浮気をする人の割合は何割?浮気をしたことがあるかどうかを800名にアンケート調査!

浮気をする人の割合は何割?浮気をしたことがあるかどうかを800名にアンケート調査!

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夫婦関係にある人が妻や夫以外の人と肉体関係を持つのが不倫、恋人関係にある人が他の相手と恋愛関係を持つのが浮気。不倫も浮気も、ここLovatomyでもたびたびテーマになる、恋愛において不滅の話題です。

とはいえ、恋人以外の人を好きになってしまうなどの心変わりがあるとしても、きちんとケジメをつけられるなら浮気問題にはならないはず。「同時に1人以上の相手を好きになってしまう」ことも浮気心ですが、実際には誠実であるかどうかの問題ともいえます。

恋人同士の間では、「自分だけでなく別の人とも関係を持って良いよ」という自由恋愛の思想やポリアモリーのような公認の対多数の恋愛関ではないなら、恋人は基本的に「お互いだけを独占する」という約束に基づいて成り立っています。

「恋人同士だとお互い認めているにも関わらず、恋人の合意なしに別の相手と関係を持つ」浮気の問題。世間には、浮気をしたことがある人、またされたことのある人は、どれくらいの割合いるのでしょうか。

今回、Lovatomyでは独自に合計800名の男女にアンケートを取り、浮気の経験について調査をしました。今回は恋人関係、夫婦関係問わずアンケートを取ったため、不倫も「浮気」に統合しています。

まずはデータで見る浮気の割合をご紹介しましょう。

800人の男女に聞いた、浮気に関するアンケート調査

今回のアンケート調査の質問内容は、

  • 今まで浮気をしたことがありますか?
  • 浮気をしたことがある人へ質問です。その浮気相手との関係性は何ですか?
  • 浮気をしたことがある人へ質問です。浮気はバレましたか?
  • 浮気をされたことはありますか?
  • 浮気をされたことがある方は、どのようなきっかけで浮気を見破りましたか?

というそれぞれの質問に回答していただいています。

ご回答いただいたのは合計800人の男女で、男性は429名、女性371名。年齢は18歳から67歳の方まで広く協力していただきました。

調査目的 適切なコンテンツの提供を目的とした浮気に関する意識調査
調査方法 WEBアンケート(ランサーズ)
調査対象者 一般男女10代~60代
有効回答数 800名
調査実施期間 2021/9/16~2021/9/23

これらの設問の回答結果を、上記の男女や年齢などの条件により、色々なデータが取れたので、それぞれまとめて以下から発表します。

まずは、浮気をしたことのある人の割合から追っていきましょう。

今まで浮気をしたことがある人は〇割!

浮気をしたことがある?

今回、アンケートにお答えいただいたのは、男性429名、女性371名の計800名。まずは「自分自身が浮気をしたことがあるか」という設問にお答えいただきました。回答者の年齢は最高が67歳、最低が18歳で、平均年齢は37.5歳と広い年齢層の男女です。

結果は、800人中166名が浮気の経験アリと回答。つまり、今回のアンケートでは、世の中ではだいたい2割ほどの人が浮気をしているという結果になっています。

男女別に統計を見ると、男性は429名中96名、女性は371名中70名となりました。男性は22.3%、女性は18.86%と、やや男性の方が浮気の傾向が高いことがわかりました。

性別 調査人数 浮気経験のある方 割合(%)
男性 429名 96名 22.3%
女性 371名 70名 18.86%

一般的には、3割ほどの男女が浮気を経験しているという結果になるようですが、今回の結果は2012年の外部サイトの調査結果よりも浮気の割合は1割も下回っています。
参照:恋愛・結婚についてのアンケート・ランキング【後編】 : 何でも調査団(@niftyニュース)

すると、少なくとも2~3割の人は浮気をするタイプであるということができるでしょう。

年代別で見る浮気の傾向

ここで、浮気をしたことがある人の割合を、年代別に見てみます。

予想としては、単純に年齢を重ねていくほど浮気をする機会も増えると考えられますから、性的に活発な年齢の上限(40代くらい)までは増加の傾向が予想できます。

では、結果を見てみましょう。

浮気経験者の年代別の割合

アンケートの回答者の年齢に対する浮気経験者の割合をそれぞれ割り出しました。グラフの元データは以下の表の通りです。

全体数 浮気経験者数 割合
10代 11人 0人 0%
20代 169人 24人 14.20%
30代 298人 56人 18.79%
40代 219人 59人 26.94%
50代 89人 25人 28%
60代 14人 2人 14.28%

