボールを意識しましょう。
そして、気になる相手に対しては献身的に接することが大切です。自己中心的な人は、いくら顔がよくてもモテません。女子に「オラオラ系」がモテるのは二次元限定です。
加えて相手だけではなく、レストランの店員など他人にも思いやりを持てないと、そのうち「この人は乱暴な人なんだな」と相手は逃げていくでしょう。
これらのようなNG行動をしないとしても、女性と話慣れていない人など、どうアプローチしたらいいのかわからず、デートで退屈させてしまった…なんてこともあるかもしれません。
そのような場合も含めて、NG行動を起こしてしまう前に、どんなことが女性にとって嫌なのか、あらかじめ注意点を知っておきましょう。
ボディタッチをする
マッチングアプリで知り合って初めて会う相手や、まだ異性としてよく知らない相手とのデートの時、1番やってはいけないことは「体を触ること」です。
「ボディタッチ」「スキンシップ」とカタカナにすれば聞こえは良くなりますが、「初対面の相手の体に触る」と表記すると、なかなか気持ち悪さが伝わりますね。
同性同士でも、相手に馴れ馴れしく触られるのは誰でも嫌なのではないでしょうか。許容範囲は握手までですし、デートに関しては握手もやめておいた方がいいと思われます。
「胸やお尻を触るんじゃないんだからいいじゃないか」と思いますか? だとしたら、少し認識が甘いです。肩や腕のような一見大丈夫そうな場所を触るのも、相手を不愉快にさせるには十分なこと。
なぜかといえば、どの部位でも体を触ることは、デートなどの異性同士のコミュニケーションにおいては「前戯」に相当するからです。彼氏でもない、心を許していない相手に、そんなセクシャルなことをする権利はありません。
それに、女性からしてみれば「初対面でヤレるような、性的な価値観の軽い人だと思われている」と感じます。こんな失礼なことはないですよね。
マッチングアプリですぐ会おうとする、誠実な人を装って初デートでボディタッチしてくる、などの行動の気持ち悪さは女性目線でしかわからないことですが、まずそのことを理解しなければ「モテ」はやってきません。
気になる人を口説く時には、ボディタッチなど体を触るのはNGであるとしっかり覚えておきましょう。
スキンシップは相手が落ちてから!または…
逆に「ボディタッチ、スキンシップをして良い」タイミングとはいつごろになるのか?というと、それは心も体も距離が縮まった「親密な関係になってから」です。
要するに、「相手が落ちてから」になります。
肩を抱いたり、手を繋いだり、頭を撫でたりは恋人同士のコミュニケーションですから、それ以前の関係では、たとえ相手から好意を感じたとしても封印しておいた方が無難です。
もしくは、相手の女性が逆にこちらにスキンシップしてきた時には、同じくらいは触り返しても良いでしょう。
たとえば、女性は気になる相手には「二の腕タッチ」などのボディタッチを戦略的に仕掛けてきます。そういった時には、同程度のボディタッチは返しても問題ないかと思われます。
ただ、こうした時に触り返すのは、相手が触ってきた部位限定、また胸や下半身は触られても触り返さない、が原則。男性の胸板と女性の胸では意識が変わってきます。
恋愛の中でやられたことをストレートにやり返しても大抵は問題ありませんが、男女の体のプライベートゾーンについては把握しておきましょう。
一方的に話をする
デート中に相手の女性を覚めさせる行動として、ボディタッチに続くのが「ずっと自分の話ばかりすること」。
その内容が自慢話や興味のない話ならなおさらです。男性同士でも、自分の話しかしない人と会話をするのは苦痛でしょう。
女性なら話を聞いてくれるというわけでもありません。女性に自分の一方的な話に付き合って欲しければ、たくさんお金を持ってキャバクラに行きましょう。
不思議なことのようですが、「自分の話を聞いてもらう」ことは相手に賃金が発生することなのです。心理カウンセラーがただではないのと同じように、人の話をじっと聞いて、相手の望むリアクションをするというのは「労働」なのです。
休みの日や空いた時間にせっかくデートに出かけてまで仕事をしたくありませんよね?それに多くの女性はずっと相手の話を聞きながら、できるだけストレスを溜めないようにできる話術のプロではないですから、思っている以上に辛いはずです。
