数あるマッチング、デーティングアプリの中でも、「まずは会う、デートをする」ことに特化したこのDine(ダイン)。「100回のメールよりも、一回のデートを。」というキャッチコピーも特徴的。
マッチングアプリの大多数は、その目的が恋愛と結びつかなくても、恋愛マッチングとして使用されている現状があります。それらの多様なアプリの中でも、特に現実的な出会いをサポートしてくれるのがDineです。
Dineのアプリのコンセプトとは、機能とは、特徴とは一体どのようなものなのでしょうか。また、どんな人が登録しているのでしょう?
今回は「デートにコミットするデーティングアプリ」ことDineの全貌をまるっと解説していきます。
目次
デートにコミットするDineの基本情報

運営会社 | 株式会社Mrk&Co |
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サービス開始日 | 2017年(日本) |
会員料金 | 基本料金は男女ともに無料 10コイン/1,426円〜2,200円 Dine Gold/2,900円〜6500円 Dine Plutinum/2,900円〜6,500円 |
運営会社の株式会社Mrk&Coはモバイル界の巨塔、DeNAの元メンバーによって創設された会社です。共同創設者の上條景介氏、森岡崇氏は「怪盗ロワイヤル」などの有名なアプリを生み出した人物たち。優秀なモバイルインターネットのプロフェッショナルです。
はじめ、このアプリは2016年にデーティングアプリの先駆けの地域である北米でローンチされ、2017年に日本でサービスを開始しました。
北米でサービスが開始された当時、AppleのApp StoreではBest News Appに選出されるなど人気博し、今後もサービス地域を拡大するようです。
2018年7月現在、東京をはじめ大阪、福岡のエリアで利用可能。会員数もだんだんと増えているようです。
料金はマッチングアプリの中でも珍しく男女平等で、基本料金が無料、追加料金があります。
追加料金のひとつとして、「コイン」というものがあります。「ポイント」ともいえるものですが、サービスなどで無料で付与されることは特にありません。10コイン2,200円から、最大で300コインのまとめ買いで23,200円の割引に(10コイン1,426円相当)。
コインは相手に「スペシャルリクエスト」という、いわゆる「いいね」以上のものを送ったり、当日表示される会員の数を増やす事に使えます。
さらに、有料会員ともいえる「Dine Gold」と「Dine Plutinum」というものがあります。
有料会員のDine GoldとDine Plutinumの料金は?
無料会員でもDineにログインしたり、気に入ったメンバーにいいねを送ることが出来ますが、マッチングした相手にメッセージを送るには、自分か相手のメンバーのどちらかが「Goldメンバー」ではなければいけません。
Goldメンバーになると、メッセージし放題、毎月30枚のコイン無料付与、また女性のみ、プロフィールから職場や学校などの個人情報を隠せるようになります。
料金は6,500円/1ヶ月。12ヶ月プランに加入すると、毎月3,600円が割引され、実質月2,900円と割安に。

Goldメンバーにならなくても、10コイン2,200円から購入できます。コインはいわゆるメッセージ付き「いいね」のようなスペシャルリクエストを送る、その日に表示されるメンバーを増やすことに使用します。ただしコインだけでは日程調整などのメッセージのやり取りはできません。
マッチングをした相手か自分のどちらかがGoldメンバーであれば、メッセージを送り合うことができます。
さらに、Goldメンバーになってから「Platinumメンバー」というオプションも選択可能に。プラス6,500円/1ヶ月〜2,900円/12ヶ月と、つまりGoldメンバーの料金を倍払えば、マッチング率を上げ、またプライバシーを強固に守るさらなるサービスを受けられます。

