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恋愛でうまくいかない事は、どんな女の子にだってありえます。
付き合った彼氏が、自分と価値観が違ったり、思っていた人じゃなかったり、次第にダメダメな本性を表したり、浮気者だったり…。他にも、ありとあらゆる理由で「もうこの人とは別れよう」と決意することになるでしょう。時には、まだお互いのことを好きなのに、関係を解消しなければならない複雑なシチュエーションだってあります。
ただ、ここで別れを自分で決意するまでは良いのですが、プライドの高い彼氏の場合は特に、振られるとなると、なかなかスムーズには行かなさそう。
逆上したり、復讐されたり、未練を断ち切れなかったり。あなたの「振りかた」次第では、別れた後も悪い影響を残すかもしれません。
そこで、この記事では、彼氏とどういった方法で別れ話をしたら、自分なりに最大限に平和的に解決できるのかという事について、相手の男性のタイプ別の考察や別れ話の方法論、そして別れ話をする際の注意点について、アドバイスしていきます。
相手のタイプ別の別れ方

まず、これから別れを考えている彼氏のタイプによって異なる状況を想定してみましょう。
現代社会でも、まだまだ男性が負わされる責任は女性に比べて重いという現実があります。また育った環境にも、プライドの高さは左右されがちです。
「男が女の上に立つべし」というような昭和的な男らしさを信じている男性は、比較的30代以上の方に多くみられます。ひどい場合は、「俺が女に振られるなんてありえないから、こっち側が振る時まで別れない」といったような、面倒な駄々をこねるパターンも。
ひとのタイプ、特徴というのは、決してレッテル張りで決められたり理解できるものではなく、それぞれの相手の態度や周りからの評価など、よくよく観察してこそ自分なりに判断できるものです。ですから、格トピックスを柔軟に捉えながら、自分のこれから振ろうとしている彼に当てはめて、参考にしていただけたらと思います。
どんなに相手のタイプを把握しても、振った後のリアクションを想定しても、これから起こる現実は予想できるものではありませんが、こちらの心の準備ができればできるだけ、その後の対策の種類が増え、打てる手が多くなります。頭の中でシュミレーションをしつつ、最悪な結果を避けるように計画しましょう。
プライドの高い年上の男性の場合
アラサー、アラフォー、年上の男性は、少なくとも年下の彼女に対して「リードしてあげなくちゃ」というプライドを持っているものです。
付き合ったり、デートプランを立てたり、食事などお金を払ってくれたりと、色々としてくれることが多いですが、その点こちらの事を過小評価しがちな部分もあり得ます。十分に出来ていることすら「まだまだ子供だね」と言われるなど、甘く見られてムッとしたこともあるのではないでしょうか。
年上の男性は頼りになりますが、こちらの自信をなくさせるという悲しいパターンもあるでしょう。そのように、「可愛い年下の彼女」として見誤っている相手に別れを切り出されるとなったあかつきには、かなり衝撃を受けてしまうかもしれません。
場合によっては、こちらの「別れたい気持ちというのが誤解で、冷静に考えれば自分という彼氏が必要だということがわかる」と必死に自我を保ちつつ説得してきたり、はたまた逆に「わかった。そういうなら仕方ないよね。こっちも仕事が忙しいし」と冷静なふりをしつつ、数週間、数ヶ月後に「元気してる?久し振りにまた会えないかな」などとよりを戻そうとする動きが見られることもあるでしょう。
もしも、別れたい彼氏がこのようなプライドの塊で、自分の非をとにかく認めない姿勢でいる場合は、「超えられない壁」というものを盾にして言い訳に付け加えるといいかもしれません。
年上の彼氏との間の超えられない壁とは、ずばり「ジェネレーションギャップ」です。
「あなたの考えていることが分からない。たぶん精神的に合わないんだと思う。」「違うことが多すぎて、あなたに合わせられない」などというように、あくまで「こちらの欠点の都合で別れて欲しい」というスタンスでいることで、相手のプライドを傷つけずに済みます。
「別れてもらう」ように促す
年上の彼氏と穏便に別れる方法とは、あくまでも「別れていただく」という姿勢をとることです。
相手のプライドを逆手にとるのです。もし相手が別れ話をされる予感を感じ取って、饒舌になったり反対に沈黙しても、「気を使ってくれて、空気を読んでくれてありがとう。お元気で」と強行突破して、別れざるを得ない空気に持っていくのです。
なぜここまで相手のプライドに気を使わないといけないのか、むしろこちらの自尊心を消耗するやり方ですが、別れてしまえば我慢するのもこれで最後です。それに、これ以上縋るついてくるような相手の情けない姿を見たくないですから、できる限り穏便に去ってもらいましょう。
年上だからといってメンタルがしっかりしているとは限らない
年上の男性がみんな頼れる人ではないことは、年上の人と付き合ったことがあれば分かると思います。精神年齢といったものは、高校生くらいからその先ずっと変わらないもので、社会経験によって人情の機微の触れ方や、状況の対処の仕方を叩き込まれていくだけなのです。
このことを考慮すると、年上だからといって本当にプライドが高いとは限りません。むしろ年下の彼女に甘えるのが好きという人もいます。
年上の、プライドが高すぎて少々煙たく感じる彼氏は、そうして年下の彼女を頼ったり甘えられるようになれば、カップルの力関係としてバランスが取れるのですが、収入や社会経験に差があると、それだけで例え彼女として相手を支えていても、どうしても彼女を頼りなく感じてしまうそう。
このような良くないバランスの場合、最初は相手に合わせようと背伸びして頑張ったり、相手の高慢な態度を我慢できても、そのうちガタがきます。
むしろ、年下の彼女にも甘えられる男性の方が、恋人づきあいの状況を悪くさせないように感情をコントロールできるという点で、メンタルの強さを感じられるものです。
「メンタルの強さ」とは、どのような出来事が自分に降りかかっても平常心でいられる度合いを指すといえますが、もし日常的に、相手に暴力的な言動が見られたり、常にイライラしているようだったり、どこか「大丈夫じゃなさそうな感じ」がしたら、そのプライドの高さは自分の自身のなさをひた隠しにするための覆いである可能性もあります。
ですから、別れ話をするとしても、このようなタイプの相手のプライドを少しでも傷つけるようなことをすると、逆上されるなど少々怖い目に合う可能性も否定できないので、万が一にもプライドの高い男性に別れを告げる時には、注意を払いましょう。
デリケートな年下の男の子の場合