「会話はキャッチボール」といわれるように、話をするときは相手が受け取りやすいように優しく送球を。相手が返事に困ったりしないような興味のある内容で、話の早さも相手のペースに合わせてあげると、「話をしていて心地よい男性」として好評価してもらえるでしょう。
相手の反応をちゃんと伺おう
女性の多くは、社会の中で「女性らしく、おしとやかになるように」と、周りの人に気づかいできるように育てられます。特に、自分から見て年下の女性などは顕著かもしれません。
本当は不愉快に感じていても、「不愉快を顔に出したら相手が傷つくかもしれない」と気を使って(あるいは「不機嫌だと思われたら面倒くさいな」と思って)ご機嫌なように見せるのがうまい女性は多いのです。
「楽しそうに見えるけど実は『つまんねー』と思っている」というパターンがあり、そのため、「初デートでお互い楽しめたと思って2回目のデートに誘ったのに、なぜか断られてしまった」ということもザラに起こります。
そんなとき、相手にとって何が問題だったのでしょうか。もしボディタッチをしたり、一方的に話をしたり、相手にとって嫌だなと思うことをしていなければ、ただ相手にとって自分がタイプじゃなかったのでしょう。
しかし、もしデート中に相手にとって不愉快なことをしてしまっていたとしたら?できるだけ早めに気が付きたいものです。
表情や言動から推し量るのはなかなか難しいと思うかもしれません。上の通り女性はデート中に不愉快の感情を我慢して顔に出さないことも多く、気にかけていないと見逃します。
よって、相手の気分や反応などはよく観察することです。そうして相手のことを気にかけることで、自然と自分の会話の量や態度などもよい方向にセーブできるでしょう
気づかい、思いやりがない
他人を気づかうことができなかったり、他人や生き物に思いやりのない人には、誰も惹かれません。
男女とも同じです。たとえば困っている人が目の前にいるのにスルーしたり、面白がってスマホで動画を撮ったりする人は、人として何か大切なものが欠けています。そんな人を恋人にしたいとは、あまり思わないでしょう。
異性にモテたり、最終的に生涯のパートナーにしたいと思うほど好きな人と出会い、結ばれて幸せに生きるには、男女関係なく「人としての優しさ」が不可欠です。
優しさが欠けていると、100年の恋も覚めるほどがっかりします。
相手を乱暴に扱ったり「嫌だ」「やめて」と言われても聞かなかったり、暴力的なところがあると、まず恋愛関係で幸せになれることはありません。
もしそういった癖がある時には自分を改めましょう。もしくは、心療内科に通うことも視野に入れてください。自分の悪いところはまず「自覚」をすることで改善に向かいます。
相手のことだけじゃなく周りの人にも優しく
たとえデート相手の女性には優しくしていても、お店の店員さんや他人に対して乱暴な言動があれば、「この人と付き合ったらそのうち私に対しても同じ物言いをするんだろうな」と相手は考えるでしょう。
デート相手にだけ取り繕っていても、本性がバレるのは時間の問題ということです。
「乱暴でも強い男」がモテるというのは幻想であり、あったとしても前時代の話です。現代でモテるのは、性差別をしない、優しくて賢い男性です。
また、相手によって少なくとも恋愛に結婚を視野に入れている場合だと、よりこちらの人格を観察する視線は厳しくなります。
人間関係をある程度経験すれば、どんな人に暴力的な傾向があるのかわかってきますから、うわべだけ取り繕っていてもあまり意味はありません。
もし自分にそのような欠点があれば、自分を根っこから改革する必要があります。ありのまま乱暴者の自分を受け入れてくれる人間はいないので、自分の方から変わっていきましょう。
恋愛アプローチ方がわからない
特に人が嫌がるような悪い癖があるわけではないけど、そもそも女性との接し方や、恋愛の仕方がわからない、というとき。
それでもデートまでこぎつけたのなら、まずは自分自身を褒め称えてあげましょう。
「今、まだ恋愛アプローチ方がわからない」というのは、かえって世間の間違った方法にも染まっていないということなので、ラッキーかもしれません。
