不倫が原因で夫婦関係が破綻した場合の慰謝料は、平均50〜300万円といわれています。
参照:不貞行為があった場合の慰謝料の相場はいくら? | 離婚弁護士マップ
不倫相手が配偶者を、既婚者と知りながらもそそのかしたことが不倫のきっかけである場合は、不倫相手も慰謝料請求の対象です。
その不倫=不貞行為の条件とは、婚外恋愛で肉体関係を持つこと。ですが、プラトニックな恋愛でも、その浮気のせいで夫婦関係が破綻したと認められれば依然として慰謝料請求の範囲内である場合があるので注意が必要。
「この人」と決めた相手がいながら不倫相手を探すのは、責任能力について問われる問題です。しかし、近年では20代の夫婦で不倫をしたことのある男女の割合は、2017年は3割程度だったのが、2020年では5割以上にものぼる事態になっているとか。
参照:浮気・不倫経験率|ジャパンセックスサーベイ
若い夫婦のうちおよそ半分は不倫の経験があるということ。とんでもないですね。
しかし、これらの不倫経験者は一体どこで不倫相手を見つけているのでしょうか。今回は、不倫相手の探し方、そして不倫相手探しに人気のマッチングアプリやサービスをご紹介します。
この記事を参考に不倫相手を見つけるか、逆にパートナーがどこで不倫相手を見つけているのかを探るかは、あなた次第です。
不倫相手の探し方と出逢いの方法

不倫経験者は、一体どんな場所で不倫相手と出会っているのでしょうか。
最も一般的な方法を知ることで、自分も不倫相手を見つけるのに役立ち、またパートナーの不倫が心配な人も、警戒するために参考になるでしょう。
まずは定番の出会いの場所、またSNSでの出会いの探し方を掘り下げてみます。また、その中でも「継続的な関係」を探す場合、「一夜の関係」を探す場合で、出会いの場も質も異なりそうです。
また、不倫の出会い探しをしようと思い立った時点で、不倫をすることのデメリットについてしっかり知識を得ておきましょう。
リスクを知らないで不倫に走れば、思わぬところでパートナーにバレて、あっという間に家庭崩壊、慰謝料請求、社会的地位の墜落ということになりかねません。気づかれていないと思っていても、パートナーは既に浮気調査の依頼者としてことを進めているかも。
リスクは知らないよりは知っている方が浮気バレ対策も取りやすいですし、自分がこれから何をしようとしているのか、具体的に理解してから行動に移りましょう。
では、初めに不倫相手との出会いの定番の場、また注意点についてお話しします。
不倫・浮気相手と出会う場所の定番
不倫を経験した人が、不倫相手と出会った場所で最も多いのは「職場(社内)」である、というデータがあります。
参照:浮気相手との出会いの場所 | マイナビニュース
毎日出社して顔を合わせる相手とは、親密な関係になりやすいものです。
社会人の恋愛の出会いの場で最も多いのも職場ですが、結婚相手にとっては思い出深い出会いの場所が、同時に異性のライバルとも言える不倫相手との出会いの場にもなりかねないのは、大きな落とし穴ともいえます。
職場・社内不倫の場合、「一夜の関係」という限定的な関係よりも長期的な不倫関係になることが考えられます。
その場合、不倫相手と付き合うようになってから時間が経つほど、ボロが出る瞬間も増えるわけですから、社内でもバレやすくなり、パートナーにも察知される可能性も高くなるため、相手との距離感には注意が必要。
職場に次いだ不倫の出会いの定番は、マッチングアプリです。こちらも恋愛の出会いにおいても定番化していますよね。
マッチングアプリは、近年様々な出会いの需要に合わせて多様化しています。結婚を前提とした出会い探しのアプリから、バツイチ専用の婚活アプリまで。そして、不倫相手探し専用のマッチングアプリもあるのです。
既婚者同士の出会いに特化した、いわば「ダブル不倫専用アプリ」ですが、アプリが故意に不倫を起こさせようとすれば、違法行為を助長しているようなものですよね。
よって、それら既婚者用マッチングアプリの目的はあくまでも「友達作りのためのアプリ」であるという前提があります。
ただ、マッチングした後のアプリ外のやり取りはユーザーの自由ということ。アプリやネットで出会う相手とは共通の知り合いや友だちがいないことが多く、パートナーにもバレにくいことから、最近では不倫の出会いのツールとして注目されています。