年下の男の子と付き合うということは、こちらのことを尊敬してくれたり、素直に甘えてくれたりなどの可愛らしい印象と、いざという時の男らしさなどが理想的な要素ですよね。それも現実には理想通りにはいかないものですが、長所と短所もすべて合わさっての人格です。
ただ、年下の男の子となると自分より立場が下だったり、学生の場合などもあり、デート代などもこちらの少ない収入から支援せざるを得なくなると、経済的に厳しいこともありますよね。
こちらが経済的に余裕があれば、もしかしたら年上の男性よりも年下の男性と付き合うメリットのほうが大きいかもしれません。
まあそれは置いておくとして、どんな理由であれ年下の彼氏と別れたいという場合、心配なのは相手の心が必要以上に傷ついてしまわないかということです。捨て犬のような顔をされたりしたら別れられなくなりそうですし、ちゃんと生きていけるのか心配になります。
ただし、年下の男性は、付き合う年上の女性のことを多少なりとも尊敬しているものです。こちらの存在に「大人のお姉さん」という理想を投射している可能性もあります。
「自分に足りないところがあって彼女に振られるんだ」という意識があるとすれば、「相手に追いつけるように努力しよう」という非常に健全な気持ちになるでしょうか。そうでもそうでなくても、「自分はダメだったんだ」と自己評価を下げて、とても落ち込むことには変わりなさそうです。
別れた後にその落ち込んだ気持ちを慰めるわけにはいかないので、心を鬼にする必要があります。それでも、若い相手ならこの先男として人として成長したり、また新たな恋をするでしょうから、自分の気持ちを優先していいでしょう。
優しくしすぎるとかえってダメージが増すことも
相手のことが心配だからといって、かわいそうだなと思う相手に情けをかけすぎたり、もう気持ちがないのに別れを先延ばしにするなど、優しくしすぎると、かえって相手のためになりません。
相手がこちらに甘えれば甘えるほど、相手は弱くなってしまいます。いっそのこと「私はこの子を捨てるんだ」という気持ちで、キッパリと別れてあげましょう。
時には着信拒否やブロックも必要になるかもしれませんが、躊躇してはいけません。
もしくは、相手はこちらの収入を当てにして捨て犬のフリをしていることもあるかもしれません。
どのような場合にしろ、「別れる」という辛い現実はどんな投げ方をしても相手を傷つけることに変わりはないので、オブラートに包まずに本気で別れたい気持ちを伝えましょう。
同級生や同僚と別れる時はどうしたら…
同じ学校の同級生や同じ会社員と付き合うと、毎日会えるので寂しさがなく、周りに共通の友人や知り合いにも恵まれるので、恋愛の環境としては良いものといえます。
ただ、それも別れを考えるまでの話ですね。相手と仲が良くなくなってくると、これらのメリットが全て逆転してデメリットに変化します。
そのため、相手がどんな人だとしても、同級生や同僚とは付き合わないと初めから決めている人すらいます。
どのような段取りをすれば、同じ環境にいる恋人と円満に別れることができるでしょうか。
それには、時間をかけて、順を追って別れるほうが良いといえるでしょう。なぜなら、周りの共通の知り合いや友人は、どれほど気遣いのできる人たちだとしても、必ずこちらが「別れた」ということを話題にするからです。このことは、当事者たちにとってとてもストレスになります。恋愛が現実的には自分たちだけのものではないということを、いやというほど実感するでしょう。
自分たち二人だけの仲のはずなのに、他人が関わってくるのはおかしいことです。ですが、特にゴシップ好きの人にとっては他人の別れ話は大好物なので、そのような鬱陶しい会話に巻き込まれたくないのなら、「突然別れる」ということはやめておいた方がいいといえます。大きなゴシップになってしまうからです。
いっそのこと、友人づてに「別れたい」と思っている気持ちをそこはかとなく伝達させたほうがショックが少ないかもしれません。
また、噂好きの標的にならないように、別れた後にギスギスした雰囲気を周りに見せないようにするなど、繊細な気配りに心を砕く必要も時にはあるでしょう。
理解のある友人が周りにいることを願うばかりですね。
協定の取り決めをしよう
同じ環境にいる恋人と話し合い、別れるということを決めたら、もし心の余裕があればいくつかの「約束事」を決めておけば、その後の自分たちに降りかかるストレスを軽減できるかもしれません。
たとえば、「別れたということをしばらく周りには秘密にし、お互いに一番信用できる友達から順に打ち明けていく」という決まりをすれば、うまくいけば自然と「“空気を読め”という空気」を作り出してくれるかもしれません。
また、別れてすぐは厳しいとしても我慢して、「学校や職場では普通に振る舞い、以前と変わらず協力しあう」こと。自分たちの恋愛が原因で、学業や仕事に支障を来しては、お互いの人事評価に傷が付くこともあるからです。
同じ環境で過ごしてきた、気の置けない恋人との別れはとても厳しいもの。それでも毎日顔を合わせてきた、気心の知れた仲であったなら、いくら相手が憎くても出来るだけお互いの日常を壊さないようにするのがベターです。
もし相手を貶めるような真似をすれば、自分が思った以上に周りの人間に悪い印象を与えるものです。
コミュニティの中での振る舞いは注意が要り、時にはとてもストレスになるものですから、そもそも自分が参加する学校、クラス、ゼミ、会社、部署などは、そのコミュニティにいる人たちの人柄なども、参加するかどうかの判断材料にしてもいいかもしれませんね。
メンヘラ、マザコン、サイコパスの三大困った彼氏の場合

もしあなたが、人間として、男として、無視できないほどの欠陥があるひと、つまり「ダメ男」と付き合ってしまったなら、悪いことは言いませんから、できうる限り、一刻も早くその人と別れることをおすすめします。
「ダメなひとだってことはわかっているんだけど、それでも好きだから」という気持ちも痛いほどわかりますが、自分の心や体をすり減らすような恋愛をしている場合、今後とも事態が好転する可能性は限りなくゼロに近いと思ってください。その人を振らない限り、この先、逆にあなたの事を振るまで、ずっとあなたを悩ませるでしょう。
いわゆる「メンヘラ」、精神を病んでいる彼氏と付き合うと、必ずあなたの精神も闇に引きずり込みます。そこで付け込まれたり、情にほだされると、どんどんと深い沼に嵌り込んでしまい、別れた後も自分が回復するのにも時間がかかります。
また「マザコン」は、初めは「家族思いの優しいひとなんだな」とプラスの評価になりがちです。しかしマザコンは時限爆弾ともいえる欠点で、付き合っている間はそうは見えなくても、いざ彼と婚約するなどで家族に挨拶に行った後や同棲した時など、必ず相手の母親がこちらのプライベートの生活に介入してきます。