Plutinumメンバーの特典とは、「Top Picks」という、通常1日に表示されるメンバーよりもさらに多くの対象の一覧表示から特別なリクエストを送信できること、更に毎月30枚のコインを付与され、一般に自分のプロフィールを非表示にでき、自分の気に入った人にだけ自分のプロフィールを回覧させることができるようになります。
Goldメンバーは6ヶ月プランの登録で毎月2,700円の割引と「デート保証」というマッチング保証があり、加入期間中にひと月につき一度以上デートの機会を得られなかった場合に、無料でGoldメンバーの期間を延長するシステムになります。
アプリ側は、Dineを本気で活用しようと思ったら、6ヶ月プランの加入をオススメしています。
「レストランデートマッチングサービス」Dineは他のサイトとココが違う
DineはAppの説明にあるように、「レストランデートをマッチングする、デーティングアプリ」とされています。
そのように、このアプリの大きな特徴は「レストランを指定してマッチングする」ということ。各地域で50店舗以上のレストランの中で、同じお店に行きたいユーザーとマッチングするシステムです。それゆえ、日本ではまだ東京、大阪、福岡の三つの地域のみで利用可能ですが、今後も利用できる地域は増えていくとのこと。
このレストランでマッチングするというシステムの長所は、デート先をあらかじめアプリで指定されることで、当日のデートプランに迷うことなく、また安全面などでもとても安心できるもの。お店で待ち合わせをするので、約束と違う場所に連れて行かれたり、待ち合わせをすっぽかされる確率も減ります。
また、会員料金に男女差がないことも特徴的です。比較的、マッチングアプリは男性有料、女性無料が多い中、Dineはそのような格差はありません。
また、スマートな機能として、表示されるメンバーがアプリのAIで自分の好みのルックスの写真に最適化されることも特徴的。
検索条件の設定の中で、一度に30人、一人ずつ表示されるメンバーのプロフィール画像を「好き」か「好きじゃない」か選り分けることで、AIが好みを学習し、より「いいね(ハートマーク)」を送れるメンバーの一覧を、自分が好みだと判断されたルックスの人を中心に表示されるようになるのです。
また、マッチングする恋愛対象を男性、女性、その両方と、ヘテロセクシャルからホモセクシャル、バイセクシャルの人にまで対応した、ユニセックスな設定ができるという、とても現代社会において先進的な仕様となっているのです。
Dineのネット上の口コミは?

ここで、「美女、イケメン揃い」と噂のDineのネット上の評価を見ていきましょう。
設定の欄で「恋愛対象」を設定することから、恋愛目的のデートをマッチングするアプリであることは確かです。このアプリでお付き合いに至ったパターンはあるのでしょうか?また、レストランデートの感想は?悲惨な経験はあったのか?
まずは良い口コミから見ていきましょう。
Dineユーザーのネット上の良い口コミ


おしゃれなお店で待ち合わせできて安心
上京したてで友達も少なく、彼氏も欲しいなと思って登録しました。
ネット上で知り合った人と会うのは怖かったけど、相手の人に予約していただいて、お店の中で待ち合わせをしたから、悪いことにはならないと思って安心したし、お店もオシャレで美味しかったです。焼肉ごちそうさまでした。
良い口コミを見ると、デートにこぎつけるまでのフランクさと、デートするお店を予め指定されるところなどがDineの長所であるようです。また、Dineのユーザーはハイスペックな人たちが多く、男性ユーザーの大体は良い仕事をしているし、女性はかわいい、綺麗な人が多いようです。
男性ユーザーも女性ユーザーも、Gold会員になるメリットはイーブンですが、男性で「おごります」とプロフィールに表記しているほうがマッチ数は多い模様です。
Dineユーザーのネット上の良い口コミ

Goldメンバーの費用が高い
婚活中です。紹介所やオンライン上の恋愛にやや抵抗感があり、それでも職場に出会いがないので、とりあえず食事から始められるというDineに登録した。
ただ有料会員のGoldメンバーにしかメッセージは送れないということなので、加入しようにも1ヶ月プランで6,500円と、結構値段が高く感じる。6ヶ月プランだと保証が付くらしいが、それほど長く使用するかはわからない。
自分を信じるか長期戦を見越して6ヶ月プランを選ぶか、まだ迷っています。アプリを紹介してくれた知り合いはドタキャンされたと言っていましたし…。