まず、男性向け雑誌や、あろうことか女性向け雑誌でも、特集されている恋愛関係の話はゆくゆくは自分の首を絞めるような内容があります。
たとえば、「モテる髪型特集」などは、モテたい大学生がみんな同じ髪型になり没個性化してしまうという側面もあり、またそういったモテを意識した外見を嫌う層もいるので要注意です。
このように、雑誌もネットもあまり参考にならないことがあるので、仕入れた情報をそのまま鵜呑みにするのは避けた方が良いでしょう。
それではどんな恋愛テクが参考になるのかというと、「人の心理に関して根拠を提示している情報」です。
どんな言動が相手の興味を引くのか、その理由をはっきり明示している内容のみ試す価値があります。
また、男女ともに、ボディタッチやセクシーさを推していくセックスアピールのようなテクニックは、使うことも使う人と付き合うのも避けた方が良いともいえます。
考え方やものの価値観など、心を無視して性欲だけ刺激する恋愛は最終的にバッドエンドが多いので、安定した恋愛関係を求めている人にはあまりお勧めできません。
あまりゲスい情報に踊らされないよう、気をつけてください。
奥手なタイプはどうすれば良いのか
多くの人が、自分のことを人見知りだと思っています。恋愛になるとなおさら引っ込み思案は増えます。
そもそも、勝気で素直なタイプは恋愛の上でもあまり苦労しないので、このような記事は読まないかもしれませんね。
恋愛にも自信が持てなかったり、アプローチがあまりうまくいかない多くの原因が、自分に自信がないこと。
自信がないから、「自分と付き合ったって楽しいことなんてない」と思い込んで卑屈になったり、嫉妬深くなるなどマイナス思考が増え、最終的には自滅していくのです。
まず容姿を整えることは自信につながるのでおすすめですが、見た目だけに自信がつくのは避けたいところ。寝起きのボサボサ頭でも自分に自信を持つには、内面を磨くことです。
学業や仕事で実績を作り、自信をつけましょう、恋愛より自分のやるべきことを優先した方が将来的にはよい方向に転じます。
そうして何か「成功した!」と思えることがあると、自信につながります。逆に、自分に自慢できることが無く、自分の家族や友達の自慢ばかりしたり嘘をつくようになってしまえば、気になる人もついてきてくれません。
得意なこと、熱中できることを見つければ、自然とデートの時の話題もできます。自分が素直でいて、「恋人がいなくても自分はイケてる」と思えるようになって、初めて恋愛がうまくいくのではないでしょうか。
女性はこうして口説かれたい?!

ここから、気になる女性を口説くためのスタンスについて解説します。
基本的に、女性は恋人以外の他人から性の対象として見られるのを嫌います。
一部の男性はどうしても女性がみんなエロい目で見られたいと思っているのだと願ってやまないようですが、大きな誤りです。
性的な目で相手を見るということは、「力ずくでホテルに連れ込めるような相手だと思っている」と相手に伝えるようなものなので、女性にとっては嫌悪感や恐怖を感じるものでしかありません。
そのため、女性を口説くには紳士的な振る舞いは必要不可欠です。女性をお姫様のように扱う人は、いつの時代だってモテるものです。
そして、相手によっては男性に対して簡単には気を許さない女性もいます。
特に、モテる女性はいろんな男性から口説かれ慣れており、性的な視線を浴びすぎて疲れていることもありますから、恋人関係になりたければまず相手にとって良い友達になることをおすすめします。
また、気になる女性との初デートのとき。マッチングアプリで知り合って初めて会うとき。もしくは「デート」なのかどうかも言いきれない、「恋人候補未満」のような状態のときには、デート代を奢るかどうかという問題が浮上します。
食事やデート代を奢ってもらうということは、「仮を作ること」にもなります。多くの男性はデート中に何かを奢るとき、女性との「その先」の関係を期待しており、また大人の女性はそれを把握しています。
そのため、「奢ります」といっても「私も払います!」と聞かない人もいるでしょう。たとえその奢りが100%善意でもです。
女心はなかなか男性には理解できないものとはいいますが、今から知ることはできます。順に、女性は「口説かれる」ことの理想をどう考えているのかを追っていきましょう。
性的な目で見られたくない!