「男はみんなマザコン」とは言いますが、「母親思い」と「マザコン」は紙一重です。ただし決定的な違いがあり、母親から離れていられるか、母親から自立しているかどうかで異なります。母親と同居していたり、何よりも優先したり、言うことをなんでも聞くようであったり、頻繁にコンタクトを取っている場合はマザコンの可能性が高いです。
そして大抵のマザコン男性の母親は、あなたの事をライバル視するようなところがあり、いわゆる「姑の嫁いびり」のような事態が起こることがあります。その上マザコンの彼は母親からこちらをかばったり、守ってくれませんから、少しでも彼氏にマザコンの気があるなら、相手の母親に心を蝕まれる前に別れた方がいいでしょう。
最後に「サイコパス」の男性にはどんな特徴があるかというと、
- 良心・道徳・共感性の欠如
- 嘘を平然とつく
- 自己愛が激しく尊大である
などで、人間としてダメですが、裏腹に魅力的な人物で、仕事の成功者であることも多いため、女性にモテますが悲しいことに誰一人幸せにできません。
罪悪感を感じることもないと言われているため、浮気をしたり既婚者であったり、子持ちである事を隠していたり、女性を中絶させたことが沢山あるなど、場合によっては信じがたいほど男として最低である事実を隠していたというケースもあるようです。
上記に当てはまるところがあれば、「もう少し愛情を注げば彼も変わるかもしれない」などと思わず、すぐに身を引いた方が身のためです。いくらこちらが傷ついても、責任能力が無いので決して償いはしないでしょうから。
メンヘラと別れる際の注意事項
「メンヘラ」の彼氏については、もう少し細かく注意するべき点があります。
それは、別れた後にストーカー化することへの懸念です。
「メンヘラ」とはもともとネットスラングで、精神障害を負っている人の総称を指します。ただしうつ病や総合失調症、パニック障害や不安障害などの具体的な障害を指しておらず、「常に人の愛情や承認欲求に飢えていて、とはいえ仕事や自分磨きに努力するよりも、リストカットや自殺未遂などの衝撃的な行動を取ることで人の関心を引こうとする」ような、いわゆる「かまってちゃんの最終形態」を指しているような印象もあります。
精神障害は、物によっては「精神(脳)の病気」ともいえるものです。自身や家族や恋人などのサポートと、医療機関での診察などを経て治療することが可能ですから、書籍などで情報を得るほか、特にうつ病は近年社会問題として大きく取り上げられたものでもあるので、休職して治療に専念することも出来ますから、正しい方法でサポートすることも不可能ではありません。
ですが、「メンヘラ」と揶揄されてしまうような人は受けるべきカウンセリングや治療を受けていないことがあり、自分に精神障害があることに気づいていない場合も多いでしょう。
愛情が重く、彼女によく尽くしますが、その分束縛もひどく、ほかの男性と少しでも話したりSNSでコメントしたり「いいね」をすると、「あいつは誰なんだ」としつこく聞かれることもあるようです。
また、メンヘラの彼氏をいざ振るとなると、「自分を愛してくれないなら自分が死んだ方がまし」もしくは最悪の場合「彼女が死んだ方がまし」という考えに至ることもあります。また「別れた」ということを認めず、しつこく付きまとったり、家や職場に押しかけてくることも。近年、ストーカー殺人はニュースにもなっていますよね。
ここまで読めば、いかに精神状態が正常では無いことに気づいていない人と付き合うことが危険かわかることだと思います。程度の差はあれ警察沙汰になることもありますから、付き合う前に相手の心の健康状態をきちんと確かめておきましょう。
周りの友達を味方につけておくのが吉
メンヘラ、マザコン、サイコパスとは、付き合う前に相手を見定めて距離を取りたいところです。
しかし、極度のものではないかぎり、付き合ってしばらくするまで、これらのような相手の欠点に気がつかないこともしばしばあります。
長く付き合ってから相手の受け入れがたい欠点を知るのは、とてもキツイことです。もしその相手と付き合っていなければ、自分の他のやりたいことに集中したり、他の男性と普通の恋愛ができていたかもしれませんからね。
そのような辛い時間をできるだけ過ごさないためにはどうすればいいか、ということですが、その相手の友達や知り合いとつながりを持つことで、ある程度の対策を期待できるでしょう。
彼の友人や仕事仲間は、付き合いが長いほど彼の本性を知っている可能性が高く、また彼の恋愛経験を知っている人なら、その友達と仲良くなることでこちら側に警告をしてくれることがあります。
また、
- ネット上にも現実にも長い付き合いの友達がいない
- 30代後半で婚約もしたことがない
- 彼の責任で婚約破棄、離婚の経験がある
- 彼の共通の知り合いになぜか他の男性を紹介される
- 職場などで急にキレたなどの感情の揺らぎに関するエピソードがある
などのことがないか、共通の友人や知り合いを通して知ることがあれば、男性としてかなり赤信号な人物である可能性があります。
これらのことを含めても、彼自身に自覚があって、克服しようと努力する姿勢があれば希望があるでしょう。相手がどのような心持ちの人物であるのか、慎重に見極めてから付き合うことが必要です。
同棲している彼氏の振り方
大好きな彼氏と一緒に暮らすことはとても楽しいことです。結婚を前提としていることもあるでしょう。
しかし、人と共同生活を送ることは難しいことです。お互いの生活リズムや家事の分担、それに生活の中のクセなど、相手の気に入らないところがあるほど、同じ空間で寝食を共にしていくことが苦痛になってしまいます。恋人として気が合うだけではやっていけないのが同棲というものです。
乗り越えなければならないハードルが多い、彼氏との同棲。一緒に暮らしているうちに、どうしても相手のことが我慢できないことがあって、同棲解消、そして別れ決意した時には、どうやって別れることで心の傷を最小限に抑えられるでしょうか。
また、別れたあと、これまでの生活をキープすることも大切な事項です。
またどちらの家に住むにしろ、一緒に部屋を借りたにしろ、お互い仲が冷めきっていたとしても、自分がこれからどこに住むか決まるまでその家を出られないこともあります。おそらく別れることが決まるまで、憂鬱な話し合いが何日も何週間も、あるいは何ヶ月も続くこともあるのではないでしょうか。
どちらにしても、ただ付き合っている、事実婚でもない、子供もいないという、自分たちにだけ責任がある状況なら、「別れる」と自分の心で決めたら自分の意思に従うことができます。相手に引き止められても離れていけるように、前々から準備を進めましょう。
自分が出て行く場合
彼の名義の家に住んでいる場合は、住居の手続きなどを介さずに、ただ荷物をまとめて出て行くことができます。
こちらが出て行くといったときに、自分が買った家具なども持ち出したいところですよね。しかし、大がかりな引っ越しはできるだけ避けたいところ。「自分が出て行く」という状況ならば、まずはスーツケースなどにできる限り荷物を詰め込んで、身軽に移動できるように家を出ましょう。