何人かとデートするもそれっきりに。でもフェイスブックがばれた
ほかのアプリよりいいねの頻度は低めでも、何度か良いなと思う人とマッチングし、デートしました。自分のお給料で手が届かないようなお店に連れて行ってもらうなど、色んな意味でおいしい思いもさせてもらいました。
でも、Dineで決まったデートから関係が続くことはどの人ともなかったです。奢ってもらっておいて悪いなとは思うけど、LINEの交換もせず帰っちゃいました、、。
でもそのあとFacebookが見つかって連絡がきた!友達にはバレてないみたいだけど、面倒になってブロックしちゃいました。
悪い口コミは、マッチング後、実際にデートに行けるチケットとも言えるGoldメンバーになる必要があるも、そのコストが高いということ。そして、ドタキャンが多いということ、また気軽な出会いである反面、別れも気軽であることなど。
2018年4月19日まで、コインを使うと相手のフェイスブックページにアクセスできるサービスがあり、そのためにこの女性の方は自分のページを追跡されるトラブルがあったようです。
Dineは登録が審査制ではないため、ある意味相手のことは「自分で審査する」ということになります。フェイスブックを回覧出来るというものも、課金すればフェイスブックを隠せるというシステムも、それだけ信頼できる人物だけふるいにかけられる利点でした。
ただ、ネットストーキングを助長させてしまったという難点もあったようです。しかし、以降は現在はフェイスブック側とのサービス連携の仕様変更のため、マッチ相手のフェイスブックを見られなくなっているため、この点は改善されています。
また、マッチした相手か自分のどちらか片方がGoldメンバーなら良いのですが、特に「デートでは男がお金を払うもの」と考える男性にとっては、お財布に余裕がなければ続けられないよう。その分、ハイスペックなメンバーが多いのもありますが、奢り目的の女性も多いのも事実。
そして、デートまでのメッセージのやり取りも最低限であることで、デートの直前で怖くなってドタキャン、というパターンも口コミの中でよく目にします。
良い口コミ、悪い口コミを見てみると、Dineはメリットとデメリットがかなり表裏一体であるようです。ただ、実際の使い心地はいかなるものか、次に確かめてみます。
実際にDineに登録して体験レポート!どんな人に出会える?

筆者も実際にDineに登録し、その使い勝手と、マッチングからデートに至るまでの過程、そしてデートの体験談までをご紹介。
登録の流れからアプリの使い方、1ヶ月の使用で何人とマッチングできたか、また実際のデートの模様まで、詳しくお伝えしていきます。
サービスの登録から細かくやり方を追っていきますので、Dineの登録を迷っている方は、記事を見ながら是非ご一緒に進んでいただけたらと思います。
登録の流れ
まず、登録はFacebookかTwitterのアカウントを利用して作成されます。

どちらも、Dineのアプリからの投稿がされるなど、フレンドやフォロワーにDineのアプリを使用していることがバレるようなことはありません。
Dineは、アプリのAIによって、表示される対象がユーザーの興味のありそうなタイプの対象に選り分けられるシステムであり、審査も特にありません。
アカウントを作成しログインしたら、基本情報の入力。名前の欄はFacebookかTwitterのアカウント名のファーストネームで固定されます。

ここで生年月日と性別を入力しますが、同時に恋愛対象の欄も選択します。国際的に進出しているアプリらしい使用となっており、男性、女性、またどちらも恋愛対象として選択できるのもDineならではの特徴。
次に、マッチングしたい地域を選択します。基本的には自分が住んでいる地域でいいでしょう。現在は東京、大阪、福岡のみの地域を選択できますが、運営側は今後、対応する地域を増やしていくそうです。

