既婚者にとって最大のタブーである「不倫」。結婚相手以外の人と性交渉を持つことが不倫、つまり不貞行為の定義です。
人が不倫に走る理由は、大まかに以下の二つに分かれます。
- パートナーに対して不満がある
- 自分の欲求を抑えられない
ひとつは、パートナーとの婚姻関係に満足していないから、他の人と改めて良い関係を作りたいというもの。もうひとつは、パートナーを大切に思っている反面、自分の性欲や「愛されたい」という気持ちに自分の理性が押されている状態です。
このどちらかによって、不安のメリットデメリットも変わってきます。とはいえ、不倫をすれば「有責配偶者」として離婚の申し出が無効になってしまうこともありますし、50〜300万円の慰謝料を請求されるかもしれません。
参照:不倫により離婚する前に必ず知っておくべき7つのコト | 弁護士法人ALG&Associates
そのように不倫は自分の立場を貶める行為でもあるので、できるだけ手を染めたくないところ。
この記事では不倫をしたいと思っている自分の状態を冷静に分析し、また不倫をする方法についても解説します。その上で、不倫をする以外で不倫の衝動を解決する方法を探ります。
まずは、自分が不倫をしたい理由をはっきりと言語化するところから始めましょう。
まず不倫したい理由を感情ラベリングしてみよう

初めから浮気心を持って結婚する人はそういないと思われますが、新婚時には思ってもいなかったような理由から不倫に走ってしまう人は実際にいます。
この人と添い遂げようと決めたからこそ結婚したのであって、関係が破綻する前提で家庭を持つようなことはないですよね。お金が有り余っているとしても、慰謝料に支払うお金だけでなく周りの信頼も失うのが不倫のリスクというものです。
その不倫の衝動が、もしあなたを襲ったとしたら。パートナーを傷つけたくない、または慰謝料請求のリスクを負いたくないという気持ちと、婚外関係に手を染めてしまいたいという気持ちの間で、揺さぶられていることとでしょう。
あるいは、「終わっている」結婚生活から抜け出したいという気持ちのSOSサインでもあるかもしれません。
まずは、自分の不倫衝動がどのような種類なのかを見極めましょう。そうすることで、今抱いている感情や不満が、不倫以外の行動で解決するできるかもしれません。
ずばり欲求不満だから
人が不倫衝動を抱く最も一般的な理由が、欲求不満というものではないでしょうか。
結婚をすると、パートナーの承諾なく他の人と関係を持つことはできなくなります。合意の上での対多数の恋愛関係であるポリアモリーの価値観ではない限り、一夫一妻制が基本的な恋愛観です。
しかし、特に男性心理に多いのは、心のどこかで「色々なタイプの人と関係を持ってみたい」という欲望がある場合、結婚してから数年経って関係がマンネリしてきた頃に、不倫衝動がムクムクと育ってくる可能性も。
あるいは「パートナーとのセックスに飽きてしまい、期待する快感が得られなくなってしまった」などの理由。
これらのような欲求不満やセックスレスにより、パートナー以外に性的魅力を感じる人と関係を持ちたくなります。自分から積極的に不倫に向けて行動することがなくても、きっかけさえあれば不倫関係ができてしまうのもこのタイプかもしれません。
性欲は、時には手がつけられないほど厄介なものです。むしろ性欲さえなければ、結婚相手に対して恋愛感情や性的魅力を感じなくなったとしても、パートナーとして仲良くやっていけるかもしれません。
性衝動に振り回されて家庭も人間関係もめちゃくちゃにしてしまう前に、一旦欲求を解消してから改めて不倫の良し悪しについて考えてみてください。
「道具」を試してみる
自分の不倫衝動を冷静に対処するためには、まず持て余した欲求不満を片付けましょう。性欲の満たされた状態、いわゆる「賢者モード」になることで、自分の不倫したいという気持ちを客観的に見つめ直すのです。
ただ、結婚相手と性生活がうまくいっていない場合は、欲求不満もセックスでは解決できませんよね。そこで、試したいのがアダルトグッズです。
男性ならTENGA、女性ならバイブレーターなど。そのようなアダルトグッズは日々進化をし続けており、人によっては「セックスより気持ちいい」と感じるほどだとか。
そうした道具に抵抗がある人もいるかもしれませんが、不倫と違ってノーリスクです。アダルトグッズの購入がパートナーにバレたくなければ、実店舗で現金で購入しレシートを捨てるか、オンラインショップで購入し、荷物の内容物名を「化粧品」などに変更するサービスを使いましょう。
道具で自慰行為をするのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、不倫を実行したり、世間にバレるほどの恥でもありません。
結婚とは、相手と性生活を続けなければ関係が終わってしまうというものでもないですし、誰でもいつでもパートナーの欲求に心から応じられるというわけでもないはずです。
パートナーとのセックス以外の性欲解消法を持っておくことは、夫婦円満にもつながることではないでしょうか。