自分一人で持ち出せない大きなものは、別れてすぐに取り返すのは無理だと考えた方がいいかもしれません。ただし、引越しを彼に手伝わせることは酷なので、引っ越し作業は彼のいない間に、また、合鍵を返す前に行いましょう。
自分が引っ越す先ですが、帰れる実家が仕事場の近くになければ、できる限り出て行く前に契約を決めておきたいところです。友達の家に転がり込むという選択肢も無くもないかもしれませんが、相手に大変迷惑をかけることにもなります。迷惑をかけるとしたら、身内だけにしましょう。
そして、彼氏にとっては、同棲していた彼女にフラれて出ていかれる、という状況は恐ろしく厳しいシチュエーションです。たとえ別れの責任が全面的に彼氏にあるとしても、「フラれた」という精神的なダメージと、分担できていた、もしくは彼女にやってもらっていた家事などの助けがなくなることで、生活のクオリティの低下による肉体的なダメージを負うことになります。
そのような満身創痍の彼氏を孤独に残していくということにもなるのでやりづらいですが、それでも別れは後を引けば引くほど回復するまでが辛くなりますから、別れると決めたなら情けをかけてズルズルと長引かせるようなことは、相手のためにやめておいた方がいいでしょう。作り置きの食事などもやめましょう。
とはいえ振る側のこちらにもダメージはありますから、しばらくは実家で休養をとったり、彼の思い出のない新天地で、もういちど生活を立てなおし、気持ちを切り替えてやっていけたらいいですね。
彼氏を追い出す場合
もしこちら側の家に転がり込んでいる彼氏を振る場合は、厳しいですが追い出すというかたちになりますね。
この時は、相手が「別れたくない」と粘ったときには、強制的に出ていってもらうように行動を起こさなければならないでしょう。もしも、しつこく家に居座っている場合は、彼の持ち物を実家や会社に送るなど、強制送還を試みましょう。
また、そこまで迷惑な相手では無くても、フラれて出ていかなければならないという状況はとてもつらいものですから、こちらができる限り引っ越しの手伝いをしてあげてもいいかもしれません。
とはいえ、相手の衣服などを自分のものと分ける以外には、あまり手を出さずに、相手が引っ越しの準備をしているあいだは少しの間家を空けるなど、自尊心に気を使ってあげましょう。
そして、相手に合鍵を返してもらいますが、返してもらえない場合や彼のメンタル面に問題がある場合などは、最終手段として鍵を変えることも頭の片隅に入れておきましょう。
遠距離恋愛の彼氏と別れるということ
遠距離恋愛というものは、半年ほどお互い仲よく誠実であり平和に続けば、そのまま結婚する仲になれるとも言われています。
しかし、半年や一年ならまだしも、何年もずっと遠距離恋愛を続けることは辛いことです。
お互いのどちらかの場所に引っ越したり、一緒にどこかに場所と仕事を見つけて暮らせる計画が具体的に決まっているなら問題はありません。しかし、未来の算段がつかずに、同じ場所で一緒に暮らすビジョンが見えなかったり、生活する土地をお互い譲れなかったり、ずっと離ればなれのままでいると、いずれは寂しさに我慢できなくなるものです。
遠距離恋愛であるということは、すでにお互い遠くにいますから、別れることは簡単です。しかし、その方法は簡単でいいのでしょうか。たとえば数年付き合ったのちにお互いかどちらかの都合で遠距離恋愛をせざるを得なくなり、その状態により関係が悪化したり、近くでだれか他の人に惹かれてしまった場合など。
遠距離恋愛は自然消滅しがちですが、遠くにいる恋人をないがしろにするのは良くありません。別れ話はきちんと、できるだけ顔を見てしましょう。お互い寂しくても頑張った恋を、自然消滅やLINEのみの別れで済ませてしまうのは誠実な行動とは言えません。
また、遠距離恋愛を解消するかどうか考えるときには、相手の自分にとっての存在価値と自分のやりたいことを天秤にかけるのではなく、どのようにしたらそれを両立できるのかを考えましょう。恋愛は、お互いのほうへどれだけ歩み寄ることができるかを試されている場でもあるのです。
直接別れを告げるのは怖い?別れを告げるツールを選ぼう

別れを告げる方法として、理想的には直接会って伝えるのが一番です。一度は好きになった相手ですから、顔を合わせて「さようなら」を伝えることが礼儀であり、人として誠実であることといえます。
ただ、現実的にそれがどれほど難しいことであるかは筆者も分かっているつもりです。できればテレパシーで伝わってほしいことですが、残念ながら我々人間はそのような超能力を持ち合わせてはいませんから、どのような方法を取るとしても、確実に自分の気持ちを相手に伝えなければ状況は変わりません。
それに、振りたい彼氏がもし「ヤバいやつ」の場合は無理をせず距離を置いた方が懸命です。場合によっては相手からの連絡方法を断つことも考えた方がいいでしょう。
ここで、彼氏に別れを告げる方法を、そのツール別に考えていきます。社会人として、できるだけ無礼にならないように振舞いましょう。
LINEで別れを告げるには
ここ最近の連絡ツールで、恋人同士、友人同士、あるいは会社の連絡でも最もベーシックなものがLINEとなっています。
彼氏と普段連絡を取るのにもLINEを使う人が多いのではないかと思いますが、気軽に連絡を取り合うことができる分、別れ話をするために使うと考えると、やや軽すぎる印象があります。かつて恋人同士として付き合った人とLINEで別れるほど気軽な仲だったのか、考える必要があります。
ですが、どうしても顔を合わせて別れ話をしにくいというときには、相手が寝ているときや忙しいときではなく、チャットのようにやり取りができる状態のときに連絡しましょう。
自分の気持ちを伝えるために文章を考えることは大変かとは思いますが、相手に理解してもらうためにも、前もって彼に伝えることを考えておきたいところです。
どんなことを伝えるべきかというと、
- 今までどんなふうに彼のことを好きだったか
- いつどんなきっかけでその気持ちが変わったのか
- それからどう自分なりに努力したか
- 最終的になぜ別れたいと思ったのか
などのことを書けば問題ないと思われます。
もし相手が納得していない場合はもっと話し合う必要があるでしょう。最終的にお互いが納得できるまで話し合いをするのが理想ですが、こちらが別れたいと言っていて決定的な理由があるにもかかわらず、一方的な理由で「別れたくない」と駄々をこねるようであれば、少々強引にでも距離を置いてもいいでしょう。
LINEはインスタントなやり取りをすることができますが、それでも自分が発言することにに時間をかけていいものです。くれぐれも、相手を怒らせるような内容は書かないようにしましょう。
メールの方が丁寧?