そして、Dineが厳選したレストランやバー、カフェの中から自分が行きたい店舗を選択。イタリアン、ビアバー、タイ料理屋など、バラエティに富んでおり、お店の情報は食べログへのリンクから回覧できるようになっています。店舗の選択は、後でも追加することが可能です。
それから、自分のプロフィールを作成します。写真は特に自分の顔が写っていなくても載せることができるのですが、顔がはっきり写っていないとマッチング率は10%以下になると思っていいでしょう。

アプリからも、マッチ率を上げるためのプロフィール作成にまつわるアドバイスを貰えます。素直にアプリの言うことを聞いて、自分史上最高のプロフィール写真を載せましょう。とはいえ盛りすぎや加工のしすぎはNG。
最後に、ファーストデートで「おごります」もしくは「友達と一緒に」デートしたい、という選択肢をプロフィールに表示するかどうかをタブで選択。「おごります」を選択するとマッチ率は上がり、「友達と一緒に」はマッチ率はやや下がる傾向にあるようです。

またプロフィールの詳細もここで設定。職種、身長、結婚と子供の希望を記入します。そして「甘党」「料理ができる」「アウトドア派」などのタグの設定もここで追加します。
以上でプロフィール設定は終了。生年月日や地域の設定以外は後で変更可能です。できるだけ写真を多く載せ、プロフィールを綿密に記入することでマッチング率は上がるので、面倒臭がらずに一覧を埋めるようにしましょう。
Dineの使い心地はこんな感じ
プロフィール設定が終わったので、次からお待ちかね、マッチングしたい相手を選択していきます。

表示されるメンバーの写真の下に、自分と相手でマッチしたお店が最大三件表示されるので、そのお店の写真を上にスワイプすると、そのメンバーに「いいね」を送れます。ピンとこなかった場合は、下のお店の写真をどれでもいいので右にスワイプすると、次のメンバーが表示されます。
メンバーの写真をタップすると相手のプロフィールページに移動します。他の写真や、趣味、仕事などを見ることができます。見た感じ、男性の会員の年齢層は30代くらいの世代がメインで、20代がその次、40代以降は少なめの印象です。
Dineはプロフィールを回覧した際も「足あと」の機能は付かないので、心置きなく相手のプロフィールをチェックできます。

また、相手から「いいね」をもらった時は、アプリを開いた時にその相手が優先的にアプリに表示されます。その相手を気に入れば、相手の写真下の「承認する」のボタンをタップするとマッチングします。

メール通知の設定をオンにしていれば、マッチングした際にメールでお知らせしてくれるので、見逃すこともありません。
マッチングした後は、上の画像のようなマッチ画面の「日程調整を行う」をタップするか、「TODAY’S PICKS」の画面右上の吹き出しマークからメッセージの画面に移り、相手とデートのスケジュールを相談します。マッチングした相手の一覧は、そのメッセージの画面に表示されています。

アプリのメッセンジャーには、日程調整をスムーズにするカレンダー機能が付いているので、メッセージのやり取りが苦手でもスケジュール調整が楽々。
Dineは出会うまでに数週間、数ヶ月のメールのやり取りを必要としません。ひとまずはデートをしたい、というリアリスト向きのアプリです。
実際に出会うまでの流れを体験してきた
ここで、筆者の中条が実際にDineを使ってマッチングした人とデートをした時の体験談をお話ししようと思います。
今回、マッチングしたお相手は都内在住の31歳の経営者の男性Aさん(仮)。趣味は映画、海外ドラマとのこと。身長は165センチと小柄ながらも、肩幅が広くガッチリしたタイプ。筋トレやランニングなどしているようです。
お店は恵比寿の「ダ ミケーレ」というピッツェリアで、店内にピザ窯を構えた本場ナポリのピザを味わえるお洒落なレストラン。今回はディナーでご一緒しました。
18時にお店で待ち合わせ。テラス席のあるガラス張りの見通しの良い店内で、私たちの他には比較的女性客が多い印象でした。とてもお洒落な外観で、派手すぎないライトアップがロマンチックです。
私は待ちあわせをしやすいように、あらかじめどんな服装でいるかをAさんに伝えてありました。店内に入り、待ち合わせをしている旨を定員さんに伝えていると、私に気づいたAさんがこちらに手を振って席に招いてくれました。

お待たせしました!お店予約してくださってありがとうございます

いえいえ。はじめまして。あんまり写真と変わらないんだね

そうですか?美肌加工はしてますよ(笑) 写真と実物が違う方は結構いるんですか?