結果、「40代までは浮気経験者が増加するだろう」という筆者の予想は当てはまっていましたが、2つほど意外な点がありました。

1つ目は、調査を実施した2021年現在の30代の浮気の割合が意外なほど低かったこと。年代別に絞ったデータ数としては満足ではありませんが、浮気をする年齢としては十分にあり得る年齢のはずです。

今回の結果では、30代の方が40代よりも浮気の割合が1割近く低い傾向でした。この調査を実施した2021年9月の結果と、2013年に相模ゴムにより実施された調査の結果を比較してみると、8年前の30代の方が浮気経験の割合が大きいことがわかります。

相模ゴム調べ浮気経験者年齢別
画像参照:ニッポンのセックス|恋愛対象、セックスパートナー、浮気etc

今回のLovatomyのアンケート結果は、相模ゴムの調査より8年後のものですから、当時からすればおおよそ30代が40代になり、世代交代しています。すると、今回の30代から50代の結果は、8年前の20代から40代の結果がおおよそそのままスライドしたような形になっています。

よって、現代は若い世代になるほど浮気をする傾向自体が減少しているのではないか、という可能性も考えられるでしょう。

その浮気はバレた?

浮気はバレた?

さらに、浮気をしたことがある166名に、浮気がバレたことがあるかという設問も設けました。

回答を集計すると、浮気がバレた人は166名中47名という結果に。この結果は、現在恋人関係にある人にとっては少し恐ろしいことでもあります。

なぜかといえば、今回のアンケート結果においては、浮気をしている人の中でも7割もの人が浮気に気づかれていないということになるから。「もしかして私の恋人も浮気されているのでは…」と不安になるには十分な数値です。

もしかしたら、今頭をよぎった勘は当たっている…かもしれませんね。浮気の定義をどうするかによりますが、バレるとしたら、浮気相手と体の関係があったとなると確実だといえます。

ラブホテルのカードやレシートなどの、証拠をジャケットやバッグに入れていたり、服に浮気相手の香水の匂いがついていたり、浮気がバレる経緯はさまざま。時には知らない方が幸せなこともあるかもしれませんが、相手との関係が理由もわからず悪化しているとしたら、探りを入れてみるのもいいのかもしれません。

浮気は男女でどちらがバレやすいのか

ここで、男女で浮気のバレやすさは異なるのかどうかについて掘り下げてみます。

今回のアンケートでは、浮気をしたことがあると回答していただいた166名中、男性は96名、女性は70名です。その中で浮気がバレた割合は、以下のグラフの通りになりました。

浮気バレ率の男女差

ここでも、世間一般の認識とのズレがあるかと思われます。一般に、世の中では「女の浮気はバレない」といわれているのではないでしょうか。しかし今回のアンケートの回答結果では、真逆の集計結果となりました。

浮気経験のある男性の96名中、浮気がバレたのは2割程度。比べて、浮気経験のある女性70名のうち、3割以上の人が浮気バレをしているという結果になり、「男性よりもバレている」ことに。

浮気がバレたことのある人の中の集計であり、166名という少人数の回答しか得られていないので、今回の結果が世間一般の事実かはまだ確かではありません。ただ、現段階で考えられるのは、「女の浮気はバレにくい」は嘘かもしれない、という可能性。

実際のところ、ここでのアンケート結果と、これまで外部でも集計されてきた調査でも、男性の方が浮気をする人が多いという結果が見られますから、「女は浮気をしていてもバレないだけ」という噂は間違っているのかもしれません。これまで見られる調査ではこの結果について、別の機会にまた掘り下げてみたいものです。

浮気をされたことがある人の割合は

浮気されたことがある?