会社のやり取りなどでは、LINEよりもメールのほうが丁寧であるとされているところもあります。
「メールの方がかしこまっていて丁寧、誠実である」と彼氏のほうが感じているならば、別れ話をするときにはその彼に合わせてメールを選んだ方が、相手もどれだけ深刻な状況であるかを理解してくれそうです。
どのような内容を書けばいいかは上述のLINEのものと同様ですが、メールの場合は発言を小分けにするのではなく、全て一通の送信内容に収めるので、より「手紙」に近いような文になりそうです。
長すぎるとかえって相手を混乱させますが、LINEとちがって改行までの一行を横に長く書けるので、思いの丈をつい長く書いてしまった場合も、LINEよりメールのほうが文面が綺麗で丁寧に見えるでしょう。
普段からメールを使用していない場合や彼氏のメールアドレスを知らない場合を除けば、20代中ごろ以降の世代には特にLINEよりもメールの方が丁重に相手のことを扱っているという印象にもなります。
ですから、もし別れ話を直接会って話したり電話で声を聞いて話すことがどうしてもできない、と思うのなら、メールで文章を丁寧に考えて送信することをおすすめします。
手紙を使えば心の整理がつきやすい
LINEよりも手紙よりも、相手と直接的なコミュニケーションを取らないコンタクトの方法の中で最も気持ちがこもりやすいのが、直筆の手紙を書くことです。
とても古風な方法ですが、人が書いた文字とはその人柄を感じさせたり、感情を感じさせるものですから、恋人同士で手紙をやり取りをするという人も意外と多いものです。
また、手紙として紙に文章を書くということとなると、自分ができる限り丁寧に書こうと心がけますよね。言葉遣いや文面の美しさは、直筆の手紙を書く上で大切なことです。
そしてなによりおすすめできるポイントが、手紙として文章を考えることで、自分自身の気持ちも整理整頓することができるというところ。
手紙を書くときは何度か下書きをすることになると思います。難しいようですが、手紙を書くコツとしてはたくさん文章を考えて書き出してから、削って最小限に抑えることです。改行も美しくきめたいところですね。
内容は上記のLINEやメールと同じように、
- 今までどんなふうに彼のことを好きだったか
- いつどんなきっかけでその気持ちが変わったのか
- それからどう自分なりに努力したか
- 最終的になぜ別れたいと思ったのか
ということで良いと思いますが、直筆で書くぶん、書き損じもありえますから、できるだけ文章を削って縮めて、1、2ページに収めた方がいいでしょう。
最後に、手紙とは単なるデータではなく、相手が捨てない限り何十年もずっと残るものです。ですから手紙で別れを告げる際は、彼への不満など、読んで気分の悪くなることはできるだけ書かず、きれいな「さよなら」の文章を書くように心がけましょう。
電話で素直な気持ちを伝えよう
お互い忙しくて会う時間が取れず、直接会って話すことはできなくても、電話なら寝る前にでも時間を取ることができるでしょう。
FaceTimeやSkypeなどでテレビ通話することもできます。別れ話なので必ず気まずくはなるでしょうが、LINEやメールよりもずっと、振る相手にとって誠実に向き合うという姿勢を示すことができます。
別れ話を電話ですることのメリットは、リアルタイムでお互いに会話することで、お互いの正直な気持ちや感情を伝えあえることです。
感情的になりすぎてお互い傷つくこともあるかもしれませんが、それが別れるということともいえます。できるだけ話すための時間を確保して、お互いが納得できるまでとことん話し合いをしてください。
ただ、電話で話すことも、別れ話は緊張するものです。話したい内容を忘れないように、手元にメモを置いてもいいかもしれません。思い残すことがないように、全てを伝えられるように用意をしておきましょう。
LINEと電話を併用することもアリ
もし電話の時の口調などで相手になにか誤解させてしまったことがあると思ったり、十分に伝えきれていないことがあると思ったときには、電話の後にそれらのことをラインやメールで伝えましょう。
電話は、LINEなどの文章よりも感情が乗りやすい反面、顔が見えないので相手の真意を計りかねるところもあります。どうしても言葉が足りなったり、思わずきつい言い方で傷つけてしまったりなど、なかなか自分の思ったようにいかないものです。
そこで、電話の前後でLINEやメールで別れ話の内容を捕捉しておくことで、不意な表現や伝えきれなかったことをバックアップできるのではないかと思われます。
このように、コミュニケーションツールをフル活用して、自分の無理のないように、かつ相手を慮りながら、できるだけ会話をし、相手が理解できない点を出来るだけ減らして別れるようにしましょう。
直接会って別れ話をするときは
長い付き合いや、絆があったり、彼氏のことを大切に思っていた時期があるなら、もしその彼氏と別れる決意をしたなら、直接会って「別れよう」と伝えるべきです。
たとえもうお互いに男女として意識できず仲が冷え切っていたり、ほかに好きな人ができたり、あらゆる理由で別れたいとしても、今まで信頼していた彼女が突然消えたり、きちんと別れを告げられないまま他の男と付き合うなどすれば、彼はあなたに「捨てられた」と思うことでしょう。
男性は恋人と別れた直後だとしても、男友達にあまり詳しく話したり相談せずに一人で落ち込む生き物である、と言われてはいるものの、そうしてあなたが彼を「捨てた」という評判は彼の友達に徐々に広まるものです。
彼氏と付き合いが長いほど、その友達ともよく知り合うことになりますし、そのような彼を振るということは、彼と付き合いが深いほど自分のコミュニティに影響するものです。むやみに自分の評価を下げて、交友関係を居心地悪くしないためにも、彼と別れるときには慎重に行動するべきだといえます。
別れ話をされることはどんな方法でもお互いにとって辛いものですが、直接会って話をするときは、まず「これからあなたに深刻な話があります」ということをあらかじめ伝え、心の準備をしていてもらいましょう。いつものようにデートをするつもりでいる彼に突然「別れて」と告げるのは残酷なことです。
