現在、日本の「結婚適齢期」とは、男性が28歳、女性が27歳であるといわれています。
参照:「ニッポンの結婚適齢期」男女の年齢・徹底解剖(5)―2018年婚姻届全件分析(再婚女性&総括編)― |ニッセイ基礎研究所
そのくらいの年頃になると、学生時代の友達や同級生、同世代の同僚や学生時代に付き合っていた彼女や彼氏など、身の回りの同い年の人たちも何人か結婚した、という人も多くなるでしょう。
中には、友達が立て続けに結婚したため「ご祝儀貧乏」になる人もいるのではないでしょうか。
そのとき、もし自分がすでに既婚者であったり、結婚を前提とした恋人がいる場合にはさほど気持ち的に落ち込まないかもしれません。問題は自分が結婚に焦っているときです。
結婚に焦るというのは、なかなかデメリットが多いもの。なぜなら、気持ちに余裕がない人は魅力が半減してしまうから。実際、10代の頃は、焦って婚活に勤しむアラサーの人たちを若干見下すような気持ちでいた人も少なくないのではないでしょうか。
そして自分が適齢期の年齢になったとき、一ミリも結婚の兆しが見えないとなると、若い頃見下して「おじさん」「おばさん」と思っていた人たちのこともバカにできないというわけです。
どうして周りの友達はみんな結婚していくのに、自分は結婚できないんだろう?婚活も、恋活さえもなかなかうまくいかない時は、落ち込むこともありますよね。
もしかすると、結婚したいのに相手がいない、うまくいかない人には、ある共通点があるのかも。
今回は、結婚したくてもなかなかできない、という人に向けて、その理由と解決策をお話しします。
自分自身や過去の出来事を振り返りつつ、具体的にじっくりと追っていきましょう。
人が結婚できないのにはこんな理由があった

結婚できないことは、必ずしも「その人に魅力がない」ということには結びつきません。キャリア重視でいるとどうしても結婚について考えるのは二の次になりますし、結婚相手にも相性や縁もありますから、時には運に出会いを左右されることもあります。
しかし、もし「1年以上婚活しているのになんの成果もない」という場合、そもそも婚活の方法自体が間違っているのかも。
あるいは、自分が結婚相手に求める理想が高すぎたり、頑固すぎて人と生活リズムを合わせられない、という「結婚できない人あるある」な行動をしてしまっている可能性もあります。
よく「結婚は妥協すればいつでもできる」という人もいますよね。しかし、「運命の人」を信じる人にとっては、妥協前提の婚活や恋活なんて、人生においてなんの意味があるんだろう、とも思うでしょう。
とはいえ、自分の理想に叶う「プリンセス」や「白馬の王子様」を待ち続けるというのは、まさに婚期を逃す問題です。いい相手と出会うにはまず、結婚相手に譲れない点と、妥協できる点を整理しつつ、妥協できる範囲を広げていくことが必要。
これらの点も踏まえつつ、まずはなぜ自分が結婚できないのか、その理由を割り出しましょう。これからお話しする内容をよく読み、自分が当てはまるかどうか確認してみてください。
そもそも結婚に向いていない可能性
「自分は結婚に向いているのだろうか?」ということについてまずは振り返ってみましょう。
結婚とは、恋愛の延長線上にあるもののように思えますが、実際のところ結婚は恋心だけで成り立つものではありません。
好きな人とずっと一緒にいるために結婚をするのだとしても、付き合った当初と同じ気持ちがずっと続くことはないといってもいいでしょう。お互いの気持ちや人生のステージの変化を受け入れつつ、共同生活を送ることになります。
すると、いずれ別れる前提で結婚しているのではない限り、お互いの欠点や人間臭いところも許容しないといけない部分も出てくるでしょう。
とはいえ、1人の人を生涯愛すると誓ったのに不倫をするという裏切りは許すべきではありません。「人生、死ぬまでにできるだけ色んな人と交際したりセックスがしたい」と思っている人は、まず一夫多妻制の結婚には向いていないといえます。
また、他人と共同生活をすることに苦痛を感じるタイプの人も、結婚してからストレスなく一緒に生活を続けられる相手を見つけるのはなかなか困難です。潔癖症で掃除に「自分ルール」のようなものを持っていたり、起床時間や就寝時間がまばらで人に合わせられない場合も難しいでしょう。
現代では夫婦共働きが一般的なので、家事も育児も分担しなければいけません。無理しすぎず協力し、お互いに心地よい生活を送っていくには、片方ばかりに家事を押し付けるのは絶対にだめです。
よく「自分の方が多く稼いでいるから、家事はしなくていい」と主張する人がいます。しかし、職業に貴賎があると考えたり、男女間には権力差があると考える差別的な思考では、双方に幸せな結婚関係を気づくのはまず無理というもの。
一方にばかり家事をさせていると、モラハラ(モラルハラスメント)などの「悪意の遺棄」という理由により離婚につながることもあります。苦手だからやらない、というのも家事を相手に任せてよいことにはなりません。
つまり、「結婚すれば相手に世話をしてもらえる」と思っている人も結婚に向いていないといえますね。基本として、持ちつ持たれつ、ギブアンドテイクが成り立たない関係は長続きしないと思ってください。
結婚に向いている人物とはどんな人?