今回は、逆に「浮気をされたことがあるか」という設問にもお答えいただいています。浮気をされたことがあると回答したのは、男女合わせて166名と、偶然にも浮気をしたことがある人の人数と同数となりました。

「浮気をされたことがある」と回答できるのは、その証拠を掴んだということでもあるでしょう。浮気をしたことがある166名中、「浮気がバレた」と回答したのは47名でしたから、もしかするとバレていないと思っている人たちの恋人は、とっくに事実を把握しているのかもしれません。

浮気がバレていないと思い込んでいる状態ってちょっと怖いですね。既婚者の不倫の場合、相手は気づいていないふりをして着々と証拠集めに勤しんでいる…という可能性も考えられるでしょう。

ここで気になるのは、浮気したことがある人が、同じように浮気をされた経験もあるのかどうかという点。もちろん、データを抽出しています。

浮気したこともされたこともある人

男女800人中、浮気をしたこともされたこともあるという、人間砂漠を体験した人数は65人という、1割にも満たない結果になりました。

ただ、浮気したことがある人が、どのくらいの割合で浮気もされたことがあるのか、という目線で計算すると、およそ4割近くにのぼりました。

その結果が、因果応報ということであるのか、「浮気されたから仕返しにこっちも浮気してやる」という勢い任せの結果であるのかは、今回のアンケートでは明らかにはなりません。

ただ、浮気願望がある人は、自分も浮気されるかもしれない、またはされているかもしれないという可能性を心に刻んでおいた方がいいでしょう。

浮気がバレるきっかけ

また、今回は浮気をされたことのある人に「浮気を発見したきっかけ」についても自由回答で答えていただいています。

回答を内容別に集計してみると、浮気発見のきっかけは大きく分けて6種類あるということがわかりました。以下の表を見てみましょう。

浮気されていることに気づいたキッカケは?

今回のアンケート結果にみられる最も多い浮気バレのきっかけは、「恋人のスマホやPC、SNSを見て」というものでした。特にスマホを覗かれることで浮気の決定的な証拠を掴まれるというものが最多であり、現代ならではのバレかたといえます。

スマホは個人情報のブラックボックスで、相手の交友関係も全て詰まっている媒体。浮気をしているかどうか疑わしい時は、まずチェックすることで白黒はっきりしそうです。

その次に多かったのが、浮気をしている交際相手からのカミングアウト。つまりは罪の告白ですね。何気ない瞬間にポロッと浮気相手のことを話してしまったり、別れ話とともに伝えられるというケースなどでした。

次に、共通の知人から「君の交際相手が浮気しているよ」と知らされるケースもそれなりに。その多くは友人の善意からの通告であり、悪意ある告げ口である場合はさほど内容です。

他には、ラブホテルやプレゼントのレシート、浮気相手からの手紙などの物的証拠からというケースや、恋人が浮気相手とデートしているところに偶然鉢合わせたり、問い詰めて白状させるなど癖の強いエピソードがバラエティに富んでいました。

ただ、気になる点がいくつか回答にあり、それが何かというと、「決定的な証拠がないにもかかわらず、勘や相手の態度から浮気であろうと決めつけている」もの。

おそらくは、そのようなケースの中にも本当に相手が浮気しているという場合はあるのでしょう。しかし、浮気相手の存在を具体的に特定するまでは、判断を焦っているのではないかとも考えられます。

それ以前に恋人に欠点があるのかもしれませんが、少なくとも事実をはっきりさせる方がスッキリするのではないでしょうか。

特殊な「浮気バレ」ケース

上記の表の「その他」のなかには、なんとも特殊な、時には恐ろしい「浮気バレ」のきっかけがありました。いくつかここで紹介しましょう。

ひとつは、数件の回答があった「浮気相手から連絡が来る」というケースです。浮気相手から電話があったり、直接尋ねてきたなど。本命の相手ではないのに自ら修羅場に飛び込んでくる勇気があり、なかなか見上げた精神ではないでしょうか。

実際、スマホで恋人の浮気を知った人は、その相手に連絡を入れようか迷った人もいるのではないかと思われます。ただ、そこで行動に移すか移さないかでは大きな違いがあるのかもしれませんね。

次に、「恋人を尾行することで浮気現場を押さえた」という、名探偵ばりのエピソードも。

男性の吹き出し
43歳男性

急に夜の飲み会が多くなりました。
服装も派手になり明らかに容姿が変わって怪しいと感じました。
飲み会と言って外出した後こっそり後を付けて不倫相手と会っている現場を抑えました。

また、周囲の人と協力して犯人(浮気相手)を追い詰めるというサスペンスなケースもありました。

女性の吹き出し
26歳女性

相手の態度。浮気相手が職場の方だったので、職場の人たちに協力してもらって(私も元同じ職場)証拠を探して突き詰めた。

証拠探しも尾行も、バレれば非常に気まずい思いをすることですが、現場を押さえたり突き詰めるまで遂行するのはすごいことですね。

最後に、一番衝撃的な「浮気バレ」エピソードがこちら。

女性の吹き出し
54歳女性

昔の彼ですが、新聞沙汰になるような事件を起こし、新聞記事に相手女性が登場して分かりました。

一体何をしでかしたのかまではわかりませんが、付き合っていた方が事件に巻き込まれなかったのが幸いです。

もっとも多い浮気相手との関係性

「浮気相手との関係性」についても集計を取っているので、どのような環境で浮気心がくすぐられるのか、最後にみていきましょう。

浮気相手との関係は?