口すっぱく言いますが、女性は信頼のおけるパートナー以外の人から性的な目で見られることを嫌います。
「色っぽいね」「セクシーだね」などの言葉は、褒め言葉というより「こいつぁ上玉の女だ、ゲヘヘ、食ってやろう」という、北斗の拳やマッドマックスシリーズに出てくるような飢えた男の敵のセリフに感じられます。
気持ち悪いのです。不愉快でしかありません。このことは、女性と接する上で1番覚えておいてもらいたいことでもあります。
デート相手だとしてもです。「デートに応じる=セックスに応じる」ではありません。
人を性的な目で見ることは失礼にあたります。たとえ自分がそうされて嬉しいとしても、周りの人が同じように嬉しいとは限らないのです。それに、女性はムラムラをぶつけて良い相手ではありません。
よって、口説きたい相手に対しては、いやらしい言動は封印しましょう。
むしろ、相手を性的な対象として扱わないことで、良い関係を築くことができます。
紳士的であること
女性にそう簡単に手を出してはいけない。でも、相手のことを「ひとりの女性」としてみていることを知ってもらえないと、口説くという行動は成立しません。
ではどうすればいいのか、というと、「相手を女性扱いしつつ手を出さない」というスタンスを持つことです。
ここで「矛盾しているのでは?」と思った人は、セクハラおじさん予備軍かもしれません。
恋愛の上で相手と近づきたかったら、まず相手のことを尊重するべき。「女性扱いすること=手を出すこと」と考えてはいけません。
具体的に何をするべきなのかといえば、「レディーファースト」という行動です。
たとえば、重い荷物は持ってあげる、車道を歩かせない、一緒に電車に乗ったら相手のためのスペースを確保する、食事のお店ではソファ席を譲る、など。
ようするにレディーファーストとは、「自分よりもか弱い女性という存在を守る、甘やかす」ということです。
よく「俺が守るよ」というようなセリフが漫画の恋愛シーンであり、「何から守るんだよ?モンスター?笑」などと疑問に思ったことはないでしょうか。
実際、現実世界で何の危険から大切な女性を守ればいいのかというと、「事故、怪我、病気、疲労、苦労」など「あらゆる不幸せ」からです。
「そのくらい自分でやれよ」と思うかもしれませんし、女性も「それくらい自分でやるよ」と思っています。
ですが、「女性を守る」という紳士的な考えを持っている男性は事実としてモテます。「あなたのことが大切です」と行為で示すことができるからです。
それに、紳士的であることのもう一つのメリットといえば、女性をか弱い存在として扱うことで、自分の男としての存在感を強調できること。
逆に、デート相手が紳士的に感じないと、女性は相手に男としての強さを見出せないという場合もあるのです。
まずひとりの友達として仲良くなりたい
警戒心の強い女性は、簡単に口説くことはできません。特に過去に恋愛で傷付いた経験や、男性に対して嫌な思い出がある場合。
男性に女性扱いされることを不愉快に思う人もいます。女性の見た目のことばかり注目するのもNGです。
女性に対してはまず「ひとりの人間」として接するべきです。「ヤレる可能性のある相手」などとみなさないように。
まずはひとりの人間として接し、ひとりの友達として相手と仲良くなりましょう。
ただ、気になる相手の友達になったところで注意するべきなのは、「急に男を見せる」とか「急に性の対象としてみなす」ということ。
女性にとって、仲のいい男友達だと思っていた相手から急に恋愛アプローチをされると、心が傷つきます。「騙された」とすら思うかもしれません。
「この人は他の男みたいに自分に対して性的な扱いはしない」と思って信頼していた相手にそうされると、気持ち悪いと感じてしまうのです。
ならばどうするべきかというと、「自分はあなたのことをただの友達とは思えない」と言葉で打ち明けること。
そうしてしまえば、それまでの仲良しの関係には戻れないでしょう。
しかし口説きたいのであれば、いずれにせよ異性として気になっている気持ちはバレることなので、タイミングを見極めて打ち明けることをおすすめします。
また、打ち明けたあとは相手からコンタクトがあるまで、こちらから近づかないことが肝です。
内面を評価されたい
女性にとって安心で、心を開ける相手であるからこそ、より親密な仲になれます。
そして、男性相手に心を開くには、見た目ではなく内面を評価されて初めて打ち解けられます。