人として異性として愛されたい
欲求不満以外の不倫衝動があるとしたら、性欲とは比較的に理性的な理由があると考えられます。
その一つが、「もっと愛されていたい」という理由。
たとえば、パートナーと十分に夫婦としての時間を過ごせていない、関心が向けられていると感じられない、などの状況では、思い描いていたような幸せな結婚生活とは食い違ってしまいます。
「いつまでもパートナーにとって魅力的な人として愛されていたい」という理想が現実で叶わなかった場合、自分に魅力を感じてくれる他の人と関係を持って、癒されたいと思うのでしょう。
結婚したのに愛してもらえないのは、誰かに片思いをするよりも辛いことかもしれません。
忙しい仕事をしている人だとしても、LINEや電話で愛情のある言葉をくれる余裕があっても良いはずですが、夫婦らしいコミュニケーションがないとしたら「別れたい」という気持ちが湧いてきてもおかしくはありません。
ただ、そこで「パートナーの関心を引くための不倫」を行動に移してしまえば、100%こちら側の失態と見做されます。
「愛されたかった」という言い訳は、ただ「かわいそうな人」という印象を与えるだけ。自己憐憫は相手から余計に冷ややかな目線をもらうことになるので、寂しくても不倫は我慢した方が賢明です。
ひとまずは、改めてパートナーの人柄について考えてみても良いのではないでしょうか。愛情表現のやり方は人それぞれなので、自分でも気がつかないようなところで相手は愛してくれているのかもしれません。
あるいは、どうしても離婚することができないという場合以外で、もし本当に自分への愛が冷めていると感じられるなら、離婚も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
今の結婚を続ける理由
結婚は、結婚式などをする場合、お金も時間も労力もかかるものですが、離婚の場合はそれに加えて憎み合いのストレスがあるので、より苦痛なことといわれています。
それに、離婚歴があると体裁が悪いと感じる場合もあるでしょう。これらの状況を避けるために、冷め切った結婚関係を我慢して保ち続けてしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし、もし他にもっと自分にふさわしい相手がいるとしたら、上記の考えもデメリットでしかないかもしれません。
過ぎた時間は2度と戻らないので、今のパートナーと婚姻関係を続けている時間も、冷酷にただ消費されていきます。
もしその時間に、誰か他の人と本気で恋愛し、今よりも良い結婚ができるとしたら。人生の時間を無駄に消費してしまっているとも考えることができます。
ただ、離婚をしてから新しく恋人を見つけると考えた時に、「もし見つからなかったらずっと孤独なのでは」という不安がよぎるのではないでしょうか。
このような場合、不倫をするというのは、ただ離婚をして孤独になるリスクを避けるため、今の関係を「保険」として維持しつつ、離婚後に関係を続けられる相手を見つけたいという、二段構えの計画も含まれるでしょう。
このとき考えたいのが「自分1人で幸せに生きるにはどうするか」ということ。恋人やパートナーのような他人に自分の幸せを委ねるのではなく、自分自身で自分を幸せにできる方法を見つけることをおすすめします。
毎日に刺激が欲しい
毎日変化のない結婚生活に退屈してしまい、スリルや刺激欲しさに不倫に走るというケースは、さほどないように思われます。
ですが、ストレス発散や現実逃避のためなど、安定した日々に退屈して、非日常的な不倫という行為に手を染めてしまう場合も実際にあるようです。
参照:なぜ不倫をしてしまうのか?|HAL探偵社
結婚相手との仲に不満を持つ人にとっては、安定した結婚生活をなぜわざわざぶち壊しにするような行為をするのか、理解し難いかもしれません。それでも、不倫願望の理由とは人それぞれなのです。
まず、家事や育児などの家庭のストレスを発散するために不倫をする道を選ぶことがあるようですが、趣味や旅行など別のことで発散するのではなく、不倫という選択をするのはなぜでしょうか。
それは、ストレスが溜まっていた時に偶然不倫をするきっかけが訪れれば、そちらになびいてしまうのだと考えられます。家庭の愚痴を聞いてくれる好みの相手がいいタイミングで現れて、ついのめり込んでしまうのです。
また、スリルを求めて不倫をするというタイプの人は、もともと安定した結婚生活に向いていない性格とも考えられます。
恋愛は脳内ホルモンの関係で3年もすれば誰でも倦怠期が訪れるものですが、刺激欲しさに不倫をしたがるというのは、燃え上がるような恋の感覚に飢えているともいえます。
参照:「オキシトシン的幸福」 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
安定した関係の中で腰を落ち着けるよりも、常に恋をしていたいというタイプは、結婚するよりも独り身でいる方が無ているのかもしれませんね。