また、察しやすい彼氏の場合、「言いにくい話がある」と事前に伝えておくことで、相手も覚悟を決め、別れ話を促してくれることもあります。
場合によっては、その別れ話が彼との最後の長い会話になることもあるので、後悔しないように、お互いに時間に融通がきくタイミングで会い、思い残すことがないように話をしましょう。今までの感謝の気持ちも忘れずに、これからのお互いの成長を応援し会いましょう。
静かな場所を選ぼう
直接会って別れ話をするのに避けるべき場所とは、周りにこちらの話を聞かれてしまうほどの距離に人がいるような場所です。
ですから、人の多いカフェ、ファストフード店、居酒屋などの飲食店はまずおすすめできません。自分たちの別れ話を話題に、他のお客さんのお喋りを弾ませる
ことになりかねません。
また、公園や道端も人目につきます。別れ話をされる、振られるということは男性のプライドにかなり響くものなので、そこに気を使いたいと思うなら、それらの場所も避けるべきです。
自分や相手の家や、夜の公園、ひと気のない喫茶店や個室のレストランなど、プライバシーを保てる場所で、出来る限りの気遣いをして別れ話を進めましょう。
平和な自然消滅の方法
恋人と別れるときに自然消滅をねらう、というのは、かなり誠実ではないといえるパターンです。相手に向き合う覚悟のない弱虫だと思われます。
ただ、相手が連絡をなかなか取らない人であったり、逆にこちらが連絡を取れない場合は、別れ話をするタイミングがつかみにくいかもしれません。
それでも、なんの連絡もせずに勝手に別れたつもりでいるのはかなりの自己中心的な行為と思ってください。「しょうがないじゃん」と思っているのは自分だけで、周りの友達がその話を笑って聞いていたとしても「この子は最低なところがあるな」と思われているものです。
ただ、状況によっては自然消滅という事態も発生するものです。その条件とは、
- 3ヶ月以上会っていない
- お互いに1ヶ月以上連絡をしていない
などの「この恋愛を継続させていく意思がお互いに無い」というもの。
ここで、どちらか一方から連絡をしたり、会いたいという意思があるのなら、自然消滅をはかるということは、はむやみに相手との別れを長引かせ、相手がこちらを忘れて前に進むことを阻む行為といえます。こちらが仕事に夢中であったり、相手を避けている期間の間ずっと、相手にとっては無意味に辛く苦しい期間が続いているのです。
さらに、勝手に別れたものだと思いこんで他の人とデートをしたり、出会いを探したりするのは、人として蔑まれるべき行為でしょう。あくまでもきちんと「別れた」ということをお互い認識してから、次の恋愛を探すべきです。
いくら忙しい期間でも、せめて「ごめん」の三文字くらいはLINEや電話で伝えることができます。平和に自然消滅できるシチュエーションとは、あくまでも「お互い」がそれを望んでいるときのみだと覚えておきましょう。
彼氏と別れる前後で注意するべきこととは?

男性とは、タフなようでいて繊細な生き物です。そんな彼らにとって、「彼女にふられた」という事態は、程度の差はあれ精神状態に多大な影響を与えます。
一般的に女性よりも男性は失恋から立ち直るまでに時間がかかるといわれています。別れた直後は平気なように見えても、こちらが相手を吹っ切れたくらいのタイミングで一番落ち込んでいるものです。こちらの意思で別れを考える時には、相手の心に注意を払わなければいけません。
また、別れた後にどのように彼に接したらいいのかといのもとてもデリケートな問題です。場合によっては、彼を余計に傷つけたり、失恋から前進して新しい彼女を作ることを阻害することにもなりかねません。
そして、もし彼氏に暴力的な傾向やDVの気があったときには、別れたいと話すときが一番こわいタイミングです。動揺から何が起こるかわかりません。感情のコントロールが苦手なタイプの場合にも、取り乱すところを目の当たりにするかもしれません。
別れの前後に気をつけるべきことを、最後に心に留めておきましょう。
こちらに未練を残す別れ方はやめておこう
いくら相手を傷つけずに、また自分がキレイに別れたいとはいえ、「すでにこちらが彼を好きだという気持ちがない」という理由と気持ちを相手に伝えきれずに別れてしまうと、彼はなぜ別れないといけなかったのか、自分のどこが悪いのか分からずに呆然としてしまいます。
そうして、彼が自分たちの別れを完全に理解できずにいると何が起こるかというと、
- 今まで付き合っていた期間と同じような内容の連絡がくる(現実逃避)
- 「なんで俺を捨てた」「連絡を無視するな」など怒りを向けられる
- 「悪いところは直すから、復縁してほしい」など懇願される
など、別れかたが曖昧であればあるほどこれらのような「つきまとい」が起こる可能性が高まります。
相手の理解度や精神的な強度やプライドの高さにもより、自分が「未練がましく別れた彼女に迫る」ということを客観的に見えているほどこれらの行動はしないものですが、年齢や精的的に若かったり、社会経験が足りない場合には上記の状態が顕著に見られることだと思われます。
しっかりけじめをつけた別れかたをしないと、別れた後にこれらのような事態が起こり、それが長引くほどこちらにとっても大きなストレスになります。くれぐれも、「相手を振る」という現実から逃げずに、別れたいという意思と理由をしっかりと伝えましょう。
参照:キューブラー・ロス 喪失の5段階説 | グリーフケアカウンセリング
相手の気持ちを考えるということ
別れた後も相手がこちらのことを好きなままでいることは、人によっては気分のいいことかもしれませんが、相手の人生の恋愛に費やす時間を、叶わない恋のために無意味に過ごさせることとも捉えられます。
それに、もし新しく好きになった人が別れた彼の友達だとしたら、相手は元彼に遠慮して、たとえこちらに興味があったとしても、デートしたり付き合うのを遠慮することもあるでしょう。
もはや憎い相手でも、嫌いな彼だとしても、別れ際には相手のことを人として思いやることを忘れないようにすることが大切です。別れ話を考え、準備するときに、相手がどんな人でどんな反応をするのか想像してみましょう。