習い事や共通の趣味を通じて
不倫の出会いの定番は、職場とマッチングアプリということがわかりました。ですが、それは同時に不倫を疑うパートナーが真っ先に不倫相手の身元を探るのも、職場とマッチングアプリということです。
社内不倫は身近な同僚がパートナーにタレコミをしないとも限りませんし、マッチングアプリもスマホのロックを解除されないようにと必死になるほど怪しく見えてしまいます。これら2つの出会い方は疑われやすいことは、よく注意を払わなければいけません。
そのため、バレにくい出会いを探すとすれば、めずらしい出会い方を狙うことが推奨されます。出会える確率は非常に低くなりますが、一夜の出会いよりも長期的な婚外恋愛を求めるなら、バレにくい、予想されづらい出会いを探す方が、不倫バレのリスクが低いでしょう。
たとえば、習い事や共通の趣味を通じた出会いなど。
英会話教室や料理教室など、グループレッスンのある習い事では、他の受講者と話をする機会もあり、出会いにつながりやすいと考えられます。注意点として出会い目的で受講したことがわかれば強制退会もあり得ますが、慎重に行動を心がければ、出会いもあり得るかもしれません。
共通の趣味を通じた出会いというと、テニスやフットサルなどのスポーツサークルや、ネットゲームのオフ会など、あらゆる種類のものがあります。
これらの出会い方は、パートナーが知らないつながりであるほどバレにくいと考えられますが、用事も告げず休日に1人で出かけたり、帰りが遅くなればそれだけでも疑う根拠になるということは覚えておきましょう。
SNSで不倫の出会いは探せる?
ネットを駆使した出会い探しで気になるのは、SNSの裏垢を使って不倫の出会い探しはできるのかということ。
今、X(Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSは、若い人でひとつも使っていないという人が珍しい時代です。それほど、誰もが何かのSNSを駆使して友達や知り合いを作っています。
よって、スマホでSNSを開くこと自体何も不自然ではなく、マッチングアプリのアイコンがホーム画面に残ることもないので、SNSで不倫相手とのやり取りが見つかったり、スマホを覗き込まれることさえなければ不倫バレもしにくいといえます。
実際、SNSで不倫相手を募集している人や、不倫相手と繋がっている人は多いのだとか。では、SNSで不倫相手と出会っている人は、どのように相手を探しているのでしょうか。
まずは、普段使っている、パートナーとも繋がりのあるアカウントで不倫相手を探すのはリスクが高いので、通常は「裏垢(裏アカウント)」と呼ばれる、いつも使っているアカウントは別の秘密のアカウントを作ります。
パートナーがSNSを使っていない場合は普段のアカウントで不倫相手を探す人もいるようですが、実名で利用すればいざパートナーがSNSを使い始めた時に、不倫相手との繋がりを特定されやすくなります。
次に、そのアカウントで発信するテーマを絞ります。共通の趣味で繋がれる人を増やすには、特定の話題に絞って発信を続ける方がフォロワーも増えやすく、また相互フォローも獲得しやすくなるでしょう。
そうして繋がった人とSNSの個人メッセージ機能を使ってコミュニケーションを図り、親密になったら直接相手と会い、不倫行為をするという流れ。女性の場合は不倫アカウントを作ればたちまち男性が言い寄ってくるので、不倫に至るまで非常に簡単。
ただ、SNSはマッチングアプリと異なり本人確認がないため、相手の年齢やプロフィールも事実かどうか確認する術がありません。そのため詐欺などの危険にも遭いやすく、思いがけず被害者にならないためには、SNSを利用した不倫相手探しには細心の注意が必要と考えましょう。
グループやコミュニティを活用
X(ツイッター)やFacebookには、「コミュニティ」や「グループ」といった、特定の話題や共通点を持ったユーザーが集まることのできる機能があります。
たとえば、DIY好きな人のグループでは人が作った物の写真が投稿され、コツや材料などについて話し合います。
キャンプ好きの人はおすすめのキャンプ場やブッシュクラフトなどの方法が、海外在住の人のコミュニティでは海外で日本人がどう居心地良く過ごせるかなど、あらゆる話題で盛り上がっているのです。