好奇心で全てを失うパターン
結婚をしたということは、「この人ならずっと一緒に」と考えている、あるいは少なくとも考えていたということですよね。
その上で、現在結婚をしたパートナーと問題なく、安定した暮らしができているということは、人生の一つの成功ということもできるでしょう。
その成功を不倫のリスクに晒すことについてよく考えなければいけません。不倫はパートナーに対する侮辱行為であり、これまで自分が築き上げてきた家庭の崩壊を招いてしまう、いわば「地獄への入り口」でもあるからです。
YouTubeやブログにある報復系のコンテンツにいくつか触れておくといいでしょう。不倫をした人がどのような罰を受けるのか、よく知ることができます。
良いパートナーと良い関係を保てているのに不倫願望が芽生えてしまうのは、家庭のストレスやマンネリ感などの苛立ちを抱いている一方で、パートナーに甘え過ぎてしまっている可能性もあります。
「この人は自分が何をしても結局は離れていかないだろう」という憶測は、大抵の場合当てになりません。人の心は変わるものなので、何に変えてもあなたのことを愛するように思えるパートナーも、不倫をすれば憎しみを向けてくることだってあり得るのです。
やんちゃな気持ちでパートナーを傷つけることだけは避けたいところ。不倫以外のストレス発散方法を見つけましょう。
そもそも自分が結婚に求めているものとは
自分に不倫願望があると気がついたとき、なぜパートナーを裏切る行動をしたがっているのか理由を考えると同時に、自分が結婚というものに何を望んでいたのか、という事についても思い返してみてください。
今の結婚相手と結婚することが決まった時、どんな結婚生活を思い描いていたでしょうか。きっとほとんどの人が、結婚生活に希望を抱いていたことと思われます。
しかし、思い描いていた理想と現実が異なるとがっかりしてしまうものですから、何かしらの理由でパートナーと不仲になってしまう場合もあり得ます。
他人に期待しすぎると良いことはないとはいえ、もしも結婚することで独身時代より不幸になってしまうことがあれば、不倫といわず早めに離婚を考えたいところ。
ただ、「思い描いたような贅沢ができなくて退屈」といったワガママな気持ちや、「誘ってくる不倫相手が悪い」という意志の弱さは、不倫で他の異性と関係を持ったところで解決するものではなく、事態を悪化させるだけです。
つい、不倫や浮気の話になると説教のようになってしまうのですが、不倫は基本的には「ちょっとの気持ちよさ」のために自分を含めた周りの人全員を不幸にする行為になるので、まずここで足止めしたいというのが筆者の気持ちです。
自分が本当はどんな結婚生活を望んでいたのか、あるいはどんな人生を歩みたいのか、答えが出るまで1人で考えてみてください。その答えが出た時、今のパートナーとは自分が望んだ未来が叶えられないとわかったら、不倫という自分を悪者にしてしまう形ではなく、できるだけ正しい形で対処しましょう。
パートナーと話をしよう
自分とパートナーとの間にわだかまりがあるとき、できる限り話し合いで解決するのが望ましいです。
しかし、不倫願望のような秘密の欲望が芽生えてしまうような状況では、相手と十分なコミュニケーションが取れていないことと思われます。その場合、不倫願望を解決できるよう、パートナーとの関係性を改善することはできるのでしょうか。
まず、パートナーとの性生活に不満がある場合。「あなたとの夜の営みに満足できません」と打ち明けるのはお互いに精神的に辛いものですが、相手が改善点を知ることができなければ、ずっと不満なままです。
「この時こうして欲しい」と伝えることは恥ずかしいことと思われがちですが、黙って演技したり相手の欲求を断るよりは良いはず。そこで要望を一切聞かないことがあれば、それは相手の落ち度です。
お互いがどうすれば満足するのかを知ることは、夫婦仲においてとても大切なこと。一般的なセックスの流れに沿う必要もないので、自分たちなりに性的満足感が得られる方法+夫婦のコミュニケーションを取る方法を模索してみてください。
愛情が足りないと感じる場合も、相手に「寂しい」と伝えないと改善することはありません。パートナーが忙し過ぎて会話をする暇もないという状況はかなり辛いものですが、こればかりは無理にでもコミュニケーションを取る時間を作れなければ仕方ないものです。
働きすぎでストレスを溜めている人に、余計にタスクを与えたり、不満をぶつけることは地雷を踏むことと同じなので、伝え方には工夫しましょう。自分の欲求と、相手ができそうな改善策を端的に伝えることがコツです。
刺激やスリルが欲しい場合には、旅行計画を考えるなど、非日常的な過ごし方を提案してみましょう。海外旅行やキャンプ、ラブホテル滞在など、今までカップルでやらなかったことを試してみる良い機会です。
夫婦はちゃんとコミュニケーションさえ取れていれば、不倫に走る必要はないのかもしれません。めんどくさがらずにお互いに向き合ってください。
パートナーにバレない不倫の方法はあるの?