今回で最も多かったのは、やはり「職場の関係」ということでした。

同期、上司、部下という内部の相手から、取引先の相手なども含めています。こうした傾向をみるかぎり、「恋人が浮気をしているかもしれない」と思った時には職場の関係を探ると良いのかもしれません。

次に多いのが、恋人の友達や友達の友達など、「友人関係」の中で浮気をする人が上位でした。恋人の友達と浮気をするというのは人間関係にとって最悪なケースですね。

続いて、SNSや出会い系サイトなどの「ネット上で出会った相手」。出会い系アプリで浮気相手探しをする人が多い傾向でしたが、中にはオンラインゲームで知り合った相手と浮気したという回答も166件中3件あり、オンラインの交流関係もなかなか侮れないのだと感じられます。

以下、意外にも学校関係の繋がりで浮気関係になるケースはさほど多くなく、ナンパや居酒屋で出会った初対面の相手、仕事の顧客などが挙げられました。

上記グラフの「その他」の中では、「風俗」と答えた人が数名。

こうして統計を取ってみて、他サイトの統計とも照らし合わせてみると、職場関係はやはりダントツで浮気関係が出来やすいようです。同じ職場だとお互いの仕事への理解はもちろんあるでしょうし、仲間として打ち解けやすいのかもしれません。

職場内恋愛の闇たる部分ですね。

バレやすい浮気の関係は?

また、以上の集計の中で、「浮気が相手にバレた」という人の回答の中で絞ってみれば、どのような関係の相手との浮気が最もバレやすいのかがわかるかと思われます。

その集計結果がこちら。

浮気相手との関係(バレた人)

このグラフを、浮気がバレたバレてないにかかわらずの「浮気相手との関係」のグラフと比較してみると、一位の「職場の関係」がバレやすいことは依然として変わりませんが、「友達関係」と「ネット上」の関係との結果に大きな違いが見て取れます。

浮気相手との関係で友達関係が15.1%、ネット上で知り合った相手が14.5%と競り合っていたのに比べて、バレた方の結果では10%以上も差が開いています。

よって、この結果から「友達関係との浮気はよりバレやすい」ということがわかるかと思われます。

おそらく、ネット上で知り合った相手だと恋人相手との繋がりが薄く、スマホを見ないかぎりはバレにくくても、恋人の友人関係など「身内」の中で、共通の知り合いの中で関係を持ったことがバレる原因に繋がるのしょう。

浮気を持ちかけてくる人の中には「恋人に勝ちたい、寝取りたい」という願望を持つ人もいるので、そうした暗い欲求からわざわざ友達の恋人を奪いにくるというケースもあるのかもしれません。友達選びは慎重にしたいところですね。

続いて、仕事の顧客との関係もバレやすいという結果になっています。仕事の内容にもよるかもしれませんが、キャバクラや風俗などの客なら確かに関係を持つとバレやすいのでしょう。

アンケート調査からわかる浮気の実態

恋人のスマホを覗き見る

ここからは、アンケート結果を分析しつつ、浮気についてのリアルな実態について、補足しつつお話ししていきましょう。

これまでのアンケート結果から見えるのは、浮気はたとえされていても、気がついていないケースは思った以上に多いというもの。反対に証拠もなく恋人に疑いをかけることもあるようですが、それでも「勘」に基づいて証拠探しをしてみれば、案外見つかってしまうのかもしれません。

また、浮気をしたくなる理由や、浮気者の傾向についても気になるところですよね。浮気をしたくなる心理などの要因がわかれば、恋人やパートナーの浮気防止にも役立つでしょう。

それでは、まず「浮気に気がついていないだけ」というケースについて解説します。

「気づいていないだけ」の可能性

恋人関係の中で恐ろしいことのひとつとは、相手が浮気をしているのに気が付かないままでいることでしょう。

もしくは、気が付かないままでいる方が幸せなパターンもあるのかも。しかし、いずれにせよ「浮気」という裏切り行為をされていることになりますから、真実を明らかにする方が長い目で見れば良いには違いありません。