そのような共同体に属することで、共通の話題を持つ人を見つけやすくなりますし、その共同体で自分も色々な人と仲良くなり、また同じく社会性のある相手を選ぶことで、比較的安全な相手探しができるかもしれません。
なぜなら、いざ実際に会ってからトラブルが起こったとしても、共同体に相手の落ち度を通告するという制裁措置を取ることができるから。フォロワーが多い人ほど「アカウント削除して逃げる」ということもしないと思われるので、「悪いことをしたら晒される」という抑止力が働くのです。
グループやコミュニティを活用することで、SNSの出会い探しも効率的になります。ただ、自分自身がそこで不適切な発言をすれば、強制退会やブロックをされたり、「このアカウントに注意」と晒されることも考えられます。
SNSで出会えるような信憑性のあるアカウントに育てられるかどうかは、どれだけフォロワーを獲得するかにもよるので、アカウントの価値を損ねたくなければ、慎重な活動を心がけましょう。
一夜の出会いを探すなら
愛人、セカンドパートナーのような長期的な関係は、付き合いが長くなるほど不倫関係がパートナーにバレる証拠を残しやすくなります。そのため、不倫願望があってもパートナーと離婚したくないなら、不倫は一夜の関係に限られてくるでしょう。
すると、会社の同僚や友達繋がりのような、普段から顔を合わせたり共通の知り合いがいる関係から不倫相手を探すのはNGです。不倫の証拠や不倫相手の痕跡が見つからないようにしなければいけません。
同じ不倫相手と連絡を取り続ければ、それほどパートナーに不倫相手の存在が見つかる可能性も上がりますし、同じ家やホテルを利用すれば証拠も残りやすいです。パートナーと離婚して新しい恋人が欲しいというわけでもないなら、不倫で継続的な関係を持つのは避けましょう。
一夜の関係、つまりはお互いに深入りすることなく、身元を探ることもなく、一度きりの肉体関係を持つことを目的にした出会いを探すなら、マッチングアプリやSNSなどのオンラインのサービスを使うことが推奨されます。
オンラインの出会いなら、お互いに何の人間関係のつながりもなく出会うことが可能です。一度きりの関係なら、連絡先もあとでお互い消去してしまうなどすることで、不倫の証拠も残しづらくなります。
SNSの利用に慣れているなら、自己責任の上で注意しつつ相手探しをすることが可能ですが、慣れていないならマッチングアプリや出会い系サービスの理由がおすすめです。
マッチングアプリや出会いサービスは、登録のために身分証明書の提出などの本人確認が必要なことが多く、詐欺目的や架空の人物は登録できないようになっています。
通常の恋活、婚活アプリの場合は既婚者は規約違反のため登録できないか、あるいは登録しても後にBAN(アカウント凍結や強制退会)をされる可能性が高いですが、既婚者専用のマッチングアプリを使うことで効率的な不倫相手探しができるでしょう。
既婚者サークルとは
ネットの出会いに抵抗がある人は、リアルの中での出会い探しをしてみましょう。
都市部に限られますが、街コンや合コンの中でもオンラインでの募集に「既婚者合コン」「既婚者サークルイベント」というものがあります。
通常、街コンも合コンの募集も独身者に限定されていますよね。そこに既婚者が混じれば「昨日の合コンに既婚者がいて最悪だった」というクレームにつながりかねません。
しかし、参加者全員が既婚者に限定される集まりなら、そのようなことも起こらないのです。
お互いに「不倫になりかねない出会いの場に参加する」というリスクのある行動をとっているため、マッチングしてもお互いに証拠を残すようなミスをすることもなく、割り切った関係を持つことができるでしょう。
既婚者サークルの募集も、通常の街コンの募集と同じように、参加費が男女で同額であることはほとんどなく、基本的には男性の参加費は高額。
参加者の男女比では男性の需要が圧倒的に多く、女性は人数が少ないため、女性の参加費はちょっとしたランチ程度の金額で済むという構造になっています。
大抵はおしゃれなお店を貸し切ってのパーティやランチとなり、参加者の年齢も30〜50代が中心です。基本として「友達探し」という前提ですが、パーティー後の関係性は自分たち次第。