残念ながら、お互いに向き合うことができない夫婦も存在することと思われます。
ストレスだからとコミュニケーションを避けるのは、相手に歩み寄り、適切な時と場所、言葉を選んで話ができないという欠陥ともみなせます。大人として、パートナーとして、大切な人を大切にできるかどうかは一つの課題なのです。
しかし、不倫の衝動の影には、人それぞれの複雑な理由が絡んでいることと思われます。不倫も1人でするものではないので、不倫相手との関係によっては「本当に得たかった愛」をその禁断の関係で見つけられる場合もあるかもしれません。
ただ、絶対に避けたいのがパートナーに不倫がバレることでしょう。バレれば一巻の終わりであり、これまで積み上げてきた人生が台無しになってしまう可能性もあります。
友人関係も仕事上での信頼も失いますし、家族親戚関係でも肩身が狭くなるでしょう。それだけ、不倫というタブーに対する世間の目は冷たいです。
続けていればいつかはバレるものが不倫と考えましょう。しかし、バレない不倫があるのも確か。
一時限りの関係に限り、証拠を隠滅するなど、足がつかないようにすればパートナーに気づかれない場合もあります。
では、バレないように不倫をする方法について解説します。悪用しないよう、参考程度に読んでいただけたらと思います。
スマホに証拠を残さない方法
現代では誰でも、浮気・不倫の証拠を探すとしたら、まずはスマホの中身を見ようとするはずです。
LINEやSNS、写真フォルダ、連絡先、決済の履歴など、スマホには個人の人間関係や過去の行動の情報が全て詰まっています。
よって、スマホに不倫の証拠を残さないということが、まず何よりも大切なバレ防止ということ。
どんな手段で不倫相手と連絡をとるでしょうか?通常は人とやり取りをするときにはLINEを使うと思われますが、LINEは通知がロック中の画面にも出ることがあり、パートナーの近くにスマホを置いておくだけでも、不倫がバレてしまうかもしれません。
LINEの設定で特定の相手のみ通知をOFFに設定することはできますし、LINEの相手の名前は自分のスマホ上でのみ表示名を変更することも可能です。ただ、トークの内容を見られれば不倫関係がバレてしまうので、メッセージはこまめに消去するのが無難でしょう。
また、ブラウザ上で相手とやり取りしている場合は、使ったツールがバレないよう、常にシークレットモードを使用しましょう。
ただ、スマホのセキュリティを高めたり、神経質なほどアプリの使用歴や通知を隠そうとするのは、かえって怪しい行動とみなされます。
不倫をするときは、パートナーが自分のスマホのパスコードを知っていて、いつでも見られる可能性があるという想定でスマホを使いましょう。警戒心があるように見えるほど隠し事があるとバレやすくなるので、いつでも相手にスマホを貸しても問題ないような状態にしてください。
厳重なセキュリティは逆に怪しい
スマホには、パスコードロックの解除を一定回数間違えるとシステムが初期化されたり、長時間使用不可能になるなどのセキュリティがデフォルトで備わっています。
しかし、デフォルト以上の覗き見対策やセキュリティ強化をするのは、かえって「このスマホには見られたくない情報があります」とアピールしているようなもの。
たとえば、勝手にロック解除をされたくない人向けに、ロック解除をするたび自撮り撮影と位置情報を保存する、盗み見防止アプリなどがありますが、そのアプリを入れている時点で浮気や不倫の疑いをかけられると思った方がいいでしょう。
「浮気/不倫の傾向」で検索すれば、あらゆる怪しい行動についての情報をみることができますが、「トイレやお風呂にスマホを持っていく」「寝るときにスマホを枕の下に入れる」など、絶対に恋人やパートナーにスマホを触らせないようにするのも、その怪しい行動の一つです。
銀行のセキュリティが厳重であるように、守りたいものほど過保護にしてしまうもの。不倫の証拠を隠そうとするのも、絶対にパートナーに見つかりたくないからという理由がありますが、スマホのセキュリティを高めるほど怪しく見えてしまうのです。
そのため、不倫の動向を掴まれたくなければ、スマホの盗み見対策はセキュリティを厳重にするのではなく、相手とのやり取りの証拠を消すなどの中身のクリーニング作業に徹底しましょう。
普段のスケジュールを変えない
不倫の動向は、普段の行動からも怪しまれることがあります。
不倫相手と会うために、いつもとは違う時間に帰宅する、いつもより休日に出かけることが増えるなど、普段のスケジュールを急に変えることで、パートナーに不倫を勘付かれるというケースです。