マッチングアプリをいくつか試してたんだけど、女の子は結構いるよね。でもDineは今のところ見てないかな。みんな可愛い。中条さんも可愛いよ(笑) とりあえず、なんか頼もうか。お腹すいたよね
可愛いと言いながら若干笑っていたのが気になりましたが、このAさんはマッチングアプリを使っていることやDineで他の子とデートをしていることも包み隠さない珍しいタイプだなと思いました。恋愛アプリのマッチングだと、男性は他の女性と会ったことは聞かなければ話さないことが大抵です。
のっけから恋愛を意識いていないという点は、こちらとしてもかえって気軽に肩の荷をおろしてお話しすることができました。

ピザ一枚シェアして、サラダとかも食べます?それとも二種類ピザ食べますか?

う〜ん…ピザもだけどカルパッチョとか他のメニューも色々美味しそうだよね。でも俺、ニンニク(マリナーラピザ)はやめておこうかなあ

じゃあ、マルゲリータを半分こして、ちょいちょいっと他のメニューも食べましょうか
ということで、マルゲリータを一枚とカルパッチョ、タコのマリネ、ハムの盛り合わせを注文。豪華なディナーです。お酒はそれぞれ白ワインを頼みました。
注文した料理を待っている間に、Aさんの恋愛アプリ経歴について色々尋ねます。

マッチングアプリは結構使っているんですか?恋活中?

最初はそのつもりだったんだけど〜。どうかなって。2、3アプリを試して10人くらい会ってみたんだけど、結局自分はあんまり良い出会いがなかったから。今は『そのうち出会えたら良いかなぁ』くらいに考えて、気軽に使ってるよ

その気持ち、わかります(笑)私は結構失敗してきたので…(笑)

俺も失敗?(笑)

いやいや、そんな(笑) なんかAさんは『恋愛するぞ!』みたいな前のめりの気合が無いので、ある意味安心します。それじゃあ、DineはAさんにとって合理的なアプリだったんですね

そうだねえ。お互い期待しすぎないで使えるっていうか。あんまり俺は仕事の仲間とご飯食べないから、たまにご飯の友を探すのには良いよね。いろんな職業の人と話できるのは面白いし

(ご飯の友って)味のりみたいなことを言いますね

まあね(笑)
笑ながら、若干瞳に闇を宿すAさん。マッチングアプリを使いつつも、異性の出会いに諦めを感じているような疲労感を漂わせています。

恋に疲れたOLみたいな空気感を感じますが、お疲れなんですね

俺そんなエモい?(笑)でもまあ、うん、疲れてはいるかな。前にDineで会った子が、当日になって急に友達を連れてきて、銀座で焼肉を二人分奢ることになったんだよね。奢ること自体はいいんだけどさ、さすがに…ね