賢い女性や大人の女性は特に、外見よりも人柄や価値観などの内面の心の部分に注目しない限りは、相手にされないでしょう。
「見た目だけが好き」という人同士の恋愛がどのようなものになるかといえば、所詮は「体だけの関係」です。
また、見た目だけを評価するということは、「あなたの性的な魅力だけにしか惹かれていない」というメッセージにもなり得ます。
お互いに人間性を紐解いていって初めて、対等な恋愛関係が作られるのです。
そうして相手と対等な関係でいたいと考える慎重派の女性にとって、見た目を褒められることは特に価値はありません。
また、男性に褒められるためだけに外見を磨いている女性は、なかなか恋愛において重いということもあり得るので、いずれにせよ女性を口説くときには、相手の内面に注目してみてください。
奢って欲しい人と奢られたくない人
狙っている女性とデートのときや、バーや居酒屋などで出会って口説きたくなった女性には、基本的に自分が奢るという男性は多いでしょう。
そして男性の中には、その「食事を奢る」という行為に「報酬」つまり「体の関係」を少なからず期待している人も、少なくはないのではないでしょうか。
被害妄想的に思われるかもしれませんが、女性の中には「奢ってもらう=相手に借りを作る」と考える人もいます。
これは心理学用語で「返報性の原理」といわれるものでもあり、男女問わず人間の持つ心情です。
その心情を強く持つ女性の場合、「ここは会計したから、今度デートしてくれない?」と言われたら申し訳なくて断れなくなってしまいます。
そのような状況になるのを避けるためにも、強気な姿勢で「私も払います」と言って聞かない女性もいると考えましょう。
「奢るよ」と言われても「ありがとう!」といってそのまま速攻で帰れる肝の太い女性もいれば、受けた恩は報いないといけないと考える義理堅いタイプの女性もいるので、一概に「奢る」ということが必ずしも喜ばれることではないのです。
口説きたい女性に食事を奢るときには、いつも以上に相手が「脈あり」かどうか見極めることをおすすめします。
「借りを作りたくないタイプ」の女性がいる
ところで、「男性に借りを作りたくない女性」にはどんなタイプがいるか、その理由を知ることでまた、相手が恋愛関係に何を望んでいるのかがわかりそうです。
なぜデートの上で男性に借りを作りたくないのか、ひとまず考えられる理由は大きく分けて以下の2タイプ。
- 経済的に自立したい、自立している女性であると思われたい
- 借りを作ることで引け目を感じたくない、対等さを失いたくない
これら以外の場合だと「あなたとこれ以上異性として関わりたくない」ということ。
まとめて「男性に借りを作りたくない女性」というと、少なからず社会的な立場として男性と対等でいたいという意識を持っていることが考えられます。
日本は世界のジェンダーギャップ指数は先進国の中ではワーストをキープし続けていますから、キャリア志向の女性は誰もが一度は不遇を味わっているといっても過言ではないでしょう。
そのため、仕事を頑張りたい女性に対して「奢るよ」と気軽に言わない方がいいのかもしれません。
これが正解!女性の口説き方

これまでの内容を踏まえて、やっと「実際にどうやって口説くのか」ということをお話ししていきます。
人は千差万別なのでただ「こうすればOK」といえるようなマニュアルはありません。ですから、かなり基本的でオーソドックスなテクニックの紹介になります。
とはいえ、「昔ながら」の口説き方というと女性を感情のない「もの」のように扱うようなものもありますから、これらはより女性の立場を尊重し成功率を上げた「現代版」としてアップデートされたものだとお考えください。
それでは、まず口説く時の「話術」について紐解いていきましょう。
とにかく話術が肝心
「恋愛」とは、男女あるいは「タイプ」同士のコミュニケーション。そして「口説き」とはその入り口です。よって、コミュニケーションが最も肝心。
まだ恋人になっていない人同士のコミュニケーションは「会話」のみに限られます。
ということは、「会話」によってその先の命運が分かれるということもできます。極端な話、「口説き」は「会話が全て」なのです。
ただし、先ほども述べたように「かわいいね」「スタイルいいね」などの「見た目に関する褒め言葉」はできるだけ封印してください。ここがいわゆる「口説き今昔」の分かれ道になります。
「目が綺麗だね」など、細かいパーツや全体の雰囲気について褒めるのは良いですが、相手の女性のセクシーな魅力につながる部位については注目を避けてください。