これは、思いやりだけではなく、彼のタイプによっては怒りや深すぎる悲しみを背負ったり、または復習をすることも考えられるためです。振る相手のことを考えるということは、自分の身を守ることにもつながります。
人としての倫理観をなくさないために、または自衛のためにも、別れ際は特に相手の人格を振り返って、心の動きを想像し、行動しましょう。
復縁を視野に入れて別れる場合
相手のことが好きな気持ちと嫌いな気持ちが戦って、「これがなければ一緒にいたいのに」というどうしても許せない欠点があるとき、一度別れて自分の気持ちを整頓したいという場合もあると思います。
そうして、「いったん距離をおく」という状況にし、実質一時的に別れることになった場合、復縁して再び恋人同士に戻る条件は、相手がまだ自分のことを好きな場合に限られてくることになると思います。
これは、こちらにだけ好都合な状態です。こちらはその彼以外に好きな人を見つけ、新しい彼氏を作れる状況ですが、彼にとってはあなたの気持ちが自分に戻ってくることを期待してずっと待っていることになります。
もちろん、男性がみんなそのような誠実な人間ではありません。それでも、誰とデートしても付き合ってもあなたのことを忘れられないという時は、復縁する期待を捨てられないでいることしょう。
そして、こちらにとっては、相手が欠点を克服して、かつ時間がお互いの心のわだかまりをクールダウンしてくれるのをしばらく待つ必要があります。
そのような長い時間をかけて再び相手と付き合っていくことは、相当の覚悟が必要です。また同じ問題で別れたり付き合ったりを繰り返すこともあります。本当にお互いしかいないのか、相手の心配よりも自分の気持ちや人生を優先することも大切なことですから、よくよく考えて、場合によっては二度と会わないつもりで別れましょう。
まだ好きな気持ちを残して別れるということのデメリット
まだ相手のことが好きだけど、仕事や家族の都合などでやむを得ず別れないといけない状況になったと思った時は、本当に恋人関係を解消しないといけないのか、二人でよく考える必要があります。
こちらも相手に未練がある状態で別れを告げても、相手が自分のことを想い続けてくれるとは限りません。離れている間に、相手に新しい恋人ができ、自分よりも深い関係を築きあげる可能性は高いと思った方がいいでしょう。
それにこちらとしても、好きな人と別れることになってから徐々に自分の状況が落ち着いても、新しく他の人を好きになる気持ちが湧くことも、かといって元彼と復縁できる可能性も低く、前途多難な状況になる場合もあります。
また、周りの友達にとっても、仲がいいのに二人が別れたという状況は混乱するものです。もし自分や別れる彼氏のことを好きな人がほかにいたとしたら、人間関係が泥沼化してしまうかもしれません。これは、そのコミュニティにとって大変迷惑なことでもあります。
相手を好きである気持ちを残して別れるということは、あまりメリットのない行動です。たとえ相手のためだとしても、本当に別れる必要があるのかどうか、今一度歩み寄りの提案を考えてみてはいかがでしょうか。
別れても友達でいられる?
「付き合った彼氏と別れてからその後も、その彼と仲良くできるかどうか」という話題があるかと思いますが、多くの場合はその人の性格により、「元彼と友達でいられるタイプ」と「元彼とはもう二度と関わらない」タイプの2パターンに分かれます。
これら両者では、人付き合いについての考え方が根本的に異なる部分があり、「友達でいられるタイプ」は広く浅く人間関係を持つタイプで、元彼ともたまに食事をするなど交友を保ちますが、「元彼にはもう会わないタイプ」は深く狭く、特定の友人を大切にするタイプといえるかもしれません。
そのどちらがいいかという話ではありませんが、ただ前者の「元彼も友達」と捉えるタイプは、その交流関係に厄介なことが起こることもあります。
なぜかというと、その元彼に新しい恋人ができたり、彼のことを好きな人が現れたときに、必ずあなたの存在が邪魔になるからです。
覚えがあることだと思いますが、大抵の女子は彼氏の元カノの話が好きではありません。また、別れたはずの女の子が彼氏にまだ付きまとっているとなると大きなストレスですから、あなたに「非常識な女」という認識を下すこともあるでしょう。
自分にとっては、男女として別れたとはいえ人として好きだし尊敬できるから、交友を保ちたいと思うかもしれませんが、周囲の人からすればそれは非現実的で自己中心的な、単なる綺麗事だと捉えられてしまう場合もあります。
元彼の今カノがこちらのことを嫌がることがたとえ理解できなかったとしても、あくまでも元彼を尊重するのであれば、相手の人間関係を荒らさないように距離をおきましょう。「別れる」ということは、そういうことです。
元彼と保つべき適切な距離感とは
どのくらい元彼と距離を置き、連絡や会うことを控えればいいのかという話ですが、それは普段その彼とどれだけ顔を合わせる環境にいるかにもよります。
ただどんな環境にいるとしても、できるだけ別れて1ヶ月はコンタクトを控えた方がいいでしょう。彼に立ち直る時間をあげてください。彼に前を向いてもらうためにも、こちらと接触する機会をできるかぎり断ち切るのです。
もし事務的な連絡をするべきだとしても、できれば誰かに変わってもらうといいでしょう。残酷なように見えますが、「私たちの縁は切れた」ということを形にしなければ、彼が失恋から立ち直る時間を遅らせることになります。
また、彼と仕事などでも関わり合いになることがない場合は、今後のつながりを絶ってもいいでしょう。もし仕事など一緒にすることもある場合は、お互いの今後の恋愛関係を邪魔しないように、
- 飲み会の席などでは隣に座らない(友人、同僚の助けを借りる)
- 仕事の話以外は控えめにする
- お互いのプライベートに踏み入らない
- SNSのコミュニケーション(コメントやいいね)をできるだけしない
などの配慮をするといいでしょう。
かえって不自然に感じるとしても、大切なことは「別れた関係で、二度とよりを戻さない」という意思をお互いに表示することです。