さすがに初対面からメッシー扱いは失礼ですね…

でもぶっちゃけご飯目当てでマッチングアプリ使っている子は多いんじゃないかな

(ドキ)わ、私は払いますよ

いや、いいよ(笑)あ、マリネ来たよ。おつまみ無いと酔っ払っちゃうんだよね、俺
そこからお酒に料理をつまみながら、好きな映画やドラマ、お互いの仕事の話(この記事を書いていることはナイショ)や、今までのマッチングアプリの恋愛話など、つらつらと話しながらご飯を食べました。
Aさんはなんだかガツガツしていない、掴み所のない飄々とした人でした。恋愛も期待していなければ、かといって友達になることも特に期待していないようで、「中条さんは変わってて面白いねえ」と言いつつ、LINEなどのDIne外のメッセージ交換は特に持ちかけて来ませんでした。
マッチングアプリをかなり使って来たという話でしたが、それでもどこか「運命の人」というのを探しているのかな、と感じます。ピンと来なければ、楽しく食事してさようなら、といった感じでしょうか。
私にとっては、オンラインデーティングの取材の相手として、しつこくない、体の関係を求めない、後を引かない最高のお相手でした。改札まで送ってくれる紳士的なところもある、とても良い方だなと思いましたが、人に心を開いているようで閉ざしているようにも見えました。
私は奢っていただいたお礼も含め、Aさんの今後の幸せを祈るばかりです。
1ヶ月使ってマッチングした人数は14人、出会えた人数は2人
筆者がDineを1ヶ月使ってみて、貰ったいいねは68、送ったいいねは8、そのうちマッチングしたのは14人。しかし、実際出会ったのは2人です。
マッチングの数に対して会った人数が少ないのは、
- お互いにゴールドメンバーではないためメッセージが送れず、待ち合わせもできない
- ゴールドメンバーとマッチングしたがメッセージのやり取りをせずに終わる
- メッセージでスケジュールを調整しているうちにどちらかがフェードアウトする
という現象のためでした。
また、「デートにコミットする」Dineですが、特にメッセージで自己紹介のようなやり取りを重ねるわけでもないので、恋人関係前提の「デートをしましょう」という意気のメッセージを貰うと、若干尻込みしてしまったのも事実。
そのことで、実感として女性メンバーのドタキャン率が多いのもちょっと頷けました。ほとんどお互いのことを何も知らずに会いに行くことになるので、「まずはお友達から」という気持ちで臨んだ方が良いでしょう。
それでも、このアプリはフランクでも「恋愛アプリ」の一角なので、恋人を作ろうと思った時にも使えると思います。ただ、あらかじめメッセージ交換を重ねて、人柄を見ることなどは出来ないので、沢山の人とデートをしてみる必要がありそうです。
ただし筆者の経験談として、恋愛アプリでメッセージを交換していても、メッセージの内容から推測していた性格と実際の人物像とは異なるため、期待を膨らませすぎていくよりは、「まず会ってみる」というスタイルは合理的に感じます。
また、このアプリの女性メンバーは「おごります」と書かれたプロフィールに弱い傾向があるところから、美味しいご飯を食べられることは期待していますが、だからといって「体で返そう」と考えているわけでは決してないと思われます。
それに会う相手はほとんど初対面の人となるので、ワンナイトは期待せず、ファーストデートは自己紹介も交えて、「純粋に食事を楽しみに行こう」という気持ちで臨みましょう。
数打ちゃ当たる作戦!?Dineはこんな人におすすめ!