仕事の都合や新しくできた友達と遊びに行くなどの理由で、普段のスケジュールが変わることはありますが、共同生活を送る以上、スケジュールの変更があれば相談するのが常識。普通なら、前から話題に出てくるものと思われます。
そこで急に「仕事が忙しくなった」「友達と遊びに行く」といって不倫相手と会いに行っていると、後で仕事の内容や遊びに行った先などを聞かれるうちに、言い訳が苦しくなってボロが出てくるかもしれません。
また、仕事の繁忙期には大抵の場合パターンがあるはず。結婚生活が長いほど、そのリズムはパートナーにも把握できます。友達関係についても同様ですし、頻繁に会うような友達なら家に招待すれば、と提案することもあるでしょう。
そのリズムや交友関係の様子で、明らかに普段のパターンからずれているのも、不倫がバレるきっかけになり得ます。
なので、不倫相手と会う時は、できる限り普段のスケジュールに沿う形で行動することが必要です。
身だしなみの変化にも注意
スケジュールの他に、身だしなみの変化も不倫バレするきっかけとして知られています。
急におしゃれになった、色気付いた、本人の趣味と違うものを身につけ始めた、など。外見の変化は、心の変化の表れでもありますから、普段の身だしなみが変わってくれば、勘のいいパートナーには気づかれるかもしれません。
不倫相手に気に入られたくて身だしなみに気を使い始めるほか、女性の場合は新しい恋を始めたことで女性ホルモンの分泌が増え、肌に艶が増し若々しく見えるようになるという傾向もあるようです。
参照:不倫をしている人には特徴がある!?|HAL探偵社
また、本人の趣味じゃないものを身につけるようになった場合、それは不倫相手からのプレゼントではないかと疑われます。
アクセサリーをつけないタイプだったのに、ブランド名も知らないようなものをつけ始める、ディズニーでしか買えないペアのキーホルダーを持っているなど。
こうした変化は些細なものに感じられるかもしれませんが、浮気や不倫などの兆候に敏感に反応する人や、情報通な人にはすぐに見抜かれてしまうでしょう。
何か新しい服やメイクをするときにはパートナーに「どう?」と聞いてみるなどして気を逸らし、不倫相手にもらったアクセサリーやペアのグッズなどは、できれば家以外の場所にしまっておくのが無難です。
物的証拠の隠滅方法
不倫がバレるのは、その証拠を掴まれたときです。
スマホを盗み見られて不倫相手とのLINEや電話の履歴を見られるなどのオンラインの証拠にも注意するべきですが、物的証拠を掴まれないようにするのも不倫バレ防止には重要なこと。
たとえば、ホテルやレストラン、プレゼントなどのレシート。ラブホテルの場合は一発アウトですし、2人前以上の食事のレシートなどは、内容によっては異性や普段の友達以外の相手と過ごしていたことがわかります。
不倫相手の名刺など、相手の名前を特定されるようなものも家に持ち帰ってはいけません。当然ですが、写真も絶対にアウトなので、不倫相手とのツーショットは撮らないようにしましょう。データとしてスマホに残すのもNGです。
これらのような物的証拠の中でも、特に性交渉があった証拠となるホテルのレシートや録画、録音、写真などは、有責配偶者である確固たる証拠となってしまいます。不倫では交際費も経費で落とすのも諦め領収書やレシートをもらわないようにし、証拠を残さないようにして帰宅しましょう。
髪の毛一本、ピアスひとつにも注意
不倫相手と肉体関係を持つなど、密接な関係性になったときは、気をつけていてもいつの間にか不倫相手にちなんだものを持ち帰ってしまう可能性があります。
たとえば、髪の毛が服に付いていた、相手の香水の匂いが服に付いてしまった、など。一般的に男女では髪の長さが違うことが多いですし、自分か相手のどちらかが髪を染めているなどの場合は、特に注意しなければいけません。
加えて不倫相手には香水をつけないようお願いしないといけませんが、なかには離婚させたくてわざと香水をつけてくる不倫相手もいるかも。
あなたの気を引きたくて、わざと証拠を残す不倫相手がいる場合は、圧倒的に不倫の事実がバレやすくなるでしょう。
あなたに気づかれないよう、そして反対にあえてあなたのパートナーにはわかるように、髪の毛、香水の匂い、キスマーク、ピアスなどの小さなアクセサリーを忍ばせるなど。
既婚者であるとわかっていて不倫関係を持てば、未婚の相手でも慰謝料請求の対象になります。にもかかわらず、わざと関係をバラすような行動をする不倫相手は、お言葉ですがあまり賢い人とはいえません。
自分達の関係を破滅させることになるので、精神的に未熟な人を不倫相手に選ぶのも考えものです。不倫をすること自体、社会人失格とはいえ、あまり情のある不倫はしないほうがいいのかもしれませんね。
不倫の場所の選び方