上記のことを踏まえ、反対にどんな人が結婚に向いているのかを考えてみましょう。
リスト化すると、以下の通りに考えられます。
- 浮気性ではなく、一途である。また、約束を破らない
- 他人と共同生活をするのが苦ではない
- 一通りの家事ができる、または家事をやる気がある。家にゴミを溜めない
- 起床時間、帰宅時間、就寝時間などをある程度相手と合わせることができる
- 結婚相手のありのままの姿を受け入れることができる
- 生活費を節約したり貯金をすることができる
など。
結婚をしてパートナーと一緒に暮らすとなると、勝手気ままに自分だけのペースで生活するのは難しくなります。また、そのうち子供が欲しい場合には育児について勉強する気力と行動力も必要です。
つまりは、共同生活のために誰かと協力できる人物なら、結婚生活にも向いているだろう、ということ。ある意味、自分のペースに他人の生活という「異物」を受け入れられること、自分が苦しくない程度に相手のペースに合わせられることですね。
また、結婚して一緒に生活するとなると、当然お互いの生理現象を目の当たりにします。おならやトイレの匂いなども笑って受け入れられるなら良いですが、遠慮していると体調を崩してしまうかも。
「匂いが恥ずかしくて結婚相手のいる家でトイレに行けない!」と、わざわざ自宅から出て公園のトイレに行くという人も中にはいるそうですが、そんな窮屈な生活はいつまでも続けられません。
結婚するということは、相手の綺麗なところ、かっこいいところなど、異性としての魅力だけを期待することはできないのです。結婚を恋人関係の先にあるものとは考えず、お互いの人間としての魅力を掘り下げていこうという気持ちでのぞみましょう。
あとは、自分の趣味や娯楽のためにお金を使い果たさず、パートナーとの生活と未来のために倹約できるかどうかも大事。自分の娯楽のために貯金を使い切ってしまうタイプの人は、積み立て貯金などを活用し婚活のためにも今から少しずつ貯金を始めてみてください。
理想が高すぎるということ
長い間婚活しているにも関わらず、いつまで経っても結婚ができない人の特徴として、「理想が高すぎる」という点があります。
これは「結婚できない人あるある」としてよく知られているものかもしれません。結婚相手に求めるものが多すぎたり、理想が高すぎるなど、相手探しで条件を絞りすぎて、恋人作りの時点で相手が見つからずに、婚活の出だしでつまづいてしまうというものです。
また、「理想が高いから結婚ができない」という言葉の裏には、「自分に釣り合わないほどの相手を求めている」という、目を背けたくなる事実が含まれているかも。
いわゆる「婚活市場」といわれる世界では「若さ」「外見」「収入」が価値を持っています。それらの価値が高い人ほど、比較的早く結婚相手が見つかるということ。
特に女性は若いほど、男性は年収が高いほどモテるので、ある程度高望みをすることもできるでしょう。よって、20代の女性ならさほど本人の収入がなくても、高収入男性を希望でき、高収入男性ならやや年高でも若い女性と結婚できる「かも」しれません。
しかし、自分が「若さ」「外見」「収入」の武器を持っていないとしたら。条件の良い相手は他の人からもモテますし、すでに結婚していたり、恋人がいることも珍しくはありません。たとえ独身でも、数多くのライバルを蹴落として自分が相手の隣に立のは難しいことでしょう。
それに、恋人関係も結婚関係も、お互いが対等な関係でなければバランスが崩れてしまいます。収入の差や年齢の差、外見の差などはコンプレックスやストレスの原因になったり、力関係が生じて、対等で健全な関係になりにくいのです。
絶対に譲れない条件がひとつかふたつあるとしても、妥協できる点は増やしていく方が婚活には有利です。価値観や性格が合う相手なら、多少条件が合わなくても大抵はうまくやれます。
結婚は恋愛の続きではないとしても、恋心のない打算的な結婚生活を求めている人はさほどいないはず。金銭や肩書きの充実のために結婚するのではなく、欲望は自分1人で叶えられるようになってこそ、良いパートナーを見つけて幸せな結婚生活を送れるでしょう。
人の内面を見るということ
婚活の相手探しの際に、「条件」にこだわることには、色々なデメリットがあります。
まず、設定する条件が多ければ多いほど、出会える人の総数が減るということ。年齢や収入、職歴、住んでいる場所など、たとえ条件に合う人でも、それだけで「はい結婚」というわけにはいきませんよね。
恋愛も結婚も、人の心ありきのもの。人に恋をすることは心の動きであり、条件の合致とはさほど関係ないものだったりします。本当は背の高い人が好みだったけど、好きになった人は背の低い人だった、なんてこともよくあることです。
頑なに設定した条件を元に出会い探しをしていても、自分が好きになる相手は見つからないかもしれません。条件にこだわりすぎると、出会う人の内面を見つめられなくなってしまうのです。
相手の、人そのものに対する「好き」や尊敬の気持ちが一切ない結婚とは、果たして価値あるものなのでしょうか。条件にもとづいて婚活をするということは、心の繋がりのない「冷たい結婚」を求めてしまっているのと同じかもしれません。
結婚相手に求めたいことは色々とあるかもしれませんが、一度「どんな人なら自分を幸せにできるか」ではなく、「どんな人を自分の手で幸せにしたいか」という考えにシフトしてみましょう。
男女の役割などに関係なく、結婚相手を幸せにする方法は色々とあります。まだ見ぬ相手でも、「パートナーのために自分が何をしてあげられるか」と考えることで、自分の価値についても改めて見直すことができるでしょう。
頑固すぎる!!