浮気をしている側からすれば、恋人が気づかないままでいるのは大変好都合でしょう。ただ、浮気をしていれば、スマホやPCの履歴、レシートなどの物的証拠、知人の証言などから必ずバレるきっかけができるもの。

そこで長い期間浮気を勘づかれないとしたら、恋人はよほどこちらに関心がないのだともいえます。だからこそ浮気に走るのかもしれませんね。

よって、もし「新しく好きな人ができたから別れたい」と恋人に言われた時は、その「好きな人」とは片想いの相手ではなく、すでに関係があり、以前から浮気をしていた可能性もあるでしょう。

たとえ恋人のことが大好きで、当然関心を寄せていると思っていても、直感がにぶい場合や相手の家に行ったことがない場合、または相手が完璧なまでに証拠を隠滅している場合には、浮気をされていても気が付かないかもしれません。

ただ、浮気は証拠の有無だけでなく、相手の態度からも見抜ける場合があります。浮気の見抜き方については、詳しく解説した記事があるので、そちらも参考にしてみてください。

彼氏/彼女が浮気してる?怪しい言動や持ち物、アプリから恋人の浮気を見抜くコツを解説

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2020年8月5日

「カリギュラ効果」について

今回のアンケート調査では、浮気はされたことしかない人に比べ、浮気をしたこともされたこともあるという人の割合は高い傾向です。

よって、筆者は「浮気をされた経験がある人は、自分も浮気をしたくなる」または「浮気性タイプの人は、同じように浮気性タイプの人と交際する」傾向があるのではないかと仮説を立てました。

残念ながらその仮説を検証するためのデータは今回のアンケート結果にも、外部の調査結果にもないのですが、代わりに浮気の動機に関する心理について調べてみると、ひとつの心理現象を発見しました。

それは「カリギュラ効果」といわれるもの。かいつまんで説明すると、カリギュラ効果とは「ダメと言われているものほどやりたくなってしまう心理」の効果です。

上映禁止になった80年代のイタリア・アメリカ合作の映画「カリギュラ」にちなんでつけられた名前であるといい、人々はその映画が上映禁止になっていない州に移動してまで観に行ったそうです。

私たちに身近な例でいうと、「押すなよ!」と言われたら押したくなるのもカリギュラ効果。または、禁断であったからこそ燃え上がった恋にたとえ「ロミオとジュリエット効果」とも言われています。
参照:カリギュラ効果 – Wikipedia

浮気も、世間一般的に「してはいけないこと」と認識されているものですよね。不倫となれば法的にペナルティを課せられる可能性もあるもの。浮気も不倫も、NGだからこそしたくなるというこの「カリギュラ心理」の影響によって手を染めてしまう、というのも、ひとつの理由であるでしょう。

特に、浮気にスリルやドキドキ感を求めている人は影響が強く現れるのかもしれません。

どうして浮気をしたくなるのか

上記で説明した「カリギュラ効果」のほかにも、浮気をしたくなる理由はいくつかあげられます。

その人個人にそれぞれの浮気の理由があるというのは別にしても、大まかな方向性で括ることができるでしょう。

たとえば、ひとつは性欲のため。特定の恋人だけではなく、多数の人とセックスしたいと思ってしまうのは、その人の性欲の強さが原因のひとつに挙げられます。

特に男性は性欲を司るホルモンのテストステロンの値が女性よりも高いので、より性的欲求が強く、恋人以外の女性から一夜の誘いを受ければOKしてしまう場合があるようです。

女性の場合は、男性とは比較的に性欲が少ない傾向があり、浮気の理由としても「ムラムラしたから」という方向性であるケースは少数派。ただ、「恋人が冷たい」「愛されていない」などの精神的な不満から浮気に走るケースは、男性よりも多いでしょう。

ここで、「浮気をするのは子孫を残す本能のためだ」という説がありますが、実際のところ「つがい」以外との性行をして自分の遺伝子をばら撒こうとするのは「下等生物」のやることであり、人間の本能とは無関係であることが判明しています。
参照:男の浮気は“本能”と無関係であることが判明|ウートピ

そのため、浮気の理由を「本能だから仕方ない」と言い訳する人には「この下等生物!ミジンコ野郎!」とでも言ってやりましょう。(ミジンコは単為生殖と有性生殖どちらも行います。)

浮気や不倫は「遺伝」する?