不倫相手とデートをする場所も慎重に選ぶべきです。ラブホテルや出張先のホテルなどは定番のような不倫現場ですが、不倫相手と「交際」の形で長期的な関係を結ぶときには特に注意したいところ。
仕事先や住居から近いホテルに通っていれば、知り合いに見つかる可能性は高いでしょう。同じホテルに通う場合も同様です。近場を不倫のデート先に選ぶのは、自分を自分で追い詰めることになるでしょう。
また、不倫相手の家に行けば、服や荷物に相手の髪の毛が付く可能性は高いですし、部屋の芳香剤などが染み付けばそれでバレる可能性もあります。
となると、バレにくい不倫の場所となれば県をまたぐくらい遠出をする必要があるでしょう。ただ、車でデートをするのも、相手の髪の毛をはじめとする物的証拠が残りやすいので注意が必要。
こう考えてみると、バレにくい不倫というものがあるとすれば、不倫相手が非常に協力的である場合に限られるかもしれませんね。
家を選べばバレないわけがない
不倫をする上で最も愚かと思われるのが、パートナーと暮らす自宅に不倫相手を呼ぶことです。あらゆる物的証拠が家に散乱することになります。
確かにスリルはあるかもしれません。逆にいえばそれだけ命懸けと思うべき。パートナーがいつ帰ってくるかわからないですし、修羅場になったら無傷でその日を終えられる保証はないでしょう。
それに、家に不倫相手を呼ぶほど危機感が緩ければ、バレないと思っていてもパートナーは知らないふりをしているだけで、慰謝料請求に向けて既に動き出していることもあり得ます。
パートナーが出かけると言っている時間帯に不倫相手とお楽しみ中に、既にパートナーが雇った探偵が動き出しているかもしれません。
好奇心がパートナーから不倫相手に集中している時点で、不倫がパートナーにバレていないかどうか気になったときには、全てが手遅れである可能性も。自宅で不倫相手と会うことだけは、やめておきましょう。
不倫以外の解決法を探してみよう

結局、バレないように不倫ができるとしたら「パートナーが自分に対して興味を失っているから不倫を疑おうともしていない」という冷め切った関係に限られるのかもしれません。
もしそこまでお互いに無関心になってしまったなら、真っ当に離婚を考えたほうが良いでしょう。良い再スタートのために、円満離婚を目指したいところです。
自分の努力次第で夫婦関係が改善すると思えるなら、不倫をする以外に自分の欲求を満たす必要があります。
今まであらゆる趣味や娯楽を試してきたのでない限り、新しくハマれる趣味はあるはず。誰かに愛されたい、認めてもらいたいという欲求があるときも、恋愛以外の方法を模索すればいいのです。
では、不倫願望の解決策として、不倫以外の道を探ってみましょう。
真面目に離婚を検討する
「不倫したい」という欲求が、実際は「今のパートナーとの結婚生活はもう限界」という気持ちからきている場合は、まず不倫を実行に移す前に、真っ当に離婚の選択肢を検討するべきではないでしょうか。
パートナーとの関係が終わっていると感じているにもかかわらず、離婚に踏み込めなとすれば、以下のような理由が考えられます。
- 独身に戻るのは経済的に不安がある
- 子供のために我慢すべきと考えている
- バツイチになるのは体裁が悪い
この中でも、経済的不安や世間体が気になるという理由の場合は、自分の気持ちの切り替えや努力次第で改善できます。このままパートナーと不仲のまま人生を終えていくことと、どちらが自分にとって最善の道なのか、よく考えた上で決断しましょう。
難しいのは、パートナーとの間に子供がいる場合です。子供にとって、両親の離婚は大きなストレスの原因となり、精神的に不安定になってしまうこともあるため、子供の健全な成長のためにもできる限りは夫婦仲を改善する方向で解決したいところ。
しかし、以下のように結婚生活を続けることで、かえって子供に悪影響を与えるケースもあります。
(1)激しい夫婦喧嘩や家庭内別居で家庭環境が子供にとって悪影響を及ぼす場合
(2)DVやモラハラがあり心身に悪影響を及ぼす環境の場合
(3)金銭トラブルがあり子供に経済的な悪影響が及ぶ環境の場合
引用元:離婚が子供に及ぼす影響は?| リーガライフラボ
上記のような環境であれば、専門機関に相談しつつ、真剣に離婚を検討したほうが良いでしょう。このようなケースにおいて不倫をすればより子供に悪影響を及ぼし、離婚調停も難しくなる可能性もあるので、現実逃避で不倫をするのはNGです。
結婚前と後の自分の変化を見つめ直そう
真剣に離婚を検討する場合、パートナーに「離婚したい」と相談する前に、「不倫したい」と思うほどにストレスを感じている原因を特定しなければいけません。
今のパートナーと結婚をする前と、結婚した後ではどちらの生活の方が自分にとって幸せだったでしょうか?