一夜の関係を探すとはいえ、実際に顔も見たこともないような人と急にサシで会うのは避けたい、という場合に既婚者サークルの参加はうってつけです。ネットの出会いに比べて一度の参加費がかさみますが、確実で安全な出会いを探したいなら、既婚者サークルに参加してみてはいかがでしょうか。
不倫したくなった時に考えたいこと
あらかた不倫の出会探し方法についてお話ししてきましたが、出会い方がわかったところで一度ブレーキをかけ、冷静に不倫のリスクについて考える時間を作りましょう。
まず、不倫がパートナーにバレる確率は男性95%、女性が5%といわれています。どれほど愛する妻に対しても夫はその変化を見抜けないのに対し、女性は些細な変化も見逃さないため、夫の不倫はほぼ100%バレるというのです。
男性にとっては恐ろしいデータですね。ただ、女性の不倫が表沙汰にならないのは、夫が妻の不倫に気付いたとしても、他の男に寝取られたのが恥ずかしいため黙認してしまう、というケースも含まれるそう。
参照:不倫がバレるきっかけとは?|Legal Mall
よって、「女性の不倫は95%バレない」というわけでもないと考えておいた方が無難です。
また、男女とも不倫がバレるきっかけもスマホから発覚することが多く、LINEの通知やSNSの繋がりでバレる、あるいはスマホを肌身離さず持っていることから怪しまれ、別の持ち物から証拠がバレるというケースも。
あるいは、パートナーがこちらと離婚して慰謝料請求をしようと考えている場合、不倫を疑っても気付いていないふりをし、隠れて興信所に調査を依頼している可能性もあります。
プロの探偵に対して証拠を残さないように行動するというのは、よほどのスパイの才能でもなければ不可能でしょう。まず白黒はっきりしますし、相手は確たる証拠を掴むことになるので、裁判では不倫に走った側が必ず不利になります。
不倫関係が長期化すれば、必ずパートナーにバレると思った方が良いでしょう。一夜の関係だけを探すとしても、性病にかかればすぐバレると思われますし、細心の注意を払わなければ裁判離婚、慰謝料地獄が待っていると考えましょう。
「慰謝料」が課せられる条件
不倫に対する慰謝料が課せられる条件について、詳しくご説明しましょう。
まず、記事の冒頭でもお話ししたように、不倫=不貞行為とは、婚姻・婚約・内縁関係の外で肉体関係を持つこと。
つまりはパートナー以外の相手に恋心を持っただけでは不倫とみなされません。不倫相手とセックス、あるいは性交渉に限りなく近い行為を持つことが「不倫」と定義されます。デートや、キス、ハグ、LINEのやりとりなどだけでは、不倫の証拠にならないのです。
しかし、肉体関係がなくとも、家庭をかえりみない婚外恋愛の交流によって、夫婦関係が破綻したと認められた場合は慰謝料請求の対象になることがあります。
また、不倫が発覚する前から別居していたなど、夫婦関係が元々破綻していたと認められる場合は慰謝料請求ができないとされています。
不倫の慰謝料請求のためには、客観的に不倫相手と性交渉があったと認められる証拠が必要です。その証拠となる例は以下の通り。
- パートナー以外の異性とホテルを長時間利用した
- パートナー以外の異性と旅行で同じ部屋に泊まった
- 一人暮らしの異性の自宅に長時間滞在した
そして、上記が認められる証拠は、強力なものから順に以下のようになっています。
- 探偵や興信所による調査報告書
- 決定的な場面を捉えた写真や動画
- 不倫を自白する音声のデータ
- メール、LINEなどの履歴
離婚裁判で最も有利なのは、法律のプロが調査した報告書です。その次に、不倫相手と性交渉に至っている、またホテルに2人で出入りする瞬間などの決定的な場面の写真や動画。
メールやLINEのやりとりの履歴は単体では証拠になりませんが、他の証拠と合わさることで、不倫をした本人に自白を促す材料として有効です。
また、不倫とみなされるのはあくまで他の「異性」との性交渉があった場合であり、2023年現在では同性との性交渉は不倫として認められる可能性は低いです。
加えて、慰謝料請求には「時効」があり、パートナーが不倫を知ってから3年、または不倫関係が始まって20年の、どちらか短い方で完成します。ただ、円満離婚をした後にも不倫の慰謝料請求は可能なため、注意が必要です。