結婚相手が見つからない、または恋人はできるけど結婚にはつながらないという場合、もしかすると自分が「頑固すぎる、こだわりが強すぎる」ということが原因であることも考えてみましょう。
頑固で、自分の考えを譲らない、曲げないタイプの人は、相手の意見が合わないとヘソを曲げたり、反論してしまいがち。逆に意見の合う人が貴重に感じると、依存してしまう傾向もあるかも。
こだわりの強い人も、相手に自分のこだわりに合わせてもらうことを、気づかないうちに強要してしまっている可能性があります。また「〇〇は△△じゃないとダメ」という考え方は固定観念になり、時には差別的な意見になってしまうこともあるでしょう。
見方を変えると、他人になびかない、意志の堅い人とは頼りになるものですが、婚活においてはネガティブなイメージしか持たれないかもしれません。
なぜなら、「自分の意見やこだわりを曲げない」ことは、相手を拒絶しまうことに繋がるから。初対面の相手を頭ごなしに否定するような態度では、せっかく出会いがあってもその縁をダメにしてしまうのは時間の問題でしょう。
自分を認めてくれない人と、付き合ったり結婚するのは、誰もが避けたいことのはず。人には人の考え方や生き方があります。目の前にいる人が、自分がこれまでの人生で覚えてきたルールの上で生きているわけではない、という前提で出会い探しをしたいところ。
目の前の人のことを肯定してあげられる、柔軟で前向きな人がモテます。それに、本当に「芯の強い人」なら、「そういう考えもあるね」とその場を譲ったところで自分の意思が変わることはありません。
「頑固な自分を捻じ曲げなさい」というわけではなく、目の前の人の気持ちや意見を大事にしよう、ということです。心を開いてみれば、意外な共通点に気づけることもあるでしょう。
結婚は歩み寄りの関係である
「頑固な人と結婚する」ことは、どんな結婚生活を想像させるでしょうか。
おそらく、細かいことまで相手の希望に合わせてあげなくてはならないでしょう。すると、本来自分がしたかったやり方や過ごし方もできなくなり、毎日が窮屈に感じられるかも。
そうなれば、心理的にも未婚時代の方が生きてて楽しかったと思うのではないでしょうか。
結婚相手に自分との結婚を後悔されるのは、避けたいことですよね。もし、今までの恋愛を振り返って、相手に合わせてもらってばかりだったなと思った時には、これからの婚活でも気をつけるべきかもしれません。
なかには、自分の意見をあまり口にしない人もいます。しかし、だからといって「意見がない」ということではありません。自分から見えないものごとや人の気持ちも、想像する力が求められています。
100%自分と意見やペース、生活リズムが合致する人はいません。たとえ生まれてから一緒に暮らしてきた家族でも合わない部分はあるはずです。
そうしたお互いの違いを認めて受け入れ、どうしたらお互いが心地よく一緒に過ごせるのかを一緒に考えられるのが理想的。
結婚生活は、そうした歩み寄りの連続です。自分がどれだけ相手のために変わる覚悟ができるか、ということも問われているかもしれませんね。
圧倒的に生活力が足りない場合
突然ですが、自分の「生活力」に自信はありますか?
生活力とはつまり、生きていくために必要な衣食住を自分1人でまかなう力のことです。お金を稼ぎ、家賃を払い、食料を買って食事を作り、家や自分の身なりを綺麗に保っていくこと。
これらを、会社員やフリーランスなど一日中働いている人にとっては、全てこなすのはなかなか難しいんですよね。炊事、掃除、洗濯、どれか苦手なことがあったとしても、決して悪いことではありません。
どうしても家事をする時間がない時には、外食をしたり、家政婦を雇うこともあるでしょう。そうして、いま自分にできない項目を補うこともありますね。
これらの生活に必要な物事に関して、たまに圧倒的に苦手なことがある場合。克服しようと努力しているうちは心配ありません。問題があるのは、「しなくてもいいや」と思っている場合です。
たとえば、食事に気を使わない、また料理を一切しないで、常にスナックやカップ麺で済ませる、掃除をせず家の中をゴミ屋敷状態にする、服を洗濯しない、など。
とても魅力的な人物とは考えられませんよね。生活力の不足は、健康面や清潔感のなさに直結する、つまりは「モテなさ」に関わる問題なのです。
もし生活力に致命的な欠点があり、なおかつ克服する気がないとなると、婚活相手はドン引きするでしょう。「この人を自分が世話しないといけないのか」と思わせると、逃げ出されるかも。
昭和時代ごろまでは、夫が仕事に行き生活費を稼いで、妻が家事全般をするという、夫婦で分業をしていましたが、共働きが当たり前になって現代では、男女関係なく誰しもが仕事をし、家事もこなせることが求められています。
結婚相手を家政婦扱いしてはいけません。結婚したら家事から解放される、労働から解放される、という考えはまず捨てましょう。
結婚相手は世話人ではない
2019年の調査では、最も多い夫婦喧嘩の原因は「家事分担」についてだそうです。
参照:夫婦喧嘩の原因1位は「家事分担」…離婚するorしない、後悔せずに決めるには? (2019年8月6日) – エキサイトニュース
夫婦のどちらかが家事が苦手だと、ちゃんとこなしたつもりでも、もう一方にしてみればやってないも同然、ということもよくあります。
「やった」「やってない」の押し問答から過去の喧嘩のネタを引き合いに出したり、日頃のうっぷんをぶつけ合ったりなどで、喧嘩の規模がどんどん大きくなる…なんてことは夫婦喧嘩あるあるでしょう。
そうした小さな原因で喧嘩をしないためにも、家事のスキルを身につけることは結婚のためには必要なこと。とはいえ、少なくとも双方が家事をやる気があるなら、すぐに何もなかったかのように仲直りできるでしょう。
問題なのは、共働きなのに一方が家事を全く分担してくれない、一方が主婦・主夫なのに家事をやらずに一日中遊んでばかりいる、などの場合。そのような状況を、家事を分担しない相手が開き直ったり、注意しても逆ギレするような時は、結婚生活はもはやドン底です。
このように、一方ばかりが不条理に生活に必要な労働を負担しているという場合は、「悪意の遺棄」(770条1項2号)として民法で認められ、裁判離婚が成立する場合もあります。
育児に関しても、夫婦が協力しなければできないものですから、家事も合わせて一方ばかりに負担させてはいけません。
今の時代、結婚しても自分の世話は自分でできることが当たり前です。片方が病気や怪我などで家事ができない時には、もう片方がサポートできる体制が理想的。ピンチの時に頼りになる人は、男女関係なく好かれます。
結婚には、家事を分担することで、1人で生きるよりも2人で生きるほうが生活の負担が少ないというメリットもあるはずなので、一通りの家事はあらかじめできるようになっておきましょう。
逆にすぐ結婚できる人はどんな人?