生活環境を変えるということは、古い環境から新しく良い環境を選び取る取捨選択のようですが、実際のところは「友達とすぐに会える環境」や「好きな仕事に集中すること」など、自分にとって大切なことを犠牲にしなければならない場合も。
結婚後の新しい環境で得られたものと、自分が過去に置いてきたものと、どちらが価値のあるものと思えるでしょうか。
それでも結婚する前の方が幸せだったのだとして、自分が今置かれている環境がパートナーと話しても改善されないのだとしたら、離婚をきっかけにまた新しい環境下で、新しい幸せを見つけることもできるかもしれません。
ただし、たとえ離婚したとしても、過去の仕事や友達がそのままの形で戻ってくるわけでもないことも現実的です。それでも離婚をしようと決意したなら、離婚後に自分がどうやって生きていくのか、どんな生き方が理想なのか、はっきりと言語化できるまで考えましょう。
みんなオタクになろう
今のパートナーとの性的関係性のみが原因であって、それを除けば夫婦仲は問題ないという場合。現実の人間と不倫関係を持つことよりも、いわゆる「推し」を作ることで、ときめきが帰ってくるかもしれません。
好きな俳優やアイドル、宝塚、はたまた漫画やアニメのキャラクターでも良いでしょう。何か自分の好みにハマる人を見つけて、深掘りして追いかけてみてはいかがでしょうか。
不倫関係は相手がいないと成立しないもの。相手も生身の人間だとすると、面倒なことや嫌なこともたくさんあるはずです。そこで、恋や憧れの気持ちを向ける相手を「手の届かない存在」にすることで、ノーリスクで浮気心を解消してみましょう。
どんな作品でもいいので、映画やドラマ、舞台、ミュージックビデオ、アニメ、漫画、ゲームなどのコンテンツに触れて、その中の登場人物で自分のタイプの存在を見つけてみてください。
推しのいるオタクと比べれば、オタクではない、不倫相手を探している人は、生身の人間と関係を持って迷惑をかけるという点で実害があるともいえるでしょう。
実際、未婚者ではオタクとそうでない人とでは10%も幸福度に差があるという調査結果もあり、オタクとして好きなコンテンツや推しがいることは、毎日の生活に潤いを与えることなのです。
参照:「オタクは結婚できない」という大いなる誤解 | 東洋経済オンライン
もちろん、推しの俳優やキャラクターの作者をストーカーするような犯罪行為や、推しを生きがいにしすぎて現実の生活をおろそかにしてしまうことはNGですが、いち「ファン」として推しを応援することはかなり健康的ともいえるでしょう。
生身の人間ってそんなに魅力的?