世の中では男性も女性も浮気をすることがありますが、なんと男性の浮気に関しては、遺伝的な傾向があることが研究で判明しています。

2008年にスウェーデンの研究所で行われた不倫に関する研究では、不倫経験のある男性はある特定の遺伝子に共通した特徴があるということが明らかになりました。つまりは、「不倫遺伝子」が存在しているということ。

具体的には、「バソプレッシン」という、家族を守ろうとする「父性愛」の感情を司るホルモンに作用する遺伝子「AVPR1A遺伝子」に「アリル334」という変異型が多いほど、浮気をする傾向が高くなるのだとか。
参照:不倫しやすい男性の“ある遺伝子”に変異、驚きの実験結果 (NEWSポストセブン)

浮気心が遺伝をするということは、恋人やパートナーの家族について詳しく聞いてみて、父親や男兄弟に不倫や浮気がある場合には、注意したほうが良い、ということになります。

また、基本的に平均的な人間の性器の作りからして、不倫を想定した構造になっているともいわれています。
参照:不倫する人は「不倫遺伝子」を持っている…生物学で解説 | 日刊SPA! | ページ 2

だからといって「人間は浮気や不倫をして当然の生き物」という解にはならないので、あまり考えを早まらないようにしたいものです。高等生物としてのプライドを持っていたいところですね。

バレないように浮気する方法ってあるの?

今回のアンケート調査では、浮気がバレていない人の方が、浮気がバレた人の倍以上いるという結果でした。よって、「バレないように浮気をする方法」というのは、確かにあるのかもしれません。

ここで、反対に浮気をされた人が浮気を見破ったきっかけを振り返りつつ、浮気がバレないようにするためには何をすべきか、ということを考えてみましょう。

今回の回答にあった浮気がバレたきっかけは、上位から順に

  1. 交際相手からのカミングアウト
  2. スマホやPC、SNSから
  3. 物的証拠を見つけた
  4. 共通の知人から聞かされた
  5. 問い詰めて白状させた
  6. 現場を目撃した

となっています。よって、浮気という秘密がバレないようなセキュリティを、これらのリストを参考に引き締めることで、浮気がバレるリスクも低減すると思われます。

つまり、上記のきっかけと照らし合わせると、

自分の口から相手に言わないようにする
浮気をしている行為自体、または浮気相手の名前など
スマホやPCのパスコードや顔認証などのロックを抜かりなくする
定期的にパスワードを変える、株やビットコインのチャートなどディスプレイがつけっぱなしになるアプリを開いたままにしない、あるいは恋人に普段のスマホを見られても困らないように2台持ちにする
物的証拠を残さない
浮気相手関連のレシートは貰わない、浮気相手からはプレゼントを受け取らない、相手へのプレゼントは現金で買う、相手の髪やタバコ、手紙、コンドーム、プリクラなど私物は家や車やカバン、服のポケットにも残さないようにする
浮気をしていることを知人友人に言わない
知っている知人や友人、浮気相手には口外しないよう釘をさしておく
たとえ「浮気してる?」と不意打ちで聞かれても自然体でいられて怪しくない答え方ができるようになる
動揺しない、逆ギレしない、目線を泳がせない、鼻や口元を触らない
浮気相手と会う時には鉢合わせする可能性を極力減らす
家や自分と恋人の仕事先の近く、行動範囲内では決してデートしない

などを徹底することで、浮気バレの可能性も減らすことができるでしょう。また、「特定の相手と浮気をしない、二股をかけるのではなく他人とその日限りの関係にする」ということでも浮気がバレにくくなると思われます。

ただ、これら全てのことを実行すれば、毎日の生活が息苦しくなってしまいます。スマホを覗かれる可能性を考えると、恋人と同棲している人は夜も安心して眠れないでしょう。

リスクとリターンのバランスを考えると、浮気をすることの価値にも疑問が湧きますね。恋人と不仲なために他の相手と仲良くなる、などの場合ではなく、「スリルを味わいたい」という理由だとしたら、やはり浮気はやめておくことをおすすめします。