ここまで「結婚できない人の特徴」というものをお話ししてきましたが、具体的には結婚ができない理由には、年齢やタイミング、住んでいる場所や環境によって大きく異なるもの。人によりけりなので、ある程度の傾向はあったとしても、詳しいことはどうしてもいえないものです。
ただ、成婚を目標に婚活するには、反面教師も必要ですが、ポジティブに見習うべき点も知りたいですよね。
そこで、反対に「婚活すればすぐに結婚できる人」の特徴をあげてみましょう。
まず婚活の成果が出やすい人というのは、とにかく行動力があります。思い立ったら即行動に繋げられるバイタリティがある人には、自然に周りの人も引っ張られますし、単純に始めるのが早いほど、婚活の回数が多いほど成果が出るのは当然のことですね。
そして、誰に対しても礼儀正しく、柔和で優しい、気づかいのできる人も同様に婚活の場ではモテます。
婚活が「恋活」と違う点は、異性としての魅力だけアピールしても十分じゃないということ。性的に魅力的かどうかも第一印象に大きく関わってきますが、それ以上に男女ともに家庭的な面を評価されるので、かっこいい/かわいいだけでは足りないのです。
その場に居合わせた人の中で、異性や自分が好みの人にしか優しくしない人や、店員さんに横暴な態度を取る人というのは、「結婚したらそのうち同じような態度を取られるだろう」と想像させてしまいます。
反対に、その場にいる人を区別せず気づかいができ、店員さんにも礼儀正しい態度の人には「もし一緒に暮らしたら平和な毎日を送ることができそう」という気がするものです。
そうした差別心のない優しさは家庭円満に繋がりますし、敵を作らず、きっと仕事もできる人だろうと期待されることもあるでしょうから、こと婚活においては良いことづくめなのです。
趣味や興味が合うかどうかは、二の次の話。まず出会いの機会を自分から作ること、また人として、親切で誠実であり、他人を見た目や条件のみで判断せず、気づかうことができるかどうかが肝になってきます。
人によっては、気づかいたい気持ちがあっても空回ってしまう、おっちょこちょいな人もいるかもしれません。しかし、とにかく人に優しくしようという気持ちを持つことがまずは大事。
年齢や外見、年収などの要素も婚活には大事ですが、そもそも人に好かれる努力をしないと、出会いの機会があってもその先に繋げにくくなってしまいます。頑張る人が評価される場でもありますから、腐らず頑張っていきましょう。
難しい第一印象について
婚活パーティーやお見合い、合コン、マッチングアプリなどの出会いでは、第一印象がとても重要。
まず生まれ持って見目麗しい人は有利に間違いないですが、「笑顔が魅力的」というのはかなり高ポイントなので、さほど外見に自信がなくても、笑顔でいるだけでモテるということは実際にあることです。
ただ、人によっては笑顔を作ることが苦手だったり、「愛想がない」「真顔が怖い」といわれる人もいますよね。
筆者も割と無愛想だといわれるほうなので、若い頃はやや苦労することもありました。「笑顔の方が可愛いと言われても…どないしたらええんじゃ…」と悲しい気持ちなった思い出もあります。
今思い返せば、友達と話しているときや、興味のある話題の時には自然に笑顔になっていたのです。無愛想だと指摘されるのは、おそらくその場や目の前の相手に全く期待をしていなかったから。
自分が興味のない相手や話題に対して、気づかいが足りなかったのですね。初対面の人に対して無愛想でいたり、興味がなくても失礼な態度を取るべきではないというのは、大人になった今では理解できます。10代の頃は未熟だったのです。
目の前の人に興味を持ったり、好意的に接しようと心がけていれば、自然と笑顔は身に付くもの。鏡の前で笑顔の練習をするのも効果があります。
人に好かれる努力がバカバカしいと思えるかもしれませんが、目標のために努力をすることができる人から婚活が成功すると考えれば、第一印象を良くしようと頑張るのは必要不可欠といえるでしょう。
「自分は努力したくないから、周りが自分に合わせろ!」という人より、小さなことやくだらないと思えることでも前向きでいられる人が魅力的に見えます。出会いから交流につなげるためにも、第一印象の向上については自分なりに努力してみてください。
結婚するためにやるべきこととは

自分がなぜ今まで結婚できなかったのか振り返ったら、ここからは「結婚という目標を叶えるためにすべき行動」についてお話ししていきます。
はじめに、「相手にとっての自分の結婚相手としての価値」について考えてみましょう。つまりは婚活市場における価値を見極めるということ。年齢や年収など色々な要素を客観的にみて、どんな相手と釣り合うのか想像してみるのです。
結婚相談所でお見合い結婚をしようという場合も、結婚の前にまず恋愛からという場合でも、どちらにしろ、自分が好ましいと感じた相手に同じように興味を持ってもらうには、自分を魅力的に見せる努力が必要です。
「男はおしゃれする必要がない」「婚活はバッチリ化粧を決めていかないといけない」という固定観念とまずおさらばしましょう。最近は男性の肌ケアも大事ですし、女性も「盛りすぎ」に注意したいところ。
そして前もお話しした通り、結婚相手に求める条件を見直しましょう。条件にこだわりすぎると出会う相手の内面が見えなくなりがちなので、譲れない点を1~2点決めたらあとは妥協できるよう、心構えをします。
これらのような婚活における「姿勢」を正したら、あとは出会い探しに集中しましょう。