既婚者として、パートナー以外の相手に気持ちを寄せたり、性的関係を持つことは、周囲の人に多大な迷惑をかけること。
それに、婚外恋愛で体の関係を持つことについては、性感染症のリスクも忘れてはいけません。性病になったことから不倫がバレるという道筋はとても恥ずかしいことですから、あらためて不倫のデメリットを見誤りたくないところです。
オタクの筆者からしてみれば、興味を向ける対象をパートナーから他の生身の人に移したところで、またその相手の欠点や気に入らない点が見えれば再び幻滅するだけです。
理想的に見える相手でも、人間は誰でも不完全なものなので、結局は好きではなくなってくるのではないでしょうか。性的関係も同じ相手と続けていれば飽きてくることもありますし、誰もが毎年老けていくということを忘れてはいけません。
好きになる気持ちや、憧れの感情を抱く相手に理想を求めるなら、架空の人物像のほうが合理的ではないでしょうか。顔も性格も欠けがないので、素直に好きになれるかと思われます。
欠点のある人間と深く関わりを持って、愛しあう努力をするのは1人だけで十分です。恋愛関係を増やしたところで、そのぶん労力も面倒ごとも増えるだけ。
生身の人と現実的に関係を持って、自分の生活環境をリスクに晒すよりも、ノーリスクで「推し」と想像の中だけで浮気をする方が(ちょっと気持ち悪く聞こえるかもしれませんが)健全です。浮気心が芽生えたときは、とりあえず「押し活」してみてはいかがでしょうか。
仕事や趣味に喜びを見出そう
誰かに愛されたい、認めてもらいたいという感情は、結婚相手や不倫相手などとの結婚・恋愛関係上ではなく、もっと別の場所で得られるかもしれません。
たとえば、仕事や趣味の活動で成果を出せば、周りがあなたのことを「すごい人だ」と認めてくれるでしょう。
いわゆる「承認欲求」とは、恋愛で満たされるよりも、もっと別の場所で努力をして掴み取ったほうが、満足できるものかもしれません。
社会で「不動の地位」を獲得するのは、特定の分野で他の人よりも秀でた成果を残さなければならないので難しいことですし、SNSなどでも絶えず更新していなければ、人に忘れ去られてしまいます。
しかし、何か賞を取ったり、書籍を出版するなど、「自分が認められた」という決定的な証拠があれば、精神的にもかなり満足感があります。「自分が何者かになる」ということは、恋愛や結婚でも満たされない、変え難い成果になるでしょう。
反対に、恋愛関係の上で認めてもらえるのは、性的魅力や個人的な性格など、生まれ持った性質に近い部分であり、自分がこれまで成し遂げてきたことを評価される優先順位は比較的低くなります。
そのため、仕事や趣味で周囲の人に自分の価値を認めてもらう方が難しく、より達成感があるものかもしれません。何より自信がつくことですから、パートナーとの関係で行き詰まったら、仕事や趣味に打ち込んでみるのもおすすめです。
愛される方法は恋だけではない
「誰かから自分が愛されている」「自分の居場所がある」ということは、自己承認の上で大切なテーマです。しかし、人に愛されることとは、恋愛や結婚関係だけでしか得られないわけではありません。
たとえば、学校の先生や保育士、介護士、看護師のような職業は、悪質な仕事をしない限りは人に尊敬され、感謝されるものといえます。
それらの職業に共通するのは、人に必要な知識やケアを提供していること。つまりは「与える」ことです。
人は、誰かに何かを「してもらう」ことで、その人のことが好きになったり、感謝をしますよね。それは、誰かに何かをしてあげられる人が「愛される」のだともいえるでしょう。
ただ、夫婦関係の中でお互いに何かをしてあげることは当たり前のこととはいえ、パートナーにロクに感謝をしない人もいるものです。すると、相手に尽くすことが無意味に思えてしまうでしょう。
しかし、不倫をしたところで、その相手に本当に自分が愛されるとは限りません。本当に愛されたいと思った時は、恋愛のような狭い世界ではなく、自分が「与える」という行動をする相手を増やすことがヒントかも。
ボランティアをする、人助けにかかわる仕事に就職するなど。それぞれ簡単ではありませんし、困難もあることですが、努力をすれば人に感謝されること、慕われることで、承認欲が満たされるでしょう。
人に愛されることを恋愛や結婚、家族関係だけに求めるのは、むしろ不健全かもしれません。まずは友達や同僚などの身近な人に親切にすることから「自分が人として愛されること」について行動してみてはいかがでしょうか。
不倫にリスクに釣り合う喜びはあるのか
不倫には、家庭崩壊、信頼関係の喪失、性感染症というあらゆるリスクがついて回ります。その代わりに得るものとは何か、いま一度考えてみるべきです。
不倫で得たい快感や満足感は、上記のリスクと釣り合うほど大きなものなのでしょうか?
それでも不倫に走るという人のなかで、真剣に不倫という関係になってしまった相手と恋をしているのでないとしたら、ほとんどは衝動的な行動だと思われます。
不倫関係になってしまうような状況に偶然置かれて、つい情に流されて、酔っ払った勢いで、我を忘れて関係を持ってしまう、など。初めから「よし不倫しよう!」と考えて行動したわけでないのは、ある意味「事故」ともいえるかもしれません。
ただ、リスクを避けたいならその「事故」にあうようなシチュエーションから避けたいところです。大人たるもの過失も罪ですから、不倫願望は実行に移す前に解消するに越したことはありません。
不倫願望の根源を見つめなおし、自分なりの解決法を探ってみてください。それでもつまづいてしまう場合は、カウンセリングを受けるという手もあります。
一時の気の迷いで人生を破滅させてしまわないよう、気をつけてくださいね。
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