以上、Dineの使い勝手について、実感を持ってご紹介して来ました。
このアプリで私が「これは素晴らしい」と思った点は、検索の設定で1日に表示されるメンバーのプロフィール写真の好みを最適化していけるということです。
これは全国の面食いの皆さんにオススメできる機能です。好みの顔の人が優先的に表示されるようになる機能は、このアプリが美男美女揃い、と言われる所以でもあるでしょう。
そして、恋愛目的の場合、「自己紹介もすっ飛ばしてまずは会う」ということが前提であるアプリなので、一、二回のマッチング、デートではまず恋人は出来ないと考えられます。
以上を踏まえて、このアプリの長所と短所について考えてみましょう。
Dineをおすすめ出来る人
まず、ハイスペックな相手との出会いを期待するすべての人にこのアプリはオススメできます。
登録に審査というものはありませんが、検索条件の設定で好みの顔を選り分けることで、表示されるメンバーの見た目が自分好みに改善されていきます。ですから、あとは職業や趣味などの内面から「いいな」と思う人を判断していけるため、一日中アプリに張り付いて相手を粗探しするような手間も省けます。
そして、「実際に会ってみないとその人の事はわからない」と考える人にもこのマッチングアプリはオススメ。
プロフィールはいくらでもポジティブなことをかけるため、写真も文章も盛りがちになりますが、このアプリはメッセージの交換よりもまずデートすることから関係をスタートさせます。いわば、マッチングアプリのなかでもバーチャルと現実の壁が薄いのです。
都市、特に都心で仕事をしているなら、ランチや仕事帰りにデートをすることができるので、スキマ時間も活用することができます。
また、アプリで紹介されているレストランはどこもオシャレで美味しい、デート向きのラインナップが多いので、ファーストデートのお店選びも迷うことなく、気軽にデートをすることができるので、まず沢山の人と出会ってみて、気の合う人を探すことができる点が、このアプリのメリットといえるでしょう。
そして沢山の人と出会いを重ねる事になりますから、恋人探しの場合、多くの選択肢から慎重に相手を吟味することが出来そうです。
ただし、まず恋愛関係を期待せず友達関係から、自分が普段出会わないようなタイプの人との交流を楽しもう、という気持ちを持って臨める人に、このDineはオススメです。
Dineをおすすめ出来ない人
まず、2018年7月現在、東京、大阪、福岡以外に住んでいる人には、残念ながらこのアプリは対応していません。できるとしたら、出張や旅行中などに限られてしまいますが、最初に設定した地域は原則として変更できないので、「住んでいる地域」として設定するべきでしょう。
対応外の地域の方は、今後のサービス拡大を待ちましょう。
また、オンラインで知り合った相手と現実で会うということに抵抗を感じている人には向いてないでしょう。Dineは健全なマッチングアプリですが、デートの約束を即時に取り付けるため、相手のことをよく知らないまま出会うことになります。
ですから、危機管理に自信がない、インターネットを信用できないという人にはこのアプリの仕様に抵抗があるのではないでしょうか。まず、メッセージを重ねてから出会うような他のオーソドックスなタイプの恋愛アプリから始めるほうがいいかもしれません。
あとは、オシャレなお店より赤提灯やこぢんまりした居酒屋などが好きな方や、このアプリの紹介している外観や内装のオシャレなお店に寒気がしてしまうというタイプの方にも抵抗感がありそうです。Dineはファーストデートのみサポートするアプリなので、次のデートからは自分たちの好きなお店に行けますが、オシャレなお店や高い料理のお店は苦手という方は遠慮したほうが良さそう。
また、このアプリでは沢山デートをこなさなければ、いい出会いは期待できないと思われます。それでもお互いに自分の時間を割いて来ているので、その時その場所での食事を誰とでも楽しめる人でなければ、そのデートを台無しにしてしまいます。
期待外れの相手だからといってすぐに帰るなど失礼な態度を取ったり、相手に高望みをしすぎたり、相手に不愉快な思いをさせるようなデートはしないようにしましょう。また、おごり飯目的で登録するのも失礼です。
また、Dineに登録して出会いを探すとなると、ほとんどの方が多くの相手とデートを重ねることとなるため、恋愛に発展した場合、しばらく数人と同時進行で付き合うという事態もあり得ます。誠実な恋愛を探している場合は、少々困難を来すかもしれません。
それに、Dineはほとんど相手の見た目しか知らない状態からデートが始まるので、恋愛の出会いに期待しすぎたり、人見知りである場合は、あまりオススメできないアプリといえるでしょう。
Dineについてのよくある質問Q&A