この記事では主に、「こういう姿勢で婚活にのぞめば効果的」という話をしていきます。実際にどんな場で婚活をすべきかは、こちらの記事もご参照ください。
自分の「婚活市場」での価値を見極めてみよう
あらためて婚活を始めるにあたって、自分が人にとってどれほど結婚相手として魅力的なのか、ということをまず考えてみましょう。
「婚活市場」において自分がどんな価値を持っているのか知る、ということですね。
年齢でいえば、男女ともに若いほど、婚活の場でもモテます。とある結婚相談所の調査では、男性の成婚のピークが30~34歳、女性は25~29歳となり、男女とも40代を超えると成婚率は低下するようです。
参照:35歳、見合い数10回、交際日数4か月……結婚相談所が分析した「女性成婚者の中心値」のリアル(Suits-woman.jp) – Yahoo!ニュース
つまりは、男性は35歳まで、女性は30歳くらいまでは、ある程度「選択肢」に余裕があるということ。それ以降の年齢になると、どうしても「高望み」はできなくなってきます。
男性は特に若い女性を求めがちですが、40代の男性が20代の女性を求めるというのはなかなか困難な道です。
年上好きの女性だとしても、収入や外見の若々しさなど色々と条件を求めてきますから、基本的には一回り以上年下の女性には相手にされないと考えた方が良いでしょう。
また、年収も結婚相手としての価値を左右する要素です。若くて綺麗な女性はそれだけでモテるので、努力して玉の輿を狙えばお金持ちの男性と結婚できるかもしれませんが、それでも本人にそれなりの素養が求められます。
自分に高収入を稼ぐ力がないのに、結婚相手に高収入を求めるのはなかなか筋が通らないということ。それに家柄の良い人の結婚はその家も関わってくるケースも多いので、玉の輿は一筋縄ではいきません。
そもそも、自分とあまりにも条件の違う人とは話が合わない可能性が高く、出会えたとしてもその先につながらないことの方が多そうです。
もちろん、人の出会いや相性は、数字や条件で測れるものではなく、イレギュラーなもの。意外な組み合わせのカップルがうまくいくこともありますが、基本的には自分と釣り合う相手を探すのがベターでしょう。
共通点があり、お互いに対する理解や尊敬の気持ちのあるカップルになるには、まず同じ境遇の人との出会いを探す必要があります。自分が結婚相手に対する条件を決める前に、まず周りから見た自分の条件を振り返ってみましょう。
他人の意見はしっかりと聞くこと
自分の年齢や年収などの、数値化されているものは客観的に判断できるとしても、魅力や欠点などの流動的なものに関しては、なかなか自分で判断するのは難しいですよね。つまり自分がモテるかどうか、普通は自分で見極められないということ。
仲の良い友達や家族は、「周りからみた自分がどんな印象か」を聞くには最も身近ですが、おそらくは良い方向に評価してくれるでしょうから、客観的な意見かどうかは微妙なところかもしれません。
もし、今まで恋人と数年付き合ったことがあるなど、それなりに恋愛経験がある場合には、婚活でもさほど困らないでしょう。今まで「恋活」をしてきたという人も、自分がどの程度モテるのかはわかることと思われます。
ただ、今まであまり恋愛に時間を割いてこなかったという場合には、客観的な自分の評価が見えにくいので、改めて確認しておきたいところではあります。
最も客観的に自分の評価をしてくれるサービスがあるとすれば、それは結婚相談所になるでしょう。エージェントが自分に釣り合う相手を紹介してくれるので、その人たちの様子を見て「自分も異性から見ればこんな感じなのかな」と分かります。
結婚相談所や、それに準ずるアプリなどで紹介される相手が全員第一印象の時点でダメ、と感じられた場合、もっと自分磨きをする余地があるのかも。
とはいえ、結婚相談所は高額ですから、気軽に試せるものではないでしょう。ですが、これから婚活をするにあたって、周りの状況をよく観察したり、出会った相手に聞いてみるという手もあります。
いずれにせよ、他人の意見はしっかり受け止めましょう。自分にどんな課題があるのかを知ることは、自分磨きの効果が出やすいメリットもありますから、真摯に自分と向き合ってみてください。
「ありのまま」の自分で勝負するのをやめる
飾らない自分。ナチュラルな自分。そんな自分を評価してほしい、受け止めてほしいと思うのは当たり前のこと。
しかし、ありのままの自分を受け止めてくれる恋人や結婚相手というのは、2人がこれまで築いてきた関係があるからこそ、ありのままでも好きでいてくれるという裏側があります。
つまりは、自分磨きをしない状態で結婚相手を見つけよう、モテようというのはまず無謀ということです。これは男性にも女性にもいえること。
たとえ生まれつき外見に恵まれている人でも、身だしなみを整えることは必須です。イケメン・美女でも、服がダサい上にしわくちゃで埃だらけだったり、肌荒れが酷かったりなどすると、本来の魅力も台無しになってしまいますからね。
また、外見も内面も、自分磨きは継続が大事。付け焼き刃ではすぐにバレます。
普段全く外見や身だしなみ、テーブルマナーや教養に気を使わない人が、婚活パーティーの日だけ完全無欠になるというのはあり得ないですよね。
美肌も体型も日頃からケアしなければ保てないものですし、おしゃれの流行も常に変わるもの。マナーなども、知識をつけただけで実践を経ていないと身につきません。
自分の魅力を引き出し、第一印象で相手に好感を持ってもらうには、常日頃から身だしなみや教養を意識してみましょう。歯科矯正なども最近は安価になってきていますし、婚活をきっかけに初めてみるのもおすすめです。