現代の口説きの話術のポイントは、「会話を通して相手の性格や考え方の良いなと思うところを探す」ということ。
たとえば、こんな会話があったとします。


肉が好き!こないだ1人焼肉行って上ロースだけ食べてきた。
話術とは「Q&A」。適度に相手に質問をすることで、自分ばかり話すことも防ぎ、話題不足もなく、少しずつ相手の心を開いていけます。
ここでは「どんな食べ物が好き?」と、初対面ならではの基本的な質問。対して、相手からなかなかタフな答えが返ってきたとしたら、「へー」「ふーん」「すごいね」のような中身のない「おかゆ回答」ではなく、しっかりとコメントを返します。

胃が強いんだね。笑
1人焼肉行く人は堂々としてて好きだな。
上ロースをお腹いっぱい食べても負けない胃を褒めました。「なんだそれ」と思うかもしれませんが、ウィットに富んだ寛容さは好感をもたれます。
ついでにちゃっかり「好きだな」といったように、告白ではないですが「自分はあなたに好感を抱いていますよ」と伝える言葉で口説きます。
また、このように自分のことも付け加えましょう。

俺は1人でスイパラ行けるようになりたい。
「甘党だけども勇気が出ない。」という内容ですね。
食事やお店の話題になった時には、「1人だと行きにくい店」の話をすることで次回のデートに繋がりやすくなるのでおすすめです。
話術のポイントをまとめると、
- Q&Aを織り交ぜる
- 迷ったら食べ物の話
- 相手の内面や意外性を褒める
と、いったところです。
食べ物の好みが合うということは、恋愛の相性にとっても重要になるので、話題を出すのが苦手という人でもまずは相手の食の好みを探ってみると良いでしょう。
「ミラーリング」のしぐさは古い?
気になる相手を口説くためのコツには、会話以外にも「仕草」のテクニックがあります。
密かに昔から今にも伝わっているのが「ミラーリング」というもの。今ではスマホやパソコンの用語の方が知られているかもしれませんね。
「口説きテク」の上での「ミラーリング」とは、「相手の仕草や行動を鏡のように真似る」ということ。
たとえば、口説く相手が飲み物を一口飲んだら、自分も同じように飲む。相手が頬杖をついたら、自分も同じように頬杖をつく。こうして、相手と同じ行動をとることで相手に親近感を抱かせるのです。
これは心理学におけるテクニックであり、ビジネス上でも活用されることがあるほど確か。
ただ、恋愛テクニックとして「ミラーリング」の手は今やかなり知れ渡っているもの。特に大人の女性の多くは知っているものと思われます。
そのため、ミラーリングのテクニックを使うとしたら慎重さが必要。あまり大袈裟にやると、

(こいつ「ミラーリング」を使ってやがる…必死すぎてダサいぜ)
と思われるかも。
なので、基本的には会話を盛り上げる方が重要だと考えましょう。ミラーリングはそのついでとして、「たまーにやる」程度が良さそうです。
LINEやメールのやりとりのコツ
いま日本でのプライベートでの連絡手段はメールよりLINEが主流です。ビジネス関係としての連絡先を知っていても、プライベートで関わり合いのない以上は「口説き」のメッセージは送ることができません。
気になる相手と仲良くなり、LINE交換ができたら、LINEのやりとりを通してデートに誘うチャンスです。
どんなメッセージを送ったらもっと相手と距離が縮まるのかというと、恋愛話よりもまずは「他愛のない話題を続けること」が大事。
恋愛関係でありがちな悩みといえば、「気になる人からLINEが返ってこない」「既読無視されてる」というもの。
逆にいうと、「気になる人とLINEのやりとりを続ける」ことが、相手との関係をより親密にするためにはマストということになります。
そのため、LINEのやりとりを切らさないためには、「おはよう」「おやすみ」のような毎日のあいさつや、「今日何食べた?」のような何でもない話題を振ることです。
ただ、以下のことは相手を冷めさせる可能性があるので、注意してください。
- 相手から返事がないのに連続してメッセージを送る
- しつこいと思われてブロックされることもあるでしょう。LINEのやり取りは相手とペースを合わせて。
- やたら絵文字を使う
- いわゆる「おじさんメール」のようなメッセージは避けたいところです
- 長文でメッセージを送る
- 1つのメッセージに話題は1個。すっきり完結にが原則です。
駆け引きは有効?