参照:浮気・不倫の定義とは? | 離婚弁護士マップ
不倫の慰謝料の相場は50〜300万円で、不倫の状況や経済力によっても変化します。離婚しなくても慰謝料請求は可能であり、また不倫相手にだけ請求することもできます。
これまでを端的にまとめるなら、まず不倫した側にとって「探偵や興信所の調査が入れば終わり」です。裁判で有利な証拠を確実に抑えられると思った方が身のためでしょう。
不倫相手探しにおすすめのマッチングアプリ5選

ここからは、不倫相手を探すのに最適なマッチングサービスを5つ紹介していきます。上記の「不倫のリスク」について把握した上で読み進めてください。
既婚者同士専用のマッチングアプリが台頭し始めたのは、2019年ごろから。近年の若い夫婦が不倫をする割合が高まっている傾向もあり、利用者数は拡大しています。
その中でも人気の既婚者マッチングアプリやサービスを集めてみました。中でもスマホのホームにアイコンが残らないブラウザ専用のサービスが人気です。
アプリはどうしてもスマホにアイコンが出るので、パートナーにじっくりスマホの中身を探られれば不倫相手を探そうとしていることがバレてしまうでしょう。しかし、ブラウザ専用のマッチングサービスなら、履歴が残らないよう気をつければバレる確率も下がります。
では、それぞれのサービスの仕様、利用料金、使い心地について調査したので、ひとつずつ比較してみてください。
Afternoon.

サービス名 | Afternoon. |
---|---|
運営会社 | 株式会社アフターヌーン |
サービス開始 | 2020年 |
利用料金 | 男性1ヶ月9,800円~12ヶ月3,800(一括45,600円) 女性無料(VIP会員は有料) |
「Afternoon.(アフターヌーン)」は、現在国内最大級を誇る既婚者マッチングサービスといわれています。
あくまでも、婚外恋愛のための出会いを仲介し不倫を促すのではなく、「友達づくりのためのアプリ」というスタンス。仕様は通常の婚活・恋活マッチングアプリと変わらず、気になる人に「いいね」を送りマッチングをするというスタンダードなものです。
なかでも、既婚者同士の合コンをセッティングできるサークルの機能が盛り上がっているといいます。
全体的に突出した機能はないものの、登録者数も多くオーソドックスな既婚者マッチングサービスといったところ。
男性は利用料金がそれなりな値段のため「気軽にお試し」というわけにはいきませんが、女性は無料で利用できるため、まずは定番のAfternoon. に登録するということもできるでしょう。
まずはアプリ内でやり取りを重ねよう
Afternoon.は登録者が全員既婚者ですし、年齢確認のためには公的な身分証が必要。監視体制も整っており、人気の恋活マッチングアプリと同程度にはセキュリティに安心感を持って使用することができるサービスです。
とはいえ、マッチングした相手に対していきなり「会いませんか?」と打診するのは性急すぎます。Afternoon. のサービス外で起きた出来事には対応してくれないので、個人間のやり取りでいきなり会うことにし、トラブルが発生しても自己責任になってしまうのです。
よって、自分の安全のため、そして相手に警戒心を抱かせないためにも、マッチングしたらまずはメッセージのやり取りを重ねてお互いを知ることから始めましょう。
そこで気が合い、怪しい人物ではないと確信を持ってから実際に会うことを考えるのが推奨されます。どのようなマッチングサービスにも共通することですが、美人局やマルチ商法のような悪徳ユーザーに引っかからないよう注意しながら利用しましょう。
Sepa

サービス名 | Sepa |
---|---|
運営会社 | LINGO株式会社(SEPA運営事務局) |
サービス開始 | 2019年 |
利用料金 | 男性1ヶ月4,980円~6ヶ月2,980(一括17,880円) 女性無料 |
結婚後の友達探しのマッチングサイト「Sepa(セパ)」。その名前も「セカンドパートナー」という言葉を連想させます。
セカンドパートナーとは、既婚者がパートナー(配偶者)の次に大切にする、友達以上恋人未満の存在といわれています。パートナーとは共有できない悩みを相談するなど、パートナーからは得られない癒しや信頼を補う相手ともいえるでしょう。