最後に、退会方法やDine Goldを解約する方法など、いくつかの質問をQ&A方式でまとめました。
Q. サクラや業者はいる?
また、ユーザーもサクラや業者と思われるアカウントを発見したら、そのメンバーのプロフィールページから通報することができます。
監視体制の厳しいアプリですから、サクラや業者が居たとしても「居にくい」アプリだといえます。
Q. Dineを退会するにはどうしたらいいですか?
そこに書かれているように、Dine GoldやPlutinumのような月額プランの継続課金をOFFにしていないと、Dineのアプリ自体を退会しても自動で後続課金されてしまうので、退会する前に自動継続課金を解約していることを必ず確認しましょう。
Q. Dine GoldやDine Plutinumの月額課金を解約するにはどうしたらいい?
Androidの場合は、Google Play Storeからメニューアイコンをタップ、続いて「定期購読」を選択。解約したい定期購読(Dine)をタップし、「定期購読を解約」を選択したら、画面の指示に従って操作してください。
上記の項目にDineが表示されていない場合は、すでに継続課金を解約している可能性があります。
Q. スキップしてしまったリクエストをもう一度見たいのですが…
特に無課金ですと1日に表示される人数も限られているので、スキップは慎重に行いましょう。
Q. レストランはアプリが予約してくれるの?
必ずしも予約していかなければいけないわけでもありませんが、混雑によりお店には入れない可能性もあるので、予約してからデートに行ったほうがいいでしょう。
またDineを見て予約しても、店側からの特別な対応などはないので、店員さんにも周りのお客さんにもDineを使っていることはバレません。
Q. 同じ地域の人が紹介されないんだけど
まれに同一地域内でマッチするユーザーが見つからない場合、他の地域のメンバーが紹介されることがあるようです。
Q. ドタキャンにあいました…
通報されると、Dineの会社から警告もしくは強制退会処分が下されます。このように、悪質な会員は排除されていきます。
Q. 購入したコインや月額会員の返金の方法は?
Dineに問い合わせをしても、購入後の返金はシステムの仕様上で不可能だそうです。
ちなみにアプリの基本的な使い方については、アプリの「設定」のページから「よくある質問」を選択すれば見ることができます。
アプリを使いこなし、Dineで素敵な出会いを見つけましょう。
デキる大人の社交のアプリ。Dineというアプリを使う価値はある?
Dineは、スマートな検索の機能や、男女問わずハイクラスな職業のメンバーが多いことが魅力のアプリです。
レストランの選択からファーストデートの設定を後押しするという、他の恋愛マッチングアプリとは異なる特徴的な仕様のDineですが、以下のように例えて考えてみると、使用する価値がわかりやすく見えてくるかもしれません。
アプリ全体が、男女のみの出会い問わずキラキラとした社交のパーティー会場です。多くの都会の男女が集まり、こちらからは自分の好みのタイプの外見の人しか見えません。
その中から、気になる相手を、食の好みを中心に選ぶことが出来ます。お互いを気に入れば、オシャレなお店で二人きりか友人たちと同行で、現実空間で相手のことを詳しく知る機会を得られます。
あくまで社交の場ですから、こちらのマナーや社交性が試されています。そこでまず友達になれるかどうかが決まるのです。
ただし、セカンドデートをしないとしても、その場その時で楽しむことが大切なこと。美味しい食事を初対面の人と楽しみがら、味わいましょう。最後は後腐れなく、爽やかにお別れ。お互いを気に入ったら、それからのデートは自分たち次第。
この流れに抵抗があったり、本気の本気で恋人を早く作りたい、一か八かをしたくない、という人には、使用価値はないでしょう。
Dineは、恋愛含めた出会いアプリの中でも大変オシャレな仕様です。ゴールドメンバーしかデートするチャンスはありませんが、それだけレベルの高い相手との出会いが期待できるのも確か。仕事の話でも盛り上がることが出来そうです。
また、さまざまなセクシュアリティにも対応しているのも良い点だと思います。トランスジェンダーやゲイセクシャルの理解度が低い日本の中で、このようなハイクオリティなアプリが出ているのは喜ばしいことです。
Dineは、「一歩先をいく大人のための出会いアプリ」といえます。まだ登録が済んでいない方も、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
デートまでの工程が少なくて良い
マッチングアプリをいくつか試して見ています。
自分はメールを続けるのが苦手だし、実際会った時の印象で相手を見たいほうなので、やり取り少なめでデートの予定を立てれるのが気が楽で良かった。店も高い店が多いけど、おしゃれで安うまもある。
可愛い子も多い(気がする)。