猫被りのしすぎもNG
身だしなみやマナーに気を使うのはとても大事ですが、実はやりすぎも禁物だったりします。
たとえば、メイクに毎日1~2時間かける、人にすっぴんを見せられないというのは、後々の恋人関係や結婚関係でもストレスになるでしょう。自分も緊張してしまいますし、相手も「嘘をつかれているような気持ち」になるかもしれません。
自分を良く見せることと「別人になる」ことは違います。(時には「本当の自分になるためには、変身する必要がある」人もいると思われるので、そうした場合については割愛しますが、基本的には「自分の魅力の底上げ」を推奨します。)
婚活の出会いの場では、最高のコンディションでいたいところですが、普段の自分を完全に隠しさってしまうと、後になって相手によくない方向性のギャップを見せてしまうことになるのです。
すっぴんもボサボサの髪も、いずれはパートナーに見せることになるもの。外見ではなく、態度に関しても同じで、好感を持たれようと猫被りをしすぎると、後々の交流で疲れてしまうでしょう。
よって、外見の自分磨きに関しては、ファッションやメイクの精度以上に、素の自分から磨くことをおすすめします。定期的に美容院で髪型を整える、毎日スキンケアをする、ダイエットをする、シャツのアイロンがけを習慣付けるなど、「加工なし」の自分の魅力を高めるのです。
体型がスッキリすればファッションの幅も広がりますし、肌のキメが整えば男性も魅力的に見えますし、メイクのノリも良くなります。
すっぴんの寝起きの姿で魅力的でいろ、というのは無理な話でも、土台を良くすれば加工の手間も省けて身軽になるので、まずは体型や肌などの裸の部分からケアしてみてください。時間と資金があれば、ジムやエステに通うのもおすすめです。
年相応の自分磨きをする
自分磨きにも、ステージがあります。10代の男性が自分を渋い男に見せたくても無理なのと同じように、40代の人が20代のファッションを着ても魅力的に見せるのは難しいのです。
婚活は若い方が有利ではありますが、時に若さは「無知」に見えることもありますし、若く見えることがそのまま評価に繋がるわけではありません。
20代には20代の魅力、30代には30代の魅力があり、自分の人生のステージに合わせて身だしなみも変えていく必要があるでしょう。
もちろん、人によって歳の重ねかたは様々ですが、「若見えすればするほどいい」という風潮はあまり信じ込まなくても良いです。若い男女にしか魅力を見出せない人の方が問題なので、ダメな人をふるいにかけることができたと考えて、年相応の魅力の表現の仕方を探りましょう。
自分の年齢に合ったファッション雑誌を参考にするのがおすすめです。着こなしの流行も「シャツをインするかしないか」の細かいレベルで変わりますし、ひとつのアイテムでも年齢層によって素敵な着方が違うこともあるので、情報は常にチェックしておくといいでしょう。
また、自分磨きはもちろん、外見だけに限らないものです。教養を身につけることも自分磨きのひとつ。簡単なところでは、文学作品を読むだけでも変わります。同じ時代の作家を読み比べたり、特定のジャンルに傾倒してみるのもいいでしょう。
意外かもしれませんが、知的な人をセクシーに感じる人は多いものです。自分が知らないことを知ろうとすること、また正しい知識を身につけようと、目の前の情報を鵜呑みにせず自分で調べる力、などの「知性」は人の魅力なので、歳を重ねるごとに高めていきたいところ。
見た目を磨けば婚期が早まり、内面を磨くことで良い結婚につながります。見た目も人柄も、今以上に魅力的な人になれるように努力していきましょう。
自信を持とう
世の中で、いわゆる「モテる人」と「モテない人」にはどのような違いがあるか、ご存知でしょうか。
それは、「自信」です。
意外に思われるかもしれませんが、外見の良し悪しは思っているほど恋愛に影響がありません。
一緒にいて楽しいかどうか、前向きになれるかどうか、という居心地の良さが恋人同士や結婚関係には重視されます。自分に自信がないと、どうしても卑屈になったり自虐的になったりしがち。すると、知らないうちに一緒にいて気を使わせたり、落ち込ませてしまうもの。
もちろん、外見の良さは自信につながります。生まれつき見た目が良い人は、それだけで周りから好かれやすく、仕事にもプライベートにも良い影響があるでしょう。
反対に、自分の外見に自信がない人は、他人と自分を比べてネガティブな思考におちいることもありますよね。自分が持っていないものを持っている人を妬ましく感じたり、それだけで人を嫌いになるなど、人間関係には悪影響ばかり。
しかし、不思議と根拠もなく自信がある人は色々な面で成功するものです。自分自身をしっかり肯定できる人は、他人のことも褒めたり、認めてあげることで、周囲の人の気分を明るくさせることができます。
自信がなくて婚活に乗り気になれない人は、とにかく自分自身のことを好きになりましょう。自分のことを否定してくる人こそ、自信がないから人を攻撃して心の隙間を満たしているだけです。
自分を好きになることに理由はいりません。「私は生まれてきて、今も生きててえらい」くらいは自己肯定感を持ちましょう。
自分のことを好きに思えてこそ、恋愛も自分磨きも楽しくできます。誰かを好きになる前に、まず自分のことを好きになってください。
相手に求める条件を決めて、妥協点を拡大する
婚活に失敗しがちな理由の一つ、理想が高すぎること、および条件が多すぎることについて、ここで解決を図ってみましょう。