建前としては、セカンドパートナーとは肉体関係を持たないため、不倫にはカウントされないことが条件の関係性です。そして、マッチングサイト「Sepa」もそのような友情関係を求める既婚者の男女のためのサービスであるということ。
利用料金は女性無料、男性の料金も一般的なマッチングアプリと同程度です。
Sepaの大きな特徴としては、他の既婚者マッチングサービスと違いプロフィール写真にぼかしが入らないため、相手の顔写真からコミュニケーションをとりたい人を選べること。
逆に顔写真を公開することで身バレの可能性が高まるデメリットとなるので、プロフィール写真は風景の写真など本人の写真にしている人はあまりいません。とはいえ、Sepaに登録する時点で全員がセカンドパートナー探しをしていると考えられますから、あまり気にしなくても良さそうです。
今日出会いが欲しい時
Sepaの機能で目立つのは、「今すぐ会いたい」という機能。
サービス内で「今日会うことができる」と設定した人はプロフィールにそのことがマークされるため、掲示板や条件検索機能で「今日これからすぐ会える人」をスムーズに探すことができます。
顔写真が最初からぼかしなしで解放されていることも併せれば、Sepaはセカンドパートナー、つまりは肉体関係のない既婚者同士の友達探しサービスを銘打っているものの、限りなく一夜の不倫相手探しに向いているといえるでしょう。
会員数はまだ男女合わせて数千人と少ないことからマッチングの率もそこまで期待できない上、都市部に住んでいないと知り合った人と会うのも難しいと思われます。
しかし、小規模ということは人気のユーザーに対して競争率も低いということなので、不倫相手を外見で選びたいという人は、会員数が少ない今が狙い目、という見方もできます。
また、男性でも無料会員のまま毎月10通のメールを送れるので、ひとまずは無料登録してみて様子をうかがってみるといいでしょう。
Healmate

サービス名 | Healmate |
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運営会社 | レゾンデートル株式会社 |
サービス開始 | 2022年 |
利用料金 | 男性1ヶ月9,800円~12ヶ月3,800(一括45,600円) 女性無料 |
「Healmate(ヒールメイト)」は既婚者専用のマッチングアプリです。公式で「アプリ」とはいわれているものの、スマホアプリではなくWebサイトのサービスのため、スマホのホーム画面のアプリアイコンからパートナーにバレることはありません。
Healmateを運営するレゾンデートル株式会社の代表は女性であるということもあり、女性にとって安心、安全にサービスを利用できる設計が見てとれます。上記のSepaと比べてもホームページに会社概要や料金案内も明記してあることも、運営体制の真剣さに信頼をおけるポイントです。
また、他の既婚者マッチングサービスよりも「真剣な出会い」を推奨しているのもHealmateの特徴。パトロール体制もしっかりしており、公序良俗に反する言動は厳しく取り締られています。
女性はスタンダードプランの登録、利用が無料、男性は登録無料ですが、有料会員になることで無制限にメッセージを送ることができます。
女性にとって安心できる環境を心がけたサービスのため、会員数の割合も男女が2023年の時点でほぼ均衡が取れているのもHealmateを使用するメリットです。
登録には身分確認が必要ですが、プロフィールの非公開設定の自由や写真のぼかし機能など、身バレ防止のリスクも最小限に抑えられています。
安全性に定評がある
Healmateは2022年にリリースされた新しいサービスであるものの、その安全性に定評があるため会員登録数は順調に伸びています。
真面目にセカンドパートナーを探す人に利用を進めているサービスであり、インターネットの出会いに特有の不安を取り払い、身バレも防ぎながら安全に使用したい既婚者には最適です。
しかし、「今すぐに肉体関係を持ちたい」というスタンスの人には向いていません。どちらかといえば、パートナーとは満たされない精神的なつながりを他の人に求めたいという、プラトニックなニーズに向いています。