LINEを途切れさせないことは、寂しがりのタイプにとっては安心なもの。
しかし、かえって「この人はちょっとほっといても大丈夫だな」と、安心の上にあぐらをかかせてしまうという側面もあります。
そうなると、刺激がなく「退屈な人」と思われるかも。そのように思われないためには、「駆け引き」をしてみるのも一つの手段。
基本的に恋愛の上で、相手をわざと不安にさせるようなことはしない方がいいですが、関係がマンネリしてきた時には「ちょっとつついてみる」くらいはしてもいいでしょう。
LINEではどのような駆け引きをすればいいかというと、具体的には「これまで順調なペースでしてきたやりとりを一方的に止める」というもの。
相手のメッセージにわざと返信をしないことで、「何かあったのかな?」とこちらの日常を想像させ、結果的に相手がこちらのことを考えている時間を増やします。
「仕事が忙しかった」「スマホを修理に出していた」など、理由は何とでも言えます。ただ、駆け引きの目的とは「相手を振り向かせること」であり、バレるような嘘をついたら意味はなくなるので注意。
それに、駆け引きは最低限が原則。やりすぎると、「この人にとって私はなんでもない存在なんだな」と思われて離れていってしまうでしょう。
一回限りか長期戦になるか見極める
本気で恋愛したい場合と、ナンパや「遊び相手」の場合では、口説き方の方向性は変わってくるでしょう。
ただ、その前に口説きたい相手がどのように思っているのか、見極めなければいけません。相手が一夜の関係で遊ぶ意思がないのに、体目当てな意識丸出しで接するのは大変失礼なことになります。
合意のない性行為はただのレイプですから、相手の口から「今日は泊まる?」など「お誘い」の言葉をしっかりと聞くまでは手を出さないでください。ボディタッチも相手からを待ちましょう。
それでは、どのような点からその相手が「遊び相手」か「本気の恋愛」のどちらを検討しているかわかるのでしょうか。
それは、相手の「脈ありしぐさ」をよく観察し、それらの傾向が「さほどお互いのことをよく知らない」時点で仕掛けてくるかどうかである程度わかるかもしれません。
たとえば、遊び慣れていそうな相手であり、初デートや2回めのデートくらいのタイミングで、相手からのボディタッチが激しかったり、家デートに誘った時にノリノリの時などは、相手も体の関係を期待していることもあるでしょう。
ただ、思わせぶりなだけという可能性もあるので、慎重さは必須。
相手がこちらを警戒しているかどうかもよく観察することです。基本的に「デートに応じる=体の関係OK」ではないということを頭に入れておきましょう。
「一夜の関係」のマナー
もし、ナンパや口説きに成功して、相手と一晩過ごすことになったら。
それはそれで礼儀正しくしないといけません。「体の関係」にもマナーがあります。
1番やってはいけないことは、相手を乱暴に扱ったり、大切にしないこと。一夜の関係だからといってぞんざいに扱うのは、大人としてイケテナイです。
そこで相手をお姫様のように扱えれば上出来。すぐ別れる相手でも、そうして優しく接することで「その次」があるかもしれませんし、相手の周りからの評価も上がります。
「釣った魚に餌はやらない」タイプの男性が、モテ期が過ぎ誰からも相手にされなくなり、最終的に不幸になっていく話は何度も耳にします。
一夜の相手とは、取引先の人と接するくらいには親切で丁寧な姿勢を貫きましょう。ある意味では、お互いの利害が一致した「ビジネス関係」なのです。
外見は出来る限り磨く
ここで「口説く」にあたり根本的な話になりますが、気になる人を落としたい場合には何にせよ、まず自分の「見た目をよくする」に限ります。
ナンパの成功率も70%は外見にかかっているといっても過言ではありません。いくら外見がカッコ良くて素敵でもトークがつまらなければそれまでですが、第一印象がよくなければ、そもそも会話をするところまで漕ぎ着けられないことだってあるのです。