そもそも浮気するなら恋人関係を見直そう

過去に浮気をしても、その一度で後悔して懲りたなら、まだ救いがあります。しかし、問題があるのは、どんな相手と付き合っても浮気を繰り返してしまう「浮気性」の場合。

恋人に不満があるわけでも、別れたいわけでもないのに何度も浮気をしてしまうなら、そもそも恋人という相手自体作らない方が平和かもしれません。

浮気性の人がなぜ浮気を繰り返してしまうかといえば、

  • 理性よりも性欲や快楽を優先する
  • 恋人やパートナーを傷つけてもあまり罪悪感を感じない
  • 浮気をする(できる)こと=モテるから仕方ないことだと勘違いしている

などの理由が考えられます。

まず、性欲や快楽を理性よりも優先するケースでは、単身赴任のような恋人や夫婦の監視が外れた場所ではより魔が差しやすくなるでしょう。夫婦や恋人とセックスレスであれば、なおさら浮気の危険性は上がります。

また、「罪悪感を感じない」タイプ、つまりは人の気持ちがわからない人は、発達障害やソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)である場合もあり、元々の個性から絆のある恋人関係を作ることに向いていない可能性もあります。

これらの傾向に当てはまる人は、たとえ誰かと一対一の恋人関係を築いても、浮気をして相手のプライドを深く傷つけるというケースを繰り返してしまうかもしれません。

とはいえ、恋人関係の全てが「男女で一対一でないといけない」というわけではありません。最初から「特定の恋人や配偶者は作りません」という意思表示をしていれば、浮気や不倫という事故も起こり得ないのです。

自由恋愛主義であることやポリアモリーの思想があること自体は罪になりませんから、何度も浮気をしたことがあるという人は、自分の恋愛の在り方そのものからまず見直してみて、より自分にも相手にも居心地の良い関係性を探ってみてください。

恋人やパートナーの浮気防止のためには

好きな人と恋人同士になったり、結婚をすることは、他の何にも変えがたい喜びのひとつですね。しかし、そこに嫉妬の感情や、浮気の問題があるために、幸せなことばかりでもないのが現実です。

相手の浮気に苦しめられる関係と、浮気の心配がない関係とでは、精神面の健康が大きく異なります。恋人がお互いに誠実であることは、幸福度にかなり関わっているのではないでしょうか。

恋人が浮気をしないことは大事なことですが、前にお話しした通り、男性の場合はもともと「不倫遺伝子」を持っている人がいること、またテストステロンの値が高い人など、浮気性な人の割合が高いので、女性側から付き合う男性を見極めることも重要かもしれません。

まだ、女性の場合も浮気を繰り返すなどの問題行動をする人はいます。いずれにせよ、初めから浮気っぽい人とは付き合わないことも、恋人の浮気防止には重要なことといえるでしょう。

また、今回のアンケートでは、浮気相手との関係性で多かったのが

  1. 職場の関係
  2. SNSや出会い系などのネットの繋がり
  3. 友人関係

これら3つが主でした。よって、浮気を防止したければ、恋人の職場、スマホ、友人関係はしっかり押さえておく必要があるでしょう。

特に大事なのは、職場やお互いの友人関係のなかで、自分を裏切らない味方をつけることです。

浮気を完全に防止しようと思ったら、四六時中恋人と一緒に行動するほかありません。しかしそれも非現実的な手段なので、自分が恋人の行動を監視する代わりに、他の友達や同僚などと協力し、自分以外にも監視の目を増やすことがおすすめです。

また、スマホでSNSや出会い系などで出会い探しをさせないためには、自分とのセルフィーを待ち受けにしてもらうのが効果的。

そもそも浮気をすること自体に興味がない人や正義感が強い人が恋人なら、浮気をされる心配もする必要すらないのですが、魅力的な相手から誘われるなど、「性欲」という衝動的な要素が突き動かされてしまうと魔がさしてしまう可能性もあります。

そういう時は、相手の良心を信じるしかないかもしれませんが、事前に「心理の働きを利用した防止法」をしておくことは試してみる価値はあるでしょう。

心理を利用した防止法

たとえ恋人が浮気をするような人ではないと信じていても、「もし」と考えて不安になることは誰でもあることだと思われます。

その不安な気持ちを解消するために、「浮気しないでね」ととりあえず口に出してみるのも気休めになるかもしれませんが、それでは心理的に逆効果になってしまう可能性が。

そう、ダメと言われたらしたくなったしまう心理、「カリギュラ効果」です。この心理現象に基けば、「しないで」と言えば余計に浮気を後押ししてしまうかもしれません。

そこで、その心理を逆手にとって、効果的な浮気防止法を考えてみましょう。

まずカリギュラ効果は、その人が少なからずしたいと考えていないと効果がありません。よって、浮気防止に使うのなら、恋人がデートしている時に他の異性を見つめていたり、日常の中で少しでも浮気っぽい言動があることが前提となります。