実際に利用者の口コミを見ても肉体関係を匂わせるのではなく、真剣なセカンドパートナー探しをしている人が多い印象。登録者の年齢は40代以降が中心です。
Healmate公式のX(Twitter)の投稿では、「夫婦関係に全てを求める必要はない。離婚と継続以外にも”婚外”という選択肢があっても良い」との意見が見られます。
そのように、夫婦関係がうまくいかなくなっても、セカンドパートナーという存在を作ることで、心をすり減らすことなく合理的に生活協同者としての夫婦関係を継続する、ということが、Healmateの真面目なマッチングで叶えられるかもしれません。既婚者女性におすすめです。
Cuddle

サービス名 | Cuddle |
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運営会社 | ThirdPlace株式会社 |
サービス開始 | 2022年 |
利用料金 | 男性1ヶ月9,980円~12ヶ月3,980(一括47,760円) 女性無料 |
「Cuddle(カドル)」は、2022年にリリースされたばかりにも関わらず、2023年の時点で会員数が合計10万人を超える人気を誇る既婚者マッチングサービスです。
Cuddleの最大の特徴は、AIを利用したマッチングのサポートシステム。
相手の趣味や価値観だけでなく、年齢や居住地などの希望を設定した上で、紹介された異性のプロフィールを「LIKE(いいね)」「NOPE(ナシ)」に振り分けていくと、AIがあなたの好みを学習し、回数を追うごとに自分の好みにピッタリな相手を提案してくれるのです。
会員数が非常に多いCuddleだからこそ、このAIのシステムで相手を自動的に絞り込めるのは、ブラウザを開いて相手を探す時間を短縮するためにも理想的といえるでしょう。
また、サポートも充実しており、登録にはLINEと連携した本人確認が必須。業者と思われる不審人物の利用が見られるという報告があるものの、怪しいと思った人は即通報することで対応してもらえそうです。
また、会員の年齢層も20代後半〜40代と、他の既婚者マッチングサービスに比べても若いことも特徴に挙げられます。現代は若い人ほどセカンドパートナーや不倫相手を求める傾向にあるので、マッチングの幅も期待できそうです。
利用料金は女性無料、男性は1ヶ月9,980円とそれなりに高額です。しかし、逆にいえばそれだけ経済的に余裕のある会員しかいないということ。女性も働いている人が多く、経済的に自立した人同士でマッチングができるでしょう。
既婚者合コンも
Cuddleの運営会社は「Cuddle Place」という、既婚者向けのコラムや体験談の連載のほか、既婚者サークルや合コンの情報を掲載するポータルサイトを持っています。
紹介されている合コンは30〜40代中心で、首都圏から各地方でもエリア別に検索することもできます。
参加費は男性が平均10,000円ほどと高額で、女性はなんと参加無料というものも。ただ、女性参加無料の合コンも掲載しているキコンパという業者の開催するものはあまり評判が良くないので、有料でも他のイベント業者を選択するのがおすすめ。
既婚者合コンの口コミを見てみると、男性参加者は「素人人妻とHするために」という目的を掲げて集まってくるようです。訳あり既婚者が集まる合コンですから、女性参加者も思うところがあるのでしょう。
よって、Cuddleのポータルから既婚者合コンに参加する場合は、プラトニックな関係性よりもその日のコンパ帰りに不倫をすることを目的にしましょう。
まずは肉体関係よりも、話を聞いてくれて癒してくれる相手が欲しいというだけなら、Cuddleのマッチングサービスを利用することがおすすめです。
Tinder

サービス名 | Tinder |
---|---|
運営会社 | Match Group |
サービス開始 | 2012年 |
利用料金 | 基本料金無料 有料会員1,200円〜 |
「Tinder(ティンダー)」とは、世界的に有名なマッチングアプリ。日本でもリリースされてから10年以上が経っており、左右にスワイプして「Like」「Nope」を直感的に操作するのもこのTinderから生まれた文化です。