不本意なことですが、恋愛も失恋も決して当事者の二人だけに影響するものではなく、周りの人間も少なからず巻き込むことなので、人間関係を爽やかに保つためにも、ずるずる後を引かせる行動はやめましょう。
乱暴な彼氏がさらに凶暴化しそうな場合
もしあなたが別れようと思っている彼氏が少々乱暴で、別れ話をするときに手をあげたり、何か悪いことをされないかと少しでも不安がある場合。
本当は、カッとなった時に手が出るような男とはそもそも初めから付き合わない方がいいのです。また、こちらには決して暴力を振るわないであろう、と考えられる彼でも、別れ際の心理は予想がつきません。
また、身体的な暴力がなかったとしても、精神的に追い詰めてくることもありえます。いわゆる「リベンジポルノ」というものなど、現在ではSNSでも規制が進んでいますが、注意しておくべきでしょう。
そのような懸念のある彼氏を振る場合は、慎重に行動しましょう。まず、もし実際にあって別れ話をするときは、前記とは異なりますがなるべく人のいる飲食店など、周りに人がいる環境で、周りにできるかぎり聞こえないように別れ話をしましょう。
手紙を使うことも効果的でしょう。とにかく、二人きりの密室でいないことが必須です。
また、「別れてもらうように仕向ける」という方法もとても有効だと思われます。相手を逆上させないようにするには、こちらが相手に対して恐怖を抱いていないこと、受け止められる気持ちで構えることなど、相手の味方であることを感じさせ、その上で自分が相手にふさわしくないなど、決して蔑むことのないようにしましょう。
あとは、新しく好きな人ができたという理由は、たとえ事実だとしても隠しておきましょう。できるだけ穏便に、慎重に、別れ話を進めてください。
もしもの時は通報に躊躇しない
もしも、話にならないほど暴力的であったり、完全にDVの傾向がある彼氏の場合、自分だけで解決しようとは決して思わないでください。
男性の体はたとえ細身であったり小柄であったりしても、平均的な女性よりも骨格も筋肉も屈強にできており、格闘技などをしていても暴力に勝てない場合があります。もし精神的に追い詰められた時に手が出るタイプなら、可能な限り逃げてください。
通報したらさらに相手が逆上すると考えられる場合でも、恐怖を感じたらとにかく逃げましょう。
そこから、まだ暴力は振るわれてはいないものの、その可能性があると感じたときは、まず家族に電話しましょう。もしくは、「#9110」の番号に電話しましょう。この番号は「警察相談専用電話番号」といい、通報するかどうか迷った時の相談口となっています。
すでに暴力を受けたことのある場合は、今すぐ彼氏の居場所からできるかぎり遠くへ行きましょう。#9110に電話、または直接通報として110番にかけてください。決して我慢しないでください。
「心に問題があってたまに乱暴だけど、本当は優しいひとだから」という意見は、DV被害者の典型パターンです。むしろ心に問題があるのなら、それを解決するためには貴方だけの助けでは足りず、専門家のカウンセリングが必要になりますから、自分一人で彼を救えるとは思わないことです。
また、「DVの彼氏と付き合っている」という時点で、あなたの精神状態も健康的とは言いにくいので、現在の状況が正常ではない、と自覚し、まずはカウンセラーに現状を相談してみましょう。
パートナーや恋人からの暴力に悩んでいませんか。 一人で悩まずお近くの相談窓口に相談を。 | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
日記やSNS、家族や友達にあらかじめ出来事を言い残しておく
もしも暴力的、狂気的な彼氏と別れを考えている場合、念を押して周りの友達に常に相談しておきましょう。
家族に相談すると反対されるから言わない、と思っていても、もっと悪い状況になれば余計に心配をかけますから、困ったときは「やばい」状況が予想される3歩手前くらいで家族に現状を伝えておきましょう。
また友達に伝えておくことで、万が一の逃げ場となってくれることもあります。同僚や上司など、会社の人でもいいでしょう。とにかく自分だけでなんとかしようとは思わないことです。人ひとりの力は、どんな人間だとしてもとても頼りないものです。
また日記をつけたり、SNSを利用するのも一つの手です。彼に特定されると事態が悪化するので、友達や家族に相談していることやその存在、その連絡先、自分のアカウントなど、できるだけ知られないようにしましょう。
かなり深刻なように書いていますが、ニュースで見かけるようなひどい事態ではなくても、少しでも彼のことを「怖いな」と、一瞬でも感じた場合はこれらの行動を起こすことを考え始めた方がいいでしょう。
本当に良い恋愛で辛い思いをする必要はめったにないのです。相談できる知り合いにはたとえ冗談めかしくしても、常に話しておきましょう。
こちらに別れの主導権があるとしても辛いものは辛い
「彼氏をふる」ということは自分の意思で別れを決定づけられることです。 しかし振られた経験がある人なら分かると思いますが、ふられた側はこちらをふった恋人の心情より、自分自身の悲しみをどうにかすることで手一杯なのです。
ですから、ふった彼氏にはこちらの辛さを理解してもらおうとは思わない方がいいでしょう。
それにしても、自分だって望んでいなかったかたちで人を傷つけてしまうことになるのはきついことです。初めて彼氏をふる経験をするときは、緊張のあまり変な別れ方をしてしまうこともあるでしょう。
だとしても、どんなかたちの別れになったとしても、起こってしまった出来事を考え続けるのはやめましょう。相手が前を見て未来に進んでいくことを祈るなら、自分にもふさわしい幸せを手に入れていいはずです。
彼氏と別れてからしばらくは、できるならやるべきことを考えるのをやめ、「何もしない、考えない」という時間を持つのがオススメです。女友達と温泉に出かけるなど、相手のことを考える思考を頭から追い出し、リラックスして過ごしましょう。
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