その前提条件を満たしている人に「浮気しないで」と言えば、カリギュラ効果によりその小さな浮気心をかえってくすぐってしまい、育ててしまうかもしれません。

なので、反対のことを言うことでカリギュラ効果を抑止したいのですが、単純に逆のことを言うなら「浮気してもいいよ」というセリフになってしまい、これでは「自由恋愛OK」とも取られかねません。

ではどのような言葉が、誤解も招くことなく効果があるのかというと、たとえば「悲しいけど、私に一途でいてくれるなら、浮気してもいいよ」などの前置きをすることです。

こうすれば、浮気されたら悲しいと思うこと、他の人に目移りはしないでほしいということ含めて、カリギュラ効果に影響する「禁止の意識」を緩めることができるオールインワンのワードになるでしょう。

どんな場合であろうと、誰と付き合おうと浮気を繰り返すタイプの人には効果あるとは考えられませんが、いいタイミングがあれば恋人に伝えてみてはいかがでしょうか。

浮気っぽい人を好きになってしまうわけ

浮気や不倫は恋愛・結婚問題において昔から続くテーマであり、今回はアンケート調査などから、浮気をしてもバレていない人は案外多いこと、人間が構造的に不倫があることを前提に作られていること、不倫遺伝子があることなど、意外な事実をまとめることができました。

筆者も結婚する以前は浮気性タイプの男性とばかり付き合ってきたため、常にといっていいほど頭を悩ませてきました。いまや、この記事を数年前の自分に見せてあげたいくらいです。

実体験を振り返ると、現在の夫である、浮気をした経験のないタイプの男性と付き合ってからは、「安定した恋愛ってこんな感じなんだ…」と拍子抜けのような気分になっています。それに、今の夫とこれまで付き合った男性との間には決定的な違いがあることに気がつきました。

それは「追いかける恋愛か追いかけられる恋愛か」の違い。

浮気っぽい人、「モテる」という要素を持っている人、異性に人気のある人、異性の扱いが上手い人、「放っておけない」と思わせる人は、「たとえ別れても相手に困らない」という側面も持ち合わせています。

すると、その人のことが気になる、好きになるという気持ちに加えて、他の異性に対する「競争心」も生まれます。または意地であったり、同情であったり。

そこで浮気など、相手の気持ちが少しでも自分から離れることが起こると、「好き」という純粋な気持ち以上に、自尊心を保とうとする気持ちや、恥をかきたくないという気持ちが上回り、とっくに相手のことが本心から好きではなくなったのに、意地でどうしても縋り付いてしまうのです。

「逃げる獲物を追いかけて振り向かせようとする」という恋愛です。おそらくは、自分に自信がない人ほど、浮気っぽいタイプにはコロッといってしまうのではないでしょうか。そして、逆に自分のことを好きだといってくる人に対しては、興味を持ちにくい傾向もあると思われます。

筆者もそのタイプだったのですが、反対に思いがけず自分にアタックしてくる人が現れた、押されるがままに試しに付き合ってみたら、びっくりするほど関係が上手くいきました。過去のように自分の慈悲深い気持ちが素通りすることなく、受け止めてもらえている、という感覚です。

浮気っぽいタイプの人と付き合うと、自分がどれほど魅力的になろうと努力しても、時間が経てば無条件で目移りされるので、プライドが傷つけられることばかりになります。反対に、誠実で褒め上手な相手と恋愛をすると、自己肯定感の上昇がすさまじかった実感があります。

「自分を大切にする」ということを考えた時には、恋愛の面でも「自分を大切にしてくれる人を選ぶ」に越したことはないのでしょう。

筆者もずいぶん長い間できなかったことですが、もし現在進行形で浮気をされているのなら、相手の浮気をやめさせようとするのではなく、自分が傷つけられ続ける環境から脱出し、まずは自由になることをおすすめします。

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Lovatomyの記事を読んでいただき嬉しく思います。執筆を担当しております中条です。外見を盛りに盛って中の上くらいのレベルと覚えてください。悲惨な恋愛から幸せな恋愛までおもしろおかしく経験してきました。愛はギブアンドテイク。女よ強くあれ。よろしくお願いいたします。