色々な人との出会いの可能性を広げるためには、出会いたい相手の条件はできる限り絞らなければなりません。特に婚活パーティーや結婚相談所、マッチングアプリを利用しての出会いには重要です。
結婚相手に求める条件は、多すぎると当てはまる人も減りすぎて、選択肢の幅がとても狭くなります。条件に当てはまった相手が自分のことを好きになる保証もないのですから、選択肢は最低限に狭めましょう。
「最低限これだけはクリアしておいてほしい」というだけに設定します。また、年齢や年収などの数値で測ることができる条件も、ある程度緩和すると良いでしょう。
たとえば、極端な例ですが、35歳で年収350万の女性が婚活するときに相手に求める条件が以下のようなものだったとしましょう。
・年収1000万以上
・身長180cm以上
・一流大卒
・両親は他界(同居や介護をしたくない)
これでは、当てはまる相手が少なすぎて出会いの幅も狭いですし、高望みもしすぎであることがうかがえるでしょう。ここに外見の好みまで加われば、出会いを待っている時間も無駄になってしまいます。
では、上記の女性の出会いを増やすために、条件を絞り、緩和してみましょう。たとえば、こんな感じに。
・年収400万以上
・身長165cm以上
こうすれば、出会える相手も大幅に上がります。
年齢も、絶対年上じゃないと嫌だ、年下じゃないと嫌だ、というこだわりがない場合は、年上も年下も視野に入れてみてください。女性が男性より年上の、いわゆる「姉さん女房」の方がうまくいくという説もありますから、年下男子も悪くないはず。
年収は、結婚してすぐに子供を産んで育てたいという希望がある時は、産休の間に生活費を最低限賄えるくらいを想定しておくといいでしょう。(近年は不況で30代男性も平均収入が下がっていますし、本当に最低限の設定にすることをおすすめします。)
とはいえ、職業によっては産休の後の復職が困難である場合もあるので、自分の状況に合わせて考えてみてください。
身長についても年齢と同じように、自分より絶対に高くないと嫌だという以外は柔軟に設定することがおすすめ。身長で人間の良し悪しが決まるわけではないですし、とにかく出会いの幅を増やすことが大事です。
また、企業の面接ではないのですから、結婚において卒業する大学や学歴は、年収の条件を決めるならさほど問題はないはずです。義理の両親と絶対に同居したくない、という希望があるなら、他界かどうかではなく、機会を見計らって相手に「将来的に両親と同居したいですか?」と聞いてみることです。
他には、ペットにアレルギーがないか、持病がないか、など、自分のライフスタイルやどうしても譲れない点はプラスして良いでしょう。ただ、条件を増やすほど、上記のような年齢や年収、身長などの条件を緩和していくのが、出会いの幅を増やすコツです。
これらのような条件の前に、人としての相性やフィーリングなどの、測定できない感情によって恋愛が始まるということを覚えておいてください。設定した条件からやや外れたとしても、心から好きだと思える人と両思いになれば、多少の困難も乗り越えられるはずです。
常識的な面に関しては妥協しなくてもいい
結婚相手の条件には色々考えることがあるとは思いますが、年齢や収入などの生々しい数字以外にも「借金をしない、嘘をつかない、暴力を振るわない…」などの、根本的な倫理観について思い浮かぶこともあるでしょう。
それらのような、人としての良心がしっかりしているかどうか、という点については、一切妥協しないでください。
自分がたとえ婚期を逃したからといって、選択肢がないと思い込んで人間として欠けてはいけない部分に欠陥のある人を選ばなければいけないということはありません。
むしろ、犯罪者予備軍のような人しか選べない状況なのだとしたら、結婚しない方が幸せになれる見込みの方が高いでしょう。
どれだけ結婚相手選びの条件を絞ったとしても、人として最低限持ち合わせるべき倫理観に関しては厳格であってください。これから出会う人に以下の点を感じたら、別の人との出会いを探しましょう。
- 自分の娯楽のために浪費をする、貯金に手をつける、友達やカードローン、闇金などで借金をする
- 男尊女卑の思想がある、差別的な思考がある(男は/女はこうするべき、外国人は日本から出ていけなどの発言)
- イライラするとものに当たる、脅すような発言や高圧的な発言、乱暴な言動がある
- 何かと言い訳をして同時に複数の人と交際する、浮気癖がある
- ちょっとしたことでも嘘をつく傾向がある
- 未成年に対して強い性的衝動がある
これらの傾向は、将来的に家庭内暴力やモラルハラスメント、家庭を巻き込んだ借金問題や不倫問題、性犯罪など、結婚生活を崩壊させる致命的な問題につながる可能性があります。
また、上記ほど深刻な問題ではなくとも、何かと親に意見を聞きたがる、あるいは親が子供の決定すべきことに干渉してくるマザコン/ファザコンの傾向や、ギャンブル好きであることにも注意したいところ。
これらのような傾向は、出会ったばかりでは気がつくことはできないかもしれません。ただ、少なくとも結婚する前には把握しておきたい点です。
結婚する前に相手の「ヤバいところ」を知るためには、こちらの記事もご参考ください。
「待ちの姿勢」を止めること
婚活を初めてすぐに結婚する機会に恵まれる人は、行動力に違いがあります。自分の足で出会いを探しにいくこと、気になった人にアプローチをかけること、全てに積極的であるほど、成果が出やすいのです。
自分磨きをしても、待っているだけでは何も始まりません。自分から行動に出る勇気を持つことが、成婚への第一歩になります。