デートで口説くにも、普段以上に見た目は整えたいところ。「この人こんなにカッコ良かったんだ」と思われたいですね。
そのためには、デートの当日だけケアしてもダメです。ファッションも体づくりも肌かつも、普段からの積み重ねで良くなっていきます。肌荒れが1日では治らないのと同じこと。
また、見た目のどの部分を重点的にケアしていけばいいかといえば、まずは「清潔感」次に「筋肉(スタイル)」そして「美肌」です。
清潔感・筋肉・美肌
清潔感は、「モテ」にかけては最重要ポイント。高温多湿の日本では、一日シャワーを浴びないだけでも汗臭くなったり、髪がベタつくこともありますね。
シャワーを浴びても、着る服が清潔でないとあまり意味がありません。肌着は常に洗濯して清潔さを保ち、またアイロンがけを覚えてシワのない服を着ましょう。
また、口臭ケアは徹底的に。ブレスケアでなんとかなる問題ではなく、日頃の歯磨きや虫歯ケア、体調管理をずさんにしていれば、悪臭となって口から臭ってしまいます。
歯磨きは最低1日2回朝と晩、デンタルフロスは必須。慢性的な鼻炎や胃腸炎なども口臭の原因になりますから、体調は万全に保ちましょう。
歯並びも清潔感の印象に関わってきますし、現代では歯科矯正が安価なので、できるかぎり早めにしておくのがおすすめです。
続いては、「筋肉」および「スタイルの良さ」です。
男性で1番モテる体系といえば「細マッチョ」ですが、普段から運動を心がけていないとなかなか筋肉も付きづらいもの。また、急に鍛えようとして無理なトレーニングをすると、関節を痛ます。
筋トレも日頃から続けるべきことなのです。特に筋トレしてまでマッチョになりたくなくても、健康のためにも自分の体型は気に留めておきましょう。全身が映る鏡(姿見)を部屋に置き、毎日自分の体を眺めるだけでも意識が変わります。
そして、意外なところかもしれませんが、男性も「肌ケア」をするべきです。男には必要ないと思っても、女性は肌を評価しています。
男性は新陳代謝が女性よりも活発なので、洗顔用品には凝ってみるといいでしょう。たまにクレンジングをするのもおすすめ。化粧水など、肌ケア用品はお金をかけるほど結果がついてくるものです。
肌ケアをしている男性は間違いなく好かれます。今の時代、「男のくせに肌ケアしてるなんて」と偏見を持つ若い女性はあまりいません。むしろ、好きな人と一緒に「肌活」できたら素敵なことだと考える人は多いのです。
番外編:外国人の口説き方
もし、日本人よりも外国人と付き合ってみたい、口説いてみたいと思っているとき。
たまに「日本人男性は外国人にもてない」という話を見かけますが、日本人男性は、日本に興味のある外国人女性の一部では人気があります。
ただ、外国人を口説いてみたいというときに1番気をつけたいのが「人種差別」の問題。たとえアジア人同士でも他の人種でも、違う国や文化の人に対して偏見や誤った知識があるのは良くありません。
外国人と付き合うためにはより「オープンマインド精神」が必要です。人の話に耳を傾けること、「違い」に寛容であること、新しい物事を学ぶ姿勢が大切。
また、コミュニケーションをスムーズにとるためには、最低でも日常会話レベルの英語は身につけておくことです。
「口説き」は人格の勝負
いくら美人相手でも、他人の気持ちを全く考えない自己中心的な人と付き合うのは地獄です。それは男性相手でも同じ。
これだけ「見た目をみがけ」と言っておいてなんですが、人付き合いも恋愛も、最後には人格者が笑います。
特に若い女性は面食いであることが多いですが、大人の女性や、あるいは恋愛を人より多く経験してきた女性はしっかりと人の性格や価値観など、中身の部分を見ています。
歳を取るほど人柄や日常生活は顔に現れますから、自分磨きは内面も外見も怠ることのないように努めたいもの。
反省のできる人であること、意地を張らないようにすること、他人を尊重することなど、子供が言われるようなことは大人になっても気をつけてください。
口説きの成功や「モテ」は、その人の人格の影響が1番強いのです。
どんな食べ物が好き?