基本的には恋活アプリとしてサービスが始まりましたが、異性、同性に限らず恋愛から友達作り、3P募集などのあらゆるマッチング目的別に使用できるという強みがあります。
よって、既婚者として不倫相手を募集することも可能なのです。
また、Tinderの強みは基本的な機能が男女共に無料で使えること。マッチングもチャットも無料で使用できるので、今までマッチングアプリを使ったことのない人が経験として利用するのにぴったりです。
しかし、より効果的に使用したいなら、Tinder Plusという有料会員になるのがおすすめ。有料会員とはいっても男女同額で月額たったの1,200円ですから、大学生にも使えるほどで、コスパ的にも全く悪くありません。
Tinderの有料会員には、Tinder PlusからTinder Gold、Tinder Platinumと3種類あり、Platinumでも月額4,300円と、既婚者マッチングサービスの男性会員料金と比較しても安め。
Tinder Plus以上から無制限にLikeや相手のリストを巻き戻してみることができるほか、注目したいのが「パスポート機能」という、自分の位置情報を自由に変えられる機能です。
つまりは、パスポート機能を使えば、出張先で出会いを探せるということ。世界的に使われているアプリなので、海外出張でも外国の方とマッチングできる可能性があります。よって、出張先がどこであろうと現地で不倫相手を探すことができるのです。
基本的にはTinderはスマホアプリですが、ブラウザからログインして使用することもできるため、パートナーにバレる心配もありません。有料会員になることで知人に身バレするのを防ぐ機能も使えます。
TInderはビジネスパートナー募集にも、同性の友達募集にも使用できるアプリなので、もし知人伝てにパートナーにバレたとしても、プロフィールの内容次第でごまかしも効く…かもしれません。
既婚者女性はモテる?
Tinderはあらゆる人が登録できるマッチングアプリのため、既婚者が登録しても強制退会などBANされることはありません。
しかし、会員の平均年齢が20代〜30代なので、年高の人ほどマッチング率は下がる傾向にあると思われます。
また、若い相手とのマッチングを期待するなら、プロフィールに「既婚者」と書かない方がいい可能性もあります。
こちらを既婚者と知らないままマッチングした人が不倫相手になってしまう場合、相手に不倫の落ち度がないためバレれば逃げ場がないのですが、ワンナイト目的が合致したならさほど考える必要もないでしょう。
ただ、女性の場合は「既婚者」と明記した方がマッチング率が上がるかも。なぜなら、「人妻」という「ブランド」には一定の需要があるからです。
はっきりいえばフェチのことですね。よその人の奥さんという肩書きの女性に対して興奮する男性は一定数いるのです。そのため、既婚者ですとプロフィールに書いた方が不倫相手が見つかりやすいでしょう。
「セカンドパートナー」を持つこと
ここ10年ほど、10代〜20代の若い世代の間で「ソフレ/添い寝フレンド」や「キスフレ/キスフレンド」といった、恋人関係以外の尖った異性関係を持つことが注目されてきました。
そして今、どの世代にも「セカンドパートナー」という概念が浸透してきています。実質は婚外恋愛に違いありませんし、中には不倫関係に発展することもあり得ることですが、「パートナー以外の相手とも親密な関係を持ちたい」という願望は間違いなく広がっているのです。
もちろん、自分が「この人だ」と決めたパートナー1人だけを生涯愛し続けるタイプの人もいます。
しかし、結婚生活は実際に経験してみなければわからないことだらけですし、共同生活に向いている人、向いていない人もそれぞれ。家庭内のストレスは、自分1人だけでは発散できないことがあるでしょう。
そうした鬱憤を晴らすために、不倫相手やセカンドパートナーを探す人が増えているというのは、ネット社会の発展による当然の結果かもしれません。
ただ、不倫する人が増えたからといって、法律が緩和されるわけではありません。不倫をする際には、そのリスクや慰謝料請求をされる条件などについて、しっかり把握し、責任を負う覚悟で臨んでください。
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