「結婚できない…」と悩みを持つ人のなかで、シャイなために婚活に踏み出せなかった人、またはどんな場に行けば出会いがあるのかわからなかった人は、出会いを積極的に探すだけで結婚に繋がるかもしれません。
不適切な場で出会い探しをする人は確かにうっとおしいものですが、婚活の場では積極的な人が成功すると考えましょう。まずはとにかく、出会いの数を増やすこと、気になる人がいたら連絡先を交換して、交流をすることです。
婚活パーティーや街コン、合コンなどの場では、魅力的な人は他の人から見てもモテるのだと考えると、つい消極的になってしまうかもしれませんが、誰を恋人に選ぶのかは相手次第なので、とにかく自分のことを相手に知ってもらうことに力を尽くしましょう。
気になる人がいても、いつも話題が浮かばなくて話しかけられない…ということが続く時は、あらかじめ気になる人に聞きたい話題を用意することがおすすめです。あるいは、自分と同じ趣味の人の集まりなら、話題は自然と思いつくはず。
婚活するからといって、わざわざ自分が苦手な場に行く必要もありません。大勢の集まりが苦手なら、少人数の婚活パーティーや街コン、話題を出すのが苦手なら、同じ趣味で集まる趣味コンに参加すれば良いのです。
出会いの形は色々あります。「出会った相手と恋に落ちて結婚する」という結果が大事なのであって、出会い方はさほどこだわらない方が、色々な人と出会える可能性が高まるでしょう。
マッチングアプリも最近では定番の出会い方法の一つになっていますから、今までなんとなく避けてきた人も、アプリに登録してみてはいかがでしょうか。
まずはマッチングアプリを使ってみよう
恋愛/婚活マッチングアプリとは、いわば出会い探しをする人たちのデータバンクのようなもの。趣味やタイプ、条件を絞って相手を検索したり、システムから自分と相性が良さそうな人を紹介してもらったり、写真で好みの人を選んだりなど、仕様はアプリによって様々です。
ただほとんどのアプリに共通するのが、プロフィールを見て気になった人に「いいね」、つまり「あなたに興味があるよ」というサインを送ること。そして「いいね」をお互い送り合った同士が「マッチング」し、交流を始めることができるという仕組みです。
結婚相手と偶然の出会いをしたい人にとっては、条件で相手を絞り込むマッチングアプリは抵抗があるかもしれません。
しかし、毎日仕事に出かけるなかで、どれだけ出会いが期待できるでしょうか?週休2日の仕事だとしても、毎週末を婚活に費やしては友達付き合いも悪くなりますし、趣味に使える時間も無くなってしまいます。
マッチングアプリは、スマホ一台あればいつでもどこでも相手探しができる、出会いの最強ツールです。もちろん、アプリを使えばいい恋愛ができるとは限りませんが、アプリを通じて出会って結婚するというケースは今時珍しいものでもありません。
また、マッチングアプリに登録してどれだけ異性のユーザーから「いいね」が来るかで、自分の「モテ度」がある程度わかります。客観的に自分の魅力を知りたい人にも、有益なツールでしょう。
アプリには体目的の人しかいないのでは、と思われる人もいるかもしれませんが、「婚活」に特化したアプリであるほど、そうした悪質な人は少なくなる傾向です。または、結婚相談所が監修しているアプリなら、真面目に婚活する人だけ登録できる仕様になるので、そちらもおすすめ。
本気で結婚したいと思っているなら、できることは全て試してみる方が良いです。マッチングアプリを使いながら、婚活パーティにも参加するという使い方もできます。相性の良い人との出会い探しには、まず使ってみてください。
自分に合ったマッチングアプリやマッチングサービス探しには、こちらの記事が参考になります。コストや使い勝手、ユーザー層を意識しつつ、最適なものを見つけてみましょう。
「運命の人」が現れなければ結婚しないのもあり
結婚相手に、ではなく、結婚そのものに対して理想、あるいはハードルの高い人もいるかと思われます。
結婚をきっかけに生活環境が変わるということも多いですし、人生の分岐点ともいえる結婚の相手には、自分にとって1番の理解者であり、味方であり、尊敬できる人を選びたいところ。
しかし、どうしても結婚関係そのものが、自分の人生や夢を阻害してしまうというケースも、ゼロではないでしょう。または、これまで婚活に努力してきたけど、どうしても好きだと思える人が見つからなかった…というケースもあり得ます。
そうした場合は、そもそも自分がこの先の人生で結婚する必要があるのかどうか、という原点に立ち戻ってもいいのではないでしょうか。
時には、「周りに急かされているから」「親に孫の顔を見せたいから」など、結婚をしたいことの理由が自分主体でないこともありますね。自分のための結婚ではなく、誰かのための結婚の場合、本当に結婚することで自分が幸せになれるとは限りません。
結婚したくない、結婚しなくていいや、というのもひとつの答えです。周りの人はとやかくいうかもしれませんが、それは他人のプライベートに首を突っ込みたがる、他人の問題です。あるいは、子供の人生を左右できると思っている親その人の問題です。
自由な現代に生まれたのだから、自分のことは自分で決めて良いはず。一生独り身でいることを決めて生きてきた人も、昔からいるのです。周りからの声が止んだ時、本当に結婚をしたいのかどうか、今いちど考えてみてください。もしかすると、心が軽くなるかもしれません。
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